今日もまた、ここで愛を歌う。

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今日もこの場所で。

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今日もこの場所で歌を歌う。

思い出のあの歌を。

ここは広い高原。

風が吹くとサラサラと音を立てて草花達が揺れる。

...♪*゚...♪*゚...♪*゚

この歌は俊二との思い出の曲だった。
2人が付き合うきっかけにもなった大事な曲だった。


2人の夢。


ある日を境に俊二は姿をくらました。

理由はわからない。

どこにいるかもわからない。

今、自分にできることはひたすら歌を歌うこと。

俊二はギターが大好きだった。
私も弾きたい!!と教えて貰っていた。

俊二の優しい手。また教えて欲しい。

ピッグをぎゅっと握りしめた。お揃いのピッグ。

世界に2つの。


ひたすらギターを鳴らして声もかれるくらいまでずっと歌い続けた。


それがいつもの日課だった。

今日も俊二は来なかった。

「俊二。元気...?いつまた教えてくれるのかな??」

青色の空はオレンジ色に染っていた。

俊二が姿をくらましてはや2年。

捜索願いもだしたが最初のうちしかとりあげてくれなかった

しばらくするとほかのニュースにおぼれてしまっていた。

俊二を探すのは俊二の家族と私の家族だけ。

2人の夢。ここで約束したのに。
早く帰ってきて。


そう思いながら私は歌を歌う。
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