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第15話 炎と鉄の洗礼試験
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クラフトバトルの優勝翌日、創星の炉は祝福と歓声の渦に包まれていた。
王都の新聞には「落ちこぼれ鍛冶師、奇跡の逆転劇!」と見出しが躍り、子供たちは紙細工の青い布を振って「ヴィータ・シェルだ!」と叫んで走り回っている。
だがその喧騒の中で、レオンの表情だけは静かだった。
勝利を喜んでいないわけではない。ただ――胸の奥に僅かな警戒があった。
「紅錆の炉は、このままで終わらない」
その呟きを、グランが低く拾う。
「だろうな。あのカルドって奴の目は、消えてなかった」
エルナが顔を上げる。
「それにしても、街みんなが褒めてくれてるのに、浮かない顔だねぇ」
「上に立つと、下から狙われる。それが王都って場所だ。俺たちの炎を見て焦るやつは必ず出る」
ティナが不安げに眉を寄せる。
「じゃあ、また戦いになるんですか?」
レオンは微かに微笑んで答えた。
「戦いは鍛冶師の常だ。だが、今度の相手は鉄じゃないかもしれない」
◇
その日の午後。
ギルド本部からの使者が創星の炉を訪れた。
厳つい鎧を着た中年の男が名乗る。
「ギルド管理局第二査問官、ダールだ。創星の炉に“洗礼試験”の通知だ」
「洗礼試験……?」ティナが首を傾げる。
ガルドが唸るように言った。
「確か、正式ギルドとして認められた後、上級資格を得るための試験じゃ。審査項目には技術だけやのう、指導者としての資質も問われる」
ダールが封書を机に置く。
「お前たちの技術は間違いなく本物だが、評議会には“急成長すぎる”という声もある。よって、実地試験を受けてもらう。内容は――“精霊鍛造試験”。」
レオンの眉が動く。
「精霊鍛造、だと?」
「詳しくは封書に書いてあるが、要するに“魂を宿す鍛造”だ。成功すれば正式に上級ギルドとして認可、王都の防衛案件にも参加できる。失敗すれば登録剥奪だ」
「ずいぶん極端だな」
「評議会はお前たちを恐れているのさ。誰もが不可能と思った勝利を、やすやすと掴んだんだ。脅威に見えるのも当然だ」
紙を開くと、試験場所は王都南の火山地帯〈ヴァリド火口〉と記されていた。
曰く――“炎の精霊を鎮め、その力を炉に取り込め”。
ガルドがうなりを上げた。
「無茶苦茶じゃ。火口の精霊は千年単位で活動する災害だぞ!」
「逃げても意味はない。逃げれば紅錆や他の連中の餌になるだけだ」レオンは静かに言った。
「だが、これほどの試練……逆に願ってもない。創星の炉が“真の工房”になるには最適だ」
◇
三日後、創星の炉の面々はヴァリド火口へと赴いた。
地表を覆う溶岩と硫黄の匂い、赤く染まる空。
近づくだけで視界が歪むほどの熱気が皮膚を突き刺す。
ティナが息を飲む。
「まるで地獄ですね……」
「鍛冶師にとっては、最高の試練場だ」レオンが短く答える。
その背には、新たに組み上げた携行炉“焔喰らい・試作型”が担がれていた。
「こんな場所、炉ごと燃え尽きるぞ」とガルドがぼやく。
「燃え尽きたら、それも一つの答えだ」
唸る大地の奥から、突然、声が響いた。
『――熱を求める者たちよ。汝ら、何を望む』
地を割って紅の光が立ち上る。
炎の柱が人の形を成し、巨大な双眸が空を焦がす。
〈ヴァリド火霊王〉――王都の古記録にすら伝承しか残らない、火の精霊そのものだった。
「……挨拶代わりがこれか」レオンが槌を握る。
エルナが叫ぶ。
「魔法障壁展開! ティナ、後方支援!」
「はいっ!」
炎が唸り声と共に吹き荒れる。
バリアが音を立てて軋む。ティナの結界札が次々と焼き切れ、ルシェの青い光がそれをカバーする。
『小さき創造者よ……試すがよい。火を弄ぶなら、命を燃やせ!』
地面が崩れ、溶岩流が唸りを上げる。
レオンは火花を散らしながら飛び込み、槌を振り抜いた。
「創精鍛造――“焔喰らい”覚醒!」
轟音が全身を貫いた。
携行炉が開き、内部の魔導回路が露出する。
赤い魔力の奔流と共に、火霊の炎が吸い込まれていく。
「レオンさん!」
「大丈夫だ。まだ耐えられる――!」
だが、火霊王の力は想像以上だった。
鉄が溶け、腕が焼ける。
精霊の怒号が空気を裂き、渦のように襲い掛かる。
『汝は火を制するに足る心を持たぬ!』
「心を……試すのか……」レオンは片膝をつき、炎の奥に目を凝らした。
そこに見えたのは――紅の火ではなく、淡い青の光。
それは、彼の中の別の炎、創精の奥に宿る“命の灯”だった。
「火の精霊よ! 俺たちは破壊するために火を使わない。創るために使う! この手は生命を生む槌だ!」
『創る……? 己が命を燃やしてまで……?』
「そうだ。職人にとって、作ることは生きること。火は敵でもあり、友でもある!」
次の瞬間、携行炉が眩く閃いた。
精霊の炎と創精鍛造が完全に交わり、巨大な光柱が天へ昇る。
グランの声が響く。
「成功したか!?」
ルシェが青く燃え上がり、応えるように呟いた。
『融合率百%。火霊の魂、炉に宿った!』
炎が静まり、そこに立つレオンの腕には新たな刻印が浮かんでいた。
“焔精の紋”――火霊王の力を受け入れた証。
倒れ込むように膝をついたレオンを、エルナが抱きとめる。
「生きてる!?」
「……ああ、なんとかな」
ローランの喉から笑いが漏れる。
「これで、正式に“火を創る”資格を得たわけだ」
火口の中心に、巨大な結晶が現れていた。それは紅でも黒でもなく、柔らかな金色を放つ。
火霊王の声が風に溶ける。
『新たなる炉の主よ。汝の炎が真に人を温めるものであることを願う』
◇
王都へ戻る帰路。
風は涼しく、満月が空を照らしていた。
グランの声が穏やかに響く。
「これで評議会も黙るじゃろうな。火霊の力を宿した鍛冶師なぞ、伝説の再来じゃ」
「そうだといいが、伝説はいつも利用される」
「なんじゃそりゃ、しけた顔して」
エルナが笑いながら新しい刻印を指でなぞる。
「でも、綺麗……。まるで命の炎みたい」
「それが“洗礼”ってやつだよ」レオンは言う。
「この印を背負う限り、創星の炉は本物の火を創る者として試される」
ティナが頷いた。
「どんな試練でも、きっと越えられます。みんなで、ですね!」
「ああ」レオンは夜空を見上げた。
遠く、王都の塔の灯が小さく瞬いている。
その向こうに、まだ見ぬ未来の炎がある。
創星の炉の物語は、いまようやく“職人の誓い”の章に入ったのだ。
(第15話 完)
王都の新聞には「落ちこぼれ鍛冶師、奇跡の逆転劇!」と見出しが躍り、子供たちは紙細工の青い布を振って「ヴィータ・シェルだ!」と叫んで走り回っている。
だがその喧騒の中で、レオンの表情だけは静かだった。
勝利を喜んでいないわけではない。ただ――胸の奥に僅かな警戒があった。
「紅錆の炉は、このままで終わらない」
その呟きを、グランが低く拾う。
「だろうな。あのカルドって奴の目は、消えてなかった」
エルナが顔を上げる。
「それにしても、街みんなが褒めてくれてるのに、浮かない顔だねぇ」
「上に立つと、下から狙われる。それが王都って場所だ。俺たちの炎を見て焦るやつは必ず出る」
ティナが不安げに眉を寄せる。
「じゃあ、また戦いになるんですか?」
レオンは微かに微笑んで答えた。
「戦いは鍛冶師の常だ。だが、今度の相手は鉄じゃないかもしれない」
◇
その日の午後。
ギルド本部からの使者が創星の炉を訪れた。
厳つい鎧を着た中年の男が名乗る。
「ギルド管理局第二査問官、ダールだ。創星の炉に“洗礼試験”の通知だ」
「洗礼試験……?」ティナが首を傾げる。
ガルドが唸るように言った。
「確か、正式ギルドとして認められた後、上級資格を得るための試験じゃ。審査項目には技術だけやのう、指導者としての資質も問われる」
ダールが封書を机に置く。
「お前たちの技術は間違いなく本物だが、評議会には“急成長すぎる”という声もある。よって、実地試験を受けてもらう。内容は――“精霊鍛造試験”。」
レオンの眉が動く。
「精霊鍛造、だと?」
「詳しくは封書に書いてあるが、要するに“魂を宿す鍛造”だ。成功すれば正式に上級ギルドとして認可、王都の防衛案件にも参加できる。失敗すれば登録剥奪だ」
「ずいぶん極端だな」
「評議会はお前たちを恐れているのさ。誰もが不可能と思った勝利を、やすやすと掴んだんだ。脅威に見えるのも当然だ」
紙を開くと、試験場所は王都南の火山地帯〈ヴァリド火口〉と記されていた。
曰く――“炎の精霊を鎮め、その力を炉に取り込め”。
ガルドがうなりを上げた。
「無茶苦茶じゃ。火口の精霊は千年単位で活動する災害だぞ!」
「逃げても意味はない。逃げれば紅錆や他の連中の餌になるだけだ」レオンは静かに言った。
「だが、これほどの試練……逆に願ってもない。創星の炉が“真の工房”になるには最適だ」
◇
三日後、創星の炉の面々はヴァリド火口へと赴いた。
地表を覆う溶岩と硫黄の匂い、赤く染まる空。
近づくだけで視界が歪むほどの熱気が皮膚を突き刺す。
ティナが息を飲む。
「まるで地獄ですね……」
「鍛冶師にとっては、最高の試練場だ」レオンが短く答える。
その背には、新たに組み上げた携行炉“焔喰らい・試作型”が担がれていた。
「こんな場所、炉ごと燃え尽きるぞ」とガルドがぼやく。
「燃え尽きたら、それも一つの答えだ」
唸る大地の奥から、突然、声が響いた。
『――熱を求める者たちよ。汝ら、何を望む』
地を割って紅の光が立ち上る。
炎の柱が人の形を成し、巨大な双眸が空を焦がす。
〈ヴァリド火霊王〉――王都の古記録にすら伝承しか残らない、火の精霊そのものだった。
「……挨拶代わりがこれか」レオンが槌を握る。
エルナが叫ぶ。
「魔法障壁展開! ティナ、後方支援!」
「はいっ!」
炎が唸り声と共に吹き荒れる。
バリアが音を立てて軋む。ティナの結界札が次々と焼き切れ、ルシェの青い光がそれをカバーする。
『小さき創造者よ……試すがよい。火を弄ぶなら、命を燃やせ!』
地面が崩れ、溶岩流が唸りを上げる。
レオンは火花を散らしながら飛び込み、槌を振り抜いた。
「創精鍛造――“焔喰らい”覚醒!」
轟音が全身を貫いた。
携行炉が開き、内部の魔導回路が露出する。
赤い魔力の奔流と共に、火霊の炎が吸い込まれていく。
「レオンさん!」
「大丈夫だ。まだ耐えられる――!」
だが、火霊王の力は想像以上だった。
鉄が溶け、腕が焼ける。
精霊の怒号が空気を裂き、渦のように襲い掛かる。
『汝は火を制するに足る心を持たぬ!』
「心を……試すのか……」レオンは片膝をつき、炎の奥に目を凝らした。
そこに見えたのは――紅の火ではなく、淡い青の光。
それは、彼の中の別の炎、創精の奥に宿る“命の灯”だった。
「火の精霊よ! 俺たちは破壊するために火を使わない。創るために使う! この手は生命を生む槌だ!」
『創る……? 己が命を燃やしてまで……?』
「そうだ。職人にとって、作ることは生きること。火は敵でもあり、友でもある!」
次の瞬間、携行炉が眩く閃いた。
精霊の炎と創精鍛造が完全に交わり、巨大な光柱が天へ昇る。
グランの声が響く。
「成功したか!?」
ルシェが青く燃え上がり、応えるように呟いた。
『融合率百%。火霊の魂、炉に宿った!』
炎が静まり、そこに立つレオンの腕には新たな刻印が浮かんでいた。
“焔精の紋”――火霊王の力を受け入れた証。
倒れ込むように膝をついたレオンを、エルナが抱きとめる。
「生きてる!?」
「……ああ、なんとかな」
ローランの喉から笑いが漏れる。
「これで、正式に“火を創る”資格を得たわけだ」
火口の中心に、巨大な結晶が現れていた。それは紅でも黒でもなく、柔らかな金色を放つ。
火霊王の声が風に溶ける。
『新たなる炉の主よ。汝の炎が真に人を温めるものであることを願う』
◇
王都へ戻る帰路。
風は涼しく、満月が空を照らしていた。
グランの声が穏やかに響く。
「これで評議会も黙るじゃろうな。火霊の力を宿した鍛冶師なぞ、伝説の再来じゃ」
「そうだといいが、伝説はいつも利用される」
「なんじゃそりゃ、しけた顔して」
エルナが笑いながら新しい刻印を指でなぞる。
「でも、綺麗……。まるで命の炎みたい」
「それが“洗礼”ってやつだよ」レオンは言う。
「この印を背負う限り、創星の炉は本物の火を創る者として試される」
ティナが頷いた。
「どんな試練でも、きっと越えられます。みんなで、ですね!」
「ああ」レオンは夜空を見上げた。
遠く、王都の塔の灯が小さく瞬いている。
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