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最終話 天を統べるは最高神
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しおりを挟む「ああ……セラフィー、そんなに俺のことを締め付けてきて……気持ちが良いのか……?」
「ふあっ、ああっ、お父様っ……は、はい……すごく、気持ちが良い……」
肉壁を肉棒がじゅぶじゅぶと擦りあげる感覚があまりにも気持ちが良くて、このまま天まで昇りそうな感覚が起こった。
揺れ動く度に、二人の身体からは光と闇の粒子が飛び交う。
「ふあっ、ああっ、ああっ……お父様っ……ああっ、お父様……」
「セラフィー、そんなに悦いのか……? 腰が勝手に振れてるぞ……」
「ああっ、そんなっ……お父様が揺らすっ……からっ……」
下から突き動かされながら、乳房をぐにぐにと揉みしだかれる。
二人の結合部では、ぐちゃぐちゃと淫らな水音が立ちこめた。
「ああ、セラフィー……そろそろ……出そうだ……」
ベリアルお父様が腰を突き上げながら呻くように囁いてきた。
桃色の髪はサヤサヤと揺れ、汗で濡れはじめる。
二人の湿った肌同士がぶつかり合い、パチュンパチュンと音を鳴らした。
「お父様……私を……お父様で……いっぱいにしてほしいっ……あふっ、ああっ、あっ……」
「セラフィー……ああ、そんなに締め付けられたら……」
内側を支配する欲望が律動をはじめた。
「ふあっ、ああっ、お父様っ……大きいっ……ああ、それ以上お腹、突かれたら……」
「ああ、セラフィー……俺の全てを受け止めてくれ……」
「ああっ……――!」
一気に絶頂が駆け抜けていくと同時に、ぎゅうと一際強くお父様を締め付けると、下腹部に熱の奔流が渦巻いた。
一度放っただけでは終わらず、何度か下腹へと吐き出され続ける。
しばらく続いた後、彼が早くなっていた呼吸を整えはじめた。
「セラフィー」
「ベリアルお父様……」
彼が後ろから抱きしめてくると、私の耳元で囁くように告げた。
「俺の全てを受け止めて――俺に全てを捧げてくれてありがとう、セラフィー」
こうして――。
天使な私は魔王の彼に、文字通り全てを捧げたのだった。
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