4 / 30
第4話 潮騒の喫茶店にて
しおりを挟む
翌朝、曇った空が窓の外に広がっていた。いつもより灰色がかった光が差し込み、海の色まで少し鈍く見える。今日は東京へ戻る前日の午前。残された時間はあとわずかだった。
悠真はいつものように早起きして、ノートを開く。昨日の散策で撮った写真データを整理しながら、思い出の断片をひとつひとつ書き留めた。
知らない町を歩き、知らない彼女と話しているのに、懐かしさばかりが胸を満たしていた。
結衣の記憶が戻ることを願う気持ちと、このまま何も思い出さないでほしいという複雑な想いが、心の中で揺れていた。
「……あと一日だけだ」
呟いた声が消える。
ホテルの壁の時計が、朝八時半を指していた。チェックアウトを済ませ、カメラと荷物を肩に掛けてドアを開ける。
曇り空の下、通りには潮風が漂い、波の音が微かに聞こえた。春の匂いの中に、どこか寂しさが混じっている。
喫茶seasideの扉を開くと、いつものベルの音が響いた。
カウンターの中には結衣がいて、今日は白いブラウスに灰色のエプロンをつけていた。髪を後ろでまとめていて、昨日より少し大人びた表情に見える。
「おはようございます」
「おはようございます。今日も早いですね」
「最終日なんですよ。昼の電車で東京に戻ります」
結衣は一瞬、驚いたように目を瞬かせた。
「もう帰っちゃうんですか?」
「ええ。仕事も終わったので、そろそろ」
「……そうですか。なんだか寂しいですね」
その言葉の響きが思いのほか柔らかくて、悠真は返す言葉に詰まった。
「この町、すごくいいところでした。きっとまた来ます」
「ぜひ。また、いつでも」
彼女が笑う。その笑顔が、あまりにも昔のままだった。
席に着くと、彼女はブレンドコーヒーを準備し始めた。お湯を注ぐ音、ミルの香り、カップを置く小さな音――そのどれもが記憶を刺激する。
「……このお店、ずっと続けてるんですね」
「はい。母が昔からやってて。私も少し前から本格的に手伝い始めたんです。でも、もともとは父が店を始めたらしくて」
彼女の言葉に、悠真は静かに耳を傾けた。
「父は亡くなったので、会った記憶はあんまりなくて。母が話してくれる昔話ばかり。でも、いつか私もこの店をちゃんと継ぎたいんです」
「立派ですね」
「そうですか? 何となく、ここが好きなだけかもしれないです」
カウンターの上で両手を重ねながら、結衣は小さく笑った。
「この場所に立ってると、落ち着くんです。知らないのに、何か覚えてる気がして」
悠真の心臓が音を立てた。彼女の口から「覚えてる気がして」という言葉が出た瞬間、記憶と現在が入り混じるような感覚がした。
「昔、このお店で……誰かと大事な話をしたような気がするんです。でも、思い出せない」
「大事な話?」
「そう。何かを決めた。そんな記憶がある気がするんです」
彼女は視線を遠くへ向けるように窓の外を見つめた。
「雨の日だった気がします。外は海が少し荒れていて、ここで誰かと話して、私、泣いてた気がする。でも、その相手が誰だったのか、何を話したのか、どうしても思い出せないんです」
悠真の胸の奥で、過去が蘇った。
五年前のあの日。彼女がこの店で「別れよう」と言った時間。
その窓の向こうでも確かに雨が降っていた。
テーブルの上に置かれたマグカップと、あの時の震える声。
「……怖いんです」
結衣が、ぽつりと声を落とす。
「思い出した途端に、何かを失ってしまいそうで。だから、無理に思い出さないようにしてて。でも、本当にそれでいいのかなって」
悠真は言葉を失った。
彼女の無意識が、記憶の奥の痛みを感じ取っているのかもしれない。
もしかしたら脳ではなく、心がその事実を拒んでいるのかもしれない。
「記憶って、戻さなきゃいけないものなんでしょうか」
「……どういう意味ですか?」
「全部を思い出すより、今のまま幸せなら、それでもいい気がするんです。でも、人はそれを“逃げてる”って言うのかなって」
彼女の問いに、悠真はしばらく沈黙した。
彼自身も同じことを考えていた。
過去を取り戻すことで彼女が傷つくなら、それは本当に“幸せ”なのか。
「……僕は、今のあなたが笑っていられるなら、それでいいと思います」
結衣が目を上げた。
「記憶は、いつか自然に戻るものだと思うし。でも、無理に探すもんじゃない」
「そう、ですかね」
「はい。忘れてても、きっと全部なくなるわけじゃない。だって、心はちゃんと覚えてますから」
結衣はその言葉を聞いて、小さくうなずいた。
「……誰かにも、そんなこと言われた気がします」
「え?」
「“記憶は心の奥に残るから”って。誰だったかな」
悠真はその言葉を聞きながら、息を飲んだ。
同じ言葉を、かつて自分が彼女に言ったことがある。
別れ際、泣きじゃくる彼女に向かって、どうにか伝えようとした一言。
その記憶が、微かに彼女の中に残っているのだろうか。
少しの沈黙のあと、結衣は話題を変えるように立ち上がった。
「コーヒーのおかわり、淹れますね」
その背中を見送りながら、悠真は胸の奥でそっとつぶやいた。
――やっぱり、君の中にはちゃんと残ってるよ。
やがて店の外で、小さな雨音が聞こえ始めた。
いつの間にか、曇り空からぽつぽつと水滴が落ちている。
静かな午後。ガラスを叩く音と時計の針の音が、同じリズムで重なった。
「雨、降ってきましたね」
「ええ。まさか本当に雨になるとは」
結衣は優しく笑い、コーヒーを差し出す。
「帰り、大丈夫ですか?」
「しばらく降っててくれた方が、ゆっくりできますし」
「そうですね。急がなくても、いいかもしれません」
雨脚が少し強まった。窓の向こうに白い波が立ち、港の灯がかすかに光る。
その光を見ながら、悠真は静かに口を開いた。
「また、この町に来てもいいですか」
「もちろん。……でもその時、私、ちゃんと覚えてるかな」
「覚えてなくても、また出会えばいいですよ。何回だって」
彼女は少し驚いたように笑い、そして小さく頷いた。
「……そうですね。何回でも、出会えばいいんですよね」
雨が止む頃、雲の隙間から光が差し込んできた。
ガラス越しに射し込む光が、テーブルの水滴をきらめかせる。
結衣がスプーンを拭いながら、ふと外を見つめて言った。
「なんだか、この雨、誰かが呼んでるみたい」
「呼んでる?」
「うまく言えないけど……懐かしい人を思い出したくなる匂いなんです」
悠真はその言葉に、小さく頷いた。
「たぶん、それは間違ってないと思います」
夕方になり、雨がすっかり上がると、町の空は淡いオレンジ色に変わった。
港の方から吹く風が潮の匂いを運んでくる。その風とともに、結衣の声がふと耳に残った。
「また、明日来ますか?」
悠真は少し迷ってから、ゆっくりと答えた。
「うん。最後の日の朝、会いに来ます」
彼女は穏やかに笑った。
「じゃあ、その時にもう一度、淹れたてのブレンドを出しますね。今日よりちょっと、いい味にします」
彼女の笑顔の奥に、確かに何かが揺れていた。
それは、わずかに記憶の扉を叩くような、誰かを思い出そうとする表情だった。
外に出ると、風は少し冷たかった。
だが、雨上がりの空に浮かぶうっすらとした虹が、町の屋根の向こうで光っていた。
悠真は足を止め、その景色をカメラに収めた。
「記憶も、こんなふうに残ればいいのに」
レンズ越しの光の中に、微かに結衣の笑顔が重なって見えた。
そして悠真は、静かに呟いた。
「また、明日。」
悠真はいつものように早起きして、ノートを開く。昨日の散策で撮った写真データを整理しながら、思い出の断片をひとつひとつ書き留めた。
知らない町を歩き、知らない彼女と話しているのに、懐かしさばかりが胸を満たしていた。
結衣の記憶が戻ることを願う気持ちと、このまま何も思い出さないでほしいという複雑な想いが、心の中で揺れていた。
「……あと一日だけだ」
呟いた声が消える。
ホテルの壁の時計が、朝八時半を指していた。チェックアウトを済ませ、カメラと荷物を肩に掛けてドアを開ける。
曇り空の下、通りには潮風が漂い、波の音が微かに聞こえた。春の匂いの中に、どこか寂しさが混じっている。
喫茶seasideの扉を開くと、いつものベルの音が響いた。
カウンターの中には結衣がいて、今日は白いブラウスに灰色のエプロンをつけていた。髪を後ろでまとめていて、昨日より少し大人びた表情に見える。
「おはようございます」
「おはようございます。今日も早いですね」
「最終日なんですよ。昼の電車で東京に戻ります」
結衣は一瞬、驚いたように目を瞬かせた。
「もう帰っちゃうんですか?」
「ええ。仕事も終わったので、そろそろ」
「……そうですか。なんだか寂しいですね」
その言葉の響きが思いのほか柔らかくて、悠真は返す言葉に詰まった。
「この町、すごくいいところでした。きっとまた来ます」
「ぜひ。また、いつでも」
彼女が笑う。その笑顔が、あまりにも昔のままだった。
席に着くと、彼女はブレンドコーヒーを準備し始めた。お湯を注ぐ音、ミルの香り、カップを置く小さな音――そのどれもが記憶を刺激する。
「……このお店、ずっと続けてるんですね」
「はい。母が昔からやってて。私も少し前から本格的に手伝い始めたんです。でも、もともとは父が店を始めたらしくて」
彼女の言葉に、悠真は静かに耳を傾けた。
「父は亡くなったので、会った記憶はあんまりなくて。母が話してくれる昔話ばかり。でも、いつか私もこの店をちゃんと継ぎたいんです」
「立派ですね」
「そうですか? 何となく、ここが好きなだけかもしれないです」
カウンターの上で両手を重ねながら、結衣は小さく笑った。
「この場所に立ってると、落ち着くんです。知らないのに、何か覚えてる気がして」
悠真の心臓が音を立てた。彼女の口から「覚えてる気がして」という言葉が出た瞬間、記憶と現在が入り混じるような感覚がした。
「昔、このお店で……誰かと大事な話をしたような気がするんです。でも、思い出せない」
「大事な話?」
「そう。何かを決めた。そんな記憶がある気がするんです」
彼女は視線を遠くへ向けるように窓の外を見つめた。
「雨の日だった気がします。外は海が少し荒れていて、ここで誰かと話して、私、泣いてた気がする。でも、その相手が誰だったのか、何を話したのか、どうしても思い出せないんです」
悠真の胸の奥で、過去が蘇った。
五年前のあの日。彼女がこの店で「別れよう」と言った時間。
その窓の向こうでも確かに雨が降っていた。
テーブルの上に置かれたマグカップと、あの時の震える声。
「……怖いんです」
結衣が、ぽつりと声を落とす。
「思い出した途端に、何かを失ってしまいそうで。だから、無理に思い出さないようにしてて。でも、本当にそれでいいのかなって」
悠真は言葉を失った。
彼女の無意識が、記憶の奥の痛みを感じ取っているのかもしれない。
もしかしたら脳ではなく、心がその事実を拒んでいるのかもしれない。
「記憶って、戻さなきゃいけないものなんでしょうか」
「……どういう意味ですか?」
「全部を思い出すより、今のまま幸せなら、それでもいい気がするんです。でも、人はそれを“逃げてる”って言うのかなって」
彼女の問いに、悠真はしばらく沈黙した。
彼自身も同じことを考えていた。
過去を取り戻すことで彼女が傷つくなら、それは本当に“幸せ”なのか。
「……僕は、今のあなたが笑っていられるなら、それでいいと思います」
結衣が目を上げた。
「記憶は、いつか自然に戻るものだと思うし。でも、無理に探すもんじゃない」
「そう、ですかね」
「はい。忘れてても、きっと全部なくなるわけじゃない。だって、心はちゃんと覚えてますから」
結衣はその言葉を聞いて、小さくうなずいた。
「……誰かにも、そんなこと言われた気がします」
「え?」
「“記憶は心の奥に残るから”って。誰だったかな」
悠真はその言葉を聞きながら、息を飲んだ。
同じ言葉を、かつて自分が彼女に言ったことがある。
別れ際、泣きじゃくる彼女に向かって、どうにか伝えようとした一言。
その記憶が、微かに彼女の中に残っているのだろうか。
少しの沈黙のあと、結衣は話題を変えるように立ち上がった。
「コーヒーのおかわり、淹れますね」
その背中を見送りながら、悠真は胸の奥でそっとつぶやいた。
――やっぱり、君の中にはちゃんと残ってるよ。
やがて店の外で、小さな雨音が聞こえ始めた。
いつの間にか、曇り空からぽつぽつと水滴が落ちている。
静かな午後。ガラスを叩く音と時計の針の音が、同じリズムで重なった。
「雨、降ってきましたね」
「ええ。まさか本当に雨になるとは」
結衣は優しく笑い、コーヒーを差し出す。
「帰り、大丈夫ですか?」
「しばらく降っててくれた方が、ゆっくりできますし」
「そうですね。急がなくても、いいかもしれません」
雨脚が少し強まった。窓の向こうに白い波が立ち、港の灯がかすかに光る。
その光を見ながら、悠真は静かに口を開いた。
「また、この町に来てもいいですか」
「もちろん。……でもその時、私、ちゃんと覚えてるかな」
「覚えてなくても、また出会えばいいですよ。何回だって」
彼女は少し驚いたように笑い、そして小さく頷いた。
「……そうですね。何回でも、出会えばいいんですよね」
雨が止む頃、雲の隙間から光が差し込んできた。
ガラス越しに射し込む光が、テーブルの水滴をきらめかせる。
結衣がスプーンを拭いながら、ふと外を見つめて言った。
「なんだか、この雨、誰かが呼んでるみたい」
「呼んでる?」
「うまく言えないけど……懐かしい人を思い出したくなる匂いなんです」
悠真はその言葉に、小さく頷いた。
「たぶん、それは間違ってないと思います」
夕方になり、雨がすっかり上がると、町の空は淡いオレンジ色に変わった。
港の方から吹く風が潮の匂いを運んでくる。その風とともに、結衣の声がふと耳に残った。
「また、明日来ますか?」
悠真は少し迷ってから、ゆっくりと答えた。
「うん。最後の日の朝、会いに来ます」
彼女は穏やかに笑った。
「じゃあ、その時にもう一度、淹れたてのブレンドを出しますね。今日よりちょっと、いい味にします」
彼女の笑顔の奥に、確かに何かが揺れていた。
それは、わずかに記憶の扉を叩くような、誰かを思い出そうとする表情だった。
外に出ると、風は少し冷たかった。
だが、雨上がりの空に浮かぶうっすらとした虹が、町の屋根の向こうで光っていた。
悠真は足を止め、その景色をカメラに収めた。
「記憶も、こんなふうに残ればいいのに」
レンズ越しの光の中に、微かに結衣の笑顔が重なって見えた。
そして悠真は、静かに呟いた。
「また、明日。」
1
あなたにおすすめの小説
10年引きこもりの私が外に出たら、御曹司の妻になりました
専業プウタ
恋愛
25歳の桜田未来は中学生から10年以上引きこもりだったが、2人暮らしの母親の死により外に出なくてはならなくなる。城ヶ崎冬馬は女遊びの激しい大手アパレルブランドの副社長。彼をストーカーから身を張って助けた事で未来は一時的に記憶喪失に陥る。冬馬はちょっとした興味から、未来は自分の恋人だったと偽る。冬馬は未来の純粋さと直向きさに惹かれていき、嘘が明らかになる日を恐れながらも未来の為に自分を変えていく。そして、未来は恐れもなくし、愛する人の胸に飛び込み夢を叶える扉を自ら開くのだった。
年下男子に追いかけられて極甘求婚されています
あさの紅茶
恋愛
◆結婚破棄され憂さ晴らしのために京都一人旅へ出かけた大野なぎさ(25)
「どいつもこいつもイチャイチャしやがって!ムカつくわー!お前ら全員幸せになりやがれ!」
◆年下幼なじみで今は京都の大学にいる富田潤(20)
「京都案内しようか?今どこ?」
再会した幼なじみである潤は実は子どもの頃からなぎさのことが好きで、このチャンスを逃すまいと猛アプローチをかける。
「俺はもう子供じゃない。俺についてきて、なぎ」
「そんなこと言って、後悔しても知らないよ?」
【完結済】春を迎えに~番という絆に導かれて~
廻野 久彩
恋愛
辺境の村から王都の星環教会へやってきた研修生アナベル・ウィンダーミア。
門で出会った王族直属騎士団副団長ルシアン・ヴァルセインと握手を交わした瞬間、二人の手首に金色の光が浮かび上がる。
それは"番"——神が定めた魂の半身の証。
物語の中でしか聞いたことのない奇跡的な出会いに胸を躍らせるアナベルだったが、ルシアンの口から告げられたのは冷酷な現実だった。
「俺には……すでに婚約者がいる」
その婚約者こそ、名門ルヴェリエ家の令嬢セレナ。国境の緊張が高まる中、彼女との政略結婚は王国の命運を左右する重要な政治的意味を持っていた。
番の衝動に身を焼かれながらも、決して越えてはならない一線を守ろうとするルシアン。
想い人を諦めきれずにいながら、彼の立場を理解しようと努めるアナベル。
そして、すべてを知りながらも優雅に微笑み続けるセレナ。
三人の心は複雑に絡み合い、それぞれが異なる痛みを抱えながら日々を過ごしていく。
政略と恋情、義務と本心、誠実さと衝動——
揺れ動く想いの果てに、それぞれが下す選択とは。
番という絆に翻弄されながらも、最後に自分自身の意志で道を選び取る三人の物語。
愛とは選ぶこと。
幸せとは、選んだ道を自分の足で歩くこと。
番の絆を軸に描かれる、大人のファンタジーロマンス。
全20話完結。
**【キーワード】**
番・運命の相手・政略結婚・三角関係・騎士・王都・ファンタジー・恋愛・完結済み・ハッピーエンド
溺愛のフリから2年後は。
橘しづき
恋愛
岡部愛理は、ぱっと見クールビューティーな女性だが、中身はビールと漫画、ゲームが大好き。恋愛は昔に何度か失敗してから、もうするつもりはない。
そんな愛理には幼馴染がいる。羽柴湊斗は小学校に上がる前から仲がよく、いまだに二人で飲んだりする仲だ。実は2年前から、湊斗と愛理は付き合っていることになっている。親からの圧力などに耐えられず、酔った勢いでついた嘘だった。
でも2年も経てば、今度は結婚を促される。さて、そろそろ偽装恋人も終わりにしなければ、と愛理は思っているのだが……?
元恋人と、今日から同僚です
紗和木 りん
恋愛
女性向けライフスタイル誌・編集部で働く結城真帆(29)。
仕事一筋で生きてきた彼女の前に、ある日突然、五年前に別れた元恋人が現れた。
「今日から、この部署に配属になった」
そう告げたのは、穏やかで理性的な朝倉。
かつて、将来や価値観のすれ違いから別れた相手だ。
仕事として割り切ろうと距離を取る真帆だったが、過去の別れが誤解と説明不足によるものだったことが少しずつ見えてくる。
恋愛から逃げてきた女と、想いを言葉にできなかった男。
仕事も感情も投げ出さず、逃げずに選び直した先にあるのは「やり直し」ではなく……。
元恋人と同僚になった二人。
仕事から始まる新しい恋の物語。
【完結】俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
椿かもめ
恋愛
「こはる、俺の妻になれ」その日、大女優を母に持つ2世女優の花宮こはるは自分の所属していた劇団の解散に絶望していた。そんなこはるに救いの手を差し伸べたのは年上の幼馴染で大企業の御曹司、月ノ島玲二だった。けれど代わりに妻になることを強要してきて──。花嫁となったこはるに対し、俺様な玲二は独占欲を露わにし始める。
【幼馴染の俺様御曹司×大物女優を母に持つ2世女優】
☆☆☆ベリーズカフェで日間4位いただきました☆☆☆
※ベリーズカフェでも掲載中
※推敲、校正前のものです。ご注意下さい
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる