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第5章 兄弟からのプロポーズ
31-2※
しおりを挟む恭司が体勢を整えると美桜の身体の上に乗りあがってきた。
彼が熱杭の根元を動かすと、真っ赤に染まった花弁の上で、雫を零す先端がぬるぬる蠢きはじめる。
「逃げ出すなら今の内だったのにな。どうして逃げなかった、やっぱりトロトロしてるな」
「……ああっ……」
彼が片方の手で彼女の太腿を持ち上げると、熱塊が蜜口を穿って中へとずぶずぶと侵入してきた。
腰を押し付けられ、全てを飲み込むと下腹いっぱいに彼の存在を感じる。
性急な動作に困惑していると……。
「あっ、恭司さんっ……」
美桜の両手首を恭司の両手が制してくる。
恭司がギラギラ獣のように瞳を輝かせながら、こちらを見下ろしてきていた。
「これまではだいぶ手加減してやってたんだ。今日は動かせてもらうぞ」
「え? あっ……ああっ……」
彼が腰を揺り動かしはじめると、下腹の奥深くにある女性の芯が揺り動かされる。
ベッドがギシギシと激しく軋みはじめた。
彼が言った通り、これまでは手加減してくれていたのだろう。
今までの中で一番雄々しく激しい腰遣いに翻弄されてしまう。
「あっ、恭司さんっ、あっ、あっ………」
「無理やり抱かれているわりには締め付けてくるな」
激しく最奥を突かれて女性の芯が突き動かされる度に、快感が何度も何度も全身を駆けてくる。
肉棒が肉壁で押し広げられ擦り上げられると、激しい水音が立ちこめる。
ベッドが軋む音の激しさが増していく。
「あっ、あっ、あっ、もう、……!」
「一人で勝手にイクなよ」
恭司の下腹が美桜の花弁に激しくぶつかると同時に吐精されると、下腹いっぱいに熱の奔流が起こる。
恭司が美桜の唇を荒々しく奪うと履き捨てるように告げる。
「まだだ。まだ寝るなよ。俺はまだ満足していない。これで最後なんだからな」
激しい動きの後、肩で息をしながら、美桜は彼に声をかけた。
「恭司さん……」
「何だよ……?」
そうして、美桜は恭司に声をかける。
「これで最後だなんて嫌……あっ……」
すると、恭司の顔がくしゃりと歪んだ。
けれども、すぐに美桜の衣服を頭の先から奪い取る。服に隠れて彼の表情が見えなくなった。
衣服を脱がされて、次に恭司の顔を見る。
やっぱりどこか悲哀に満ちていて――なんだか泣きそうに見えて仕方がない。
「んっ……」
まだ中に入ったままだった彼の熱塊が再び膨張すると、彼女の肉壁を押し広げてくる。
ぐちゅり。
彼が一度腰を引くと、彼女の奥を貫く。
「どうせ逃げられるぐらいなら、自分から嫌われて――捨ててしまった方がマシだ」
「恭司さん、あっ……は……あ……」
彼が腰を揺り動かしはじめる。
恭司の言葉の真意を確かめることができないまま、美桜は一晩中身体を弄ばれ続けたのだった。
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