王太子から婚約者のフリを頼まれたが、本当は溺愛されてました。

ゆいまる

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本編

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「ん……」


朝日の眩しさでゆっくりと目を覚ます。
体を起こそうとしたが、起き上がれない。
不思議に思い横を見ると、ルークが私を抱きしめて眠っていた。

ルークの寝顔、初めて見た…。
もともと端正な顔をしていたが、寝ているときは少し幼く見える。
そっと前髪をよけ、額にキスをする。

私、昨日ルークに…。
昨日の出来事を思い出すとかぁっと顔が赤くなるのを感じた。
途中で気を失ってしまったのだろうか。
最後まで、していないのかな?

気持ち、良かった…

あぁ、朝からなんてはしたないことを考えているんだろう。
恥ずかしくなってルークの胸に顔を寄せた。


「んん…チュリ?」

「あ…ごめんなさい。起こしちゃった。」


起きたときに私の名前を呼んでくれるだけでどきどきしてしまう。
昨日耳元でいっぱい名前を呼ばれ、それに感じていたことを思い出しまた恥ずかしくなる。


「…いや、大丈夫だよ。おはよう」

「お、おはよう…。」


優しく微笑んで抱きしめてくれた。
少し恥ずかしかったが、私もルークの背中に手を回して挨拶した。


「チュリ、体大丈夫?」

「えっと…なんともない。あの、私昨日…」

「途中で眠ってしまったんだ。疲れていたのに無理させてごめんね。」

や、やっぱり寝ちゃってた…。

「ご、ごめんなさい。」

「なんで謝るの?快楽に溺れてるチュリ、すごく可愛かったのに。」

「っもう!!!」


ルークはくすくす笑いながら私をからかってくる。
恥ずかしいのに、ルークのばか。

ルークは起きてクローゼットの方へ向かった。

「さぁ、起きて向かおうか。このままだと襲ってしまう。」

「え?」

「チュリ、歩けそうなら着替えておいで。一緒に朝食をとろう。」

「はい。…ひゃあ!」


そう言って、起き上がろうとしたときに自分が裸だったことに気づいた。
裸でルークに抱きついてしまったことに恥ずかしさがこみあげてきた。
またそれに笑われたのは言うまでもない。


それから、着替えをおこない、朝食を一緒にとった。
この街の料理も美味しく、特にスープに力を入れていると思った。
ただのスープと思われがちだが、手間を惜しまず作られてることが伝わった。
ルークにそれをたずねると、この街は特に水がきれいに保っており、スープ系により力を入れることで商売につながることを知った。
そういうところに独自の文化や歴史があり、注目することができることを学んだ。

このあとも行く予定の街にはそれぞれの文化があり、特産も変わってくるから、楽しみになった。


朝食を終えたあとは、すぐ出発した。





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