『農業スキルはいらない』と追放されたが、魔境の開拓ライフが勝手に世界配信されていた件。聖女や竜が集まり、元仲間は完全に詰みました

たまごころ

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第6話 『コメント:え、そのトマト、万能薬より価値あるぞ』視聴者がざわつき始める

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「あ、あの……本当にいただいてもよろしいのでしょうか?」

茂みから現れたエルフの少女は、おずおずとテーブルに近づき、上目遣いで俺に問いかけた。
銀色の髪は泥と埃で汚れ、着ているドレスもあちこちが破れている。
その華奢な体は小刻みに震えており、見るからに限界といった様子だ。

「もちろん。腹が減ってるなら遠慮はいらないよ。ほら、座って」

俺が椅子(丸太を削っただけの即席品だが)を引いてやると、彼女はぺこりと頭を下げ、ちょこんと腰を下ろした。
対面では、ポチ子がまだ警戒心を解かずに、ジト目で少女を見つめている。
口元にトマトソースがついているのが可愛いが、その目は「主様の寵愛を奪うライバル出現か?」と言わんばかりの鋭さだ。

「ほら、ポチ。睨まないの」

「むぅ……主様が甘いから……」

ポチ子は不満げに鼻を鳴らし、ガブリと自分の分のトマトにかじりついた。

俺は少女の前にも、切り分けた『ルビートマト』の皿を置いた。
瑞々しい果肉から、芳醇な香りが立ち上る。

「ど、どうもありがとうございます……」

少女は震える手でフォークを持ち、恐る恐るトマトを口に運んだ。
小さな唇が開き、真っ赤な果実を含んだ、その瞬間。

カッッッ!!!

彼女の全身から、眩いばかりの緑色の光が噴出した。

「ふえっ!?」

俺は思わず目を覆った。
またか。
ポチの進化の時と同じような現象だ。
光は数秒で収まったが、目の前の光景は劇的に変わっていた。

先ほどまで死人のように青白かった少女の肌は、透き通るような桜色に染まり、カサカサだった銀髪は艶を取り戻してキラキラと輝いている。
泥汚れすら、溢れ出した魔力によって浄化されたのか、綺麗さっぱり消え失せていた。
そして何より、彼女の背中には、半透明の光の羽のようなものがふわりと浮かんでいた。

「こ、これは……?」

少女自身も驚愕して、自分の手を見つめている。

「力が……精霊の力が、溢れてくる……。枯渇していたマナが、一瞬で満タンになるなんて……」

彼女は震える声で呟き、それから皿の上のトマトを凝視した。

「この野菜……ただのトマトではありません。世界樹の雫(ユグドラシル・ドロップ)と同等、いえ、それ以上の生命エネルギーを秘めています!」

「え、世界樹? いやいや、これは俺がそこの畑で育てた『トマ大根』だよ。ちょっと肥料が効きすぎたかもしれないけど」

俺が苦笑いして否定すると、少女は猛然と首を振った。

「ありえません! 世界樹の雫といえば、エルフの秘薬中の秘薬。一滴で死者を蘇らせると言われる伝説の霊薬です。それを……こんな、サラダみたいにバクバク食べるなんて!」

彼女の言葉に、空中に浮かぶタマが反応し、コメント欄のウィンドウを俺の目の前に展開した。
そこには、視聴者たちからの驚きとツッコミの嵐が吹き荒れていた。

『世界樹の雫www』
『マジかよ、エリクサー超え確定じゃん』
『アレン、お前なに食わせてんの?』
『死者を蘇らせるレベルのトマトを朝食にしてる件』
『そりゃフェンリルも人になるわ』
『ポチ子が美肌になったのも納得』
『市場価格測定不能』
『コメント:え、そのトマト、万能薬より価値あるぞ』

「万能薬より価値がある……?」

俺は改めて、食べかけのトマトを見た。
確かに美味いが、そこまでか?
まあ、ポチの進化を見れば否定はできないが。

「あ、あの! 申し遅れました!」

少女は椅子から立ち上がり、俺に向かって深々と頭を下げた。
その所作は、ボロボロの服を着ていても隠せない気品に満ちていた。

「私はシルフィード。エルフの国『エルヘイム』の……その、元王女です」

「王女様!?」

俺は驚いて椅子から転げ落ちそうになった。
なんでそんな偉い人が、こんな最果ての荒野に?

「エルヘイムって、確か南の豊かな森にある国だよな? ここからだと大陸を半周するくらい遠いはずだけど」

「は、はい。実は……」

シルフィード――シルフィは、悲しげに瞳を伏せた。

「我が国は、一ヶ月前に『魔王軍』の襲撃を受け、滅亡しました。父様も母様も、民たちを逃がすために……」

彼女の声が詰まる。
俺は言葉を失った。
魔王軍の活動が活発化しているとは聞いていたが、まさかエルフの国が滅ぼされていたなんて。
勇者レオナルドたちが討伐の旅に出たのも、そうした情勢があってのことだが、事態は俺が思っていたより深刻らしい。

「私は父様から『精霊の種』を託され、わずかな護衛と共に逃げ延びました。ですが、追手に襲われ、仲間たちは次々と……。最後は私一人で、転移魔法を使って無作為に飛んだ先が、この荒野の近くでした」

彼女は涙を拭い、顔を上げた。

「魔力も尽きかけ、もう駄目かと思いました。でも、このトマトをいただいたおかげで、命拾いしました。本当に、ありがとうございます!」

「そうだったのか……大変だったな」

俺は素直に同情した。
国を失い、家族を失い、一人ぼっちでこんな危険地帯に放り出されるなんて。
俺の『追放』なんて、彼女の境遇に比べれば可愛いものだ。

「お礼なんていいよ。余ってた野菜だしな」

「い、いえ! 命の恩人に対して、そのようなわけには! このご恩は、一生をかけてでもお返しします!」

シルフィは真剣な眼差しで俺に迫った。
その勢いに、俺はたじろぐ。

「いや、一生とか重いって。とりあえず、行く当てがないならここにいればいいよ。部屋は余ってるし」

「えっ……よろしいのですか?」

「ああ。俺一人だと手が足りないこともあるし、ポチの話し相手にもなってくれると助かる」

俺がそう言うと、ポチ子が「むぅ」と唸りながら会話に割り込んできた。

「主様、こいつ弱そうだよ? 畑仕事できるの?」

ポチ子の指摘はもっともだ。
王女様じゃ、クワを持ったことすらないかもしれない。

しかし、シルフィは意外にも自信ありげに胸を張った。

「お任せください! エルフは森の民、植物の声を聞くことができます。土壌の状態を見たり、作物の成長を促す『豊穣の歌』を歌うことだってできますわ!」

「おお、それはすごい。俺の『農業』スキルとはまた違ったアプローチができそうだな」

俺は感心した。
植物の声が聞こえるなら、作物の不調にもすぐに気づけるだろう。
最高の農業パートナーじゃないか。

「よし、じゃあ決まりだ。今日からシルフィも『ほのぼの農園』のメンバーだ」

「はいっ! 精一杯働かせていただきます、主様!」

「主様はやめてくれ。アレンでいいよ」

「では、アレン様!」

シルフィの顔に、年相応の明るい笑顔が戻った。

その様子を見ていたコメント欄は、祝福と嫉妬で溢れかえっていた。

『亡国の姫を拾うとか、どんな主人公力だよ』
『しかもエルフ。寿命長いから一生どころか数百年一緒にいられるぞ』
『ポチ子に続いて二人目の美少女ゲット』
『ハーレム建設中』
『なお、本人は農業パートナーとしか思っていない模様』
『エルフの「豊穣の歌」って、国宝級の魔法だぞ? それを畑仕事に使う気かw』
『最強農園がさらに加速するな』

   ◇

一方、その頃。
勇者レオナルドたちは、王都のギルドで緊急クエストの報告を行っていた――はずだったが、その場は重苦しい空気に包まれていた。

「……つまり、蝕のイナゴの討伐は、君たちではなく『謎の協力者』によって行われたと?」

ギルドマスターが、厳しい視線をレオナルドに向けている。
レオナルドは脂汗を流しながら、必死に取り繕っていた。

「そ、そうです! 我々が現地に到着した時には、すでに何者かがイナゴを殲滅した後で……。ですが、我々も周辺の残党狩りを行いました!」

嘘ではない。
実際、一匹か二匹、死にかけたイナゴを踏み潰しただけだが。

「ふむ……。まあいい。報告によると、北の荒野に住む『開拓者アレン』という人物が関与しているようだが、君たちは彼を知っているかね?」

ギルドマスターの言葉に、レオナルドの心臓が跳ね上がった。

「し、知りません! 聞いたこともない名ですね!」

「ほう? 君と同じ村の出身だという情報もあるが」

「偶然でしょう! よくある名前ですから!」

レオナルドは声を張り上げた。
アレンを追放したことが公になれば、勇者としての名声に傷がつく。
ましてや、そのアレンが自分たちより遥かに活躍しているなどと知られれば、笑い者だ。

ギルドを出た後、レオナルドは路地裏で悔しさに歯ぎしりをした。

「クソッ、アレンの奴……! どこまで俺の邪魔をすれば気が済むんだ!」

「レオ、落ち着いて」

聖女マリアが、通信用の水晶球を差し出した。
そこには、今の農園の様子が映っていた。

「見て。あの子……『森の巫女姫』シルフィードよ」

画面の中では、元気になったシルフィが、アレンと一緒に畑を楽しそうに歩いている姿があった。

「なっ……!? エルヘイムの生き残りか!?」

レオナルドは目を見開いた。
『森の巫女姫』は、魔王討伐の鍵となる重要人物の一人と言われていた。
彼女の持つ『精霊の種』があれば、強力な聖剣を目覚めさせることができるという伝説があるのだ。
彼らも必死で彼女の行方を捜していたが、まさかアレンの所にいるとは。

「なんでだ! なんで全部あいつの所に行くんだよ! フェンリルも、姫も、全部俺のものになるはずだったのに!」

レオナルドは怒りで水晶球を握りしめた。

「レオ、どうするの?」

マリアの問いに、レオナルドは歪んだ笑みを浮かべた。

「決まっている。奪い返すんだ。あの女も、フェンリルも、アレンが開拓した土地も、全てな!」

「でも、あの荒野には強力な結界があるって噂よ」

「フン、俺たちは勇者パーティだぞ? 国王に頼んで『飛竜部隊』を借りれば、空からひとっ飛びだ。アレンなんぞにデカイ顔はさせん!」

レオナルドの目には、どす黒い欲望と嫉妬の炎が燃え盛っていた。
彼らはまだ気づいていない。
アレンの農園が、すでに『聖域』と化していること。
そして、そこに手を出そうとすることが、どれほど愚かな行為であるかを。

   ◇

「わあぁ……すごいです、アレン様! この土、生きているみたい!」

農園では、シルフィが畑の土に頬ずりしていた。
王女様としての威厳はどこへやら、完全に土いじりの楽しさに目覚めてしまったようだ。

「だろ? 俺が丹精込めて作った土だからな。ここなら何でも育つぞ」

俺はクワを担いで、彼女に畑を案内した。

「あっちに見えるのが『トマ大根』の畑。隣が『鋼鉄カボチャ(武器になる)』、奥が『マンドラゴラ(歌う)』の栽培エリアだ」

「マンドラゴラまで!? あれは栽培不可能と言われているのに……」

シルフィは驚きの連続で目を回している。

「そうだ、シルフィ。エルフって魔法が得意なんだろ? この畑に、成長促進の魔法とかかけられるか?」

「はい、お安い御用です! 『豊穣の舞』をお見せします!」

シルフィは靴を脱ぎ、裸足で土の上に立った。
そして、軽やかにステップを踏みながら、透き通るような声で歌い始めた。

♪~~~

それは、不思議なメロディだった。
風に溶け込むような、優しく、それでいて力強い歌声。
彼女が踊るたびに、周囲の空気がキラキラと輝き出し、光の粒子が畑に降り注ぐ。

『うおおおお! エルフの舞だ!』
『神々しい……』
『これ有料配信レベルだろ』
『植物たちが喜んでるのが分かる』
『アレンの農園、聖地化待ったなし』

効果はてきめんだった。
ただでさえ成長の早い俺の作物が、シルフィの歌に合わせてリズムを取り始め(物理的に揺れている)、さらに色艶を増していく。
蕾だった花が一斉に咲き誇り、農園全体が花の香りに包まれた。

「すごいな……! これが精霊魔法か」

俺は素直に感動した。
俺のスキルは『強引に育てる』感じだが、彼女の魔法は『植物のやる気を引き出す』感じだ。
相乗効果で、とんでもないものができそうだ。

「どうですか、アレン様?」

歌い終えたシルフィが、息を弾ませて振り返った。
その顔は達成感に満ちていて、とても綺麗だった。

「最高だ。ありがとう、シルフィ。これなら、もっとすごい野菜が作れそうだ」

俺が頭を撫でると、彼女は耳をピクピクさせて顔を赤らめた。

「えへへ……お役に立てて嬉しいです」

その横で、ポチ子が「むーっ!」と膨れている。

「私だって! 私だって役に立つもん!」

ポチ子は対抗心を燃やして、近くの岩を素手で粉砕した。

「ほら! 開拓! 岩壊した!」

「お、おう。すごいなポチ。助かるよ」

どうやら俺の農園は、賑やかになる一方らしい。
平和なスローライフとは程遠いが、まあ、こういうのも悪くないか。

俺は二人の少女(一人は元犬)を見ながら、のんびりと笑った。

だが、この平和が長くは続かないことを、俺は薄々感じていた。
タマの配信画面に流れる不穏なコメントが、それを予兆していたからだ。

『コメント:なんか王都から飛竜部隊が出撃したって情報があるぞ』
『勇者レオナルドが乗ってるらしい』
『行き先は北……まさか、ここか?』
『アレン、気をつけろ! 勇者が来るぞ!』

(第7話へ続く)
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