【R18】ひとりえっちの現場をヤンデレに取り押さえられました。

3※

　そうして、研究所から少しだけ離れた先にある屋敷に私は戻っていた。
　この屋敷の中にファウスト様と私は二人で暮らしている。もちろん、別々の部屋だけれど。
　昔、生家で色々あったらしく、彼は使用人や護衛は雇っておらず、他の研究職員は近づかせないようにしている。
　だけれど、孤児出身で身寄りのない私だけは、屋敷の家事全般を担うことを対価として、住み込みで研究をさせてもらっているのだ。

（ファウスト様……）

　熱帯夜も手伝ってだろうか？
　ベッドの上に寝転がりながら、片想いの彼のことを思い浮かべていると、身体が勝手に火照っていく。
　薄手の夜着が汗でぺったりと濡れて張り付くほどだ。
　そんな中、ベッドに仰向けになった私の元に、先日研究室から持ち出したスライムが這いあがってくる。透けるような色合いをしたそれは、まるで人格を持っているかのような動きを見せてくるのだ。

（数日前に研究室で手にとった瞬間、ど・う・し・て・も・連・れ・て・行・か・な・き・ゃ・って、なぜだか思って……ファウスト様にも内緒で連れてきてしまった……）

　師に対する罪悪感が募る。

（明日までに返さなきゃいけない。だったら、最後に……）

　考えるが早いか、手の中のスライムを解放した。
　掌よりもやや大きいぐらいのスライムが、うにょうにょと夜着の隙間に侵入してくる。
　弾力と粘度の高いスライムは、乳房の周囲をやたらと丹念に這いはじめた。

「あっ……んっ……あっ……」

　自分のものとは思えない懊悩な声が部屋の中に反響する。
　スライムが私の女性としては少しだけ大振りな乳房を、上から下に揉みしだきはじめた。

「あっ、あっ、はっ、あ……」

　連れて来たばかりの頃は得体が知れなかったけれど、なぜかすぐに警戒心は解けた。
　絡んだスライムがグネグネと乳房をこねる。
　そのうち、すっかり硬くなってしまった先端だけがそれに器用に弄られはじめた。

「ふあんっ、そんな硬くなっている先端を、そんないやらしく触れられたらっ………」