突然サキュバス♂になった俺は周りの男を誘惑してセックスするしか生きる道がない

だいず

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14話

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 息を整え、体勢を安定させてから、俺は腰を上下に動かした。
 
「あっ♡♡ んっ♡ あんっ♡♡ あっ♡♡」
 
 細かな快感に目をぎゅっと閉じて、小さく息を漏らす。俺の動きに合わせてベッドのスプリングが揺れた。気持ちいい。腰を落とす度に、自分の感じるところに当たって疼くような歓びが身体を走った。静かな室内に響くぱちゅぱちゅという恥ずかしい音や、自分で動いて、自分で気持ちよくなっている状況とか、いろんなことが興奮材料になった。哲くんはどうかな、気持ちいいって思ってくれてるかな。
 
「さとしくんっ♡ おれ、じょうずっ?♡♡ きもちいいっ?♡」
 
 腰を動かしながら、哲くんの顔を覗いた。哲くんは耳まで真っ赤にして荒く息を吐いている。そして、俺と哲くんが繋がっているところを、目を見開いて見ていた。苦しそうな表情ではあったけど、俺が動くたびにぐっと何かを堪えるように口を噛みしめるから、きっと気持ちよさは感じてくれてるだろう。そう思うと嬉しくて、俺は動くスピードを少し早めた。
 
「瑞月くんっ、だめだどいてくれ!」
 
 哲くんは俺を叱るような声でそう言った。でもきっと俺が止めないなんて分かってるんだろう。すぐに、「このままじゃ君の中に……」と弱弱しい声で続けた。泣きそうな、縋るような目で俺を見ている。挿れられてるのは俺なのに、まるで俺が哲くんを犯してるみたいだ。俺は言葉にできない、ゾクゾクとした気持ちになった。
 
「いいよ、俺の中に出して♡」
 
 俺の言葉に、哲くんはもう何を言っても無駄だと思ったんだろう。彼はぐっと言葉を飲み込んだ。ごめんね、哲くん。こんなことされて嫌だよね。でも俺もお腹が空いて限界だったんだ。ちゃんと気持ちよくするから、ちょっとだけ我慢してね。俺はお腹にギュッと力を入れた。
 
「ぁ、ぐっ」
 
 哲くんの限界も近そうだと分かった。最後は、中の奥に出して欲しい。そう思って、俺は腰を少し浮かす。そして、一気に腰を落とし、根本までを咥えこんだ。
 
「あっ、ぁ~~~~~♡♡♡♡ っ、………♡♡♡♡」
 
 哲くんはくぐもった声を漏らした。俺の中にあるものがぶるぶると震えて、熱い液体を吐き出す。待ちに待ったものが与えられて、気持ち良さと満ち足りた感覚が一緒になって、脳みそが蕩けそうだった。どうしよう、すごく気持ちが良い。体の奥から甘い痺れが迫ってくる。俺は快感を持て余し、ふうふうと息を整えた。ふと見ると、自分の性器からトロッと精液が漏れていた。それだけじゃない、この格好は結合部も丸見えだ。中出しをされて空腹感が薄らぎ、少し正気が戻ってみると、いかに自分が恥ずかしい体勢をしていたかが分かった。まだ空腹感は消えたわけじゃないけど、なんだか俺はどんどん恥ずかしくなってきて、仕方なかった。
 
(や、止めようこんなこと)
 
 慣れてないことをさせられた哲くんも、きっと限界だろう。俺は冷静になり始めた頭を一生懸命に働かせた。まずは哲くんの上から退かなくちゃ。そう思った俺は、「ふっ♡ んっ♡」と喘ぎ声を漏らしながら中にあるものを抜いた。そして___
 
「えっ………」
 
 どんと肩を押され、俺はバランスを崩しベッドに倒れる。別に痛くはなかったのだが、突然のことに俺は呆気に取られてしまった。倒された俺の上に誰かが覆いかぶさり、影ができる。今この部屋に人間は2人しかいないんだから、誰がなんて分かりきってるのに、俺は信じられない気持ちでその人を見上げた。
 
「さ、としくん……?」
 
 喉から出た声は思っていたよりも弱弱しいものだった。俺はごくりと唾を飲み込む。俺はさっきまで哲くんを良いようにしてたはずだ。でも今この瞬間、俺は哲くんに押し倒されている。たった一瞬で立場が逆転したことを、俺は理解してしまった。
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