義兄妹になったその日、恋は帰る場所を失った

「お前を愛しすぎて、壊したくないんだ」

十歳の時、葡萄畑で「将来結婚しよう」と指切りをした初恋の幼馴染。
けれど、親同士の再婚により、私たちは「同い年の兄妹」になった。

シモンは氷の貴公子と呼ばれながら、
夜な夜な女性を抱き、放蕩の限りを尽くす。

裏切られ、絶望した義妹メルローズは、邸を出る決意をする。
しかし、雨の中でメルローズを捕らえたシモンは、泣き叫んだ。

「お前の純潔を守るために、俺がどれほどの地獄にいたか、
お前は知らない!」

同居する恋しいメルローズを襲いたいという狂気的な衝動。
放蕩は、それを抑えるための代償だった――。

真実を知っても、逃げようとするメルローズ。
シモンは牙を剥き、圧倒的な執念で外堀を埋め、
メルローズを婚約者として檻に閉じ込めた。

すれ違った二人の初めてが重なる時、
狂おしいほどの溺愛が幕を開ける。


🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
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