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ぜんぶ、はじめてだったのに
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(痛い……怖い……)
そんな私の唇に、ソルが慌てて唇を重ねてくる。
ふーっと、息を吹き込まれた。
「落ち着け、大丈夫だ。あんたがあんまり痛くないように、ゆっくり最後まで挿れるから」
ソルの碧の瞳がいつになく真剣で、優しくて、痛みもどこかに飛んでいくようだった。
「ひぅっ、う、あ、あ……」
そうして再び、彼の熱い猛りが、子宮に続く道をゆっくりと進んできた。次第に、痛みよりも、ぬるぬると進んでくる感覚が気持ち良いような気さえした。
彼の恥骨と私の恥骨が触れ合う。
お腹の奥に、彼の熱い棒の先端が、当たるのが分かった。
「全部中に入ったな」
そう言って笑うソルを見ると、汗をびっしょりとかいていた。
彼の額から流れる汗が、私の頬をぽたりと濡らす。
ゆっくりとした動作だったが、かえって体力を使うのかもしれない。
(私が痛くないように、頑張ってくれたの?)
口で呼吸をしていた私は、肺の呼吸に切り替えるために、ゆっくりと深呼吸をした。
「ありがとう」
私がソルの頬に手を伸ばす。
彼は嬉しそうに、私の亜麻色の長い髪を撫でる。
そうして、どこか切なげに彼が私に告げてきた。
「ずっと、こうやって、あんたと一つになれるのを夢見てたんだ。絶対に叶わない夢だって、いつもあんたとこうなれることを想像してた。気持ち悪いって思うかもしれないけど」
「そんなことない。私も貴方と一つになれて、本当に幸せよ」
私の言葉を合図に、ソルはまた私の唇を塞いだ。
この日は、私が痛くないようにと、彼が私の中で無理に動くことはしなかった。
夜が明けるまで、二人でずっとつながって、ハグやキスを繰り返して過ごした。
私が慣れるまでの何度かは、ソルはそうして過ごしてくれたのだった。
そんな私の唇に、ソルが慌てて唇を重ねてくる。
ふーっと、息を吹き込まれた。
「落ち着け、大丈夫だ。あんたがあんまり痛くないように、ゆっくり最後まで挿れるから」
ソルの碧の瞳がいつになく真剣で、優しくて、痛みもどこかに飛んでいくようだった。
「ひぅっ、う、あ、あ……」
そうして再び、彼の熱い猛りが、子宮に続く道をゆっくりと進んできた。次第に、痛みよりも、ぬるぬると進んでくる感覚が気持ち良いような気さえした。
彼の恥骨と私の恥骨が触れ合う。
お腹の奥に、彼の熱い棒の先端が、当たるのが分かった。
「全部中に入ったな」
そう言って笑うソルを見ると、汗をびっしょりとかいていた。
彼の額から流れる汗が、私の頬をぽたりと濡らす。
ゆっくりとした動作だったが、かえって体力を使うのかもしれない。
(私が痛くないように、頑張ってくれたの?)
口で呼吸をしていた私は、肺の呼吸に切り替えるために、ゆっくりと深呼吸をした。
「ありがとう」
私がソルの頬に手を伸ばす。
彼は嬉しそうに、私の亜麻色の長い髪を撫でる。
そうして、どこか切なげに彼が私に告げてきた。
「ずっと、こうやって、あんたと一つになれるのを夢見てたんだ。絶対に叶わない夢だって、いつもあんたとこうなれることを想像してた。気持ち悪いって思うかもしれないけど」
「そんなことない。私も貴方と一つになれて、本当に幸せよ」
私の言葉を合図に、ソルはまた私の唇を塞いだ。
この日は、私が痛くないようにと、彼が私の中で無理に動くことはしなかった。
夜が明けるまで、二人でずっとつながって、ハグやキスを繰り返して過ごした。
私が慣れるまでの何度かは、ソルはそうして過ごしてくれたのだった。
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