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第12章 俺の墓の上で踊ってくれる? ②
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「マリ」
「ん?」
「あの写真、見る?」
カナがカバンから封筒を取り出した。俺のほぼ裸の写真だ。なぜか緊張が走る。
「見せてくれ」
封筒を開けると、モノクロの写真が数枚入っていた。脱衣する様子を捉えたものだ。想像よりずっと芸術的で、官能性よりも美しさが際立つ写真だった。
「すげえな、カナ。こんな風に撮れるのか」
「マリ、なかなか様になってるだろ?筋肉が綺麗だよね」
「やっぱり、筋肉目当て?」
「まぁ、写真のモデルだから綺麗な身体の方がいい...」
率直なカナに笑いがこぼれる。
最後の一枚は、上半身裸で窓際に立つ後ろ姿。顔は見えず、光と影のコントラストが美しく映えていた。
「これ、一番好きだ」
カナが指さした写真は、服を脱ぎ始める瞬間を捉えたもの。表情に緊張と決意が混在している。
「なんでこれが?」
「お前らしいから。迷いながらも、前に進もうとしている」
カナの言葉に胸が震える。彼は俺のことをよく見ていた。
「カナ、俺もお前の写真撮りたい」
「え?」
「ドレス姿じゃなくて、素のお前を」
カナは少し考えた後、頷いた。
「いいよ。でも今じゃない。今は……」
言葉を切ったカナが、身を寄せてきた。
「今は?」
「もう話さないで」
再び唇が重なる。今度は先ほどより長く、深いキス。ワインの余韻が舌先に残る。
キスを終えると、カナの頬が紅潮していた。俺の体も内側から火照っていく。
「カナ」
「なんだよ」
「Do you love me?」
映画のセリフをそのまま引用してみる。カナは笑った。
「さあ、どうかな?」
そう言いながら、再び唇を合わせてくる。答えはすでに知っていた。
彼の唇が俺の首筋を滑るように降りていく。吐息が肌を撫で、それだけで全身が敏感になる。
「カナ...」
彼の手が服の裾から入り込み、背中に触れる。熱を帯びた指先が肌を這うたび、震えが走る。
「マリ、いい?」
答える代わりに、俺はカナのシャツのボタンに手をかけた。1つ、また1つと外していく。開いた胸元に触れると、カナの鼓動の激しさが伝わってくる。
お互いの服を脱がせながら、ベッドへと移動した。肌と肌が、触れ合う感覚が、これまで味わったことのない高揚感を生み出す。初めてのことへの不安と、カナへの想いが胸の中で交錯する。
カナが俺の上に覆いかぶさり、俺の視線をとらえる。暗い部屋の中で、彼の目だけが異様に輝いていた。月光に照らされた二人の輪郭が、壁に揺れる影を作り出す。
「マリ」
カナの声が震えていた。
「俺、お前のこと大切にしたい」
その言葉に心が満たされる。
「俺もだよ」
キスをしながら、彼の手が俺の身体を探る。まるで大切な芸術作品を扱うように、ゆっくりと、時に大胆に。
「カナ...怖くないのか?」
今度は俺が尋ねる。
「怖いけど、お前となら...」
「うん、俺も」
言葉より行動で示すかのように、二人の身体が溶け合っていく。初めての航海に出る船のように、不確かでありながらも確かな方角を目指して。
カナの吐息で耳元が熱い。彼の手が俺の内腿に触れたとき、思わず声が漏れる。
「あっ……」
「本当にいいのか?触ってもいい?」
不安そうに尋ねるカナに、俺は頷いた。
カナの指先が優しく俺の肌を這い、下腹部へと移動する。そのたびに身体が反応し、息が荒くなる。初めての感覚に戸惑いながらも、心地よさに身を委ねた。
「マリ……綺麗だ……」
カナの囁きが耳を打つ。彼の柔かな唇が俺の胸元から腹部へとゆっくりと移動し、敏感な箇所に触れるたび、稲妻のような快感が駆け巡る。
「カナ……もっと……」
思わず漏れた言葉に、彼は顔を上げ、俺を観察する。その瞳には欲望と同時に、深い愛情が宿っていた。
「もっと見つめて」
彼はそう言って、再び俺の唇を求めてきた。
二人の身体が完全に重なり合う。肌と肌の間に何の隔たりもなく、言葉を超えた対話が始まった。カナの手が俺の背中を優しく撫で、安心感に包まれる。
触れ合うだけで心が満たされる。カナの腕の中で全ての不安が解け、波の音だけが二人を包み込む静寂の中、官能の波が押し寄せた。
「マリ……本当に綺麗だ」
カナの囁きに、恥ずかしさと歓びが入り混じる。
全てを脱ぎ捨てた二人の身体が月明かりに照らされる。カナの指先が俺の肩から胸元へ、そして腰へと滑り落ちていく。その感触だけで、喉から甘い声が溢れる。
「もっと、聞かせて欲しい……」
カナが耳元で囁く。
恥ずかしさに頬が熱くなるが、彼の指が敏感な部分に触れるたび、自然と声が出てしまう。カナの手が俺の奥深くまで感じさせ、未知の快感が全身を駆け巡る。
「カナ……もう……」
限界を感じた俺を、カナは腕の中で強く抱きしめた。彼の温かな手が導くままに、俺は甘美な頂へと昇り詰める。
絶頂の後、二人は汗ばんだ身体を寄せ合い、同じリズムで呼吸を重ねていた。カナも同様の高みへ導こうとする俺の手を、彼は優しく止めた。
「今日はいい。お前が気持ちよくなってくれたから……」
その言葉に胸が熱くなる。カナは何も求めず、ただ俺を愛してくれている。
「でも……」
「焦らなくていい。今日は……ここまでにしよう。これからずっと一緒だろ?」
その言葉に、俺は少し驚いた。
「マリは初めてなんだから。それに、俺……自分を止められる自信がない」
抑えた声。まるで何かを封じ込めるような、苦しそうな表情だった。
「俺の中にあるのはさ、綺麗な感情だけじゃない。ずっと、マリを狂いそうなほど求めてた……でも、それを見せたら、お前を傷つけるかもしれない」
胸の奥がじんわりと温かくなった。こんなにも思ってくれている。それなのに――。
俺はそっと、彼の顔に触れた。
「……だったら、見せろよ。カナの全部を」
彼の目が見開かれる。
「お前がどんな風に俺を思ってたのか……その気持ち、ちゃんと受け取りたい。怖くないよ」
少し間を置いてから、俺は言った。
「俺のこと……お前の好きなようにしろよ。覚悟は、できてるから」
その一言で、カナの瞳に変化が走った。これまで抑えていた感情の堤防が壊れたかのように、静かに揺れていた瞳に明確な意志が灯る。
「……本当に、言ったな?」
「うん。俺を、お前のものにして」
次の瞬間、カナの掌が俺の頬を包み込んだ。その熱さに驚く間もなく、唇が重なる。今度は躊躇いも、遠慮もなかった。情熱的で欲望を全て俺にぶつけて来るその姿は、写真撮影時に見た捕食者の表情だった。
舌が深く入り込み、俺の奥まで味わうように絡みつく。まるで魂まで飲み込まれそうな、今までとは違うキスに、思考は白く染まっていく。
キスは熱く情熱に満ち、彼の指先は渇きを癒すかのように俺の肌をなぞる。
耳元に落とされた囁きが背筋に電流を走らせた。
「マリ……壊してしまいそうなくらい、お前が欲しい」
「いいよ。壊しても、またお前が直してくれれば」
カナの手のひらが俺の胸から下腹部へと滑り降りる。内側へ、さらに奥へ。写真を現像する時の繊細さと、波が岸を侵食するような確かさで。
「あっ……」
彼の指が敏感な場所に触れ、声が漏れてしまう。でも、急に動きが止まった。
「待って」
カナが顔を上げる。困惑した表情。
「どうした?」
「準備……何もしてない」
その意味を理解するのに少し時間がかかった。ああ、そうか。俺も何も用意していない。今日、ここまでするつもりじゃなかったから。
沈黙が続く……。でも、ここで止まりたくはない。
「どうする……?」
俺が聞くと、カナは少し考えてから立ち上がる。
「ちょっと待ってて」
裸のままキッチンへ向かう、彼の背中を見つめる。何だろ……?
すぐに戻ってきた彼の手には、小さなガラス瓶が。
「これって……オリーブオイル?」
「うん。さっき料理で使ってたやつ」
カナが少し恥ずかしそうに笑う。
「昔、映画で見たんだ。こういう時、こういう使い方もあるって」
「映画で?」
思わず笑ってしまう。物知りなのが、なんかカナらしい。
「試してみる?」
俺が頷くと、カナが瓶の蓋を開けた。オリーブの香りが部屋に広がっていく。食欲をそそる香りなのに、今はやけに官能的に感じた。
「ん?」
「あの写真、見る?」
カナがカバンから封筒を取り出した。俺のほぼ裸の写真だ。なぜか緊張が走る。
「見せてくれ」
封筒を開けると、モノクロの写真が数枚入っていた。脱衣する様子を捉えたものだ。想像よりずっと芸術的で、官能性よりも美しさが際立つ写真だった。
「すげえな、カナ。こんな風に撮れるのか」
「マリ、なかなか様になってるだろ?筋肉が綺麗だよね」
「やっぱり、筋肉目当て?」
「まぁ、写真のモデルだから綺麗な身体の方がいい...」
率直なカナに笑いがこぼれる。
最後の一枚は、上半身裸で窓際に立つ後ろ姿。顔は見えず、光と影のコントラストが美しく映えていた。
「これ、一番好きだ」
カナが指さした写真は、服を脱ぎ始める瞬間を捉えたもの。表情に緊張と決意が混在している。
「なんでこれが?」
「お前らしいから。迷いながらも、前に進もうとしている」
カナの言葉に胸が震える。彼は俺のことをよく見ていた。
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「え?」
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カナは少し考えた後、頷いた。
「いいよ。でも今じゃない。今は……」
言葉を切ったカナが、身を寄せてきた。
「今は?」
「もう話さないで」
再び唇が重なる。今度は先ほどより長く、深いキス。ワインの余韻が舌先に残る。
キスを終えると、カナの頬が紅潮していた。俺の体も内側から火照っていく。
「カナ」
「なんだよ」
「Do you love me?」
映画のセリフをそのまま引用してみる。カナは笑った。
「さあ、どうかな?」
そう言いながら、再び唇を合わせてくる。答えはすでに知っていた。
彼の唇が俺の首筋を滑るように降りていく。吐息が肌を撫で、それだけで全身が敏感になる。
「カナ...」
彼の手が服の裾から入り込み、背中に触れる。熱を帯びた指先が肌を這うたび、震えが走る。
「マリ、いい?」
答える代わりに、俺はカナのシャツのボタンに手をかけた。1つ、また1つと外していく。開いた胸元に触れると、カナの鼓動の激しさが伝わってくる。
お互いの服を脱がせながら、ベッドへと移動した。肌と肌が、触れ合う感覚が、これまで味わったことのない高揚感を生み出す。初めてのことへの不安と、カナへの想いが胸の中で交錯する。
カナが俺の上に覆いかぶさり、俺の視線をとらえる。暗い部屋の中で、彼の目だけが異様に輝いていた。月光に照らされた二人の輪郭が、壁に揺れる影を作り出す。
「マリ」
カナの声が震えていた。
「俺、お前のこと大切にしたい」
その言葉に心が満たされる。
「俺もだよ」
キスをしながら、彼の手が俺の身体を探る。まるで大切な芸術作品を扱うように、ゆっくりと、時に大胆に。
「カナ...怖くないのか?」
今度は俺が尋ねる。
「怖いけど、お前となら...」
「うん、俺も」
言葉より行動で示すかのように、二人の身体が溶け合っていく。初めての航海に出る船のように、不確かでありながらも確かな方角を目指して。
カナの吐息で耳元が熱い。彼の手が俺の内腿に触れたとき、思わず声が漏れる。
「あっ……」
「本当にいいのか?触ってもいい?」
不安そうに尋ねるカナに、俺は頷いた。
カナの指先が優しく俺の肌を這い、下腹部へと移動する。そのたびに身体が反応し、息が荒くなる。初めての感覚に戸惑いながらも、心地よさに身を委ねた。
「マリ……綺麗だ……」
カナの囁きが耳を打つ。彼の柔かな唇が俺の胸元から腹部へとゆっくりと移動し、敏感な箇所に触れるたび、稲妻のような快感が駆け巡る。
「カナ……もっと……」
思わず漏れた言葉に、彼は顔を上げ、俺を観察する。その瞳には欲望と同時に、深い愛情が宿っていた。
「もっと見つめて」
彼はそう言って、再び俺の唇を求めてきた。
二人の身体が完全に重なり合う。肌と肌の間に何の隔たりもなく、言葉を超えた対話が始まった。カナの手が俺の背中を優しく撫で、安心感に包まれる。
触れ合うだけで心が満たされる。カナの腕の中で全ての不安が解け、波の音だけが二人を包み込む静寂の中、官能の波が押し寄せた。
「マリ……本当に綺麗だ」
カナの囁きに、恥ずかしさと歓びが入り混じる。
全てを脱ぎ捨てた二人の身体が月明かりに照らされる。カナの指先が俺の肩から胸元へ、そして腰へと滑り落ちていく。その感触だけで、喉から甘い声が溢れる。
「もっと、聞かせて欲しい……」
カナが耳元で囁く。
恥ずかしさに頬が熱くなるが、彼の指が敏感な部分に触れるたび、自然と声が出てしまう。カナの手が俺の奥深くまで感じさせ、未知の快感が全身を駆け巡る。
「カナ……もう……」
限界を感じた俺を、カナは腕の中で強く抱きしめた。彼の温かな手が導くままに、俺は甘美な頂へと昇り詰める。
絶頂の後、二人は汗ばんだ身体を寄せ合い、同じリズムで呼吸を重ねていた。カナも同様の高みへ導こうとする俺の手を、彼は優しく止めた。
「今日はいい。お前が気持ちよくなってくれたから……」
その言葉に胸が熱くなる。カナは何も求めず、ただ俺を愛してくれている。
「でも……」
「焦らなくていい。今日は……ここまでにしよう。これからずっと一緒だろ?」
その言葉に、俺は少し驚いた。
「マリは初めてなんだから。それに、俺……自分を止められる自信がない」
抑えた声。まるで何かを封じ込めるような、苦しそうな表情だった。
「俺の中にあるのはさ、綺麗な感情だけじゃない。ずっと、マリを狂いそうなほど求めてた……でも、それを見せたら、お前を傷つけるかもしれない」
胸の奥がじんわりと温かくなった。こんなにも思ってくれている。それなのに――。
俺はそっと、彼の顔に触れた。
「……だったら、見せろよ。カナの全部を」
彼の目が見開かれる。
「お前がどんな風に俺を思ってたのか……その気持ち、ちゃんと受け取りたい。怖くないよ」
少し間を置いてから、俺は言った。
「俺のこと……お前の好きなようにしろよ。覚悟は、できてるから」
その一言で、カナの瞳に変化が走った。これまで抑えていた感情の堤防が壊れたかのように、静かに揺れていた瞳に明確な意志が灯る。
「……本当に、言ったな?」
「うん。俺を、お前のものにして」
次の瞬間、カナの掌が俺の頬を包み込んだ。その熱さに驚く間もなく、唇が重なる。今度は躊躇いも、遠慮もなかった。情熱的で欲望を全て俺にぶつけて来るその姿は、写真撮影時に見た捕食者の表情だった。
舌が深く入り込み、俺の奥まで味わうように絡みつく。まるで魂まで飲み込まれそうな、今までとは違うキスに、思考は白く染まっていく。
キスは熱く情熱に満ち、彼の指先は渇きを癒すかのように俺の肌をなぞる。
耳元に落とされた囁きが背筋に電流を走らせた。
「マリ……壊してしまいそうなくらい、お前が欲しい」
「いいよ。壊しても、またお前が直してくれれば」
カナの手のひらが俺の胸から下腹部へと滑り降りる。内側へ、さらに奥へ。写真を現像する時の繊細さと、波が岸を侵食するような確かさで。
「あっ……」
彼の指が敏感な場所に触れ、声が漏れてしまう。でも、急に動きが止まった。
「待って」
カナが顔を上げる。困惑した表情。
「どうした?」
「準備……何もしてない」
その意味を理解するのに少し時間がかかった。ああ、そうか。俺も何も用意していない。今日、ここまでするつもりじゃなかったから。
沈黙が続く……。でも、ここで止まりたくはない。
「どうする……?」
俺が聞くと、カナは少し考えてから立ち上がる。
「ちょっと待ってて」
裸のままキッチンへ向かう、彼の背中を見つめる。何だろ……?
すぐに戻ってきた彼の手には、小さなガラス瓶が。
「これって……オリーブオイル?」
「うん。さっき料理で使ってたやつ」
カナが少し恥ずかしそうに笑う。
「昔、映画で見たんだ。こういう時、こういう使い方もあるって」
「映画で?」
思わず笑ってしまう。物知りなのが、なんかカナらしい。
「試してみる?」
俺が頷くと、カナが瓶の蓋を開けた。オリーブの香りが部屋に広がっていく。食欲をそそる香りなのに、今はやけに官能的に感じた。
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