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23:んなわけないだろ
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大量に注文した料理を四人で食べながら聞く。
「ちなみに二人は~~両親と自分たちが一生安泰して暮らせれるだけのお金を手に入れても……冒険者を続けるのかな?!」
「どうですかね~~? 僕はその時が来てみないと分からないですかねぇ。もしかしたら冒険者を続けるかもしれないですし、他の熱中できることを探すかもしれないですし」
イークンは食事の仕方が綺麗だ、何というか……品性を感じる。
なのに、俺の弟子はもぐもぐしたまま話しかけてきた。
「お師匠、リリィはジーチャンが可哀そうだと思うのです。こんなことを言う兄と冒険だなんて危険で危ないのです」
「別にいいだろッ。僕は僕の限界を決めないし、成果の出ないものにこだわって限りある人生を浪費する気がないんだから」
男の子が口を膨らませ、癒されたのは彼が初めてではないだろうか。
そして、順番を待っていたジーチャンに聞く。
「妹のジーチャンはどうなのかな?」
「私は……この魔法筆で初めて魔法が使えた時、魔法ってすごいんだな~人のためにあるんだな~って思って。その……つまり、色んな魔法を使えるようになって……みたいです」
ジーチャンは俺とリリィの視線が自分自身に向いていると思って、恥ずかしくなったのだろう。
だが違う……。彼女が持っていた魔法筆は俺が初めて作り……あまりにもの出来の悪さに捨てた物。
半透明だったはずの軸は飴色にまでくすんでいた。
「……お師匠、あれって?」
「ん? んなわけないだろ」
俺は弟子のリリィが初めて作った軸と、比べるまでもないほど歪な『それ』を自分が初めて作ったものだとは言えなかった。
「ちなみに二人は~~両親と自分たちが一生安泰して暮らせれるだけのお金を手に入れても……冒険者を続けるのかな?!」
「どうですかね~~? 僕はその時が来てみないと分からないですかねぇ。もしかしたら冒険者を続けるかもしれないですし、他の熱中できることを探すかもしれないですし」
イークンは食事の仕方が綺麗だ、何というか……品性を感じる。
なのに、俺の弟子はもぐもぐしたまま話しかけてきた。
「お師匠、リリィはジーチャンが可哀そうだと思うのです。こんなことを言う兄と冒険だなんて危険で危ないのです」
「別にいいだろッ。僕は僕の限界を決めないし、成果の出ないものにこだわって限りある人生を浪費する気がないんだから」
男の子が口を膨らませ、癒されたのは彼が初めてではないだろうか。
そして、順番を待っていたジーチャンに聞く。
「妹のジーチャンはどうなのかな?」
「私は……この魔法筆で初めて魔法が使えた時、魔法ってすごいんだな~人のためにあるんだな~って思って。その……つまり、色んな魔法を使えるようになって……みたいです」
ジーチャンは俺とリリィの視線が自分自身に向いていると思って、恥ずかしくなったのだろう。
だが違う……。彼女が持っていた魔法筆は俺が初めて作り……あまりにもの出来の悪さに捨てた物。
半透明だったはずの軸は飴色にまでくすんでいた。
「……お師匠、あれって?」
「ん? んなわけないだろ」
俺は弟子のリリィが初めて作った軸と、比べるまでもないほど歪な『それ』を自分が初めて作ったものだとは言えなかった。
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