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39 似てるのに…気持ち悪い…。
しおりを挟む今日は銀行に用事があったので、昼休みを利用して向かっていた。
すると突然声をかけられた。
「美波ちゃんだよね?」
私は声の方に振り返った。
新のお兄さんだった。
「新と同じ会社だったんだね。」
お兄さんはにっこりと笑った。
どことなく…新に似ていた。
「ねぇ、これからお昼?俺と一緒に食べない?」
「いえ…これから用事があるので…。」
「まぁいいじゃん。」
お兄さんは私の腕を掴んだ。
強引だ。
「どうしてここに…?」
「新に会いにきたんだけど、美波ちゃんを見つけちゃったから、今日は新はいいや。」
よくわからない。何しに来たんだろう…。
「離してください。」
「ん?まぁいいじゃん。ほら、行こう?」
「行かないです。今から用事があるので。」
「それ明日じゃだめなの?」
「だめです。」
「俺、美波ちゃんと仲良くなりたいだけだよ?お兄ちゃんになるんだからね。」
「すみません…本当に離してください。」
「美波ちゃんはかわいいね。新にもちゃんと愛されてるみたいだし。羨ましいな。」
私の話は聞いていないようだった。
「美波っ」
突然、私を呼ぶ声が後ろから聞こえて振り返る。
新が走ってきていた。少し後ろに大橋さんの姿が見えたので、2人でランチに行く所だったんだと思った。
新は私を抱き寄せる。
「手ぇ離せ。」
「新に会いにきたんだ」
「いいかげん、美波の腕離せよ。」
「別にこれくらいいいでしょ?」
「よくねーよ。」
「仲直りしよ?」
「は?」
「新、仲直りしよ?今日はその為に来たんだ。」
「…だったら何で美波にちょっかい出してんだよ。」
「俺の妹になるから。仲良くなりたくて。」
「帰ってくれ。」
「…子どもの頃はあんなに仲がよかっただろ?
何でも“共有”してさ。また前みたいに戻ろうよ。」
「ふざけるな。」
お兄さんはまだ私の腕を掴んでいた。
「いいかげん、その手離せ。」
「…わかったよ。そんな怖い顔しないで?」
「二度来るな。」
「…じゃ、またね。」
お兄さんはそう言うと、私たちに手を振りその場を去った。
新は私の両肩を掴み、目をじっと見た。
「美波っ、大丈夫?変なことされてない?」
「大丈夫…。」
私がそう言うと、新はぎゅっと抱きしめた。
「ごめんね…。もしまた、こんなことがあったらアイツの事は無視していいから。」
「…うん…。」
「アイツとは絶対に2人きりにならないでね。」
「わかった…。」
「何話したの?」
「…お兄ちゃんになるから仲良くなりたいって。」
「…他には?」
「それだけ。」
新はお兄さんの姿を発見するなり、大橋さんとのランチをキャンセルしたようで、
その後は銀行に行く私に付き添い、適当なお店に入ってランチを一緒にした。
新はイラついていた。
「新…。」
「…ごめん。食べよっか。」
新の口数は少なかった。
帰ってからもそれは同じだった。
食事やシャワーを終わらせると、2人でソファーに座っていた。
「新…。何考えてるの…?」
「…。」
「…。」
「アイツ…俺のものをなんでも欲しがるんだ。子どもの頃から。」
新はやっぱりお兄さんのことを気にしてるようだった。
「だから美波も…。」
「私には新だけだよ…。」
「無理矢理手に入れようとするかもしれない…。」
「さすがにそこまでは…。」
「しないとは限らないよ?」
「…。」
「そうなったら…美波はアイツを好きになる?」
「ならないよ。」
「どうして?」
「新のこと愛してるから。」
「…ごめん。わかってるのに…。」
新はそう言って私を抱き寄せた。
私と同じで、昔の経験が新を不安にさせてるんだ…。
私は新にキスをした。
新もそれに応えてくれる。
「新…愛してるよ。私は新しか見えてないよ?
新とずっと一緒にいたい。
新がそばにいてくれれば、他には何もいらない。」
「美波…。」
新は私の言葉を聞くと、またぎゅっと抱きしめてくれた。
「俺も愛してる。」
あれから4人でランチに行くことが前よりも増えた。
新がよく大橋さんと綾ちゃんを誘うようになっていた。
たぶん…私を1人にしないように。
4人で社食を食べることもあったけど、私たちも綾ちゃんたちも、付き合ってることは職場では内緒にしていたので、なるべく外でご飯を食べるようにしていた。じゃないと話したいことも話せないから。
「ねーねーっ、今度海鮮食べに行こうよっ」
綾ちゃんが提案してきた。
「いいね。海鮮大好き。」
私はこう返事をした。
すると綾ちゃんは、「海鮮と言えばやっぱここでしょ。」と、事前に調べていたらしい情報を、スマホで見せてくれた。
そこは有名な市場だった。
私は綾ちゃんのスマホを借りると、新にその画面を見せた。
「新っ、見て?今度ここに行こ?」
「いいよ。」
新はほんの一瞬画面を見た後、優しい顔をして私を見ていた。
「ちゃんとスマホの画面見た?」
「見たよ。」
「一瞬しか見てないじゃん。」
「うん。美波のこと見てた。」
「ちゃんと見て?」
「美波が行きたいなら、俺はどこにでも連れて行くよ?」
綾ちゃんたちがいても、新は私と2人でいる時のように、私に接していた。
そんな新に、2人はもう慣れ始めているようだった。
「美波ちゃん、こんなに愛されちゃって大変だねっ。」
綾ちゃんは笑っていた。
「お、俺だって、綾のこと大好きなんだからねっ。」
なぜか大橋さんが張り合ってきた。
「はいはいはい。ありがとう。私も好きだよ。」
綾ちゃんは少し照れながらも、あしらうようにそう言っていた。
でも…前に遊園地で見たような“あの顔”にはなっていなかった。
あれ以来綾ちゃんの“あの顔”を見たことがなかった。
やっぱ…そうだよね…?
時間が経てば、落ち着くものだよね…?
綾ちゃんたちは付き合って1ヶ月以上は経っていた。
なのに何で私は未だに?
やっぱり私は自分を恥ずかしく思った。
自分じゃわからないから、確認のしようがない。
でも…綾ちゃんも大橋さんに抱かれた後なら、まだああいう顔をするかもしれないし…。
…今の私はどうなんだろう…?自分でわかればいいのに…。私は綾ちゃんの顔をじっと見ていた。
「美波…。今美波が考えてることの“答え”を教えてあげようか?」
「え…なに?」
「美波はまだ“あの顔”するよ?」
「…なんで…わかったの…?」
「内緒。」
私は恥ずかしくなった。
「それでいいんだよ。俺は嬉しいよ。」
新はまたニコニコしながら私を見ていた。
「あーもうっ。この2人といるとヤケドするっ。熱すぎてヤケドするっ。」
綾ちゃんはニヤニヤしながらそう言っていた。
「俺だって綾のこと好きなんだからねっ。」
大橋さんはまたそう言っていた。
新はそんな2人をやっぱり優しい顔をして見ていた。
私たちはその後、計画を立て始めた。
今回は綾ちゃんがレンタカーを借りて私が運転するよと言ってくれたけど、新は「俺が車出すんで大丈夫ですよ」と言い、今回もそうすることになった。
「早見くんありがとね。前回も今回も…。」
綾ちゃんは申し訳なさそうにそう言っていた。
「いえいえ。全然苦じゃないので。」
新は優しい顔でそう言っていた。
計画の続きは次のランチで。と言うことになり、私たちは仕事に戻った。
家に帰ると新はすぐに私を抱いた。
たぶん…不安になってるんだ。
「みなみ…もっといいっ…?まだ…いい…?」
「…っ…ん…いいよっ…」
「へーきっ?…」
「んっ…」
新は夜遅くまで私を抱いた。
その後すぐに寝たけど、私たちは寝不足のまま会社へと向かった。
新はずっと心配そうに私を見ていた。
この日は帰ってから2人とも、すぐにぐっすりと眠りについた。
数日後ーー
また私たち4人はランチに来ていた。
遊びに行く計画を立てるために。
今回は色々と細かいところまで決めることができた。
ランチが終わると、新と大橋さんは2人で話しながら私と綾ちゃんの少し前を歩いていた。
私は綾ちゃんとのおしゃべりを楽しんでいた。
「美波ちゃんはどこか行きたいお店とかある?」
綾ちゃんは遊びに行く日の事を話していた。
「私も色々とあのあと調べてみたんだけど、ここのスイーツが美味しそうで…。なんか人気みたいだよ?お口直しに、こういうのもいいかなって思って。」
私はスマホの画面を見せた。
「おっ、本当だっ。美味しそうだね。ここも行こうよっ。」
綾ちゃんの顔がパッと明るくなった。
それから前を歩く2人に近づき提案しているようだった。
その時…
急に腕を掴まれ、路地に引き込まれた。
すぐに手で口を塞がれる。
なに…?
私はパニックになった。
その人は私を抱き寄せていた。
そして素早く建物の中に引きずり込んだ。
空き店舗のようだった。
「美波ちゃん久しぶり。」
新のお兄さんだった。
「元気だった?」
ニコニコしながらそう言っていた。
私の頭はフリーズしていた。
「美波ちゃん…協力して?俺…新と仲直りしたいんだ。」
そう言って後ろから抱きしめてきた。
私はここで正気に戻った。気持ち悪かった。
「離してっ」
私は抵抗した。
「どうして?俺と新は今まで色々と“共有”してきた仲なんだ。だから美波ちゃんも…ね?」
そう言っていた。
…気持ち悪い…。
「やだっ。離してっ。」
「だめだよ美波ちゃん。抵抗しないで?」
強引な感じが新とそっくりだった。
声も似ていた。
似てるのに…すごく気持ち悪かった。
「ねぇ…協力して?美波ちゃん。俺、新と仲直りしたいんだ。」
「無理です。」
「どうして?」
「新がそれを望んでないからです。」
お兄さんはずっと私を抱きしめていた。
「…だから…協力して?」
「離してください。」
「俺と新…似てるでしょ?」
「ね?だからいいでしょ?ちゃんと気持ちよくしてあげるから。」
「離してっ。」
「美波ちゃん泣かないで?
新と2人で美波ちゃんを可愛がってあげるから。」
気持ち悪いっ。
お兄さんの手は私の体を撫で始めた。
気持ち悪い。
「やめてっ」
「…。美波ちゃんは新のこと、本当に好きなんだね…。全然俺になびかないじゃん…。」
「新のことしか見えてませんっ」
「…つまんない…。」
今度は服の中に手が入ってきた。
「やだっやめてっ」
「新とは何でも共有したかったのにな。」
「離してっ」
「俺、新がかわいくて仕方がないんだ。新、優しいでしょ?子どもの頃からそうだったんだ。」
私の言葉は届いてないようで、お兄さんは話し続けていた。
「離してっ。」
「大人になってから共有するものがどんどん減ってきて、俺寂しいんだよ。」
「お願いっ離してっ。」
「だから協力して?」
「そんなの無理ですっ。余計新に嫌われますよ?」
「…。それは…イヤ…かな…。」
その時、遠くから新の声が微かに聞こえた。
「美波っ」
心配そうな声で私を呼ぶ新の声が…。
私は新の名前を呼ぼうとした。
その瞬間、顔を掴まれ新のお兄さんに口を塞がれた。
それは“手”ではなく、お兄さんの唇だった。
やだっ。気持ち悪いっ。
私は何とかその唇から逃れると、叫んだ。
「あらたっっっ」
するとまた唇を塞がれた。
壁に押さえつけられ、トップスがめくられると、その手が止まった。
「美波ちゃん…新に愛されてるんだね…。こんなにキスマークつけられちゃって…。羨ましいな…。」
私はまた声を振り絞り叫んだ。
「あらたっっっ」
また唇を塞がれた。
するとドアが開き、そこには新が立っていた。
走ってきた新はお兄さんに殴りかかった。
「待って新っ、俺新と仲直りしたいんだ。」
「こんなことしておいて、何言ってんだよっ。」
「新とまた昔みたいに“共有”したいんだ。俺もちゃんと、美波ちゃんのこと可愛がるから。」
「美波を可愛がるのは俺一人で十分だ。」
「そんなこと言わないでよ新…。
昔みたいにまた仲良くしよ?」
「お前の顔なんか二度と見たくない。」
「新…仲直りしよ?」
「…。」
「わかった…今日は…帰るよ…またね。」
お兄さんは肩を落としながら出て行った。
新はすぐに私を抱きしめた。
「ごめんっ」
私も新を抱きしめた。
「新っ」
私はまだ泣いていた。
「何された?」
私は新に言いたくなかった。思い出すだけで気持ち悪かった。口にもしたくなかった。
それに…新に嫌われたくなかった。
「教えて…?」
「…。」
「…何された?」
「…。」
「体…触られた…?舐められた…?」
「…。」
「触られたの?」
「…。」
「美波。」
「…すこし……触られた…。」
「キス…された…?そんな風に見えたけど…」
「…。」
言いたくない。言いたくない。
私は目をぎゅっと瞑った。
「…されたんだね…。」
やだ。
嫌いにならないで。
新。
嫌いにならないで。
お願い。
嫌いにならないで。
「美波…大丈夫だよ。」
そう言って新は私の顎をクイッと上げると私にキスをしてくれた。
「もうこれで大丈夫だから。」
そう言うと、今度は舌を絡ませてきた。
「ね?もう大丈夫だから。」
それから私を抱きしめてくれた。
「あらた…。」
「美波…ごめんね…。」
「…ごめんなさい…。」
「美波は悪くないよ…。」
「あらた…。」
「美波…愛してるよ。」
「…。」
「大丈夫。大丈夫だから。」
私はまた涙が溢れ出た。
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