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しおりを挟む深夜。
『約束』
懐かしい声が耳元で聴こえた気がした。
同時に肌の上を誰かの指で撫でられているような感覚がして目を覚ました。
「んんっ……って、何っ……!?」
真っ暗闇の中にいるはずなのに、黒い球が光り輝いて見える。
どうしてだか分からないけれど、最初に会った時よりも、黒い光が弱まっている気がした。
「いったい、どうしたの……ひゃっ……!」
玉から手のようなもの――触手っていうのかな?
長い手に変わって、それが何本も生えて伸びてきて、私の身体を撫で始めた。
「ひゃっ、やあっ、くすぐったい」
最初はくすぐったがっていたけれど、なんだか触手の動きが艶めかしくて厭らしいものへと変わっていく。
「あっ……んんっ……」
私の口から悩まし気な声が漏れ出てきて、自分でも戸惑ってしまう。
(私ったら……! それにしたって黒い靄の様子がおかしい……! なんだか手つきがいやらしすぎる!)
黒い触手たちに全身をもみくちゃにされている間に、どんどん息が上がってくる。
下腹もじんじん疼いてきて、両脚の間がじんわりと湿っぽくなっていくのが分かった。
全身にビリビリ快感が駆け巡っていって、どんどん落ち着かなくなっていく。
「んんっ、もう、やめてっ……」
すると、私の声が届いたのか、触手の動きが止まった。
(良かった)
ほっとしたのも束の間……
「あっ……待って!」
黒い触手は、最初は衣服の上からしか触ってきてなかったんだけど、にゅるりと襟元から衣服の内側に侵入してくる。
「やあっ、そんなところ、弄っちゃっ……は……あんっ……やあっ……」
侵入してきた触手がくにくにと乳首を弄りはじめた。
薄絹でできたドレスの裾からも黒い手が侵入してくると、足首から太腿まで触れるか触れないかぐらいの手つきで何度も撫で擦られた。
そうこうしていたら、触手が下着の中に侵入してくる。
「やあっ、そんなっ、中に入っちゃっ……! あっ、ああっ……」
触手が的確に敏感な芽を弄りはじめた。
……ここが知らない場所で良かった。
誰も見ていないから声が出せるのだけが救いだ。
下着がぐっしょり濡れていく。
ぬるぬるになって侵入しやすくなった狭穴に黒い触手が細い指ぐらいの大きさに変化して侵入してきた。
そのまま靄は指の形になると、狭穴へと侵入してきた。
「んんっ……ん……」
中を弄られると次第に夢心地になっていく。
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