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本編
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しおりを挟むルークは元々女性は得意ではなかったが、それを表には出さないし、容姿や身分から囲まれることには慣れていた。
周辺諸国を制裁する際、鍵となるのは女性からの情報が多かったこともあり、決して挿入することはなかったが、女性の快感を極限まで促すことで得ていた機密も少なくなかった。
なぜ挿入しなかったかというと、単純に勃たなかったのである。
そこから、自分は欠陥品であると思っていた。
王太子である自分に結婚は絶対ということはわかっていた。それも、政略結婚で、恋愛結婚なんかできるわけがないと思っていたことから欠陥でも良いと思っていたのだ。
幸い、自分以外で王族の血が途絶えることはないことはわかっていたから、もし即位して子ができなくても問題ないと思っていた。
そのため、王太子であるにもかかわらず自分を大切にしていなかったのである。
勃たないのであれば、どの女でもやることはかわらない。
情報を持っているであろう女性に近づき、関係を持ったと思わせることで親密になり、情報を抜き取っていた。
閨のときは女性の快感を促し、自分に意識を向ける前に快感で狂わせた。
そのときは興奮など一切せず、仕事の一環だと思って行っていた。
それが、チュリに一目惚れし、恋が叶ったあとからは、チュリを目の前にすると自分の雄が主張を隠さなくなった。
そこで初めて自分は欠陥品なんかではないと気づいた。
チュリの顔を見るだけで、近づくだけで、匂い、感触などが伝わり興奮している自分を抑えるのに必死だった。
今日だってそうだ。
朝あったときからしばらく一緒だと思うだけで興奮し、初めてで怖いはずなのに、勇気をだして来てくれたチュリをどう喘がせようかしか考えられなかった。
ルークは、チュリが悩んでいることの答えをどう伝えればいいのかで悩んでいた。
自分が反応するのはチュリだけで、でも仕事の一環として他の女に触れたことがあると正直に伝えて、チュリは自分を嫌わないか。
そんな女々しいことしか頭に浮かばなかった。
今までの浅はかな過去の自分を殴り倒したい気分である。
チュリが勇気をだして来てくれたのに、私がこんな中途半端では話にならないな。
明日チュリに伝えよう。
少しでも不安をなくしてほしい。
もし嫌われてしまったらまた、好きになってもらえるよう努力すればいいんだ。
そう決意し、寝ているチュリをもう一度見て、額にキスをした。
そしておさまることの知らない己の欲を取り出し、チュリの寝息すらでも興奮する自分に呆れながら手で慰めた。
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