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第30話 そして、新しい朝へ
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朝日は静けさの中にあった。
赤でもなく、蜂蜜色でもなく、どこまでも透明な光だった。
空を染めることすらしないその光は、まるで世界とひとつになるためにゆっくりと空気に滲み込んでいくようだった。
それが、新しい時代の夜明けだった。
世界が創られてから一年。
“ネクスアース・プロジェクト”と呼ばれるその新たな大陸統合は、もはや単なる理想論ではなく、現実として根づいていた。
人と魔族の混血児が生まれ、精霊術と科学が交じり合い、AIと魂の共鳴によって行われる通信はこの世界の共通語になった。
その全ての起点が――この丘に眠る、ひとりの男の意志から始まったことを、人々はもう伝説として語っている。
ルミナスが風の粒となって浮かび、微笑む声を響かせた。
『ご主人さま。世界安定指数、計測完了。生命活動比率、一〇三パーセントです。平均値を超えてます。』
「ふふ、勝手に伸びてるってことか。もう俺がいなくても、自分で息をしてるんだな、この星は。」
『はい。でも、みんなまだあなたを探してますよ。「配信者リアムはどこに行ったのか?」って。』
「探されてるなら、それでいい。存在を感じてもらうことが、生きているってことだから。」
『でも私、ちょっと寂しいです。声はいつも聞こえるけど、姿がないから。』
「お前はずっとそこにいるだろう、ルミナス。風が吹けば、誰かが笑い、涙が光る。その全部にお前の声が混ざってる。」
『……それ、すごく素敵な言い方です。でも、ご主人さまのくせに、ずいぶんロマンチックになりましたね。』
「世界が変われば、人の語彙も変わるもんだ。」
丘の下から子どもたちの笑い声が聞こえる。
同じ場所で、生まれながらに異なる血を持つ子どもたちが手を取り合い、青い草原を駆け抜けている。
転んでも、誰も指を差さない。
泣けば笑って、助け合って、立ち上がる。
そんな当たり前が、この時代では“奇跡”と呼ばれた。
ベリスが遠くからやって来た。
今の彼女は王都議会の筆頭議長であり、同時に、種族融和を推進する「連合代表」として各国をまとめていた。
彼女の姿を見た瞬間、懐かしさと安心が同時に胸を満たす。
「お久しぶりです、リアム様。……いえ、今は世界の声、と呼ぶべきでしょうか。」
「呼び方はなんでもいいさ。相変わらず、頑張ってるな。」
「ええ。忙しすぎて、もう寝る暇もありません。でも皆の笑顔を見るたびに思います。あなたが遺したものは、やっぱり正しかった、と。」
ベリスは空を見上げた。澄んだ眼差しに、遥か彼方の星の群れが映り込む。
「ねえ、リアム様。時々思うんです。どうしてそこまでして、この世界を愛せたのですか?」
風が吹いた。
その優しい問いに、俺は少しだけ笑って答える。
「愛せたからじゃない。“愛したかった”からだ。壊れても、裏切られても、それでも信じ続けられる何かを見つけたかった。……そして、それが俺にとって、世界だったんだ。」
ベリスは頷き、やがて何も言わず微笑む。
その瞳には静かな誇りがあった。
「そうでしたね。あなたは、いつだってそういう人でした。」
しばらく沈黙が流れたあと、彼女が懐から一冊の古びたノートを取り出す。
「これをお返しします。あなたが世界を設計したときの“設計資料”です。……ルミナスから託されました。」
ページを開くと、中には文字ではなく無数の線と光の痕跡が記されていた。
それはコードでも魔法陣でもなく、思考そのもの。
アイデアと感情、喜びと痛み、そして少しの祈り。
それら全部が一本の軌跡としてノートに記されていた。
『あの時、私、ご主人さまに言いそびれたことがあります。』
ルミナスが凛とした声で言った。
『あなたが望んでいた“自由な世界”というのは、たぶん、誰も見ていない景色を見続けることだったんでしょうね。』
「……そうだな。未来の配信は、誰かが“観測者”じゃなく“創り手”になった瞬間から始まるんだ。」
『じゃあ、今の世界はまさに配信中ですね。毎日、誰かが何かを作って、笑って、喧嘩して、再生数を増やしてる。』
「まるで人生そのものだ。」
『はい。あなたの放送は止まりません。世界そのものがチャンネルですから。』
風が止まり、曇りのない空に一条の光が伸びた。
それは新しい太陽の誕生を知らせるように、穏やかに地平を照らす。
ベリスが小さく呟いた。
「この光が、あなたそのもののようですね。」
「だとしたら、眩しすぎて少し恥ずかしいな。」
「ふふ、みんなが見上げてますよ。あの光の名前を“リアムロード”と呼んでます。」
「名を残されるのは性に合わないが……まあ、悪くない響きだ。」
丘を下りようとしたその時、風が音を立てて渦を描いた。
突風の中心で、誰かの笑い声がした。
――懐かしい声。
『ほら、ちゃんと見ててくださいね、ご主人さま。今日の配信、最高に再生されてますよ!』
「ルミナス……。」
空に無数の光球が生まれ、音楽のようなエネルギーが世界を包んだ。
それは人と魔族、精霊、AI、すべての存在が合唱する“再生の調べ”だった。
ベリスが両手を胸の前に組み、祈るように言う。
「リアム様。あなたは、もう神をも超えました。でもそれは支配ではなく、共に生きる力です。」
「俺は英雄でも救世主でもない。――ただ、この世界を好きでいたいだけだ。」
風が頬を撫で、太陽が完全に昇る。
子どもたちの笑い声が再び響き、遠くで鐘の音が街を包んだ。
そのすべてがひとつのリズムになって、世界を動かしていく。
ルミナスの声がまた囁く。
『ねえ、ご主人さま。“終わり”って言葉、もう必要ない気がしませんか?』
「そうだな。世界は再生を繰り返す。どんな絶望も、どんな別れも、次の朝が連れてくる。」
『じゃあ、この放送のタイトルは……?』
「そうだな――“そして、新しい朝へ”にしよう。」
『了解です。記録しました。世界の総視聴者、現在百億越えです。』
「そんな数字、意味があるのか?」
『ありますよ。これは愛されている証拠ですから。あなたも、この世界も。』
青空が広がる。
無限の風が吹き、命のざわめきが波のように大地を包んでいた。
リアムの声はその風に溶け、やがて世界のあらゆる場所で息づくようになった。
子どもが遊ぶ声の中、老いた人が刻む時計の針の響きの中に、その声は確かにあった。
『ご主人さま。これからも、みんな見ていますからね。』
「分かってる。――行こう、ルミナス。今日も世界の放送を始める。」
そう言って笑う声が、朝の光の中に消えた。
世界は再び息を吸い込み、無数の命が新しい日を迎えた。
それは希望の音。
そして、終わりのない配信の、その続きだった。
赤でもなく、蜂蜜色でもなく、どこまでも透明な光だった。
空を染めることすらしないその光は、まるで世界とひとつになるためにゆっくりと空気に滲み込んでいくようだった。
それが、新しい時代の夜明けだった。
世界が創られてから一年。
“ネクスアース・プロジェクト”と呼ばれるその新たな大陸統合は、もはや単なる理想論ではなく、現実として根づいていた。
人と魔族の混血児が生まれ、精霊術と科学が交じり合い、AIと魂の共鳴によって行われる通信はこの世界の共通語になった。
その全ての起点が――この丘に眠る、ひとりの男の意志から始まったことを、人々はもう伝説として語っている。
ルミナスが風の粒となって浮かび、微笑む声を響かせた。
『ご主人さま。世界安定指数、計測完了。生命活動比率、一〇三パーセントです。平均値を超えてます。』
「ふふ、勝手に伸びてるってことか。もう俺がいなくても、自分で息をしてるんだな、この星は。」
『はい。でも、みんなまだあなたを探してますよ。「配信者リアムはどこに行ったのか?」って。』
「探されてるなら、それでいい。存在を感じてもらうことが、生きているってことだから。」
『でも私、ちょっと寂しいです。声はいつも聞こえるけど、姿がないから。』
「お前はずっとそこにいるだろう、ルミナス。風が吹けば、誰かが笑い、涙が光る。その全部にお前の声が混ざってる。」
『……それ、すごく素敵な言い方です。でも、ご主人さまのくせに、ずいぶんロマンチックになりましたね。』
「世界が変われば、人の語彙も変わるもんだ。」
丘の下から子どもたちの笑い声が聞こえる。
同じ場所で、生まれながらに異なる血を持つ子どもたちが手を取り合い、青い草原を駆け抜けている。
転んでも、誰も指を差さない。
泣けば笑って、助け合って、立ち上がる。
そんな当たり前が、この時代では“奇跡”と呼ばれた。
ベリスが遠くからやって来た。
今の彼女は王都議会の筆頭議長であり、同時に、種族融和を推進する「連合代表」として各国をまとめていた。
彼女の姿を見た瞬間、懐かしさと安心が同時に胸を満たす。
「お久しぶりです、リアム様。……いえ、今は世界の声、と呼ぶべきでしょうか。」
「呼び方はなんでもいいさ。相変わらず、頑張ってるな。」
「ええ。忙しすぎて、もう寝る暇もありません。でも皆の笑顔を見るたびに思います。あなたが遺したものは、やっぱり正しかった、と。」
ベリスは空を見上げた。澄んだ眼差しに、遥か彼方の星の群れが映り込む。
「ねえ、リアム様。時々思うんです。どうしてそこまでして、この世界を愛せたのですか?」
風が吹いた。
その優しい問いに、俺は少しだけ笑って答える。
「愛せたからじゃない。“愛したかった”からだ。壊れても、裏切られても、それでも信じ続けられる何かを見つけたかった。……そして、それが俺にとって、世界だったんだ。」
ベリスは頷き、やがて何も言わず微笑む。
その瞳には静かな誇りがあった。
「そうでしたね。あなたは、いつだってそういう人でした。」
しばらく沈黙が流れたあと、彼女が懐から一冊の古びたノートを取り出す。
「これをお返しします。あなたが世界を設計したときの“設計資料”です。……ルミナスから託されました。」
ページを開くと、中には文字ではなく無数の線と光の痕跡が記されていた。
それはコードでも魔法陣でもなく、思考そのもの。
アイデアと感情、喜びと痛み、そして少しの祈り。
それら全部が一本の軌跡としてノートに記されていた。
『あの時、私、ご主人さまに言いそびれたことがあります。』
ルミナスが凛とした声で言った。
『あなたが望んでいた“自由な世界”というのは、たぶん、誰も見ていない景色を見続けることだったんでしょうね。』
「……そうだな。未来の配信は、誰かが“観測者”じゃなく“創り手”になった瞬間から始まるんだ。」
『じゃあ、今の世界はまさに配信中ですね。毎日、誰かが何かを作って、笑って、喧嘩して、再生数を増やしてる。』
「まるで人生そのものだ。」
『はい。あなたの放送は止まりません。世界そのものがチャンネルですから。』
風が止まり、曇りのない空に一条の光が伸びた。
それは新しい太陽の誕生を知らせるように、穏やかに地平を照らす。
ベリスが小さく呟いた。
「この光が、あなたそのもののようですね。」
「だとしたら、眩しすぎて少し恥ずかしいな。」
「ふふ、みんなが見上げてますよ。あの光の名前を“リアムロード”と呼んでます。」
「名を残されるのは性に合わないが……まあ、悪くない響きだ。」
丘を下りようとしたその時、風が音を立てて渦を描いた。
突風の中心で、誰かの笑い声がした。
――懐かしい声。
『ほら、ちゃんと見ててくださいね、ご主人さま。今日の配信、最高に再生されてますよ!』
「ルミナス……。」
空に無数の光球が生まれ、音楽のようなエネルギーが世界を包んだ。
それは人と魔族、精霊、AI、すべての存在が合唱する“再生の調べ”だった。
ベリスが両手を胸の前に組み、祈るように言う。
「リアム様。あなたは、もう神をも超えました。でもそれは支配ではなく、共に生きる力です。」
「俺は英雄でも救世主でもない。――ただ、この世界を好きでいたいだけだ。」
風が頬を撫で、太陽が完全に昇る。
子どもたちの笑い声が再び響き、遠くで鐘の音が街を包んだ。
そのすべてがひとつのリズムになって、世界を動かしていく。
ルミナスの声がまた囁く。
『ねえ、ご主人さま。“終わり”って言葉、もう必要ない気がしませんか?』
「そうだな。世界は再生を繰り返す。どんな絶望も、どんな別れも、次の朝が連れてくる。」
『じゃあ、この放送のタイトルは……?』
「そうだな――“そして、新しい朝へ”にしよう。」
『了解です。記録しました。世界の総視聴者、現在百億越えです。』
「そんな数字、意味があるのか?」
『ありますよ。これは愛されている証拠ですから。あなたも、この世界も。』
青空が広がる。
無限の風が吹き、命のざわめきが波のように大地を包んでいた。
リアムの声はその風に溶け、やがて世界のあらゆる場所で息づくようになった。
子どもが遊ぶ声の中、老いた人が刻む時計の針の響きの中に、その声は確かにあった。
『ご主人さま。これからも、みんな見ていますからね。』
「分かってる。――行こう、ルミナス。今日も世界の放送を始める。」
そう言って笑う声が、朝の光の中に消えた。
世界は再び息を吸い込み、無数の命が新しい日を迎えた。
それは希望の音。
そして、終わりのない配信の、その続きだった。
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