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後日談 俺様CEOと社内で××したのは極秘です
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総悟が面食らった顔を浮かべていたが、すぐに反論しはじめる。
「三人で眠るのは良いけど……あの子が眠っているそばで、こういうことするのは起きたら大変な気がするんだけど……」
総悟が言う「こういうこと」とは、今現在のような情事に及ぶことだろう。どうやら彼の中では、夜にこういうことをするのが前提のようだ。
「そ、それは確かに……そうですが……」
桃花の頬がかあっと朱に染まる。
「とにかく桃花ちゃんとこういうことをしてから三人で眠りたいんだよ、俺は!」
「獅童も急な環境変化に慣れないんですよ。もうしばらくしたら、きっとまたよく眠ってくれますよ。そうだ、今度の新婚旅行の時なんかじゃダメなんですか?」
だがしかし、総悟はむくれた表情のままだ。
「新婚旅行は来月でしょう? さっきもいったけど、俺はいつも桃花ちゃんとこういうことをしたいんだってば! 毎晩と言わずに、毎朝や日中も、もういつも桃花ちゃんと繋がっていたいんだよ!」
桃花は総悟の顔を見ながら衝撃を受けていた。
(新婚の夫婦って、毎日そんな感じなの……?)
夫婦共働きで毎晩は無理じゃないか?体力あるから別に良いのか?などと桃花は一生懸命考えていたが……
(そもそも論点はそこじゃないわ)
そう、今の問題は頻度の話ではなく場所が一番の争点なのだ。
桃花は毅然とした態度で告げる。
「とはいえ、特に社内で危険を冒してまでこんな行為に及ばずとも、家でしたら良いじゃないですか?」
彼女は自分で言っておきながら、なんとなく恥ずかしかった。
(家でなら良いって言っているようなものね。まあ夫婦だから悪い返答ではなかったはず……)
大学時代に友人がオフィスラブみたいなものに嵌っていて、OLさんと上司が社内で良からぬことをしていた作品があった気がするが……
(現実でそんなことしたら、モラルに反している気がするもの)
桃花の中の正義感溢れる熱血ヒーロー・獅童(我が子ではない)の心の炎が舞い上がりはじめた。
色々と自由な性格の総悟だが、さすがにここは専属秘書として妻として……制さなければならない。
断固として、夫を正しい道に導けるのは妻の自分しかいないのだから……!
闘志の炎を燃やしていた桃花だったが……
「分かったよ、桃花ちゃん」
あっさりとした総悟の返答があった。
桃花は内心ほっとする。
(良かった、総悟さんが諦めてくれた)
そう、わざわざ会社じゃなくても家があるのだ。
(無理して会社でこういうことはしなくても大丈夫なんだから)
そうして、桃花が両脚を閉じようとしたところ……
総悟が舌なめずりをした。
「君も俺のことが四六時中欲しくなるぐらいに、今から愛してあげるから」
状況が悪化したことを桃花は悟ったのだった。
「三人で眠るのは良いけど……あの子が眠っているそばで、こういうことするのは起きたら大変な気がするんだけど……」
総悟が言う「こういうこと」とは、今現在のような情事に及ぶことだろう。どうやら彼の中では、夜にこういうことをするのが前提のようだ。
「そ、それは確かに……そうですが……」
桃花の頬がかあっと朱に染まる。
「とにかく桃花ちゃんとこういうことをしてから三人で眠りたいんだよ、俺は!」
「獅童も急な環境変化に慣れないんですよ。もうしばらくしたら、きっとまたよく眠ってくれますよ。そうだ、今度の新婚旅行の時なんかじゃダメなんですか?」
だがしかし、総悟はむくれた表情のままだ。
「新婚旅行は来月でしょう? さっきもいったけど、俺はいつも桃花ちゃんとこういうことをしたいんだってば! 毎晩と言わずに、毎朝や日中も、もういつも桃花ちゃんと繋がっていたいんだよ!」
桃花は総悟の顔を見ながら衝撃を受けていた。
(新婚の夫婦って、毎日そんな感じなの……?)
夫婦共働きで毎晩は無理じゃないか?体力あるから別に良いのか?などと桃花は一生懸命考えていたが……
(そもそも論点はそこじゃないわ)
そう、今の問題は頻度の話ではなく場所が一番の争点なのだ。
桃花は毅然とした態度で告げる。
「とはいえ、特に社内で危険を冒してまでこんな行為に及ばずとも、家でしたら良いじゃないですか?」
彼女は自分で言っておきながら、なんとなく恥ずかしかった。
(家でなら良いって言っているようなものね。まあ夫婦だから悪い返答ではなかったはず……)
大学時代に友人がオフィスラブみたいなものに嵌っていて、OLさんと上司が社内で良からぬことをしていた作品があった気がするが……
(現実でそんなことしたら、モラルに反している気がするもの)
桃花の中の正義感溢れる熱血ヒーロー・獅童(我が子ではない)の心の炎が舞い上がりはじめた。
色々と自由な性格の総悟だが、さすがにここは専属秘書として妻として……制さなければならない。
断固として、夫を正しい道に導けるのは妻の自分しかいないのだから……!
闘志の炎を燃やしていた桃花だったが……
「分かったよ、桃花ちゃん」
あっさりとした総悟の返答があった。
桃花は内心ほっとする。
(良かった、総悟さんが諦めてくれた)
そう、わざわざ会社じゃなくても家があるのだ。
(無理して会社でこういうことはしなくても大丈夫なんだから)
そうして、桃花が両脚を閉じようとしたところ……
総悟が舌なめずりをした。
「君も俺のことが四六時中欲しくなるぐらいに、今から愛してあげるから」
状況が悪化したことを桃花は悟ったのだった。
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