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3話
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玲央に「話がある」とリビングに呼びだされた彩花はダイニングテーブルに向かい合って座った。
神妙な表情をしている玲央が不思議で仕方ない。
「どうしたの?」
一向に話し出さない玲央にしびれを切らして問いかけると、彼は重苦しい様子で口を開いた。
「俺は、家を出る」
「……えっ?!」
一拍おいて意味を理解し、驚愕の声をあげる。
現在銀城家は義兄妹での二人暮らしだった。二人の両親は揃って海外赴任をしている。
兄妹とはいえ義とつく二人を残すことに周囲は大反対したが、母親は『二人は仲良しだから大丈夫でしょ~』といって父親は『まぁ、なんとかなるだろ』と楽観的な言葉を残して海外に行ってしまった。
すでに両親が海外に行って一年がたつ。任期は三年らしいので、あと二年は帰ってこない。定期的に連絡がくるが、特に問題は起こっていないので、そう伝えていた。
今まで義兄妹仲良く生活していたのに、突然どうしたというのか。戸惑う彩花の前で玲央は罰が悪そうに視線を伏せる。
「え? え? 私が自堕落だから?」
家事は基本義兄である玲央に丸投げしている自覚がある。
社会人の玲央の負担になっているのはわかっていたが、彩花がキッチンに立つと大惨事を引き起こすので玲央から取り上げられていたのだ。
だが、やはり嫌だったのだろうか。彩花は胸の前で手を組んで視線を伏せる。
「ごめんなさい。私が家事ができないから……」
「あ! いや、それは問題ではないんだ! ただ、その」
言いよどんだ玲央を彩花が見ると彼は顔を真っ赤にしている。首を傾げる彼女の前でわざとらしく大きな咳払いをした玲央は首を横に振った。
「とにかく、俺は家を出る。彩花は大変になるかもしれないが、週に一度は顔を出すし、今は宅配で食事も手配できるだろう」
「まってまってまって! 悪いところがあるならなおすから! 出ていく前提で話を進めないで!!」
どうにか引き留めようと声をあげた彩花に玲央はため息を吐く。
憂いた吐息がやけに色っぽくて、そんなシーンではないと分かっているのにお腹がきゅんと甘く疼いてしまう。
「部屋は契約したし、引っ越しの手配もした。来週末には出ていく」
「どうして!!」
立ち上がった玲央に続いて、彩花も勢いよく椅子から立ち上がる。
背を向けた玲央に手を伸ばすが、彼は振り返ってはくれなかった。
リビングに一人残された彩花は呆然と立ち尽くしていた。
へなへなとリビングの冷たい床に座り込んで膝を抱える。
「どうして……」
なにがいけなかったのだろう。なにが気に障ったのだろう。なにが、なにが、なにが。
ぐるぐると頭の中をこれまでの行動が巡る。確かに生活面で玲央に頼り切っていた。
言葉に甘えて、本来大学生で時間の自由がきく彩花がするべきことまで押し付けていた自覚はある。
だが、不満があるなら出ていくのではなく口頭で注意してほしい。
彩花が泣いていれば必ず駆け付けてすぐ慰めてくれるのに、玲央はきてくれない。その事実が玲央の怒りを表しているようで、余計に悲しくて涙が止まらなくなる。
翌週末。
本当に玲央は家を出ていってしまった。実家なので荷物の半分は残されたが、それだけだ。
必要なものを詰めた段ボールが引っ越し業者によって運ばれていくのを呆然と見ているしかできなかった。
広い一軒家に一人ぽつんと残される。ぽろぽろと涙が溢れて止まらない。
だが、もう拭ってくれる温かな手はないのだ。
しゃくりあげながら玄関先に座り込む。やっぱり、手を伸ばしてくれる人はいなかった。
その日の夜、母から電話がかかってきた。
玲央から引っ越しのことを聞いているらしく彩花を心配して電話をしてくれたのだ。電話先の母は酷く驚いた様子で彩花に状況を尋ねる。
『彩花がなにかしたのかしらねぇ。玲央くんが彩花をおいていくなんて』
母の視点からしても玲央の行動は意外だったらしい。それはそうだ。両親の再婚で出会ったときから、彼は両親以上に彩花を可愛がってくれていた。それこそ、目に入れても痛くないといわんばかりに。
「お母さん……どうしよう……」
『そうねぇ。でも、玲央くんもいい年だし、もしかしたら彼女ができたのかもしれないわね』
「かの、じょ」
その可能性を失念していた。唖然と口を開いた彩花の通話先で母はしみじみと言葉を続ける。
『そうね、玲央くんも結婚してもいい年だもの。彩花もあんまり玲央くんにべったりなのもよくないし』
うんうんと一人で納得している母の言葉に言葉を失う。
玲央に彼女がいるかもしれない。その事実が重く胸にのしかかる。
確かに、前世の記憶を思い出す前は彩花にとって玲央は『良き兄』でしかなかった。淡い恋心はあったかもしれないが、自覚できないほどその感情は薄かった。
前世を思い出したからこそ、余計に想いを募らせているが玲央からすれば『ただの妹』にそんな感情を向けられても困るだろう。
(いいきっかけだったと、思うしかないの……?)
物理的に距離をとるべきだった。そう自分を納得させるしかないのだろうか。
(でも)
どうしようもなく寂しいのだ。心に隙間風が吹いて仕方ない。温かな日向から凍てついた雪国に放り出されたような感覚に陥っている。
曖昧な答えを返して通話を切り、自室に戻る。軽い音を立ててしまった扉の前にずるずると座り込む。部屋には淡いクリーム色のラグを敷いているが、端っこの扉の前までは届かない。
冷たいフローリングが触れた場所から体温を奪っていく。
(……お義兄ちゃんに、玲央に、恋人)
玲央の年齢を考えれば、今まで浮いた話がなかったのが不思議なほどだ。ずっと彩花が付きまとっていたから、彼女を作る隙がなかったのが嫌で家を出ていったのだといわれれば納得しかない。
だが、一方で。納得できない感情がある。玲央は自分のものだ。前世のこともあり、魂に刻まれた強烈な感情が沸きあがって仕方ない。
抱えた膝に顔をうずめる。泣きたくなる衝動をこらえながら、歯を食いしばる。
居心地がいいように整えた部屋なのに、どこかうすら寒く感じる。玲央がいないだけで、温かな実家が冷たい檻のように思えた。
「ロジェ……」
来世では一緒になりましょう、っていったじゃない。
「……うそつき」
玲央は何も悪くないのに、手酷く裏切られた気分だった。
こみ上げる悪感情を握りつぶして、浅い呼吸を繰り返す。
記憶のないであろう玲央にぶつけられない気持ちを抱えて、彩花は朝方までずっと蹲っていた。
神妙な表情をしている玲央が不思議で仕方ない。
「どうしたの?」
一向に話し出さない玲央にしびれを切らして問いかけると、彼は重苦しい様子で口を開いた。
「俺は、家を出る」
「……えっ?!」
一拍おいて意味を理解し、驚愕の声をあげる。
現在銀城家は義兄妹での二人暮らしだった。二人の両親は揃って海外赴任をしている。
兄妹とはいえ義とつく二人を残すことに周囲は大反対したが、母親は『二人は仲良しだから大丈夫でしょ~』といって父親は『まぁ、なんとかなるだろ』と楽観的な言葉を残して海外に行ってしまった。
すでに両親が海外に行って一年がたつ。任期は三年らしいので、あと二年は帰ってこない。定期的に連絡がくるが、特に問題は起こっていないので、そう伝えていた。
今まで義兄妹仲良く生活していたのに、突然どうしたというのか。戸惑う彩花の前で玲央は罰が悪そうに視線を伏せる。
「え? え? 私が自堕落だから?」
家事は基本義兄である玲央に丸投げしている自覚がある。
社会人の玲央の負担になっているのはわかっていたが、彩花がキッチンに立つと大惨事を引き起こすので玲央から取り上げられていたのだ。
だが、やはり嫌だったのだろうか。彩花は胸の前で手を組んで視線を伏せる。
「ごめんなさい。私が家事ができないから……」
「あ! いや、それは問題ではないんだ! ただ、その」
言いよどんだ玲央を彩花が見ると彼は顔を真っ赤にしている。首を傾げる彼女の前でわざとらしく大きな咳払いをした玲央は首を横に振った。
「とにかく、俺は家を出る。彩花は大変になるかもしれないが、週に一度は顔を出すし、今は宅配で食事も手配できるだろう」
「まってまってまって! 悪いところがあるならなおすから! 出ていく前提で話を進めないで!!」
どうにか引き留めようと声をあげた彩花に玲央はため息を吐く。
憂いた吐息がやけに色っぽくて、そんなシーンではないと分かっているのにお腹がきゅんと甘く疼いてしまう。
「部屋は契約したし、引っ越しの手配もした。来週末には出ていく」
「どうして!!」
立ち上がった玲央に続いて、彩花も勢いよく椅子から立ち上がる。
背を向けた玲央に手を伸ばすが、彼は振り返ってはくれなかった。
リビングに一人残された彩花は呆然と立ち尽くしていた。
へなへなとリビングの冷たい床に座り込んで膝を抱える。
「どうして……」
なにがいけなかったのだろう。なにが気に障ったのだろう。なにが、なにが、なにが。
ぐるぐると頭の中をこれまでの行動が巡る。確かに生活面で玲央に頼り切っていた。
言葉に甘えて、本来大学生で時間の自由がきく彩花がするべきことまで押し付けていた自覚はある。
だが、不満があるなら出ていくのではなく口頭で注意してほしい。
彩花が泣いていれば必ず駆け付けてすぐ慰めてくれるのに、玲央はきてくれない。その事実が玲央の怒りを表しているようで、余計に悲しくて涙が止まらなくなる。
翌週末。
本当に玲央は家を出ていってしまった。実家なので荷物の半分は残されたが、それだけだ。
必要なものを詰めた段ボールが引っ越し業者によって運ばれていくのを呆然と見ているしかできなかった。
広い一軒家に一人ぽつんと残される。ぽろぽろと涙が溢れて止まらない。
だが、もう拭ってくれる温かな手はないのだ。
しゃくりあげながら玄関先に座り込む。やっぱり、手を伸ばしてくれる人はいなかった。
その日の夜、母から電話がかかってきた。
玲央から引っ越しのことを聞いているらしく彩花を心配して電話をしてくれたのだ。電話先の母は酷く驚いた様子で彩花に状況を尋ねる。
『彩花がなにかしたのかしらねぇ。玲央くんが彩花をおいていくなんて』
母の視点からしても玲央の行動は意外だったらしい。それはそうだ。両親の再婚で出会ったときから、彼は両親以上に彩花を可愛がってくれていた。それこそ、目に入れても痛くないといわんばかりに。
「お母さん……どうしよう……」
『そうねぇ。でも、玲央くんもいい年だし、もしかしたら彼女ができたのかもしれないわね』
「かの、じょ」
その可能性を失念していた。唖然と口を開いた彩花の通話先で母はしみじみと言葉を続ける。
『そうね、玲央くんも結婚してもいい年だもの。彩花もあんまり玲央くんにべったりなのもよくないし』
うんうんと一人で納得している母の言葉に言葉を失う。
玲央に彼女がいるかもしれない。その事実が重く胸にのしかかる。
確かに、前世の記憶を思い出す前は彩花にとって玲央は『良き兄』でしかなかった。淡い恋心はあったかもしれないが、自覚できないほどその感情は薄かった。
前世を思い出したからこそ、余計に想いを募らせているが玲央からすれば『ただの妹』にそんな感情を向けられても困るだろう。
(いいきっかけだったと、思うしかないの……?)
物理的に距離をとるべきだった。そう自分を納得させるしかないのだろうか。
(でも)
どうしようもなく寂しいのだ。心に隙間風が吹いて仕方ない。温かな日向から凍てついた雪国に放り出されたような感覚に陥っている。
曖昧な答えを返して通話を切り、自室に戻る。軽い音を立ててしまった扉の前にずるずると座り込む。部屋には淡いクリーム色のラグを敷いているが、端っこの扉の前までは届かない。
冷たいフローリングが触れた場所から体温を奪っていく。
(……お義兄ちゃんに、玲央に、恋人)
玲央の年齢を考えれば、今まで浮いた話がなかったのが不思議なほどだ。ずっと彩花が付きまとっていたから、彼女を作る隙がなかったのが嫌で家を出ていったのだといわれれば納得しかない。
だが、一方で。納得できない感情がある。玲央は自分のものだ。前世のこともあり、魂に刻まれた強烈な感情が沸きあがって仕方ない。
抱えた膝に顔をうずめる。泣きたくなる衝動をこらえながら、歯を食いしばる。
居心地がいいように整えた部屋なのに、どこかうすら寒く感じる。玲央がいないだけで、温かな実家が冷たい檻のように思えた。
「ロジェ……」
来世では一緒になりましょう、っていったじゃない。
「……うそつき」
玲央は何も悪くないのに、手酷く裏切られた気分だった。
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