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四月の雪①
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四月。それはたくさんのことが変わる時期。新たな学年に進級したり三月に卒業したのであれば新しい学校、職場にはいることになるだろう。
俺もその例に漏れることなく新たに明寒高校一年生となり新たな生活のスタートを切っていた。ただ今日は、そんな浮かれた気分をぶっ壊すかのような大雪だった。
「うぅ、さみぃ」
新品の制服にマフラー、手袋など完全防寒服装で俺は家を出た。と言っても既に時刻は午後12時過ぎ。今日は入学式とちょっとした説明しかないからだ。
「佑斗!」
さっさと寒さから逃れるべく足早に向かおうとしたところで名前を呼ばれた。とても、爽やかなどこか冷たく感じる声で。
「めぐる、か」
「何よ、なんか嫌そうね」
「いや、だってよぉ……寒いじゃん」
俺の幼なじみ、矢来めぐる。態度さえ気にしなければ凄い美人だと思う。そしてこれからの高校生活を一緒に送っていくことになる一人だ。
「貧弱ねぇー弱々ねぇー」
朝から会うなりいきなり罵倒された。なんだか今日はすごい不機嫌なようだ。そしてめぐるは歩き出すと俺のマフラーをつかみひきずってきた。
「お、おいっ。痛いって」
「いいから、一緒に行くわよ!」
散歩にいきたくない犬をひきずるかのように若干凍った雪を踏みしめながら学校にむかったのであった。
「まじかよ…………」
学校に到着するなり俺は貼られたプリントに驚いた。いや、別にそんなに驚くことではないかもしれない。ただ、めぐるが同じクラスだったというだけだ。
「ん、どうしたの? あぁ何よ同じクラスになっただけじゃない。ほら行くわよ」
またもやひきずられながら自分達のクラスへ向かう。最初の日は目立たないことが肝心なのに…………もう失敗したみたいだ。同級生やら上級生の奇異の視線が痛いですよ。
「痛っ」
ひきずられてたらそんな可愛い声が聞こえた。誰かにぶつかったらしい。しかし謝ろうと周りをみるが誰もいない。気のせいだったのだろうか? 確かめようにも既にその場所から離れていってしまってるので手遅れだった。
ここ明寒高校は結構新しい。新しいと言っても周りにある高校とくらべたらなんだけど、公立高校にしてみれば珍しくすべての教室に暖房がついている。そして一番楽しみにしているのが食堂だ。今日は使えないけど…………。
数時間かけて教室でのSHR、入学式が特に問題もなく終わると予定通り解散となった。最初に目立ったせいもあってか誰からも話しかけられることはなかった。初日だからそんなものかもしれないけれど、少し寂しい感じがする。
「帰るわよ」
そんな言葉と共に少しどんよりしていた俺をまた朝のようにマフラーをひっつかみ引っ張られた。もちろんまたみんなの視線が集まった。でも、それでも、何故か嫌な気はぜんぜんしなかった。
俺もその例に漏れることなく新たに明寒高校一年生となり新たな生活のスタートを切っていた。ただ今日は、そんな浮かれた気分をぶっ壊すかのような大雪だった。
「うぅ、さみぃ」
新品の制服にマフラー、手袋など完全防寒服装で俺は家を出た。と言っても既に時刻は午後12時過ぎ。今日は入学式とちょっとした説明しかないからだ。
「佑斗!」
さっさと寒さから逃れるべく足早に向かおうとしたところで名前を呼ばれた。とても、爽やかなどこか冷たく感じる声で。
「めぐる、か」
「何よ、なんか嫌そうね」
「いや、だってよぉ……寒いじゃん」
俺の幼なじみ、矢来めぐる。態度さえ気にしなければ凄い美人だと思う。そしてこれからの高校生活を一緒に送っていくことになる一人だ。
「貧弱ねぇー弱々ねぇー」
朝から会うなりいきなり罵倒された。なんだか今日はすごい不機嫌なようだ。そしてめぐるは歩き出すと俺のマフラーをつかみひきずってきた。
「お、おいっ。痛いって」
「いいから、一緒に行くわよ!」
散歩にいきたくない犬をひきずるかのように若干凍った雪を踏みしめながら学校にむかったのであった。
「まじかよ…………」
学校に到着するなり俺は貼られたプリントに驚いた。いや、別にそんなに驚くことではないかもしれない。ただ、めぐるが同じクラスだったというだけだ。
「ん、どうしたの? あぁ何よ同じクラスになっただけじゃない。ほら行くわよ」
またもやひきずられながら自分達のクラスへ向かう。最初の日は目立たないことが肝心なのに…………もう失敗したみたいだ。同級生やら上級生の奇異の視線が痛いですよ。
「痛っ」
ひきずられてたらそんな可愛い声が聞こえた。誰かにぶつかったらしい。しかし謝ろうと周りをみるが誰もいない。気のせいだったのだろうか? 確かめようにも既にその場所から離れていってしまってるので手遅れだった。
ここ明寒高校は結構新しい。新しいと言っても周りにある高校とくらべたらなんだけど、公立高校にしてみれば珍しくすべての教室に暖房がついている。そして一番楽しみにしているのが食堂だ。今日は使えないけど…………。
数時間かけて教室でのSHR、入学式が特に問題もなく終わると予定通り解散となった。最初に目立ったせいもあってか誰からも話しかけられることはなかった。初日だからそんなものかもしれないけれど、少し寂しい感じがする。
「帰るわよ」
そんな言葉と共に少しどんよりしていた俺をまた朝のようにマフラーをひっつかみ引っ張られた。もちろんまたみんなの視線が集まった。でも、それでも、何故か嫌な気はぜんぜんしなかった。
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