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初事件
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莉緒と新は知り合った後、銀行前で分かれて、
新は家に帰り、莉緒はパトカーに乗って
警察署に向かった。
莉緒は自分の部署に行き、履歴書を探して
見つけると
(確かに、さっきの彼だ。本当に私のバディだし、
しかも高学歴で警察学校で優秀な成績)
内容を読んで
「あの見た目で?」
疑うように呟いた。
翌日、新は初出勤して担当部署に行き、挨拶した。
「今日からお世話になります!、神谷 新です!」
すると昨日の男性刑事が話しかけてきて
「今日からよろしくな、神谷。俺は、
西条(さいじょう)だ」
新は頭を下げて
「よろしくお願いします!」
元気良く挨拶した後、莉緒に近寄って
「莉緒さん、よろしくお願いします」
そう言うと莉緒は
「あなたに刑事が務まるの?」
冷たい口調で聞き、新は宣言した。
「もちろんです!、これからたくさんの犯罪者を
捕まえてみせます」
それを聞いた莉緒は呆れたように話した。
「刑事はね、市民を助けるのが最優先なの。
犯人を捕まえるなんて、その次よ。そんな事も
分からないで警察になったの?」
「でも犯罪者を捕まえなきゃ、また事件や事故が
起きますよ」
「そんな事は承知の上よ。それでも犯人を
捕まえる事を第一の目標にしてる金髪に刑事は
務まらないわ」
莉緒はキツい言葉を吐き捨てて、どこかに行った。
その直後、署内放送が流れた。
『西区3丁目の廃墟ビルで事件発生』
それを聞いた刑事たちは立ち上がってパトカーに
乗り込み、西条が
「神谷、俺の車に乗れ」
指示して2人で警察車両に乗って現場に向かった。
現場に着くと警察が集まっていて西条が話を
聞いて回り、神谷に伝えた。
「神谷、どうやらビルの屋上で男が子供を人質に
して何かを叫んでるらしい」
「情報が薄いですねぇ、もう少し確実なものが
欲しいです」
「男は刃物を持ってて屋上には他にも人が
いるらしいが、詳しい数は」
「よしっ!」
新は一言発してクラウチングスタートの体勢をして
「俺、直で見てきます!」
そう言って全速力で非常階段に向かった。西条は
止めようとしたが、声を掛ける間もなく、新が
速くて止められなかった。そして新は階段を
駆け上がり、屋上に着くと情報通り男が少女に
刃物を突き付けて叫んでて、男の前には
男性1人と女性2人がいて1人は、バディである
莉緒だった。新は男に近寄り、
「落ち着いてください!」
そう言うと男は
「うるせぇ!、俺は悪くない!、何で俺がクビに
なるんだよ」
独り言を怒声で叫んでいた。すると莉緒が
新を叱った。
「神谷何してるの!、犯人は気が動転してるのよ!」
「そんなの見れば分かりますよ。で、あの子供は
おそらくですけど、あなたたちの娘さん
ですよね?」
新は男性と女性に聞いた。男性が
「はい、そうです。どうか娘を助けてください」
震える声で頼み、新は
「もちろん助けます」
そう言って推理し始めた。
(刃物の刃渡りは、およそ8cm。子供は、
小学2年生くらいか。人質にした理由は憶測だが、
リストラでクビにされた逆恨みで社長夫婦の娘を
選んだ。そんなところだと思うけど、どうやって
捕まえる?。刃物は数cm動けば子供の首に刺さる。
俺が走って刃物を蹴るのは不可能に近いな)
そう考えている姿を莉緒は眺めながら
(まさか今も推理してるの?、こんな緊張感ある
現場で新人が冷静に考えるなんて。私なんか
新人の時、役立たずだったのに)
過去を思い出しながら思うと、男が
「もういい。このガキは、ここで殺してやる!!」
怒鳴って刃物を振り上げた。社長夫婦は
「やめろーー!」「やめてーー!」
悲しみの声で叫んで莉緒が
(隙を見せたわね)
心で呟き、拳銃を取り出して刃物目掛けて撃った。
銃弾は見事命中して男は刃物を屋上から落として
しまった。莉緒は
「今よ!、神谷!」
指示すると新は
「了解!」
一言発して駆け出したが、男は自分ごと子供を
屋上から落とした。莉緒は
「嘘でしょっ!」
そう言い、突っ走る新の背中を眺めながら
ある言葉が頭をよぎった
【これからたくさんの犯罪者を捕まえてみせます】
莉緒は
(まさか子供を見捨てて犯人を助ける気!?)
最悪な事を思い、
「神谷ーー!!」
バディの名を呼んだ。新は
(安心しろ。莉緒さん)
心で伝えて全速力で行き、両腕を伸ばして犯人と
子供の手を両方掴んだ。新は
「っしゃぁ!、掴んだぜ!」
そう叫んで
「莉緒さーん!」
バディの名を大声で呼ぶと莉緒はすぐに駆け寄り、
救助を加勢した。子供は莉緒が社長夫婦の傍に
連れて行き、子供が安心して泣くと両親は
愛する娘を抱き締めた。そして新は男を一発
殴って気絶させて
「よっしゃーー!、初逮捕だぁ!!」
嬉しそうに叫んだ。そんな新の姿を見て、莉緒は
(両方救うなんて私には出来なかった。あなたが
選んだ選択肢は最悪な結果じゃなくて最高の結果
だったのね)
感心させられ、新に近寄って手所を渡して
「刑事なら手錠くらい持ちなさい」
注意すると新は
「すいません。あざっす!、莉緒さん」
謝罪とお礼をして手錠を受け取り、
男を現行犯逮捕して
「犯人確保ーー!!」
下にいる刑事たちに向かって自慢するように大声で
叫んだ。その光景を見て、莉緒は
「あなためちゃくちゃね」
呆れた声で言ったが、微笑みながら鼻で笑った。
その光景を、向かいのビルの屋上で見つめながら
「楽しませてくれそうな刑事さんですねぇ~。
僕の悪戯祭も、ぜひ盛り上げてください」
不気味に呟く怪しい人物がいた。
新は家に帰り、莉緒はパトカーに乗って
警察署に向かった。
莉緒は自分の部署に行き、履歴書を探して
見つけると
(確かに、さっきの彼だ。本当に私のバディだし、
しかも高学歴で警察学校で優秀な成績)
内容を読んで
「あの見た目で?」
疑うように呟いた。
翌日、新は初出勤して担当部署に行き、挨拶した。
「今日からお世話になります!、神谷 新です!」
すると昨日の男性刑事が話しかけてきて
「今日からよろしくな、神谷。俺は、
西条(さいじょう)だ」
新は頭を下げて
「よろしくお願いします!」
元気良く挨拶した後、莉緒に近寄って
「莉緒さん、よろしくお願いします」
そう言うと莉緒は
「あなたに刑事が務まるの?」
冷たい口調で聞き、新は宣言した。
「もちろんです!、これからたくさんの犯罪者を
捕まえてみせます」
それを聞いた莉緒は呆れたように話した。
「刑事はね、市民を助けるのが最優先なの。
犯人を捕まえるなんて、その次よ。そんな事も
分からないで警察になったの?」
「でも犯罪者を捕まえなきゃ、また事件や事故が
起きますよ」
「そんな事は承知の上よ。それでも犯人を
捕まえる事を第一の目標にしてる金髪に刑事は
務まらないわ」
莉緒はキツい言葉を吐き捨てて、どこかに行った。
その直後、署内放送が流れた。
『西区3丁目の廃墟ビルで事件発生』
それを聞いた刑事たちは立ち上がってパトカーに
乗り込み、西条が
「神谷、俺の車に乗れ」
指示して2人で警察車両に乗って現場に向かった。
現場に着くと警察が集まっていて西条が話を
聞いて回り、神谷に伝えた。
「神谷、どうやらビルの屋上で男が子供を人質に
して何かを叫んでるらしい」
「情報が薄いですねぇ、もう少し確実なものが
欲しいです」
「男は刃物を持ってて屋上には他にも人が
いるらしいが、詳しい数は」
「よしっ!」
新は一言発してクラウチングスタートの体勢をして
「俺、直で見てきます!」
そう言って全速力で非常階段に向かった。西条は
止めようとしたが、声を掛ける間もなく、新が
速くて止められなかった。そして新は階段を
駆け上がり、屋上に着くと情報通り男が少女に
刃物を突き付けて叫んでて、男の前には
男性1人と女性2人がいて1人は、バディである
莉緒だった。新は男に近寄り、
「落ち着いてください!」
そう言うと男は
「うるせぇ!、俺は悪くない!、何で俺がクビに
なるんだよ」
独り言を怒声で叫んでいた。すると莉緒が
新を叱った。
「神谷何してるの!、犯人は気が動転してるのよ!」
「そんなの見れば分かりますよ。で、あの子供は
おそらくですけど、あなたたちの娘さん
ですよね?」
新は男性と女性に聞いた。男性が
「はい、そうです。どうか娘を助けてください」
震える声で頼み、新は
「もちろん助けます」
そう言って推理し始めた。
(刃物の刃渡りは、およそ8cm。子供は、
小学2年生くらいか。人質にした理由は憶測だが、
リストラでクビにされた逆恨みで社長夫婦の娘を
選んだ。そんなところだと思うけど、どうやって
捕まえる?。刃物は数cm動けば子供の首に刺さる。
俺が走って刃物を蹴るのは不可能に近いな)
そう考えている姿を莉緒は眺めながら
(まさか今も推理してるの?、こんな緊張感ある
現場で新人が冷静に考えるなんて。私なんか
新人の時、役立たずだったのに)
過去を思い出しながら思うと、男が
「もういい。このガキは、ここで殺してやる!!」
怒鳴って刃物を振り上げた。社長夫婦は
「やめろーー!」「やめてーー!」
悲しみの声で叫んで莉緒が
(隙を見せたわね)
心で呟き、拳銃を取り出して刃物目掛けて撃った。
銃弾は見事命中して男は刃物を屋上から落として
しまった。莉緒は
「今よ!、神谷!」
指示すると新は
「了解!」
一言発して駆け出したが、男は自分ごと子供を
屋上から落とした。莉緒は
「嘘でしょっ!」
そう言い、突っ走る新の背中を眺めながら
ある言葉が頭をよぎった
【これからたくさんの犯罪者を捕まえてみせます】
莉緒は
(まさか子供を見捨てて犯人を助ける気!?)
最悪な事を思い、
「神谷ーー!!」
バディの名を呼んだ。新は
(安心しろ。莉緒さん)
心で伝えて全速力で行き、両腕を伸ばして犯人と
子供の手を両方掴んだ。新は
「っしゃぁ!、掴んだぜ!」
そう叫んで
「莉緒さーん!」
バディの名を大声で呼ぶと莉緒はすぐに駆け寄り、
救助を加勢した。子供は莉緒が社長夫婦の傍に
連れて行き、子供が安心して泣くと両親は
愛する娘を抱き締めた。そして新は男を一発
殴って気絶させて
「よっしゃーー!、初逮捕だぁ!!」
嬉しそうに叫んだ。そんな新の姿を見て、莉緒は
(両方救うなんて私には出来なかった。あなたが
選んだ選択肢は最悪な結果じゃなくて最高の結果
だったのね)
感心させられ、新に近寄って手所を渡して
「刑事なら手錠くらい持ちなさい」
注意すると新は
「すいません。あざっす!、莉緒さん」
謝罪とお礼をして手錠を受け取り、
男を現行犯逮捕して
「犯人確保ーー!!」
下にいる刑事たちに向かって自慢するように大声で
叫んだ。その光景を見て、莉緒は
「あなためちゃくちゃね」
呆れた声で言ったが、微笑みながら鼻で笑った。
その光景を、向かいのビルの屋上で見つめながら
「楽しませてくれそうな刑事さんですねぇ~。
僕の悪戯祭も、ぜひ盛り上げてください」
不気味に呟く怪しい人物がいた。
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