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塩対応令嬢にメロメロにされた騎士は彼女の溺愛リスに好かれたい!
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レオニスは、恋をしていた。
とてつもなく自分に冷たい令嬢に。
「コリンヌ嬢、今日のそのドレス、小さい花がいたるところに散らばっていてキレイだ」
「……ありがとうございます」
褒めたつもりだが、表面的な礼を言われて終わった。
(ああ……今日もオレは間違えたらしい)
レオニスは侯爵家の次男で、騎士になると決めてからずっと剣に精進してきた。剣のことでは誰よりも頑張ってきたと、胸を張って言える。
だが、ここの騎士団は男しかいない世界である。
王宮にある騎士団の詰め所や訓練場は、貴婦人たちが集まる煌びやかな場所とは離れており、通称「男の園」と呼ばれている。したがって、女性とまともに話す機会はほとんどない。
だから、女性と話す技術が一向に上達しない。しかも騎士団員は身分に関係なく、寮暮らしが定められている。
(くそ、騎士団にこんな弊害があるとは……!)
テーブル下で手を握りしめる。
レオニスはつい先日20歳になった。すると、両親が「いい年齢だから」と、婚約者を紹介してきたのだ。それが、目の前に座っている伯爵令嬢のコリンヌだった。
レオニスは彼女を一目見て、完全に心奪われていた。
(こんなクール美女、見たことがない)
コリンヌは、灰色の切れ長な瞳に、透けるような白い肌、ツヤのある髪が腰まで真っすぐ伸びているのが印象的な、まるで白百合のような美人だった。
……本日は、レオニスが彼女に心奪われてから、3回目のお茶会である。
「……あの、あなたの好きなことをまだ、お聞きしていませんでしたね。どんなものが好きなのですか?」
レオニスは一生懸命話した。
「私が好きなものですか?」
しばし、考えるようにしていたが、彼女は自分の胸元を指で軽くトントンと叩くと、ドレスの下がモゾモゾとして突然、胸元からリスが顔を出した。
思わず胸元を凝視する。
「胸の谷間にリスが……あ、いえ、なんでもないです!」
コリンヌにジロリと睨まれた。
「……私の好きなものはこの、シマリスの《マドレーヌちゃん》ですわ」
マドレーヌと紹介されたリスは、コリンヌの手の上に乗ると愛しいコリンヌを見つめて愛想を振りまいている。リスのくせにふてぶてしい奴である。
「マドレーヌちゃんのこのつぶらな瞳がとっても可愛いのですわぁ」
普段、自分とは最低限の話しかしない彼女が、リスを前にとろけるような目をしていた。
(オレもあんな目で見つめられたい!)
あんな目で見られた日には、すぐに抱きしめてしまうのに!と、目の前の光景に歯をギリギリと食いしばる。
「マ、マドレーヌちゃん、可愛いですねぇ。どれ、こちらにもおいで……って痛っ!」
マドレーヌに手を差し出すと、噛みつかれた。リスの歯は強靭だ。指が取れたかと思った。
「こ、このリスめが……!」
思わず剣の束に手がいくと、コリンヌの顔色がサアッと変わる。
「は……はっはっは。ずいぶんとやんちゃなマドレーヌちゃんだなあ。嬉し過ぎて冷や汗が出ましたよ」
ワケの分からぬことを言いながら、ポケットからハンカチを取り出すと額の汗を拭いた。
「マドレーヌちゃんに何かするのではないかとビックリしましたわ。マドレーヌちゃんは私の宝物。いつだって私の側にいてくれる心強い味方なのですわ」
悔しいことに、リスめはコリンヌの心をガッチリと掴んでいる様子だった。
(仕方ない。ならば、マドレーヌとやらにオレも気に入られなければならん)
そう決意したレオニスは、帰宅してから作戦を懸命に考えたのだった。
……そして、早くもお茶会は4度目を迎えていた。
「ふっふっふ。今日のお茶会も成功するに違いあるまい」
自信満々でお茶会に望んだレオニスは、あるものを取り出した。
「マドレーヌちゃん~!今日はクッキーのプレゼントだよ~!」
マドレーヌが例のごとく、コリンヌの胸元から顔を出す。
「さあ、マドレーヌちゃん、おいで」
名前を呼ぶと、マドレーヌがやってきてクッキーを食べる。首尾上々である。
(よしよし、いい子だマドレーヌ!)
マドレーヌを見守るレオニスは満面の笑みだ。
「……マドレーヌちゃん、プレゼントを気に入っているようですわ」
コリンヌが言う。
これまで、マドレーヌにはベッドやクッションなどをプレゼントしてきた。最初はお気に召さなかったようだが、次第に興味を持ったようである。すると、コリンヌも少しずつ心を許す気配がしてきた。
「マドレーヌちゃんが心を開いてくれたと思うと、感無量ですよ!」
思わずジ~ンとしながらレオニスが言うと、コリンヌはなんだか不機嫌そうな顔をした。
「え、どうされたのです?何か、オレが気に障ることを言いましたか?」
せっかくまともな会話ができるようになったのにと、心配になった。
「……ズルイです。マドレーヌちゃんばっかり可愛がるなんて」
思いもよらない言葉を聞いて、レオニスは心底驚いた。
(ズルイ?マドレーヌばかり可愛がるから?)
「……そ、それは、コリンヌ嬢もオレに可愛がられたいという意味でしょうか?」
つい思ったままをそのまま口に出した。コリンヌはそっぽを向いた。
「ああ、言い方を間違えました。その、えっと……」
「ご自分で考えて下さいませ!」
そう言うと、コリンヌはマドレーヌを胸元にしまって立ち去ってしまった。
「あ……」
手を空中に彷徨わせたまま茫然としたレオニスだった。
……本日は5回目のお茶会である。
「コリンヌ嬢、マドレーヌちゃん、本日はこれを受け取ってください!」
レオニスはコリンヌには心をこめて選んだアクセサリー、マドレーヌにはこの前と同じクッキーをプレゼントした。
「私にはアクセサリー、マドレーヌちゃんにはこの前と同じクッキーですのね……」
レオニスなりに考えたうえでのプレゼントだった。
「レオニス様、合格ですわ」
「はい?」
意味深な言葉の真意を尋ねると、彼女は言った。
「実は私、マドレーヌちゃんに協力してもらってレオニス様のことを試していたんですの。あなたが今回選んだプレゼントは適切でしたわ。私を立てながらマドレーヌちゃんにもきちんとお気に入りのプレゼントもお選びになりましたね」
「え、オレを試していたのですか?」
レオニスはキョトンとした顔をする。
「ええ、これでも私、意外とモテますの。変な方がたくさん寄って来るからこうしてテストをさせて頂いているのですわ」
心配そうな顔をしてコリンヌがレオニスの顔を見る。申し訳なく思っているみたいだ。
「あなたはとてもキレイで女神様みたいですから仕方ありませんよ。テストは当然です!」
「……ここまで寄り添ってくれる方ならば、一緒になっても心配いりません。これからどうぞ宜しくお願いします」
コリンヌが最上級の笑顔を見せる。その姿はメチャクチャ可愛かった。
「はい!ぜひとも!」
レオニスは嬉しさのあまり、コリンヌを抱き上げてくるくると回ったのだった。
とてつもなく自分に冷たい令嬢に。
「コリンヌ嬢、今日のそのドレス、小さい花がいたるところに散らばっていてキレイだ」
「……ありがとうございます」
褒めたつもりだが、表面的な礼を言われて終わった。
(ああ……今日もオレは間違えたらしい)
レオニスは侯爵家の次男で、騎士になると決めてからずっと剣に精進してきた。剣のことでは誰よりも頑張ってきたと、胸を張って言える。
だが、ここの騎士団は男しかいない世界である。
王宮にある騎士団の詰め所や訓練場は、貴婦人たちが集まる煌びやかな場所とは離れており、通称「男の園」と呼ばれている。したがって、女性とまともに話す機会はほとんどない。
だから、女性と話す技術が一向に上達しない。しかも騎士団員は身分に関係なく、寮暮らしが定められている。
(くそ、騎士団にこんな弊害があるとは……!)
テーブル下で手を握りしめる。
レオニスはつい先日20歳になった。すると、両親が「いい年齢だから」と、婚約者を紹介してきたのだ。それが、目の前に座っている伯爵令嬢のコリンヌだった。
レオニスは彼女を一目見て、完全に心奪われていた。
(こんなクール美女、見たことがない)
コリンヌは、灰色の切れ長な瞳に、透けるような白い肌、ツヤのある髪が腰まで真っすぐ伸びているのが印象的な、まるで白百合のような美人だった。
……本日は、レオニスが彼女に心奪われてから、3回目のお茶会である。
「……あの、あなたの好きなことをまだ、お聞きしていませんでしたね。どんなものが好きなのですか?」
レオニスは一生懸命話した。
「私が好きなものですか?」
しばし、考えるようにしていたが、彼女は自分の胸元を指で軽くトントンと叩くと、ドレスの下がモゾモゾとして突然、胸元からリスが顔を出した。
思わず胸元を凝視する。
「胸の谷間にリスが……あ、いえ、なんでもないです!」
コリンヌにジロリと睨まれた。
「……私の好きなものはこの、シマリスの《マドレーヌちゃん》ですわ」
マドレーヌと紹介されたリスは、コリンヌの手の上に乗ると愛しいコリンヌを見つめて愛想を振りまいている。リスのくせにふてぶてしい奴である。
「マドレーヌちゃんのこのつぶらな瞳がとっても可愛いのですわぁ」
普段、自分とは最低限の話しかしない彼女が、リスを前にとろけるような目をしていた。
(オレもあんな目で見つめられたい!)
あんな目で見られた日には、すぐに抱きしめてしまうのに!と、目の前の光景に歯をギリギリと食いしばる。
「マ、マドレーヌちゃん、可愛いですねぇ。どれ、こちらにもおいで……って痛っ!」
マドレーヌに手を差し出すと、噛みつかれた。リスの歯は強靭だ。指が取れたかと思った。
「こ、このリスめが……!」
思わず剣の束に手がいくと、コリンヌの顔色がサアッと変わる。
「は……はっはっは。ずいぶんとやんちゃなマドレーヌちゃんだなあ。嬉し過ぎて冷や汗が出ましたよ」
ワケの分からぬことを言いながら、ポケットからハンカチを取り出すと額の汗を拭いた。
「マドレーヌちゃんに何かするのではないかとビックリしましたわ。マドレーヌちゃんは私の宝物。いつだって私の側にいてくれる心強い味方なのですわ」
悔しいことに、リスめはコリンヌの心をガッチリと掴んでいる様子だった。
(仕方ない。ならば、マドレーヌとやらにオレも気に入られなければならん)
そう決意したレオニスは、帰宅してから作戦を懸命に考えたのだった。
……そして、早くもお茶会は4度目を迎えていた。
「ふっふっふ。今日のお茶会も成功するに違いあるまい」
自信満々でお茶会に望んだレオニスは、あるものを取り出した。
「マドレーヌちゃん~!今日はクッキーのプレゼントだよ~!」
マドレーヌが例のごとく、コリンヌの胸元から顔を出す。
「さあ、マドレーヌちゃん、おいで」
名前を呼ぶと、マドレーヌがやってきてクッキーを食べる。首尾上々である。
(よしよし、いい子だマドレーヌ!)
マドレーヌを見守るレオニスは満面の笑みだ。
「……マドレーヌちゃん、プレゼントを気に入っているようですわ」
コリンヌが言う。
これまで、マドレーヌにはベッドやクッションなどをプレゼントしてきた。最初はお気に召さなかったようだが、次第に興味を持ったようである。すると、コリンヌも少しずつ心を許す気配がしてきた。
「マドレーヌちゃんが心を開いてくれたと思うと、感無量ですよ!」
思わずジ~ンとしながらレオニスが言うと、コリンヌはなんだか不機嫌そうな顔をした。
「え、どうされたのです?何か、オレが気に障ることを言いましたか?」
せっかくまともな会話ができるようになったのにと、心配になった。
「……ズルイです。マドレーヌちゃんばっかり可愛がるなんて」
思いもよらない言葉を聞いて、レオニスは心底驚いた。
(ズルイ?マドレーヌばかり可愛がるから?)
「……そ、それは、コリンヌ嬢もオレに可愛がられたいという意味でしょうか?」
つい思ったままをそのまま口に出した。コリンヌはそっぽを向いた。
「ああ、言い方を間違えました。その、えっと……」
「ご自分で考えて下さいませ!」
そう言うと、コリンヌはマドレーヌを胸元にしまって立ち去ってしまった。
「あ……」
手を空中に彷徨わせたまま茫然としたレオニスだった。
……本日は5回目のお茶会である。
「コリンヌ嬢、マドレーヌちゃん、本日はこれを受け取ってください!」
レオニスはコリンヌには心をこめて選んだアクセサリー、マドレーヌにはこの前と同じクッキーをプレゼントした。
「私にはアクセサリー、マドレーヌちゃんにはこの前と同じクッキーですのね……」
レオニスなりに考えたうえでのプレゼントだった。
「レオニス様、合格ですわ」
「はい?」
意味深な言葉の真意を尋ねると、彼女は言った。
「実は私、マドレーヌちゃんに協力してもらってレオニス様のことを試していたんですの。あなたが今回選んだプレゼントは適切でしたわ。私を立てながらマドレーヌちゃんにもきちんとお気に入りのプレゼントもお選びになりましたね」
「え、オレを試していたのですか?」
レオニスはキョトンとした顔をする。
「ええ、これでも私、意外とモテますの。変な方がたくさん寄って来るからこうしてテストをさせて頂いているのですわ」
心配そうな顔をしてコリンヌがレオニスの顔を見る。申し訳なく思っているみたいだ。
「あなたはとてもキレイで女神様みたいですから仕方ありませんよ。テストは当然です!」
「……ここまで寄り添ってくれる方ならば、一緒になっても心配いりません。これからどうぞ宜しくお願いします」
コリンヌが最上級の笑顔を見せる。その姿はメチャクチャ可愛かった。
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