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12話
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約束をしてしまったから、と自分を奮い立たせて面倒な着替えを済ませ彩花に選んでもらったショルダーバッグに財布とスマホを放り込んで肩から掛ける。
のろのろと支度をすませ、鍵をかけて部屋を出る。待ち合わせ場所は会社の最寄である二駅先の駅前広場だ。
通勤用の定期券で改札を抜け、帰宅ラッシュの電車に揺られながら目当ての駅で降りる。
夜になるとライトアップされるオブジェの前に、仕事上がりだとは思えないほどばっちりと化粧を決めた水無瀬が佇んでいた。
「あ、玲央くん! こっちこっち!!」
名字ではなく名前で玲央に呼びかけ、水無瀬が手を振っている。
その遠慮のない距離の詰め方に内心で眉を寄せてしまう。
玲央は水無瀬の下の名前を呼ぶ気にならないし、そもそも覚えていないのだが、これからを考えればこのくらい強引でもちょうどいいかもしれない。
幼い頃から彩花を大切にする一方で成長するにつれて劣情を募らせていた。
それではいけないと思って、学生時代には家族に秘密で恋人を作ったりもしたのだ。
だが、どの相手も長続きしなかった。
玲央がことあるごとに彩花を優先してしまうので『私と妹と、どっちが大切なの!?』と怒らせては素直に『妹だ』と答えて怒らせて別れるということを繰り返していた。
苦い過去を思い出し浅くため息を吐く。片手をあげて気づいていると返せば、水無瀬の表情が華やいだ。
こうしてみると、長く伸ばした髪を明るく染めている水無瀬は流行をしっかり押さえた美人だ。
オフィスカジュアルの服装と合わせると、明るい髪色に反して楚々とした印象を受ける。
不自然に大きい瞳は恐らくカラコンの影響だろう。
女性が好んでいるのはテレビで知っているが、玲央には違和感でしかなかった。
黒いタイトめの膝丈のスカートに白いブラウスを合わせている。
平均より少し上、そんな風に水無瀬の外見を内心で無自覚にジャッジして玲央は目を細めた。
(ああ、でも、彩花の方が可愛いな)
脳裏に思い描くのは愛しい人。
アリエットであったころは太陽を凝縮したような輝く金の髪と、空を切り取ったような瞳をしていたが、今の黒檀のごとき黒い髪と夜空を圧縮したような吸い込まれる黒い瞳も魅力的だと思う。す
らりとした細い体躯は思わず抱きしめたくなるほど魅力に溢れていて、それでいて出るところは出ている豊満な体は蠱惑的だ。
アリエットのときに毎日重苦しいドレスを身に纏っていた影響か、彩花はラフで活動的な格好を好むので、その点も含めて水無瀬とは対照的である。
しかも抱き心地も最高だった。
再び熱を持ち始めた中心に気づいて苦笑を零すと玲央は近づいてきた水無瀬を見下ろして挨拶を口にする。平均よりずいぶんと身長の高い玲央は大抵の相手は見下ろすことになる。
「声をかけてもらって、ありがとうございます」
「ううん、迷惑じゃなかったならよかった!」
綺麗に化粧のされた顔でにこりと微笑まれる。
普通の男性なら心臓が高鳴るのだろうが、あいにくと玲央は人の顔の醜悪に興味がない。彼の関心はただ一人、彩花だけに注がれている。
結局は彩花のことを考えてしまう自分に苦笑を零すと、水無瀬が微笑む。
「じゃあいこっか、玲央くん」
するりと腕が絡められる。腕に当たる柔らかな感覚に、彩花の体温を思い出して思わず顔が赤く染まった。
そんな玲央の反応を誤解した水無瀬がくすくすと笑みを零す。
「やぁだ、玲央くん。結構初心なの?」
「……そう、かもしれません」
彩花のことを考えるだけで身体の中央が熱を持つなど、童貞の反応だ。
苦く笑った玲央の言葉にこれまた勘違いを加速させて水無瀬がさらに身体を押し付けてくる。
夜とはいえ、初夏は人肌が触れれば熱い。眉を寄せた玲央の隣で、彼女は意味深長に笑う。
「まずはご飯に行こう! 私、お腹減ったの」
「はい」
「どこがいいかな? おすすめの場所とかある?」
この雰囲気でさすがに居酒屋やファミレスには案内できない。
彩花が喜ぶのがその二か所なので、近隣の居酒屋とファミレスは抑えているのだが、それ以外となると難しい。
いずれ彩花が背伸びをしたくなった時のためにとフレンチの店も把握はしているのだが、彩花のために選んだ店に水無瀬を連れて行きたくなかった。
暫く隣で玲央を見上げていた水無瀬だが、いつまでも無言の彼にしびれを切らした様子で通勤用の大きなバッグからスマホを取り出し操作すると、SNSの画面を見せてくる。
「ここにしない? イタリアンバーよ。美味しいって評判なの」
(行きたいところがあるんじゃないか)
だったら最初から提示してほしい。わざわざ試すような真似をされるのは嫌いだ。
前世に比べて腹の探り合いが減った現代だからこそ、玲央は人を試す行為が好きではない。
眉を寄せた玲央の表情から、気に入らなかったと誤解したらしい水無瀬がスマホをタップし「じゃあ、こっちは?」と別の画面を見せてくる。
「……和食料理ですか」
創作居酒屋と銘打たれているが、メインは和食らしい。彩花は和食が好きだ。
前世の影響で絢爛豪華な食事に飽きているから、大味の食事を好む割に、和食は別格らしい。
前世の食事とは違う意味で繊細な味付けに惹かれているのかもしれないと玲央は分析している。
味が良ければいずれ彩花を連れて行こう――そう思考して、すぐに表情が暗くなる。
(顔などもう見れない)
あんな無体を強いておきながら、彩花に合わせる顔はない。
もう会わないと決めたはずなのに、ことあるごとに彩花を思い出してしまう。
暗い表情をした玲央の腕にさらに露骨に胸が押し当てられた。
我に返って水無瀬に視線を落とすと、彼女はわざとらしく頬を膨らませている。
「考えごと?」
暗に他の女か、と聞いているようなものだ。玲央は「いいえ」と首を横に振った。
「創作料理には疎くて、どんなものがでるのだろうと考えていました」
「そうなのね。私はよくいくから、色々と教えてあげるわ」
腕にあたる柔らかさを無視して答えた玲央に水無瀬が満足げに笑う。
「さ、いきましょう。予約はいらないらしいけど、早くいかないと席が埋まるかもしれないわ」
「はい」
一つ頷いて歩き出す。店の位置を知っているらしく先導してくれる水無瀬の歩幅に合わせたのは、ほとんど癖だった。
玲央より小さな体で彼の隣に並ぶ愛しい彩花のための癖。
(彩花……)
心は彼女に預けている。それでも、この想いは成就してはならない。
そう自分に言い聞かせ、玲央はすっかり暗くなった夜道を水無瀬とともに歩く。
のろのろと支度をすませ、鍵をかけて部屋を出る。待ち合わせ場所は会社の最寄である二駅先の駅前広場だ。
通勤用の定期券で改札を抜け、帰宅ラッシュの電車に揺られながら目当ての駅で降りる。
夜になるとライトアップされるオブジェの前に、仕事上がりだとは思えないほどばっちりと化粧を決めた水無瀬が佇んでいた。
「あ、玲央くん! こっちこっち!!」
名字ではなく名前で玲央に呼びかけ、水無瀬が手を振っている。
その遠慮のない距離の詰め方に内心で眉を寄せてしまう。
玲央は水無瀬の下の名前を呼ぶ気にならないし、そもそも覚えていないのだが、これからを考えればこのくらい強引でもちょうどいいかもしれない。
幼い頃から彩花を大切にする一方で成長するにつれて劣情を募らせていた。
それではいけないと思って、学生時代には家族に秘密で恋人を作ったりもしたのだ。
だが、どの相手も長続きしなかった。
玲央がことあるごとに彩花を優先してしまうので『私と妹と、どっちが大切なの!?』と怒らせては素直に『妹だ』と答えて怒らせて別れるということを繰り返していた。
苦い過去を思い出し浅くため息を吐く。片手をあげて気づいていると返せば、水無瀬の表情が華やいだ。
こうしてみると、長く伸ばした髪を明るく染めている水無瀬は流行をしっかり押さえた美人だ。
オフィスカジュアルの服装と合わせると、明るい髪色に反して楚々とした印象を受ける。
不自然に大きい瞳は恐らくカラコンの影響だろう。
女性が好んでいるのはテレビで知っているが、玲央には違和感でしかなかった。
黒いタイトめの膝丈のスカートに白いブラウスを合わせている。
平均より少し上、そんな風に水無瀬の外見を内心で無自覚にジャッジして玲央は目を細めた。
(ああ、でも、彩花の方が可愛いな)
脳裏に思い描くのは愛しい人。
アリエットであったころは太陽を凝縮したような輝く金の髪と、空を切り取ったような瞳をしていたが、今の黒檀のごとき黒い髪と夜空を圧縮したような吸い込まれる黒い瞳も魅力的だと思う。す
らりとした細い体躯は思わず抱きしめたくなるほど魅力に溢れていて、それでいて出るところは出ている豊満な体は蠱惑的だ。
アリエットのときに毎日重苦しいドレスを身に纏っていた影響か、彩花はラフで活動的な格好を好むので、その点も含めて水無瀬とは対照的である。
しかも抱き心地も最高だった。
再び熱を持ち始めた中心に気づいて苦笑を零すと玲央は近づいてきた水無瀬を見下ろして挨拶を口にする。平均よりずいぶんと身長の高い玲央は大抵の相手は見下ろすことになる。
「声をかけてもらって、ありがとうございます」
「ううん、迷惑じゃなかったならよかった!」
綺麗に化粧のされた顔でにこりと微笑まれる。
普通の男性なら心臓が高鳴るのだろうが、あいにくと玲央は人の顔の醜悪に興味がない。彼の関心はただ一人、彩花だけに注がれている。
結局は彩花のことを考えてしまう自分に苦笑を零すと、水無瀬が微笑む。
「じゃあいこっか、玲央くん」
するりと腕が絡められる。腕に当たる柔らかな感覚に、彩花の体温を思い出して思わず顔が赤く染まった。
そんな玲央の反応を誤解した水無瀬がくすくすと笑みを零す。
「やぁだ、玲央くん。結構初心なの?」
「……そう、かもしれません」
彩花のことを考えるだけで身体の中央が熱を持つなど、童貞の反応だ。
苦く笑った玲央の言葉にこれまた勘違いを加速させて水無瀬がさらに身体を押し付けてくる。
夜とはいえ、初夏は人肌が触れれば熱い。眉を寄せた玲央の隣で、彼女は意味深長に笑う。
「まずはご飯に行こう! 私、お腹減ったの」
「はい」
「どこがいいかな? おすすめの場所とかある?」
この雰囲気でさすがに居酒屋やファミレスには案内できない。
彩花が喜ぶのがその二か所なので、近隣の居酒屋とファミレスは抑えているのだが、それ以外となると難しい。
いずれ彩花が背伸びをしたくなった時のためにとフレンチの店も把握はしているのだが、彩花のために選んだ店に水無瀬を連れて行きたくなかった。
暫く隣で玲央を見上げていた水無瀬だが、いつまでも無言の彼にしびれを切らした様子で通勤用の大きなバッグからスマホを取り出し操作すると、SNSの画面を見せてくる。
「ここにしない? イタリアンバーよ。美味しいって評判なの」
(行きたいところがあるんじゃないか)
だったら最初から提示してほしい。わざわざ試すような真似をされるのは嫌いだ。
前世に比べて腹の探り合いが減った現代だからこそ、玲央は人を試す行為が好きではない。
眉を寄せた玲央の表情から、気に入らなかったと誤解したらしい水無瀬がスマホをタップし「じゃあ、こっちは?」と別の画面を見せてくる。
「……和食料理ですか」
創作居酒屋と銘打たれているが、メインは和食らしい。彩花は和食が好きだ。
前世の影響で絢爛豪華な食事に飽きているから、大味の食事を好む割に、和食は別格らしい。
前世の食事とは違う意味で繊細な味付けに惹かれているのかもしれないと玲央は分析している。
味が良ければいずれ彩花を連れて行こう――そう思考して、すぐに表情が暗くなる。
(顔などもう見れない)
あんな無体を強いておきながら、彩花に合わせる顔はない。
もう会わないと決めたはずなのに、ことあるごとに彩花を思い出してしまう。
暗い表情をした玲央の腕にさらに露骨に胸が押し当てられた。
我に返って水無瀬に視線を落とすと、彼女はわざとらしく頬を膨らませている。
「考えごと?」
暗に他の女か、と聞いているようなものだ。玲央は「いいえ」と首を横に振った。
「創作料理には疎くて、どんなものがでるのだろうと考えていました」
「そうなのね。私はよくいくから、色々と教えてあげるわ」
腕にあたる柔らかさを無視して答えた玲央に水無瀬が満足げに笑う。
「さ、いきましょう。予約はいらないらしいけど、早くいかないと席が埋まるかもしれないわ」
「はい」
一つ頷いて歩き出す。店の位置を知っているらしく先導してくれる水無瀬の歩幅に合わせたのは、ほとんど癖だった。
玲央より小さな体で彼の隣に並ぶ愛しい彩花のための癖。
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