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自分
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健太がその寂しげな背中に語り掛けた。
「…ぐすっ」
霞は背を向けたまま、啜り泣いている。
「…さっきはごめんね…全部嘘なんだ…重いとか、会いたくないとか…霞さんを俺から遠ざけたかったんだ…俺の近くに居たら、危険な目に合うのは分かってたから」
「…健太さん」
霞は起き上がり、体を健太に向け直した。
「霞さんごめんね。寝ながら聞いて」
優しい声だ。健太は霞の体を気遣っているのだろう。
「うん」
霞は布団に寝そべり、潤んだ瞳で健太の顔を見上げた。
健太と見詰め合う霞に、田宮が声を掛けた。
「新垣さん」
睨み付けるような目つきで、真剣な表情を浮かべる田宮に、霞は少し怯えながら返事をした。
「…はい」
「…あなたは今、命を狙われている可能性があります」
「…えっ?…はい」
霞は一瞬戸惑いを見せたが、直ぐに理解した。
「…恥を晒すようですが、警察内部に共犯者が居る可能性があります…いや、間違い無く居るでしょう」
田宮は迷いの無い瞳で言い放った。
「えっ!?…警察に…」
寝そべっている霞は、周りを見回すように頭を左右に振った。
「…はい…篠原さんと新垣さんの交友関係は、犯人に筒抜けでしょう…申し訳ありません」
田宮は跪き、深々と頭を下げた。
「…頭を上げてください…別に田宮さんが悪い訳じゃありませんから」
霞は上半身を起こし、田宮に向かい手を差し伸べた。
「…ありがとうございます…誰が共犯か分からない今、犯人に情報を渡さない為に、私と利根川だけで調査をします。しかし、我々には篠原さんを護衛する任務もあります。他の者に篠原さんの護衛を任せる訳にはいきません。新垣さんも同様です…我々と行動を共にして頂けませんか?」
「…ぐすっ」
霞は背を向けたまま、啜り泣いている。
「…さっきはごめんね…全部嘘なんだ…重いとか、会いたくないとか…霞さんを俺から遠ざけたかったんだ…俺の近くに居たら、危険な目に合うのは分かってたから」
「…健太さん」
霞は起き上がり、体を健太に向け直した。
「霞さんごめんね。寝ながら聞いて」
優しい声だ。健太は霞の体を気遣っているのだろう。
「うん」
霞は布団に寝そべり、潤んだ瞳で健太の顔を見上げた。
健太と見詰め合う霞に、田宮が声を掛けた。
「新垣さん」
睨み付けるような目つきで、真剣な表情を浮かべる田宮に、霞は少し怯えながら返事をした。
「…はい」
「…あなたは今、命を狙われている可能性があります」
「…えっ?…はい」
霞は一瞬戸惑いを見せたが、直ぐに理解した。
「…恥を晒すようですが、警察内部に共犯者が居る可能性があります…いや、間違い無く居るでしょう」
田宮は迷いの無い瞳で言い放った。
「えっ!?…警察に…」
寝そべっている霞は、周りを見回すように頭を左右に振った。
「…はい…篠原さんと新垣さんの交友関係は、犯人に筒抜けでしょう…申し訳ありません」
田宮は跪き、深々と頭を下げた。
「…頭を上げてください…別に田宮さんが悪い訳じゃありませんから」
霞は上半身を起こし、田宮に向かい手を差し伸べた。
「…ありがとうございます…誰が共犯か分からない今、犯人に情報を渡さない為に、私と利根川だけで調査をします。しかし、我々には篠原さんを護衛する任務もあります。他の者に篠原さんの護衛を任せる訳にはいきません。新垣さんも同様です…我々と行動を共にして頂けませんか?」
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