【R18】年下の男子高校生はお嫌いですか? 先生! 街一番の不良の俺が、陰キャのフリして貴女を全速前進で守ります!

おうぎまちこ(あきたこまち)

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第13話 体育倉庫にて※ はるかside

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 生徒指導室での出来事以来――。

(こんな関係よくない……)

 そんなことを思っているのに、私は桃李くんと影で会う毎日を続けてしまっていた。
 周囲にはバレずにここまで来ている。

 もう季節は秋、文化祭が終わり、ちょうど体育祭が間近に迫ってきていた。

 ちょうど三角コーンの準備をしていると――。

「阿倍野先生、手伝いますよ」

 クラスの担任教師――渋谷ヒカリ先生が現れたのだった。

「体育館の倉庫で良いんですか?」

「え? はい、そうなんです。ありがとうございます」

 笑いかけると、渋谷先生も笑顔を返してくる。

(女性好きしそうな顔立ちよね――私の好みではないけれど)

 そんなことを考えていると、ふっと頭の中に竹下君の顔が浮かんできてしまった。

(いけない、私ったら――)

 仕事中なのに、ついつい特定の生徒のことを考えてしまうなんて――。


 そうして、体育倉庫に着いた。


「中の倉庫の整理をしてから帰りますので」

 私はそういうと、渋谷先生は三角コーンを置く。

 そうして、彼は気になることを私に耳打ちしてきたのだ。


「はるか先生、いつも帰り際に校舎内のどこかで誰かと会っているみたいですけど――気をつけた方が良いですよ」


(――え?)

 心臓がおかしな音を立て始める。

(まさか、桃李君と私の関係に気づいて――)

 嫌な鼓動が高まっていき、ろれつがうまく回らない。

「まあ、そんなに魅力的な体つきじゃあ高校生男子には刺激が強すぎるかもしれませんが」

 いつもは爽やかな渋谷先生が、舐めるように私の全身を見てきた。

 ぞくりと背筋に嫌な予感が走る。

「それじゃあ」

 それだけ言うと、渋谷先生は体育館から姿を消した。

 時刻はもう19時近い。

 高速で部活は18時まで、自主練も18:45までと決まっていることもあり、バスケ部やバレー部の皆ももう更衣室に姿を消してしまっているようだった。

(どうしよう、渋谷先生にばれてしまっている……?)

 気持ちが落ち着かずに、なかなか体育館倉庫の整理に手がつかない。

 ちょうどその時――。

「はるか先生」

「きゃっ……!」

 ――突然、背後から男子生徒の声が聴こえる。

 声の主は――。

「と……竹下君……!」

 ――分厚い眼鏡と前髪で変装している竹下君だった。
 

「渋谷ヒカリと何を話したの――?」


「え――?」


「一緒に歩いていたでしょ? 陰で見ていたんだ。そうしたら、はるか先生の顔色が悪くなった」


 竹下君に心配はかけたくなかった。
 だけど、伝えておかないと重大な事件につながりそうな気がする。


「実は……誰か男子生徒と放課後会ってんじゃないかって」


 私がそう言うと、竹下君が舌打ちをした。

「渋谷ヒカリめ……」

「桃李君?」

 不思議そうな視線を向けると、彼が私を抱き寄せてきた。
 心臓がドキンと跳ねる。
 そうして、そのままキスをされる。

「あっ……んっ……」

 激しいキスを繰り返しながら、倉庫の奥へと連れて行かれてしまう。
 とんと跳び箱に背中がぶつかった。
 
 そうして、唇が離れると、熱い吐息のまま桃李君は力強く告げてくる。

「はるか先生、渋谷ヒカリのことは俺がなんとかするから安心して――だから、あんな男のことじゃなくて、俺のことを考えてよ――」

 彼が大きな手で私の身体を弄ってくる。
 甘い痺れが走ってきて腰が砕けて脚ががくがくしてしまい、そのまま蹲ってしまった。
 ずるずると桃李君も一緒にしゃがみこむ。

「先生、脚を開いて」

 彼が言うがまま私は脚を開いてしまった。

「あ……」

 履いていた黒いストッキングは引き裂かれる。白いレースの下着がのぞいているはずだ。さらに、その下着を端によせられてしまっているので、私の秘部は露わになっているに違いない。
 桃李君は下衣をくつろげると、猛るものの先端を露わになっている秘部に泳がせはじめた。

「ふっ……あっ……ちょっと……竹下くん、お願いっ……こんなところでは、やめてっ……ひゃあっんっ……」

 渋谷先生とのやり取りがあったばかりだ。

(慎重にいかないと――)

 だけど、私の願いは聞き入れられない――。

「はるか先生のここ、もうこんなにぐしゃぐしゃだよ――さっきまで、僕の指で、あんなに何度もイッてたじゃない――? 僕も先生に早く挿れたいんだけど――」

「だ、ダメ――やぁあんっ――」

 結局、私の陰唇は、教え子の竹下桃李君の猛りを受け入れてしまった。彼が私の膣口を貫き、肉壁を伝いながらずずっと奥へ奥へと侵入してくる。
 彼の先端が、私のお腹の奥に当たるのが分かった。
 竹下君の腰が、私の秘部に何度も何度も打ち付けてくる。ぐちゅんぐちゅんと水音が、用具倉庫に音が鳴り響くのが耳に聞こえる。声を出すのを我慢していたけれど、彼の腰の動きが激しくて、堪らず声を上げてしまう。

「んっ、あっ、やぁっ、ああっ、はぁんっ――」

 胎内を、何度も彼の棒が擦っていく。どうしようもない快楽の波が、私の全身を襲う。
 私と竹下君が重なって動く影が、なんだかすごくいやらしい――。


「ねえ、先生、出しても良いよねー―?」

「だ、だめっ――んっ、あ、あ、あっ、あっ、あ――」

「ああ、もう無理みたい、ごめんね、一緒にいこうよ、先生――」

「あ、あ、あ、あ、あああっ――」

 どんっと激しく、彼が私に腰を打ち付けた。私の子宮の中に、彼の熱い飛沫がまき散らされたのがわかる――。ぶるりと彼が震える。そうして、私の全身にも甘い痺れが駆け巡り、身体全体がびくびくと震え、私の膣口が彼のものを締め付けた――。

「あ、ああっ――」

 果てた身体を桃李君が抱きしめてくる。


「ねえ、安心して、さっきも言ったけれど、渋谷ヒカリは俺がどうにかするから、ね」


 ひどく甘い声音で、彼はそう言う。

(桃李君の方が年下なのに――)

 ――まるで年上の男性のように安心できるのはなぜだろう。

 本当は自分の方が教え導くはずだというのに――。


 ――まるで彼に導かれてしまっているような錯覚に陥ってしまっていた。


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