夜になると殺人鬼になっちゃうけど好きな子ができちゃった話。

クレームクリーム

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殺人鬼

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「ちょっと、やらかしたかも、しれないなぁ」

夜の街灯は薄れて、朝日向だけが被影山シャッター街にいるのである。

「まぁ、僕みたいなのは、きっと…見つけられるわけがな」

見つかった。
と言うか見つけてしまった。

「フー…フー…//」

道の端を丸く照らす途切れ途切れの光を浴びた男が興奮して紅の水たまりを作っていた。

「どうしよう…これ本当に、帰れないじゃん…。」

朝日向はちょうど壊れたシャッターの隙間を見つけた。
しかしながらその隙間は縦長でしかもめちゃ入りづらい。

「不幸中の、幸い…!」

足を少しずつ運んだ。

「よし…気づかれて、ない…!」

シャッターの中へ入ろうとしたが、案の定制服のネクタイが引っ掛かり、物音を立ててしまった。

「…っ?あ、…アレェ?」
「今日は二人も…楽しめちゃうのかなぁ…?///」

「僕の人生終わったな。」
「せいぜいお母さんと岡森には感謝しよう。」

「そんなところに、…居たんだぁ…//」

「覚悟…しよう…。」

「早く出ておいでぇ~?… ////」

朝日向は覚悟を決めて身を乗り出した

「ね、ほらこっちいこ?…」

わざわざ街灯の光が届くところで殺しを行うらしい。

「…ヤッパコワイ…、、、」

「さぁさぁ、…その惨めったらしくて可愛い顔を見せ………///!?」
「可愛い…///」

「あ…ぇ…?」

殺人鬼は驚いた。
まともそうな服装で、純粋そうな瞳を持つ少年がこの裏路地にきたのだから。

「君、…幾つ?」

「16歳です…。」

「若ぁ…!」
「じゃあ…高校生かぁ…///」

「…はぃ…。()」
「『僕殺されるんですか…?』なんて言えない…。」
「あ、そうだ…!」
「顔覚えれば、指名手配とかされていい感じになるかも…!」

朝日向は頑張って顔を見た。

「え、美人。」

単純にそう思ってそう言った。

「…ぇ、、、、……///?」

「やばい!地雷踏んだ!!!」

「…本当に…?」

「だって肌と髪綺麗だし…。」
「お顔も…、、、。」

「君…本当に…俺のタイプだよ……//」
「ねぇ、俺に抱かれてくれない…?」

「ハグ…とかですか?」

彼は結婚すると自ずと子ができると思っている系である。

「カハッ…///」

殺人鬼の男は口から血を吐いた。

「だっ…大丈夫ですか…、、?」

「気遣ってくれるんだねぇ…///」

「いや、、、。」
「当たり前では?」

「でも…君の事もっと知りたいなぁ~」

「どーしよ。」
「ら、…LINEでも交換します?」

「えぇ…!いいの、、、?」

「まぁ、はい、学校以外なら、返信できますから。」

怖すぎて逆に冷静になりかけた所で、LINEを交換したとさ。

「プロフ可愛い…///」
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