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イタズラ続出②
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猪のイタズラから1週間が経ち、警察署内は
空気が重くて干支を捕まえる事だけを目的として
行動していた。
元は、いつもより早く出勤した。だが、渉は
まだ来ていなかった。元は十二支のイタズラを
もっと知るために他部署に話を聞きに行った。
廊下を歩いて向かっていると、前方から
顔見知りの刑事が歩いてきていた。元は
(確か、あの人)
思い出して、
「平野刑事!」
名を呼んで近寄ると刑事は
「お前、確か松田の」
そう言い、元が
「神谷 元です」
自己紹介した。すると達貴が質問した。
「どうした、こんなとこで何してる」
「ちょっと先輩方に干支の事、聞きたくて」
「松田に聞かないのか?」
「松田さん、今日来てなくて」
「あ、そうか。今日は、あの日だったな」
達貴の言葉に元は
「あの日って、何ですか?」
気になって質問した。達貴は
「今日は、松田の結婚記念日だ」
教えて、元が
「え!?、そうなんですか!?」
驚いて聞くと達貴は話した。
「ああ。松田は5年前の今日、結婚した」
「そうだったんですか。あの人自分の事、何にも
話してくれないから」
「昔は、もっとお喋りな奴だったんだけどな」
それを聞いた元は、ある名を思い出して
「あの、平野刑事。和紀さんって誰ですか?」
質問した。達貴は
「.....和紀は....」
暗い表情になり、教えようとした時に電話がきて
達貴は
「悪い、呼び出しがきたから話は今度な」
そう伝えて、どこかに行った。元は
「結婚記念日かぁ....」
松田の事を思い浮かべて呟いた。
その頃、渉は自県から離れた別県の病院にいた。
3階の病棟に行き、奥の病室に入って
黒髪ロングヘアーの女性に近づいて
「莉奈」
優しい声で名を呼んだ。女性は声に気づいて
渉を見ると
「あ!、渉君」
名を呼んで微笑んだ。渉は
「体調は大丈夫か?」
心配そうに聞き、女性は
「うん。元気だよ」
笑顔で言うと渉は
「そうか」
優しく言い、微笑んだ。渉はベット横の椅子に
座って女性の手を握ると女性が
「また怪我してるじゃん」
手の傷を見つけて言うと渉は
「こんなの、いつもの事だ」
強がるように言い、女性は
「無理はしないでね。渉君は、私より長生きして」
そう言うと渉は
「大丈夫だ。莉奈の病気は絶対治る」
強い口調で言い、女性は
「うん。そうだね!、ありがとう」
そう言って、渉は
「あと、お腹の方はどうだ?」
質問すると女性は
「昨日の検査で判明したよ。できてた.....
私たちの赤ちゃん」
そう伝えた。渉は
「本当か!?、男か!?、女か!?、名前は
どうする!、いつ生まれるんだ!」
連続で質問攻めして女性は
「渉君、慌て過ぎだよ。まだ性別は分かんない」
笑いながら言うと渉は
「ごめん。早とちりして」
謝ると女性は提案した。
「でも、渉君の言う通り名前決めなきゃだね」
「そうだな。俺は男だと思う」
「私は、女の子だと思う」
「見事に意見分かれたな」
渉は笑いながら言い、その後も2人で話し合った。
それから日が暮れて渉は病院を出て自県に帰った。
翌日、渉が出勤した。署に着いて車から出て
日差しが強くて左手で顔面に影をつくって空を
見上げた。すると署の屋上に人影が見えて
(誰だ?)
不審に思い、睨むと飛び降りて頭から地面に
落下した。渉は急いで飛び降りた人に駆け寄り、
「大丈夫か!!」
声をかけて近くで見ると頭は潰れていて血の海が
できていて渉は
「まさか、干支!?」
勘づいて急いで屋上に向かおうとした時、
飛び降りた遺体が爆発した。渉は爆発に
巻き込まれて、その場で吹っ飛び倒されて意識を
失った。その後、渉はどこかのベットで
目を覚まして
「ここ、どこだ?」
疑問を呟くと部屋の扉が開いて元が入ってきた。
渉は
「神谷」
名を呼び、元が
「松田さん、目が覚めたんですね。良かったぁー」
安心すると渉は
「ここどこだ?」
質問して元が
「ここは党情署近くの病院です」
教えると渉は
「何で俺は、ここに」
そう言い、元が説明し始めた。
「刑事たちが出勤したら玄関前が崩壊してて
松田さんが倒れてるのにも気づいて救急車を
呼んでくれたんです」
「そうだったのか。そういえば、遺体は!」
「監視カメラで見ました。遺体は見つからなくて
爆弾として使われて粉砕されたと先輩刑事たちが
判断しました」
「遺体を爆弾に。こんな卑劣な考え、ネズミだな」
「すいません。俺がもっと早く着いてれば」
「気にすんな」
そう言い、
(あの時見た屋上の人影は、囮みたいな物
だったのか。どうやって署内に入り込めたんだ)
妙に思うと元が
「俺は署に戻ります。松田さんは、念の為入院して
完全回復して戻ってきてください」
そう言って病室を出た。元が病棟を歩いていると
角を曲がった所で医師とぶつかり掛けて元は
「すいません」
謝ると医師も
「こちらこそ、すいません」
謝り、歩いて病室に向かった。医師は渉の病室に
入って渉に近寄り、
「点滴、入れますね」
そう伝えて注射器で点滴に液を注入して
「良い面構えですね。あなたの相棒」
微笑んで言うと渉は
「え?、何の話ですか?」
疑問に思って聞き、医師は
「先程、病棟で見かけましたよ。元相棒のように
殺されないよう守ってくださいね」
そう言い、腕を伸ばして握手しようとした時、
袖が少し捲れて手首が見えて手首には“子”の印が
あった。渉は
「お前、まさか」
そう言うと医師は微笑んで、渉は
「てめぇ!」
立ち上がろうとした時、視界がぼやけて
目まいがして胸が苦しくなり、ベットから落ちて
「....何だ....これ」
苦しみながら呟くと医師が
「では、お大事に。」
そう言って病室を出た。渉は
「.....さっきの、点滴....か」
勘づいたが、意識が飛ぶ寸前になると病室の扉が
開いて
「松田さん!!」
聞き馴染みのある声が聞こえて渉は意識を失った。
それから数時間後に渉は目を覚まして
「.....俺....生き、てる?」
呟くと元が
「松田さん!、大丈夫ですか!?」
心配の表情と声で言い、渉は
「悪い。1日に、2度も迷惑かけた」
謝ると元は
「気にしないでください。松田さんには、俺を
相棒として認めてもらうまで、あなたを失う訳には
いかないので」
そう言い、渉は
「....そっか」
一言呟いて鼻で笑った。その後、2人は病室で
話していた。渉が
「でも、何で気づいた」
質問すると元が
「何か嫌な予感がして走って戻ったら松田さんが」
そう言い、渉は
「ネズミが病室に入ってきた」
出来事を話し、元は
「え!?、本当ですか!?」
驚いて聞いた。渉は
「だけど、マスクをしてて眼鏡をかけてたから」
そう言うと元は
「じゃぁ、分かりませんねぇ」
悔し顔で言い、渉は
「でも、絶対に捕まえる」
意気込むと元のスマホが鳴り、電話に出た。
「もしもし」
『神谷、戻ってこい。干支が出現した』
「場所は、どこですか?」
『東区の競技場だ』
「競技場?、分かりました」
そう言って電話を切り、
「松田さん、干支が出たので行ってきます」
伝えて病室を出ようとした時、渉が
「馬だな」
目を閉じて呟くと元は足を止めて振り返り、
「電話、聞こえてたんですか」
質問して渉は
「競馬場か。あり得ない遺体だから覚悟しろよ」
そう言うと元は
「はい!」
了解して病室を出た。
元は警察車両に乗り、現場に向かった。
競馬場に着いて中に入ると10頭の馬が
倒れている光景が見えた。近寄って見ると頭部が
馬ではなくて人間の上半身だった。元は
「な、何だこれ.....」
あり得ない光景に唖然としていると
「神谷ぁ!」
自分の名を呼ぶ声が聞こえて声の方向を見て
達貴が来ている事に気づいた。元は
「平野刑事!」
名を呼び、近寄ると達貴が
「今回も干支にやられたな」
悔しがり言い、元は質問した。
「何なんですか、この遺体」
「ケンタウロス遺体だ。馬は、殺した人と馬を
拉致して人の上半身と馬の下半身を結合させてる」
「酷すぎる.....こんなの、あり得ない」
「俺も全く同意見だ。馬は、超イカれてる」
達貴が怒りの表情で呟いた。その後、遺体は回収
されて、元は車で署に向かった。駐車場に着いて
車から出て玄関前に行き、署内に入ると
ネズミの仮面マスクを着けた人物が立っていた。
元は
「ネズミ!?」
呆然とした表情で言い、ネズミは
「松田刑事は、無事な様ですね」
そう言った。元は
「お前が傷つけたんだろ!、お前のせいで
松田さんはっ」
怒り口調で言い、拳銃を構えるとネズミは
「まあまあ、落ち着いてください。何も
死んだ訳ではないでしょう」
嘲笑いながら言うと元は
「でも、お前は多勢の人の命を無差別に奪った
だろ。干支は俺が、許さない!」
そう言い、元は引き金を引こうとした時、
「やめろ!、神谷!」
怒鳴り声が聞こえて、元は引き金を引かずに
振り返ると渉がいた。元が
「松田さん!?、どうしてここに!」
そう聞き、渉は
「そんな事どうでもいい。それより、銃を捨てろ」
命令すると元は
「何言ってるんですか!、目の前にネズミが」
言いかけて渉が
「あれは、ネズミじゃない」
そう言い切った。元は
「え?、どうゆう事ですか」
質問して、渉は
「俺が病室で見た医者とは体型が若干違う、
あの人はネズミに命令されただけだ」
そう言うとネズミは仮面をとって
「刑事さんの言う通り、俺は命令されたんです。
党情警察の刑事が殺した事にしろって」
訳を話して渉が
「ネズミは、お前が撃った後に市民を殺した事に
するつもりだったんだ。ズル賢いから
ゲスな発想で殺そうと思ったんだろ」
そう言うと、ネズミの仮面を着けてた人は
「でも、今すぐ離れてください。
バレれば、本人が直々に殺します」
言った瞬間、渉は元を引っ張って外に駆け出し、
ネズミの囮だった人は爆発した。渉と元は
爆風で吹っ飛ばされて倒れた。渉が
「大丈夫か、神谷!?」
心配の声をかけると元は
「はい、何とか」
息切れしかけで言い、渉は
「ネズミ野郎、署の玄関ぶっ壊しやがって」
そう言うと元が
「一般の人を囮に使うなんて。許せない」
怒りの表情で言った。その光景を警察署の
屋上から見下しながら
「さすが松田刑事、優秀ですね。ウザい程」
奇妙に呟く人物がいた。
空気が重くて干支を捕まえる事だけを目的として
行動していた。
元は、いつもより早く出勤した。だが、渉は
まだ来ていなかった。元は十二支のイタズラを
もっと知るために他部署に話を聞きに行った。
廊下を歩いて向かっていると、前方から
顔見知りの刑事が歩いてきていた。元は
(確か、あの人)
思い出して、
「平野刑事!」
名を呼んで近寄ると刑事は
「お前、確か松田の」
そう言い、元が
「神谷 元です」
自己紹介した。すると達貴が質問した。
「どうした、こんなとこで何してる」
「ちょっと先輩方に干支の事、聞きたくて」
「松田に聞かないのか?」
「松田さん、今日来てなくて」
「あ、そうか。今日は、あの日だったな」
達貴の言葉に元は
「あの日って、何ですか?」
気になって質問した。達貴は
「今日は、松田の結婚記念日だ」
教えて、元が
「え!?、そうなんですか!?」
驚いて聞くと達貴は話した。
「ああ。松田は5年前の今日、結婚した」
「そうだったんですか。あの人自分の事、何にも
話してくれないから」
「昔は、もっとお喋りな奴だったんだけどな」
それを聞いた元は、ある名を思い出して
「あの、平野刑事。和紀さんって誰ですか?」
質問した。達貴は
「.....和紀は....」
暗い表情になり、教えようとした時に電話がきて
達貴は
「悪い、呼び出しがきたから話は今度な」
そう伝えて、どこかに行った。元は
「結婚記念日かぁ....」
松田の事を思い浮かべて呟いた。
その頃、渉は自県から離れた別県の病院にいた。
3階の病棟に行き、奥の病室に入って
黒髪ロングヘアーの女性に近づいて
「莉奈」
優しい声で名を呼んだ。女性は声に気づいて
渉を見ると
「あ!、渉君」
名を呼んで微笑んだ。渉は
「体調は大丈夫か?」
心配そうに聞き、女性は
「うん。元気だよ」
笑顔で言うと渉は
「そうか」
優しく言い、微笑んだ。渉はベット横の椅子に
座って女性の手を握ると女性が
「また怪我してるじゃん」
手の傷を見つけて言うと渉は
「こんなの、いつもの事だ」
強がるように言い、女性は
「無理はしないでね。渉君は、私より長生きして」
そう言うと渉は
「大丈夫だ。莉奈の病気は絶対治る」
強い口調で言い、女性は
「うん。そうだね!、ありがとう」
そう言って、渉は
「あと、お腹の方はどうだ?」
質問すると女性は
「昨日の検査で判明したよ。できてた.....
私たちの赤ちゃん」
そう伝えた。渉は
「本当か!?、男か!?、女か!?、名前は
どうする!、いつ生まれるんだ!」
連続で質問攻めして女性は
「渉君、慌て過ぎだよ。まだ性別は分かんない」
笑いながら言うと渉は
「ごめん。早とちりして」
謝ると女性は提案した。
「でも、渉君の言う通り名前決めなきゃだね」
「そうだな。俺は男だと思う」
「私は、女の子だと思う」
「見事に意見分かれたな」
渉は笑いながら言い、その後も2人で話し合った。
それから日が暮れて渉は病院を出て自県に帰った。
翌日、渉が出勤した。署に着いて車から出て
日差しが強くて左手で顔面に影をつくって空を
見上げた。すると署の屋上に人影が見えて
(誰だ?)
不審に思い、睨むと飛び降りて頭から地面に
落下した。渉は急いで飛び降りた人に駆け寄り、
「大丈夫か!!」
声をかけて近くで見ると頭は潰れていて血の海が
できていて渉は
「まさか、干支!?」
勘づいて急いで屋上に向かおうとした時、
飛び降りた遺体が爆発した。渉は爆発に
巻き込まれて、その場で吹っ飛び倒されて意識を
失った。その後、渉はどこかのベットで
目を覚まして
「ここ、どこだ?」
疑問を呟くと部屋の扉が開いて元が入ってきた。
渉は
「神谷」
名を呼び、元が
「松田さん、目が覚めたんですね。良かったぁー」
安心すると渉は
「ここどこだ?」
質問して元が
「ここは党情署近くの病院です」
教えると渉は
「何で俺は、ここに」
そう言い、元が説明し始めた。
「刑事たちが出勤したら玄関前が崩壊してて
松田さんが倒れてるのにも気づいて救急車を
呼んでくれたんです」
「そうだったのか。そういえば、遺体は!」
「監視カメラで見ました。遺体は見つからなくて
爆弾として使われて粉砕されたと先輩刑事たちが
判断しました」
「遺体を爆弾に。こんな卑劣な考え、ネズミだな」
「すいません。俺がもっと早く着いてれば」
「気にすんな」
そう言い、
(あの時見た屋上の人影は、囮みたいな物
だったのか。どうやって署内に入り込めたんだ)
妙に思うと元が
「俺は署に戻ります。松田さんは、念の為入院して
完全回復して戻ってきてください」
そう言って病室を出た。元が病棟を歩いていると
角を曲がった所で医師とぶつかり掛けて元は
「すいません」
謝ると医師も
「こちらこそ、すいません」
謝り、歩いて病室に向かった。医師は渉の病室に
入って渉に近寄り、
「点滴、入れますね」
そう伝えて注射器で点滴に液を注入して
「良い面構えですね。あなたの相棒」
微笑んで言うと渉は
「え?、何の話ですか?」
疑問に思って聞き、医師は
「先程、病棟で見かけましたよ。元相棒のように
殺されないよう守ってくださいね」
そう言い、腕を伸ばして握手しようとした時、
袖が少し捲れて手首が見えて手首には“子”の印が
あった。渉は
「お前、まさか」
そう言うと医師は微笑んで、渉は
「てめぇ!」
立ち上がろうとした時、視界がぼやけて
目まいがして胸が苦しくなり、ベットから落ちて
「....何だ....これ」
苦しみながら呟くと医師が
「では、お大事に。」
そう言って病室を出た。渉は
「.....さっきの、点滴....か」
勘づいたが、意識が飛ぶ寸前になると病室の扉が
開いて
「松田さん!!」
聞き馴染みのある声が聞こえて渉は意識を失った。
それから数時間後に渉は目を覚まして
「.....俺....生き、てる?」
呟くと元が
「松田さん!、大丈夫ですか!?」
心配の表情と声で言い、渉は
「悪い。1日に、2度も迷惑かけた」
謝ると元は
「気にしないでください。松田さんには、俺を
相棒として認めてもらうまで、あなたを失う訳には
いかないので」
そう言い、渉は
「....そっか」
一言呟いて鼻で笑った。その後、2人は病室で
話していた。渉が
「でも、何で気づいた」
質問すると元が
「何か嫌な予感がして走って戻ったら松田さんが」
そう言い、渉は
「ネズミが病室に入ってきた」
出来事を話し、元は
「え!?、本当ですか!?」
驚いて聞いた。渉は
「だけど、マスクをしてて眼鏡をかけてたから」
そう言うと元は
「じゃぁ、分かりませんねぇ」
悔し顔で言い、渉は
「でも、絶対に捕まえる」
意気込むと元のスマホが鳴り、電話に出た。
「もしもし」
『神谷、戻ってこい。干支が出現した』
「場所は、どこですか?」
『東区の競技場だ』
「競技場?、分かりました」
そう言って電話を切り、
「松田さん、干支が出たので行ってきます」
伝えて病室を出ようとした時、渉が
「馬だな」
目を閉じて呟くと元は足を止めて振り返り、
「電話、聞こえてたんですか」
質問して渉は
「競馬場か。あり得ない遺体だから覚悟しろよ」
そう言うと元は
「はい!」
了解して病室を出た。
元は警察車両に乗り、現場に向かった。
競馬場に着いて中に入ると10頭の馬が
倒れている光景が見えた。近寄って見ると頭部が
馬ではなくて人間の上半身だった。元は
「な、何だこれ.....」
あり得ない光景に唖然としていると
「神谷ぁ!」
自分の名を呼ぶ声が聞こえて声の方向を見て
達貴が来ている事に気づいた。元は
「平野刑事!」
名を呼び、近寄ると達貴が
「今回も干支にやられたな」
悔しがり言い、元は質問した。
「何なんですか、この遺体」
「ケンタウロス遺体だ。馬は、殺した人と馬を
拉致して人の上半身と馬の下半身を結合させてる」
「酷すぎる.....こんなの、あり得ない」
「俺も全く同意見だ。馬は、超イカれてる」
達貴が怒りの表情で呟いた。その後、遺体は回収
されて、元は車で署に向かった。駐車場に着いて
車から出て玄関前に行き、署内に入ると
ネズミの仮面マスクを着けた人物が立っていた。
元は
「ネズミ!?」
呆然とした表情で言い、ネズミは
「松田刑事は、無事な様ですね」
そう言った。元は
「お前が傷つけたんだろ!、お前のせいで
松田さんはっ」
怒り口調で言い、拳銃を構えるとネズミは
「まあまあ、落ち着いてください。何も
死んだ訳ではないでしょう」
嘲笑いながら言うと元は
「でも、お前は多勢の人の命を無差別に奪った
だろ。干支は俺が、許さない!」
そう言い、元は引き金を引こうとした時、
「やめろ!、神谷!」
怒鳴り声が聞こえて、元は引き金を引かずに
振り返ると渉がいた。元が
「松田さん!?、どうしてここに!」
そう聞き、渉は
「そんな事どうでもいい。それより、銃を捨てろ」
命令すると元は
「何言ってるんですか!、目の前にネズミが」
言いかけて渉が
「あれは、ネズミじゃない」
そう言い切った。元は
「え?、どうゆう事ですか」
質問して、渉は
「俺が病室で見た医者とは体型が若干違う、
あの人はネズミに命令されただけだ」
そう言うとネズミは仮面をとって
「刑事さんの言う通り、俺は命令されたんです。
党情警察の刑事が殺した事にしろって」
訳を話して渉が
「ネズミは、お前が撃った後に市民を殺した事に
するつもりだったんだ。ズル賢いから
ゲスな発想で殺そうと思ったんだろ」
そう言うと、ネズミの仮面を着けてた人は
「でも、今すぐ離れてください。
バレれば、本人が直々に殺します」
言った瞬間、渉は元を引っ張って外に駆け出し、
ネズミの囮だった人は爆発した。渉と元は
爆風で吹っ飛ばされて倒れた。渉が
「大丈夫か、神谷!?」
心配の声をかけると元は
「はい、何とか」
息切れしかけで言い、渉は
「ネズミ野郎、署の玄関ぶっ壊しやがって」
そう言うと元が
「一般の人を囮に使うなんて。許せない」
怒りの表情で言った。その光景を警察署の
屋上から見下しながら
「さすが松田刑事、優秀ですね。ウザい程」
奇妙に呟く人物がいた。
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