【R18】冷徹なエリート社長はセフレな私を一途に愛して孕ませたい

おうぎまちこ(あきたこまち)

文字の大きさ
193 / 228
最終章 一途な愛で孕みました

41ー3※

しおりを挟む
「その女の子、絶対に恭司さんのことが好きだったんです。それに……恭司さん、私のことが初恋だって話してたけど、その女の子が実は初恋なんですね」

 すると。
 恭司が足を止めた。
 
「……今の流れで……あんた、圧倒的に鈍いな」

「む……?」

「まあ良いか。鈍いおかげで順一の好意にも気付かなかったんだろうしな」

 美桜は少しだけ腑に落ちなかった。

(褒められてるのかな、けなされているのかな?)

 考え事をしていたら、恭司が心底嬉しそうに微笑んだ。

(なんとなくモヤモヤしちゃう)

 波の音が少しだけ遠くなった。
 少しだけ落ち着いた照明が灯る自動扉を潜り抜ける。
 ホテルマンへと挨拶を済ませるとエレベーターへと進んだ。

「ドイツの時もそうだったけれど、顔パスですね、恭司さん!」

「ん? そりゃあ、一応、俺が最高責任者だからだろう?」

「え……?」

「ドイツのホテルもこのホテルも、俺が代表だよ」

「ええっ……!?」

「ドイツの方はあっちの友人と共同経営だけどな。ついでに言えば、今日のためにここのホテルは貸し切りにしてある」

 お金持ちだとは思っていたけれど、かなりの衝撃を受けてしまった。
 
(貸し切り……お金持ち、おそるべし……そういえば、スイートルームといえば最上階が定番だけれど……)

 恭司は高いことろが苦手だけれど、どこの階に泊るのだろうか?

 ――案の上というべきか、最上階には止まらなかった。
 お姫様抱っこされたまま部屋の中へと向かうと、奥まった豪奢な扉のある部屋へと辿り着く。
 扉を開けて中に入ると、正面がガラス張りの綺麗な部屋へと辿り着いた。
 まるで空と海がすぐ近くにあるかのような、そんな不思議な場所だった。 

「海沿いだし、少し小高い場所にあるホテルだから、少し低い階でも海が観れて綺麗だろう? 俺みたいに高いところが苦手なやつもいるだろうしと思ってな」

「はい、確かにそうですね!」

 恭司に降ろしてもらうと、美桜は窓ガラスへと立ち寄った。
 足先から天井まで窓ガラスだ。
 美桜は両手をぺたりとくっつけた。ひんやりして気持ちが良い。

「それにしても、恭司さん、このお部屋、外から丸見えですよ。開放的すぎます」

「ん? 外から俺たちの姿は見えない。見えるように設定もできるが、今はしていない。それに貸し切りだって話しただろう? 近くに誰もいないしな」 

 ふと、気付いた時には窓に張り付く美桜の背後に恭司の身体があった。
 密着されてしまって逃げ場を失ってしまう。
 彼女の頬に彼がそっと頬ずりしてきた。

「恭司さん……」

「美桜」

しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜

来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。 望んでいたわけじゃない。 けれど、逃げられなかった。 生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。 親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。 無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。 それでも――彼だけは違った。 優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。 形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。 これは束縛? それとも、本当の愛? 穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

ブラック企業で倒れた私を、ネトゲ仲間の社長が強制保護して溺愛しています

紅 与一
恋愛
過労で倒れた私を救ったのは、 ネトゲ仲間――そしてIT企業の若き社長。 「もう君は、僕の管理下だよ」 退院と同時に退職手続きは完了。 住む場所も、生活も、すべて彼に囲われた。 外出制限、健康管理、過保護な独占欲。 甘くて危険な“保護生活”の中で、 私は少しずつ彼に心を奪われていく――。 元社畜OL×執着気味の溺愛社長 囲い込み同棲ラブストーリー。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

世間知らずな山ごもり薬師は、××な騎士団長の性癖淫愛から逃げ出せない

二位関りをん
恋愛
平民薬師・クララは国境沿いの深い山奥で暮らしながら、魔法薬の研究に没頭している。招集が下れば山を下りて麓にある病院や娼館で診察補助をしたりしているが、世間知らずなのに変わりはない。 ある日、山の中で倒れている男性を発見。彼はなんと騎士団長・レイルドで女嫌いの噂を持つ人物だった。 当然女嫌いの噂なんて知らないクララは良心に従い彼を助け、治療を施す。 だが、レイルドには隠している秘密……性癖があった。 ――君の××××、触らせてもらえないだろうか?

ドSな彼からの溺愛は蜜の味

鳴宮鶉子
恋愛
ドSな彼からの溺愛は蜜の味

処理中です...