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償いと最期のイタズラ
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干支のイタズラ予告を見て聞いた人たちは、
パニックになったり、バカバカしいと思ったり、
面白がったり、無視したりと様々な反応を
していた。警察は干支を確実に止めるために
全身全霊を尽くして作戦会議をしていて、
渉と元は平庵町の北区、東区、西区、南区の
1~3丁目、全12地区を担当になった。
会議が終わった後、渉と元は署の屋上に行き、
2人っきりで話をしていた。
「神谷」
「....はい」
「明日で、全てが終わる」
「はい」
「干支が勝つか、警察が勝つか、正直分からない」
「あいつらは、俺たち警察の事を完全に見下して
負け猫扱いしてますよ」
「ああ。あいつらは、絶対的自信を持っている。
でも、それは俺たちもだろ」
「松田さん」
「俺たち警察は、あいつらを捕まえて必ず罪を
償わせる。しかも、俺たち2人なら出来る!」
「....松田、さん」
「もしかしたら、明日で日本は終わるかも
しれない。けど俺は、お前を信じる」
「俺も.....松田さんを信じます!」
「期待してるぞ、元」
「はい!、俺たち2人で奴らのイタズラを
終わらせましょう」
「よし!、行くぞ元!」
「はい!、渉さん!」
2人で警察魂に誓って部署に戻った。
翌日、干支が全国配信でスマホやテレビの画面に
映し出された。蛇が
「お待たせ致しました~。待ちに待った最期の
イタズラを開始します!」
そう言うと猪が
「存分に楽しんでください」
そう言い、映像は消えた。党情警察たちは
各々の配置に向かい、渉と元は署から近い北区の
1丁目に向かった。北区では、何も起こらずに
電話が鳴った。
『松田!、関西に向かった奴らが馬を目撃
したみたいだ!』
「関西方面かよ」
『大量のケンタウロス死体で競馬場を埋め尽くし
てるらしい』
「相変わらずイカれた奴ですねぇ」
そう言うと元のスマホで電話が鳴り、
『神谷さん!、埼玉で蛇を見つけました!』
「本当か!?」
『はい!、あいつ脱皮死体を大量に道路に
ばら撒いてます』
「狂った奴だなー」
そう言うと車の走行音が聞こえて、音の方向を
見ると大型トラックが突っ込んできていた。
渉と元は瞬時に動いて、端に避けてトラックが
きた方向を確認した。そこには、猪がいて
目の前で仮面マスクをとった。若くて整った顔の
男性が見えて、渉が
「あいつが、猪の正体か」
そう言うと元が
「え!、あれって!?」
驚いた表情と声で言い、渉が
「元、お前あいつ知ってるのか!」
そう聞くと元は
「あの人は、オリンピック陸上選手日本代表の
杉谷 晴哉(すぎたにはるや)さんです」
そう言い、渉は
「オリンピック選手!?」
疑うように言うと晴哉は近寄り、
「あなたが、松田 渉刑事ですか~」
そう聞いてきて、渉が
「俺は、有名人かよ」
鼻で笑って言うと晴哉は
「もちろん僕ら干支の間では、有名ですよ~。
1匹も捕まえられない負け猫だって」
バカにするような口調で言い、元が
「お前っ!」
そう言って捕まえようとしたが、晴哉は振り返り、
全速力で走り出した。元は追いつけずに
「速すぎだろっ!?」
そう言うと晴哉は立ち止まり、振り返って
「どーしたんですかー?、来ないんですかー?、
所詮負け猫ですねー」
煽るように言い、渉と元は全速力で突っ走った。
晴哉も全力で走って逃げて高速道路が見えたが、
足を止めずに速度を上げて、渉が
(あいつまさか!)
不吉に思うと元が
「止まれーーー!!」
全力で叫び、晴哉は高速道路に
出る直前で立ち止まり、振り返って
「これが猪の償いです」
笑顔で言い、高速道路に飛び出ると大型トラック
がきて轢き殺された。それでもトラックは
停まらずに高速道路を走っていた車を道連れに
しながら大規模な交通事故を起こした。
大量の車が大破して粉々になり、もちろん車内の
人々は押し潰されるように亡くなった。元が
「多勢を巻き込んだ自殺なんて」
眉間に皺を寄せて言うと渉は
「これが、あいつらの償いだとしたら他の干支も
ヤバいな」
そう言い、予感は当たった。中部地方面で
竜がヘリコプターで現れて上空から札を
ばら撒いていた。人々は金に群がってきて
落ちてくる札を拾って喜んだり、横取りしたり、
自己中になって喧嘩し合う者で溢れていた。
中部地担当の刑事たちが
「あいつ何で金を」「どうやって殺すつもりだ」
「とりあえず地上に降ろすぞ」
言っている中、竜はマイクを持って
「お札だけでは満足出来ないでしょう。もっと
良い物を降らせましょう!」
そう呼びかけるとヘリコプターが数台きて
金粉の雨を降らせた。中部地方は金で溢れ返り、
人々は金粉を浴びながら歓喜の声をあげた。
1人の刑事が渉に電話して
「松田!、聞こえるか」
『はい、そっちの状況は』
「竜がヘリコプターから札と金粉を降らせてる」
『はぁ?、札と金粉?、市民は無事ですか!』
「ああ。何とか」
そう言うと人々が苦しみ出して、倒れて泡を
吹き始めた。刑事たちは
「大丈夫ですか!」「しっかりしてください!」
「早く救急車呼べ!」
呼びかけたが、札と金粉を浴びた人々は次々と
倒れていき、死んでいった。渉が
『どうしたんですか!』
「人が、次々と....死んでく」
『死んでく?、どうゆう事ですか!』
「分からない。急に、がぁっ!」
『どうしたんですか!』
「....があぁ....く、苦しい」
『大丈夫ですか!?』
心配された瞬間、刑事は意識を失って倒れた。
その後、他の刑事たちも苦しんで亡くなり、竜が
「素晴らしい!!、こんなにも盛り上げて
くれるとは!。猛毒カエルを苦労して
集めた甲斐がありました。皆様に感謝を込めて
私自身も金と共に散りましょう」
そう言うとマイクを捨てて仮面マスクをとった。
若干老けた顔の男性で、金粉を飲み始めた。
竜は苦しみ出して倒れて上空で亡くなり、渉が
「猛毒カエル?、札や金粉に毒を入れたのか?」
そう呟くと元の電話が鳴り、
『神谷さん、秋田で大量の檻を見つけて中には、
大型犬と子供たちの遺体が』
「子供を餌にするなんて」
悔しそうに言うと知らない番号から電話がきて
「ごめん、一旦切る」
そう伝えて電話を切り、不明の電話に出た。
「....もしもし」
『どうも~、ウサギでーす』
「は?」
『今、南区3丁目のラブホテルの最上階に
いるんだけど来てくれるよね~?』
「何が目的だ」
『怖~い、そんなに怒らないで。とにかく私は
ここで待ってるねー』
そう言って電話は切られた。元は
(何でウサギが俺の番号を)
妙に思い、
「渉さん!、ウサギから電話がありました」
渉に伝えると渉は
「ウサギから電話?、どうゆう事だ」
そう聞き、元が
「俺も分かんないけど、行きましょう!」
そう言うと渉の電話が鳴り、
『お久しぶりです。松田刑事』
「その声、猿か」
『覚えてくれてて光栄です』
「なぜ俺の番号を知ってる」
『そんな事はどーでもいいでしょう。それより、
僕と初めて会った場所覚えていますか?、
そこでゲームをしましょう』
「お前、何言ってる」
『お待ちしていますよ』
そう言うと電話を切られて、渉は
「元!、車乗れ!」
指示をして、2人で車に乗った。渉は
「元、お前場所どこだ」
そう聞き、元は
「南区のラブホテルです」
教えると渉は
「1人で行けるか?」
そう聞き、元は
「え?」
一言発して、渉が
「俺は、猿に呼ばれた。埋園ビルに行く」
そう言うと元は
「分かりました。でも、死なないでくださいよ」
そう言い、渉が
「お前もな」
そう言って、埋園ビルに辿り着いて渉は車を出て
元は1人で南区に向かった。渉はビルを上がり、
屋上に着くと猿がいて、拍手をしながら
「来てくれると信じてましたよー」
上機嫌に言うと渉は
「当然だろ。お前をここで捕まえるために」
そう言い、猿は
「では、ゲームを始めましょう」
そう言って仮面マスクをとり、見えたのは若い
男性の顔だった。渉は
「お前が猿の正体か」
そう言い、猿が
「はい。佐山 明(さやまあきら)と申します」
名乗ると渉は
「で、ゲームって何だよ」
質問して、明は
「まず条件があります」
そう言うと拳銃を取り出して撃った。銃弾は渉の
腹部に命中して、渉が
「うっ!、どうゆう事だ」
険しい表情で聞くと明は
「これが条件です」
そう言い、後ろ歩きで下がり出した。渉が
「やめろ!....止まれ!」
痛みに耐えながら言うと明は落ちる一歩手前で
立ち止まり、
「これがゲームです。僕が落ちる瞬間で、
刑事のあなたが見捨てるのか、痛みに耐えてでも
助けるのか」
そう言うと渉は
「もちろん、助けるに、決まってるだろ」
そう言い、腹部を抑えて歩いて行き、もう少しで
助けられる位置まで近づくと明は手を伸ばして
目を閉じて重心を後ろに倒して落ちた。渉は
「チッ!」
舌打ちして全力で走って手を伸ばした。奇跡的に
間に合って明の右手を掴んで、うつ伏せ状態に
なって明は吊るされた感じになり、
「さすが松田刑事。意地でも助けるとは」
そう言うと渉は
「傷が、疼く」
苦しむ声で言い、明は
「松田刑事、本当のゲームは選択形式です」
そう言うと胸ポケットからカッターを取り出して
自分の右手首を切った。渉が
「何、してるっ、お前」
そう言い、明はカッターを胸ポケットに入れて
「ここからが真のゲームです。
1、あなたは痛みに耐えながら自力で僕を
引っ張り上げる。
2、痛みに耐えられなくなり、僕の手を離す。
3、この状態のまま、時間が経過して、僕も
あなたも出血死する。
これが僕の望んだ最期のイタズラです」
嬉しそうに言うと渉は
「ふざけんな.....そんなの、1択だろ」
怒声で言い、明は
「では、それを実践して、ぜひゲームをクリア
させてください!」
上機嫌に言った。その頃、元は南区3丁目の
ラブホテルに着いていた。中に入ると、すでに
男女が交尾してる状態で亡くなっていて、元は
最上階の部屋に向かった。ノックして入ると
ウサギがいて、ウサギは
「待ってたよ~、ダーリン」
そう言い、元が
「ふざけるな、お前はここで捕まえる」
そう言うとウサギは
「立派に刑事やってるみたいだね」
そう言い、元は
「何言ってる」
そう言うとウサギは
「九条 遥(くじょうはるか)、覚えてない?」
そう聞き、元は
「どうして、遥の名前を」
そう言うとウサギは仮面マスクをとり、若くて
可愛い女性らしい顔を見せた。元は
「....はる、か?」
呆然とした表情で名を呟いて、遥は
「久しぶり!、元!」
嬉しそうに言い、元が
「何で、遥が」
そう言うと遥は
「やっぱり、そんな反応になっちゃうよね」
そう言い、元は
「何してるの、遥」
そう言うと遥は
「イタズラだよ!」
笑顔で言い、元は
「ふざけんなよ」
膝から崩れ落ちて悲しい声で言った。遥は
「ごめん、元を悲しませるつもりじゃなかったの」
謝ると元は
「こんな形で、会いたくなかった」
そう言い、遥は
「でも私は、また会えてスゴく嬉しい!、それに
ここで元と永遠の愛を育めるんだから」
そう言うと元は
「え?」
一言発して、遥は
「元も知ってる通り、私はウサギくらい性欲が
強いの。だから最期のイタズラと償いは、元と
エッチしながら死ぬ事」
微笑んで言うと元は立ち上がり、
「いい加減にしろよ、遥。君は殺人犯で俺は
刑事だ。俺は、君を捕まえるだけだ」
そう言い、遥は
「でも私は、元の事をずっと愛してきた。元だって
そうでしょ?」
不安そうに言うと元は
「ああ、もちろん愛してた。別れた後もずっと
遥の事だけ考えてて、別れた事を後悔してた」
そう言い、遥は
「じゃぁ!」
嬉しそうに言うと元は
「でも!、俺は遥が好きなんだ。ウサギである
君の事は好きじゃない」
そう言い、遥は
「何言ってるの?、私は遥だよ!、早く私の事
抱いてよ!、私を元でいっぱいにしてよ!!」
悲しそうに叫ぶと元は
「俺は、人を傷つけて殺して痛めつける犯罪者が
1番憎くて嫌いで許せないんだ。だから、
ごめん。君の事は、愛してあげられないし、
もうこの世に、俺の好きだった遥はいない」
そう言い、遥は
「....嫌だ。私は、私は、今日この日のためだけに
ウサギを演じてきたのに。私を捨てないで、元」
泣きながら言うと元は
「でも、きっと俺は今も遥を愛してる」
そう言って近寄り、遥は
「.....元」
悲しそうに名を言うと元は拳銃を取り出して
遥の胸元に銃口を当てて
「ずっとずっと、愛してた」
気持ちを伝えて接吻をして、引き金を引いた。
遥は悲しみの純愛を誓われて、この世を去った。
元は床に拳銃を落として
「ごめん、遥。ごめん....」
涙を流しながら何度も謝った。
そして、埋園ビルでは渉が必死に明の手を
掴んでいた。明の手首からは、血が滴り、渉は
「クソ、腹が」
痛みに耐えていた。明が
「このままだと、3番、ですかね」
そう言うと渉は
「俺は、諦めねぇ」
そう言い、もう片方の手も伸ばして明の手を
掴んだ。明は
「鳥が言ってた通り、あなたはスゴい刑事ですね」
そう言うと渉は
「おい!、鳥って、誰だ、何者、なんだ!」
苦しみ声で言い、明は
「これで、最後かもしれないので、教えましょう。
鳥は、あなたの、大切な人です」
そう言うと渉は
「勿体ぶらずに、名前、教えろ」
そう言い、明は
「鳥は....○○○○」
そう告げると渉は
「.....嘘、だろ....」
疑いと驚きの表情で言い、明は
「では、僕とのゲームをクリアさせて、その目で
確かめて、みてください」
そう言うと渉は
「ふざけんなっ、あいつが、鳥な訳ねぇだろ!、
本当の事を、言え!!」
激怒の声で言い、明は
「真実は、ご自分で、確かめてください。
優秀な刑事さん」
そう言って目を閉じた。渉は
「おい、おい!、目開けろ!、佐山!」
必死に呼びかけたが、明は目を開けなかった。
渉は
(俺も、ヤバい、意識が)
そう思うと横目で誰かの腕が見えて、明の手を
掴んでくれた。すると
「渉さん!、大丈夫ですか!」
聞き馴染みの声が聞こえて、横を見ると元がいて
渉は
「元」
名を呼び、元は
「引っ張り上げますよ」
そう言うと渉は力を振り絞って
「ゔあぁーー!!」
全力の声をあげて2人で明を引っ張り上げた。
渉は仰向けで倒れて、元が救急車を呼んで
「渉さん、今救急車呼びました」
そう言うと渉は
「元、あいつを、救え」
そう言い、目を閉じて意識を失って、元は
「はい!」
了解して明の呼吸と脈を確認して
「息してない」
そう呟き、心肺蘇生を始めた。元は
「頼む、死ぬな、戻ってこい!、生きて償え!」
呼びかけながら心肺蘇生をして救急隊がきて
渉と明は運ばれた。
翌日、渉は病室のベットで目を覚まして
「俺....生きてる?」
疑問口調で呟くと元が入ってきて
「渉さん!、良かったぁ、目が覚めて」
そう言い、渉は
「元、猿は!」
焦るように聞くと元は
「何とか一命は取り留めました」
そう言い、渉は
「はぁー」
安心して、ため息をついた。そして
「干支たちは!」
そう聞くと元は
「昨日、亡くなりました」
そう言い、渉は
「....そんな」
悔やむと元は
「全員、それぞれの殺害方法で死にました。犬は
檻の中で、牛は作品になって、竜は毒の接種で、
蛇は自らの皮膚を剥いで、馬はケンタウロス死体、
虎はビルの崩壊で」
そう教えて、渉は
「ウサギは」
そう聞くと元は
「....俺の手で」
暗い表情で言い、渉は
「そうか。悪い元、1人にしてくれ」
そう言うと元は
「はい」
そう言って病室を出た。渉は拳を強く握り締めて
涙を流して
「ごめんな、和紀。お前のカタキ取れなかった」
亡くなった相棒に向けて謝った。
そして、渉は
「あとは.....鳥か」
そう呟いてスーツに着替えて病室を抜け出した。
車に乗って別県に向かい、病院に入った。
莉奈の病室に入るとベットには、
鳥の仮面マスクをつけた人物がいた。
パニックになったり、バカバカしいと思ったり、
面白がったり、無視したりと様々な反応を
していた。警察は干支を確実に止めるために
全身全霊を尽くして作戦会議をしていて、
渉と元は平庵町の北区、東区、西区、南区の
1~3丁目、全12地区を担当になった。
会議が終わった後、渉と元は署の屋上に行き、
2人っきりで話をしていた。
「神谷」
「....はい」
「明日で、全てが終わる」
「はい」
「干支が勝つか、警察が勝つか、正直分からない」
「あいつらは、俺たち警察の事を完全に見下して
負け猫扱いしてますよ」
「ああ。あいつらは、絶対的自信を持っている。
でも、それは俺たちもだろ」
「松田さん」
「俺たち警察は、あいつらを捕まえて必ず罪を
償わせる。しかも、俺たち2人なら出来る!」
「....松田、さん」
「もしかしたら、明日で日本は終わるかも
しれない。けど俺は、お前を信じる」
「俺も.....松田さんを信じます!」
「期待してるぞ、元」
「はい!、俺たち2人で奴らのイタズラを
終わらせましょう」
「よし!、行くぞ元!」
「はい!、渉さん!」
2人で警察魂に誓って部署に戻った。
翌日、干支が全国配信でスマホやテレビの画面に
映し出された。蛇が
「お待たせ致しました~。待ちに待った最期の
イタズラを開始します!」
そう言うと猪が
「存分に楽しんでください」
そう言い、映像は消えた。党情警察たちは
各々の配置に向かい、渉と元は署から近い北区の
1丁目に向かった。北区では、何も起こらずに
電話が鳴った。
『松田!、関西に向かった奴らが馬を目撃
したみたいだ!』
「関西方面かよ」
『大量のケンタウロス死体で競馬場を埋め尽くし
てるらしい』
「相変わらずイカれた奴ですねぇ」
そう言うと元のスマホで電話が鳴り、
『神谷さん!、埼玉で蛇を見つけました!』
「本当か!?」
『はい!、あいつ脱皮死体を大量に道路に
ばら撒いてます』
「狂った奴だなー」
そう言うと車の走行音が聞こえて、音の方向を
見ると大型トラックが突っ込んできていた。
渉と元は瞬時に動いて、端に避けてトラックが
きた方向を確認した。そこには、猪がいて
目の前で仮面マスクをとった。若くて整った顔の
男性が見えて、渉が
「あいつが、猪の正体か」
そう言うと元が
「え!、あれって!?」
驚いた表情と声で言い、渉が
「元、お前あいつ知ってるのか!」
そう聞くと元は
「あの人は、オリンピック陸上選手日本代表の
杉谷 晴哉(すぎたにはるや)さんです」
そう言い、渉は
「オリンピック選手!?」
疑うように言うと晴哉は近寄り、
「あなたが、松田 渉刑事ですか~」
そう聞いてきて、渉が
「俺は、有名人かよ」
鼻で笑って言うと晴哉は
「もちろん僕ら干支の間では、有名ですよ~。
1匹も捕まえられない負け猫だって」
バカにするような口調で言い、元が
「お前っ!」
そう言って捕まえようとしたが、晴哉は振り返り、
全速力で走り出した。元は追いつけずに
「速すぎだろっ!?」
そう言うと晴哉は立ち止まり、振り返って
「どーしたんですかー?、来ないんですかー?、
所詮負け猫ですねー」
煽るように言い、渉と元は全速力で突っ走った。
晴哉も全力で走って逃げて高速道路が見えたが、
足を止めずに速度を上げて、渉が
(あいつまさか!)
不吉に思うと元が
「止まれーーー!!」
全力で叫び、晴哉は高速道路に
出る直前で立ち止まり、振り返って
「これが猪の償いです」
笑顔で言い、高速道路に飛び出ると大型トラック
がきて轢き殺された。それでもトラックは
停まらずに高速道路を走っていた車を道連れに
しながら大規模な交通事故を起こした。
大量の車が大破して粉々になり、もちろん車内の
人々は押し潰されるように亡くなった。元が
「多勢を巻き込んだ自殺なんて」
眉間に皺を寄せて言うと渉は
「これが、あいつらの償いだとしたら他の干支も
ヤバいな」
そう言い、予感は当たった。中部地方面で
竜がヘリコプターで現れて上空から札を
ばら撒いていた。人々は金に群がってきて
落ちてくる札を拾って喜んだり、横取りしたり、
自己中になって喧嘩し合う者で溢れていた。
中部地担当の刑事たちが
「あいつ何で金を」「どうやって殺すつもりだ」
「とりあえず地上に降ろすぞ」
言っている中、竜はマイクを持って
「お札だけでは満足出来ないでしょう。もっと
良い物を降らせましょう!」
そう呼びかけるとヘリコプターが数台きて
金粉の雨を降らせた。中部地方は金で溢れ返り、
人々は金粉を浴びながら歓喜の声をあげた。
1人の刑事が渉に電話して
「松田!、聞こえるか」
『はい、そっちの状況は』
「竜がヘリコプターから札と金粉を降らせてる」
『はぁ?、札と金粉?、市民は無事ですか!』
「ああ。何とか」
そう言うと人々が苦しみ出して、倒れて泡を
吹き始めた。刑事たちは
「大丈夫ですか!」「しっかりしてください!」
「早く救急車呼べ!」
呼びかけたが、札と金粉を浴びた人々は次々と
倒れていき、死んでいった。渉が
『どうしたんですか!』
「人が、次々と....死んでく」
『死んでく?、どうゆう事ですか!』
「分からない。急に、がぁっ!」
『どうしたんですか!』
「....があぁ....く、苦しい」
『大丈夫ですか!?』
心配された瞬間、刑事は意識を失って倒れた。
その後、他の刑事たちも苦しんで亡くなり、竜が
「素晴らしい!!、こんなにも盛り上げて
くれるとは!。猛毒カエルを苦労して
集めた甲斐がありました。皆様に感謝を込めて
私自身も金と共に散りましょう」
そう言うとマイクを捨てて仮面マスクをとった。
若干老けた顔の男性で、金粉を飲み始めた。
竜は苦しみ出して倒れて上空で亡くなり、渉が
「猛毒カエル?、札や金粉に毒を入れたのか?」
そう呟くと元の電話が鳴り、
『神谷さん、秋田で大量の檻を見つけて中には、
大型犬と子供たちの遺体が』
「子供を餌にするなんて」
悔しそうに言うと知らない番号から電話がきて
「ごめん、一旦切る」
そう伝えて電話を切り、不明の電話に出た。
「....もしもし」
『どうも~、ウサギでーす』
「は?」
『今、南区3丁目のラブホテルの最上階に
いるんだけど来てくれるよね~?』
「何が目的だ」
『怖~い、そんなに怒らないで。とにかく私は
ここで待ってるねー』
そう言って電話は切られた。元は
(何でウサギが俺の番号を)
妙に思い、
「渉さん!、ウサギから電話がありました」
渉に伝えると渉は
「ウサギから電話?、どうゆう事だ」
そう聞き、元が
「俺も分かんないけど、行きましょう!」
そう言うと渉の電話が鳴り、
『お久しぶりです。松田刑事』
「その声、猿か」
『覚えてくれてて光栄です』
「なぜ俺の番号を知ってる」
『そんな事はどーでもいいでしょう。それより、
僕と初めて会った場所覚えていますか?、
そこでゲームをしましょう』
「お前、何言ってる」
『お待ちしていますよ』
そう言うと電話を切られて、渉は
「元!、車乗れ!」
指示をして、2人で車に乗った。渉は
「元、お前場所どこだ」
そう聞き、元は
「南区のラブホテルです」
教えると渉は
「1人で行けるか?」
そう聞き、元は
「え?」
一言発して、渉が
「俺は、猿に呼ばれた。埋園ビルに行く」
そう言うと元は
「分かりました。でも、死なないでくださいよ」
そう言い、渉が
「お前もな」
そう言って、埋園ビルに辿り着いて渉は車を出て
元は1人で南区に向かった。渉はビルを上がり、
屋上に着くと猿がいて、拍手をしながら
「来てくれると信じてましたよー」
上機嫌に言うと渉は
「当然だろ。お前をここで捕まえるために」
そう言い、猿は
「では、ゲームを始めましょう」
そう言って仮面マスクをとり、見えたのは若い
男性の顔だった。渉は
「お前が猿の正体か」
そう言い、猿が
「はい。佐山 明(さやまあきら)と申します」
名乗ると渉は
「で、ゲームって何だよ」
質問して、明は
「まず条件があります」
そう言うと拳銃を取り出して撃った。銃弾は渉の
腹部に命中して、渉が
「うっ!、どうゆう事だ」
険しい表情で聞くと明は
「これが条件です」
そう言い、後ろ歩きで下がり出した。渉が
「やめろ!....止まれ!」
痛みに耐えながら言うと明は落ちる一歩手前で
立ち止まり、
「これがゲームです。僕が落ちる瞬間で、
刑事のあなたが見捨てるのか、痛みに耐えてでも
助けるのか」
そう言うと渉は
「もちろん、助けるに、決まってるだろ」
そう言い、腹部を抑えて歩いて行き、もう少しで
助けられる位置まで近づくと明は手を伸ばして
目を閉じて重心を後ろに倒して落ちた。渉は
「チッ!」
舌打ちして全力で走って手を伸ばした。奇跡的に
間に合って明の右手を掴んで、うつ伏せ状態に
なって明は吊るされた感じになり、
「さすが松田刑事。意地でも助けるとは」
そう言うと渉は
「傷が、疼く」
苦しむ声で言い、明は
「松田刑事、本当のゲームは選択形式です」
そう言うと胸ポケットからカッターを取り出して
自分の右手首を切った。渉が
「何、してるっ、お前」
そう言い、明はカッターを胸ポケットに入れて
「ここからが真のゲームです。
1、あなたは痛みに耐えながら自力で僕を
引っ張り上げる。
2、痛みに耐えられなくなり、僕の手を離す。
3、この状態のまま、時間が経過して、僕も
あなたも出血死する。
これが僕の望んだ最期のイタズラです」
嬉しそうに言うと渉は
「ふざけんな.....そんなの、1択だろ」
怒声で言い、明は
「では、それを実践して、ぜひゲームをクリア
させてください!」
上機嫌に言った。その頃、元は南区3丁目の
ラブホテルに着いていた。中に入ると、すでに
男女が交尾してる状態で亡くなっていて、元は
最上階の部屋に向かった。ノックして入ると
ウサギがいて、ウサギは
「待ってたよ~、ダーリン」
そう言い、元が
「ふざけるな、お前はここで捕まえる」
そう言うとウサギは
「立派に刑事やってるみたいだね」
そう言い、元は
「何言ってる」
そう言うとウサギは
「九条 遥(くじょうはるか)、覚えてない?」
そう聞き、元は
「どうして、遥の名前を」
そう言うとウサギは仮面マスクをとり、若くて
可愛い女性らしい顔を見せた。元は
「....はる、か?」
呆然とした表情で名を呟いて、遥は
「久しぶり!、元!」
嬉しそうに言い、元が
「何で、遥が」
そう言うと遥は
「やっぱり、そんな反応になっちゃうよね」
そう言い、元は
「何してるの、遥」
そう言うと遥は
「イタズラだよ!」
笑顔で言い、元は
「ふざけんなよ」
膝から崩れ落ちて悲しい声で言った。遥は
「ごめん、元を悲しませるつもりじゃなかったの」
謝ると元は
「こんな形で、会いたくなかった」
そう言い、遥は
「でも私は、また会えてスゴく嬉しい!、それに
ここで元と永遠の愛を育めるんだから」
そう言うと元は
「え?」
一言発して、遥は
「元も知ってる通り、私はウサギくらい性欲が
強いの。だから最期のイタズラと償いは、元と
エッチしながら死ぬ事」
微笑んで言うと元は立ち上がり、
「いい加減にしろよ、遥。君は殺人犯で俺は
刑事だ。俺は、君を捕まえるだけだ」
そう言い、遥は
「でも私は、元の事をずっと愛してきた。元だって
そうでしょ?」
不安そうに言うと元は
「ああ、もちろん愛してた。別れた後もずっと
遥の事だけ考えてて、別れた事を後悔してた」
そう言い、遥は
「じゃぁ!」
嬉しそうに言うと元は
「でも!、俺は遥が好きなんだ。ウサギである
君の事は好きじゃない」
そう言い、遥は
「何言ってるの?、私は遥だよ!、早く私の事
抱いてよ!、私を元でいっぱいにしてよ!!」
悲しそうに叫ぶと元は
「俺は、人を傷つけて殺して痛めつける犯罪者が
1番憎くて嫌いで許せないんだ。だから、
ごめん。君の事は、愛してあげられないし、
もうこの世に、俺の好きだった遥はいない」
そう言い、遥は
「....嫌だ。私は、私は、今日この日のためだけに
ウサギを演じてきたのに。私を捨てないで、元」
泣きながら言うと元は
「でも、きっと俺は今も遥を愛してる」
そう言って近寄り、遥は
「.....元」
悲しそうに名を言うと元は拳銃を取り出して
遥の胸元に銃口を当てて
「ずっとずっと、愛してた」
気持ちを伝えて接吻をして、引き金を引いた。
遥は悲しみの純愛を誓われて、この世を去った。
元は床に拳銃を落として
「ごめん、遥。ごめん....」
涙を流しながら何度も謝った。
そして、埋園ビルでは渉が必死に明の手を
掴んでいた。明の手首からは、血が滴り、渉は
「クソ、腹が」
痛みに耐えていた。明が
「このままだと、3番、ですかね」
そう言うと渉は
「俺は、諦めねぇ」
そう言い、もう片方の手も伸ばして明の手を
掴んだ。明は
「鳥が言ってた通り、あなたはスゴい刑事ですね」
そう言うと渉は
「おい!、鳥って、誰だ、何者、なんだ!」
苦しみ声で言い、明は
「これで、最後かもしれないので、教えましょう。
鳥は、あなたの、大切な人です」
そう言うと渉は
「勿体ぶらずに、名前、教えろ」
そう言い、明は
「鳥は....○○○○」
そう告げると渉は
「.....嘘、だろ....」
疑いと驚きの表情で言い、明は
「では、僕とのゲームをクリアさせて、その目で
確かめて、みてください」
そう言うと渉は
「ふざけんなっ、あいつが、鳥な訳ねぇだろ!、
本当の事を、言え!!」
激怒の声で言い、明は
「真実は、ご自分で、確かめてください。
優秀な刑事さん」
そう言って目を閉じた。渉は
「おい、おい!、目開けろ!、佐山!」
必死に呼びかけたが、明は目を開けなかった。
渉は
(俺も、ヤバい、意識が)
そう思うと横目で誰かの腕が見えて、明の手を
掴んでくれた。すると
「渉さん!、大丈夫ですか!」
聞き馴染みの声が聞こえて、横を見ると元がいて
渉は
「元」
名を呼び、元は
「引っ張り上げますよ」
そう言うと渉は力を振り絞って
「ゔあぁーー!!」
全力の声をあげて2人で明を引っ張り上げた。
渉は仰向けで倒れて、元が救急車を呼んで
「渉さん、今救急車呼びました」
そう言うと渉は
「元、あいつを、救え」
そう言い、目を閉じて意識を失って、元は
「はい!」
了解して明の呼吸と脈を確認して
「息してない」
そう呟き、心肺蘇生を始めた。元は
「頼む、死ぬな、戻ってこい!、生きて償え!」
呼びかけながら心肺蘇生をして救急隊がきて
渉と明は運ばれた。
翌日、渉は病室のベットで目を覚まして
「俺....生きてる?」
疑問口調で呟くと元が入ってきて
「渉さん!、良かったぁ、目が覚めて」
そう言い、渉は
「元、猿は!」
焦るように聞くと元は
「何とか一命は取り留めました」
そう言い、渉は
「はぁー」
安心して、ため息をついた。そして
「干支たちは!」
そう聞くと元は
「昨日、亡くなりました」
そう言い、渉は
「....そんな」
悔やむと元は
「全員、それぞれの殺害方法で死にました。犬は
檻の中で、牛は作品になって、竜は毒の接種で、
蛇は自らの皮膚を剥いで、馬はケンタウロス死体、
虎はビルの崩壊で」
そう教えて、渉は
「ウサギは」
そう聞くと元は
「....俺の手で」
暗い表情で言い、渉は
「そうか。悪い元、1人にしてくれ」
そう言うと元は
「はい」
そう言って病室を出た。渉は拳を強く握り締めて
涙を流して
「ごめんな、和紀。お前のカタキ取れなかった」
亡くなった相棒に向けて謝った。
そして、渉は
「あとは.....鳥か」
そう呟いてスーツに着替えて病室を抜け出した。
車に乗って別県に向かい、病院に入った。
莉奈の病室に入るとベットには、
鳥の仮面マスクをつけた人物がいた。
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