【R18】冷徹なエリート社長はセフレな私を一途に愛して孕ませたい

おうぎまちこ(あきたこまち)

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後日談 クリスマス〜日本とドイツ〜

1-4

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 そうして、恭司と美桜はホテルの最上階へと向かうことになった。
 廊下から外の景色が見える。どうやら昼間だとかなり遠くの山まで見通せる場所のようだ。今はビルや街灯りがキラキラ輝いて美しい。
 部屋の中へと足を踏み入れる。モダンでシンプルなデザインで、中央にキングサイズのベッドがあるのだが、質の良いリネン類で揃えられおり、見るからにふかふかしていそうだ。照明はやや薄暗くて雰囲気が良かった。
 窓を開けるとプライベートプールもあるようだ。今は冬だから寒いので入れないので少々残念だった。

「高い場所ですけど、恭司さんは大丈夫なんですか?」

 美桜が尋ねると、恭司が答えてくれた。

「ああ、プールもあるからな、一泊するだけなら大丈夫なんじゃないか?」

「本当に大丈夫ですか? 私は心配です。恭司さんご自身の問題で恭司さんのお言葉を信じるしかないから」

 飛行機が大丈夫なぐらいだから大丈夫だろうとは思うのだけれど……。

「猫は高い位置が好きだって言うし、俺も慣れないとな。それに、高い場所だって認識しなかったら平気だ」

「むむ……?」

 美桜が首を傾げていると、恭司が彼女の顎に指を添えてくる。

「飛行機の時と同じだよ、俺の気を紛らわせてくれよ」

 そうして、彼の顔が近づいてくると唇をちゅっと奪われてしまった。
 彼女は頬を赤らめながら返事をする。
 
「恭司さんの気を……紛らわす……」

「そうそう、俺の気を紛らわせてくれよ。とはいえだ、子どももできたことだし、あんまり激しくは出来ないか」

 美桜はますます首を傾げた。

「今朝まで色々激しかったですよ?」

 恭司は無言だったが、しばらくしたら淡々と答えてくれた。

「いるのが分かった以上はな?」

 美桜はむむむと心の中で唸った。

(シュレディンガーの猫ならぬ、シュレディンガーの赤ちゃん)

 恭司が続ける。

「本当はあんたの身体を色々弄って開発してやりたいが……あんまり色々やりすぎて、胎が締まっても良くないだろうからな……開発は子どもが生まれてからに後回しだ」

 とんでもない発言を耳にした気がするが、恭司の気まぐれ発言かもしれないのと言葉にするのが憚られたので……ひとまず流すことにした。

「激しくなくて……恭司さんの気を紛らわす方法か」

 美桜は首が肩にくっつきそうなぐらい傾けながら考える。

「俺としては、あんたがそばで一緒に眠ってくれたら、それだけで……」
「あ! 思いつきました!」

 恭司が何か言いかけたところ、美桜はついつい遮ってしまった。

「どうした、美桜?」

「男女の仲だと体を洗い合うのは普通だって話してたじゃないですか?」

「ん? ああ、そういやあ、そんなことも言ったか……」

 恭司は自分が話した内容を忘れていたようだ?
 美桜は頬を赤らめながら勢いよく宣言した。

「その時みたいに……私が……恭司さんを気持ちよくさせますね……!」

 恭司が一瞬だけ面食らった後、唇をゆるりと吊り上げたのだった。

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