夜になると殺人鬼になっちゃうけど好きな子ができちゃった話。

クレームクリーム

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初の試み

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…ゼェハァ…お…おは…よう…


今日は……ハァ…今日も…元気そう…で…良かった…。


「朝日向君、こんにちは、今日も元気そうだねぇ」

店長の落合おちあい木葉このは通称らくてんポイントなどと身内では呼ばれてる。(あさひなは一度も呼んだことはない)いざとなったら本当に頼れるおじ様。
生きがいは植物を種から育てて芽が出た瞬間と刺身をツマミに優勝する瞬間。ギャンブルとかは本当に下手だけど本当に素敵な大人。

「ごめんな…さい…、すっかり…忘れてて…。」

「大丈夫。俺もちょっと忘れてたからw」
「じゃあ、さっそくだけど、これ店頭に並べて貰おうかな?」

「すぐ、やります!」

「ありがとう。」

このお店は鉢植えから種の販売、花束の製作、盆栽の用品販売、なんかまでなどなど本当に幅広いジャンルの商品を仕入れていて、
店員もお客さんも楽しそうに過ごしている。

「ここで、いい、ですか?」

「うん。ありがとう」
「朝日向くん、今日は…レジ立ってみる?」

「…!急に、どうして、ですか?」

「レジはねぇ、本当にお客さんのための仕事ができるから、」
「花のこと熟知していて気遣いも出来てる君なら」
「なんら問題ないかなって、」

「どう…しよう…。」

「大丈夫俺も一緒に立つから」

木葉店長は背中を優しく押してくれる。

「それにここ、そんなお客さん来ないし、優しい人ばっかりだから本当に大丈夫!」

「...!じゃあ、やります!」

「おし、じゃあお客さんが来るまで操作教えるよ!」

「…、!はい!」

木葉店長の教え方は丁寧で、社会とか理科が苦手なあさひなも覚えられて、いい上司。

「おぉ、覚えんの早いねぇw」

しかも褒めてくれる。

「店長の、おかげ、です!」

「そっか、その調子で頑張ってくれたら俺も嬉しいよ。」

「…!」

あさひなは心から喜んでる。
かわい。

「じゃあ、最後の練習だよ。」

「…はい…、」

「僕の求める花束を作ってよ。」

「難しいなぁ…。」

「俺は他の作業してるから、7、8、分ぐらいで頑張って!」

かなりの無茶振り依頼を頼まれたあさひなは急いで取り掛かった。

「木葉店長、の好きな、花を使う…?」
「でも、それだけ、じゃ、面白くない」
「好きな、色とかで、まとめる…?」
「…」
「やって、みよう。」

本当に木葉店長は8分後に来た。

「どう?出来た?」

「…一応…、出来ま、した」

その出来栄えは

「優しい。」
「どの部分を取っても優しいね。」

丸くて可愛いカスミソウ。

ヒラヒラで優雅なスイートピー。

なにより元気で綺麗なミザモ。

「しかもこの子らの花言葉は感謝、だとか思いやりだとか、優しさなんて言う物ばかりだね」

「店長、いつも、僕がヘマっても、優しいし、」
「わからない、ことは、ちゃんと、聞こうって、言うのも、ほんとに、定着しましたし、」
「感謝、してます…っ!」

「そっか。…ありがとう」

ちょっと頭をポンポンと軽く触った。
その表情は穏やかな物だった。

カラン…コロン…

「お客さんだ。」
「朝日向くん、出番だよ。」

「…、はい…!」
「いらっしゃいませ、………っ!?」

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