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第7話 それでも会いたくて
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列車の窓の外では、ゆっくりと春の海が遠ざかっていく。
悠真は座席にもたれ、胸ポケットから小さなレモンの飴を取り出した。
透明な包み越しに手の温もりを感じる。あの病室で、結衣が笑いながら渡してくれた飴だ。
酸っぱくて甘い、それだけの小さなものなのに、掌の中ではやけに重かった。
病院を出てから数日。東京に戻っても、日常は元の姿を取り戻せなかった。
会社では案件が重なり、上司の指示に追われ、スケジュール表は容赦なく埋まっていく。
けれど、どんなに仕事をしても、帰り道のビルのガラスに映る自分の顔には、疲労と“何かを待つような影”があった。
――もう一度、会いたい。
その思いが消えることはなかった。
記憶を失ってもなお、彼女の中にいつかの残響が残っているのなら、自分がその続きを確かめなければならない。
雨の夜、部屋の中でノートを開いた。
ページの隅に書き足された言葉が増えていく。
「夢の中で、君はまだ泣いていた」「閉じた記憶は、ただ眠っているだけ」
仕事の原稿ではなく、ただ自分の心の揺れを書き留めるような文字だった。
翌朝、出社前にコーヒーを淹れる。
カップを口に運んだ瞬間、ほんのわずかだが潮風のような香りがした気がした。
なぜだろうと思いながら、気づいた。
あの喫茶店で飲んだブレンド――それとよく似た深みのある酸味。記憶は味にも宿るのだと、改めて思った。
「行こう」
気づけば声に出していた。
出張の名目をつける理由はいくらでもあった。海風町の特集記事の続編、取材の追加撮影、アフターストーリー。
上司に話をすると、「最近よく売れてる企画だから続編いいかもな」とあっさり許可が出た。
その数時間後には、旅の道順を検索する自分がいた。
数日後、再び海風町の駅に降り立った。
息を吸い込むと、懐かしい潮の香りが肺を満たした。
太陽の下、待合室のベンチに座ると、不思議なくらい心のざわめきが静まっていく。
町は何も変わっていなかった。けれど、自分の中で何かが変わっている。
あの喫茶店の前に立つと、扉の向こうからカップの音が聞こえた。
ベルの音。
「いらっしゃいませ」
彼女の声がした。少しだけ、以前よりも落ち着いたトーン。
「……高瀬さん!」
結衣が目を丸くして声を上げた。
「来てくれたんですね、本当に」
「ええ。記事の続きの取材で、またこの町を紹介しようと思って」
「そうなんですか。よかった……また会える気がしてたんです」
“また会える気がしてた”
その言葉が胸を打つほど素直に響いた。
「体調はもう大丈夫ですか?」
「はい。少し休んで元気になりました。母も心配してたけど、すぐに仕事に戻っちゃいました」
「無理はしないでくださいね」
「ふふ、ありがとうございます。……あ、今日もブレンドでいいですか?」
「ええ、お願いします」
カウンターの向こうで彼女がコーヒーを淹れる。
その仕草を見ていると、自分の心拍数が少しずつ戻っていく気がした。
彼女の動き一つ一つが、まるで時間を巻き戻していくようだった。
カップを受け取り、ゆっくりと一口。
熱と香りが喉を通り、目を閉じた。
「やっぱり、ここの味は特別ですね」
「そう言ってもらえると嬉しいです。母も最近、新しい豆を取り寄せてて。……あ、そういえば!」
結衣はカウンターの下を探り、小さなノートを取り出した。
「この前、母が“あの方に渡して”って言ってたんです。いつ倒れたときにポケットに入ってたらしくて」
「ノート?」
「はい。私のじゃないみたいで、でも名前が書いてなくて」
手渡された黒いメモ帳の表紙を見た瞬間、息が止まった。
自分があの町を去る時、取材ノートとは別に持ち歩いていた、古い旅のメモ帳だった。
放っておいたまま、店かどこかで忘れたのだろう。
表紙の隅には、かすかにインクが滲んで「T.Y」と記されている。
ページをめくると、ところどころに鉛筆の跡。
港の風景スケッチ、町の地図、そして――
「結衣に再会。彼女は俺を覚えていない。」
その一文を見た瞬間、身体が固まった。
「……それ、やっぱり高瀬さんのだったんですね」
「……はい。忘れていったみたいです」
「ごめんなさい、読んじゃって。母が“取材メモじゃないか”って言ってて……」
「構いません」
そう言いながら、胸が痛んだ。
彼女が読んだのは、つまり自分が彼女の記憶喪失を知っていたという事実でもあった。
だが彼女は続きを静かに言った。
「私、その文章を見た時、なぜか泣いてたんです。……理由は分かりません。誰のことかも知らないのに、“私だ”って、直感でそう思いました」
「……」
「不思議ですよね。でも、その時から思い出すようになったんです。駅のホーム、レモンパイを焼く匂い、そして――『また会おう』って言った声」
カウンターの奥で、湯気が静かに立ち上る。
悠真の胸の中で時間が止まる。
彼女がようやく、過去の扉を少しだけ開いたのだ。
「悠真さん。その人、あなたですよね?」
ゆっくりと名を呼ばれた。
かすれた声が空気の粒を震わせる。
「うん。俺です」
答えた瞬間、結衣の瞳が潤んだ。
「やっぱり……そうなんだ」
彼女は笑いながら泣いた。
「頭の中では覚えていないのに、ずっとあなたの声だけが残ってたんです」
言葉が出なかった。
ただ目の前の彼女を見つめるしかなかった。
思い出せなくても、心は覚えていた。あの日自分が信じた通りだった。
「なぜ、いなくなったの?」
気がつけば、口から出ていた。
彼女は少し俯き、指先でエプロンの端を握りながら言った。
「事故のあと、誰の顔も声も思い出せなくて……。東京にいた自分も、誰と暮らしていたかも、何も分からなくなって。でも、母が“実家に戻ろう”って言って。それからずっと、この町で暮らしてたんです」
「そうだったんですね」
「何度も夢を見ました。知らない街で、名前を呼ぶ誰かに手を伸ばす夢。でも顔は見えない。そのたびに胸が痛くて、意味も分からず涙が出て……」
その言葉に、悠真はただ小さく頷いた。
彼女が背負っていたものは想像よりも深く、長い。
沈黙ののち、結衣が微笑んだ。
「でも、もう怖くないかもしれません。思い出したくない過去でも、あなたが隣にいた時間があったなら、それは嬉しいことです」
「俺も、また出会えたことが嬉しい」
二人は同時に笑った。
外では潮風がガラスを叩き、春の陽が差し込んでくる。
その後もしばらく言葉を交わさず、彼女が淹れたコーヒーを静かに飲んだ。
「ねえ、悠真さん」
「うん」
「また写真、撮りますか? 今度は私が撮る番でいいですか?」
「いいね。撮ってもらおう」
彼女は笑顔でカメラを手に取り、店の外へ出た。
逆光の光に包まれて、シャッターの音が鳴る。
「撮れました!」
ファインダーを覗く彼女の声が、どこまでも柔らかかった。
カメラの中に残るのは、五年前とは少し違う笑顔。
けれど、確かに同じ“結衣”の笑顔だった。
その夜。
ホテルのベッドに座って、悠真は今日撮られた写真を見返していた。
画面に写る自分と彼女。
肩が少し触れるくらい近くに立つ二人の姿。
光の中で笑い合うその一枚は、過去でも未来でもなく、今この瞬間を焼きつけていた。
――それでも会いたくて。
その思いが導いた再会は、まだ物語の始まりにすぎなかった。
悠真は座席にもたれ、胸ポケットから小さなレモンの飴を取り出した。
透明な包み越しに手の温もりを感じる。あの病室で、結衣が笑いながら渡してくれた飴だ。
酸っぱくて甘い、それだけの小さなものなのに、掌の中ではやけに重かった。
病院を出てから数日。東京に戻っても、日常は元の姿を取り戻せなかった。
会社では案件が重なり、上司の指示に追われ、スケジュール表は容赦なく埋まっていく。
けれど、どんなに仕事をしても、帰り道のビルのガラスに映る自分の顔には、疲労と“何かを待つような影”があった。
――もう一度、会いたい。
その思いが消えることはなかった。
記憶を失ってもなお、彼女の中にいつかの残響が残っているのなら、自分がその続きを確かめなければならない。
雨の夜、部屋の中でノートを開いた。
ページの隅に書き足された言葉が増えていく。
「夢の中で、君はまだ泣いていた」「閉じた記憶は、ただ眠っているだけ」
仕事の原稿ではなく、ただ自分の心の揺れを書き留めるような文字だった。
翌朝、出社前にコーヒーを淹れる。
カップを口に運んだ瞬間、ほんのわずかだが潮風のような香りがした気がした。
なぜだろうと思いながら、気づいた。
あの喫茶店で飲んだブレンド――それとよく似た深みのある酸味。記憶は味にも宿るのだと、改めて思った。
「行こう」
気づけば声に出していた。
出張の名目をつける理由はいくらでもあった。海風町の特集記事の続編、取材の追加撮影、アフターストーリー。
上司に話をすると、「最近よく売れてる企画だから続編いいかもな」とあっさり許可が出た。
その数時間後には、旅の道順を検索する自分がいた。
数日後、再び海風町の駅に降り立った。
息を吸い込むと、懐かしい潮の香りが肺を満たした。
太陽の下、待合室のベンチに座ると、不思議なくらい心のざわめきが静まっていく。
町は何も変わっていなかった。けれど、自分の中で何かが変わっている。
あの喫茶店の前に立つと、扉の向こうからカップの音が聞こえた。
ベルの音。
「いらっしゃいませ」
彼女の声がした。少しだけ、以前よりも落ち着いたトーン。
「……高瀬さん!」
結衣が目を丸くして声を上げた。
「来てくれたんですね、本当に」
「ええ。記事の続きの取材で、またこの町を紹介しようと思って」
「そうなんですか。よかった……また会える気がしてたんです」
“また会える気がしてた”
その言葉が胸を打つほど素直に響いた。
「体調はもう大丈夫ですか?」
「はい。少し休んで元気になりました。母も心配してたけど、すぐに仕事に戻っちゃいました」
「無理はしないでくださいね」
「ふふ、ありがとうございます。……あ、今日もブレンドでいいですか?」
「ええ、お願いします」
カウンターの向こうで彼女がコーヒーを淹れる。
その仕草を見ていると、自分の心拍数が少しずつ戻っていく気がした。
彼女の動き一つ一つが、まるで時間を巻き戻していくようだった。
カップを受け取り、ゆっくりと一口。
熱と香りが喉を通り、目を閉じた。
「やっぱり、ここの味は特別ですね」
「そう言ってもらえると嬉しいです。母も最近、新しい豆を取り寄せてて。……あ、そういえば!」
結衣はカウンターの下を探り、小さなノートを取り出した。
「この前、母が“あの方に渡して”って言ってたんです。いつ倒れたときにポケットに入ってたらしくて」
「ノート?」
「はい。私のじゃないみたいで、でも名前が書いてなくて」
手渡された黒いメモ帳の表紙を見た瞬間、息が止まった。
自分があの町を去る時、取材ノートとは別に持ち歩いていた、古い旅のメモ帳だった。
放っておいたまま、店かどこかで忘れたのだろう。
表紙の隅には、かすかにインクが滲んで「T.Y」と記されている。
ページをめくると、ところどころに鉛筆の跡。
港の風景スケッチ、町の地図、そして――
「結衣に再会。彼女は俺を覚えていない。」
その一文を見た瞬間、身体が固まった。
「……それ、やっぱり高瀬さんのだったんですね」
「……はい。忘れていったみたいです」
「ごめんなさい、読んじゃって。母が“取材メモじゃないか”って言ってて……」
「構いません」
そう言いながら、胸が痛んだ。
彼女が読んだのは、つまり自分が彼女の記憶喪失を知っていたという事実でもあった。
だが彼女は続きを静かに言った。
「私、その文章を見た時、なぜか泣いてたんです。……理由は分かりません。誰のことかも知らないのに、“私だ”って、直感でそう思いました」
「……」
「不思議ですよね。でも、その時から思い出すようになったんです。駅のホーム、レモンパイを焼く匂い、そして――『また会おう』って言った声」
カウンターの奥で、湯気が静かに立ち上る。
悠真の胸の中で時間が止まる。
彼女がようやく、過去の扉を少しだけ開いたのだ。
「悠真さん。その人、あなたですよね?」
ゆっくりと名を呼ばれた。
かすれた声が空気の粒を震わせる。
「うん。俺です」
答えた瞬間、結衣の瞳が潤んだ。
「やっぱり……そうなんだ」
彼女は笑いながら泣いた。
「頭の中では覚えていないのに、ずっとあなたの声だけが残ってたんです」
言葉が出なかった。
ただ目の前の彼女を見つめるしかなかった。
思い出せなくても、心は覚えていた。あの日自分が信じた通りだった。
「なぜ、いなくなったの?」
気がつけば、口から出ていた。
彼女は少し俯き、指先でエプロンの端を握りながら言った。
「事故のあと、誰の顔も声も思い出せなくて……。東京にいた自分も、誰と暮らしていたかも、何も分からなくなって。でも、母が“実家に戻ろう”って言って。それからずっと、この町で暮らしてたんです」
「そうだったんですね」
「何度も夢を見ました。知らない街で、名前を呼ぶ誰かに手を伸ばす夢。でも顔は見えない。そのたびに胸が痛くて、意味も分からず涙が出て……」
その言葉に、悠真はただ小さく頷いた。
彼女が背負っていたものは想像よりも深く、長い。
沈黙ののち、結衣が微笑んだ。
「でも、もう怖くないかもしれません。思い出したくない過去でも、あなたが隣にいた時間があったなら、それは嬉しいことです」
「俺も、また出会えたことが嬉しい」
二人は同時に笑った。
外では潮風がガラスを叩き、春の陽が差し込んでくる。
その後もしばらく言葉を交わさず、彼女が淹れたコーヒーを静かに飲んだ。
「ねえ、悠真さん」
「うん」
「また写真、撮りますか? 今度は私が撮る番でいいですか?」
「いいね。撮ってもらおう」
彼女は笑顔でカメラを手に取り、店の外へ出た。
逆光の光に包まれて、シャッターの音が鳴る。
「撮れました!」
ファインダーを覗く彼女の声が、どこまでも柔らかかった。
カメラの中に残るのは、五年前とは少し違う笑顔。
けれど、確かに同じ“結衣”の笑顔だった。
その夜。
ホテルのベッドに座って、悠真は今日撮られた写真を見返していた。
画面に写る自分と彼女。
肩が少し触れるくらい近くに立つ二人の姿。
光の中で笑い合うその一枚は、過去でも未来でもなく、今この瞬間を焼きつけていた。
――それでも会いたくて。
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