40 / 45
第七章
38.封印解除のキス
しおりを挟む【前半ルーカス:後半フォルトゥーナ】
「おねがいっ! どこにも行かないで! わたくしをおいていかないで!」
ルーカスは自分の耳を疑いながら、驚きのあまりポカンと口を開けた。
まさかフォルトゥーナがどこにも行くな自分をおいて行くな、などと言うとは!
聞いているルーカスも泣いてしまいそうな悲痛な声で彼女がそんなことを言うなんて、夢にも思っていなかったのだ。しかも、何度もお願いお願いと繰り返し言っているではないか!
これはいったいぜんたい、どういう事態なのだろう。
ルーカスにとって完全に理解の範囲を超えたものだった。
ルーカスの出奔はそんなに城の皆に迷惑をかけたのだろうか。
見たところ、フォルトゥーナはたったひとりで(精霊のサラもいたが)この樹海にいるようだがどうしてなのか。
彼女は辺境伯夫人になることを決めたのではない、のか。
もしかして彼女は、ルーカスを探すためにこの樹海に入ったのだろうか。
……彼女はルーカスがそばにいることを望んでいる……のだろうか。
(ぼくは……フォルトゥーナに望まれている、の?)
それはまるで、あの幼児退行していたときのフォルトゥーナ嬢のようではないか。
あのときは精神状態が幼児同然だったから、目について気に入ったルーカスにそばにいてほしがっていただけのはず。幼児がお気に入りのぬいぐるみを離さない行為と同じ……そう思っていたのに。
いまのフォルトゥーナ嬢も、それを望むというのか。
(ど、どうしよう……もしそうなら……嬉しい……)
いろいろな考えが脳内を駆け巡っているあいだ(呆けていたように傍目には見えただろう)に、こんどは怒られてしまった。
フォルトゥーナは眉間に皺を寄せて頬を真っ赤にして涙を浮かべながらぷんぷん怒っている。
(……かわいい……)
怒りながらも大きくて綺麗な瞳から涙がぽろぽろ零れているさまが愛らしく、でも見ているのは辛くて堪らない。
気軽に謝るのはだめだと怒っている。しかもルーカスは悪くない、自分が悪いのだとまで言っている。
(えーと。逆ギレ?)
顔には出さないまま、ルーカスはパニック状態になっていた。
目の前にいるフォルトゥーナが可愛すぎて悶絶している自分と、そのフォルトゥーナが涙を溢している現実に焦りまくっている自分が同時に主導権を握ろうとするから、かえって身動きがとれない。
それでもフォルトゥーナの涙が風に舞うのがうつくしすぎて、うっかりその行方を目で追ったりして慌てふためき、つい自分も声を荒らげてしまった。
「それでもっ! それでもフォルトゥーナが泣いているのなら、ぼくは万難を排さねばならない」
彼女の涙はルーカスの心臓に悪いのだ。
彼の息の根を一発で止めてしまう威力と破壊力があるのだ。
「なんでっ⁈」
悲鳴のような声で重ねて問いかけるフォルトゥーナが、逆ギレしてたって可愛いし大好きだし。
そう思ったから、ついうっかりそのまま叫んでいた。
「ぼくがっ、フォルトゥーナを好きだからっ! だいすきなきみが泣いているのを見たくないからっ!」
言わないでいようと決めた気持ちを。
この想いは心の奥深くのたいせつな場所にしまっておこうと思っていたことを忘れて。
「あ」
言って、しまった……。
『時止め』の魔法をかけたかのように、フォルトゥーナが動きを止めた。
その黒曜石の瞳をぱっちりと見開き、ぽかんと口を開けてただただルーカスの顔を穴が空くかと思うほど見つめ続ける。
彼女の右の瞳からぽろりと透明の雫が零れ。
それを合図にしたかのように、フォルトゥーナが笑顔を見せた。
いまかいまかと待ちわびた花が一斉に咲き誇るさまにも似たそれに、ルーカスは心臓を鷲掴みにされてしまった。
動けなくなった。目が離せない。きっとルーカスの瞳孔は開ききっている。
これこそが『時止め』の魔法だと思ったのはつかのま。
フォルトゥーナの白く嫋やかな両の手が、やさしくルーカスの頬を包み込んだ。
笑顔のフォルトゥーナが顔を近づけた。
「わたくしも、ルーカス、だいすき」
たいせつな内緒話をするような声がそっと鼓膜を擽ったと思った次の瞬間。
ルーカスの唇は、フォルトゥーナのそれに塞がれていた。
目を瞑ることすらできなかったルーカスは見た。
間近にあったフォルトゥーナの長い睫毛が伏せられたと同時に、コロンと涙が零れるさまを。
零れた温かい涙はルーカスの頬を伝って唇の端に辿り着いた。
◇
好きだと言われ一瞬すべての脳内活動が停止したフォルトゥーナであったが、その後一気に舞い上がった。
心が震えるのがよく分かった。
「好き」と言われたそのことばだけで、身体中の血流がとんでもない速さで巡っているのではと錯覚が起きた。
視界が一気に広がるような。けれどそれらすべてがルーカスへ向かい集束するような。
自分はこの世で一番の存在なのだと言われた気がした。
無敵だと。
最強なのだと。
ルーカスに言われた気がしたのだ。
ルーカスがフォルトゥーナの涙を止めたいわけは、彼が自分を好きだからだと。その事実が飛び跳ねたいくらい嬉しいものなのだと実感したフォルトゥーナは、衝動的に目の前にあったルーカスの頬に手を伸ばした。
「わたくしも、ルーカス、だいすき」
口から出たことばは、嘘偽りのない本心。ずっとずっと言いたかったことば。つい気持ちが高ぶって辺境伯閣下へさきに吐露してしまったけど、本当はまっさきにルーカスに言いたかったことばだ。
もうほかの人には聞かせない。
語るのはルーカス本人にだけ。だからそっと囁いた。
言い終わると同時に彼の唇を奪ってしまった。
しつこく彼女の脳内に居座っていた“冷静な理性”は姿をくらませたらしい。
いまのフォルトゥーナは感情のまま衝動的に行動している。
ルーカスの唇は少しカサついてて、潤してあげなくちゃなんて考えがふいに浮かんだのでぺろりと舐めた。なぜか涙の味がした。
(あ。キス、しちゃったわ)
衝動的にしでかした行為に、フォルトゥーナ自身が驚いていると。
そんな彼女の目の前で、ボンっという軽い音とともに煙が発生しルーカスが閃光に包まれた。
そのあまりの眩しさにルーカスの姿がはっきりと見えなくなり焦った。
けれど。
彼女の手が触れていたルーカスの頬が。
子どもらしいやわらかさと丸みを帯びていた頬が。
あっという間に発達した顎となめし皮のような弾力のある頬に変化した。
(な……に……?)
閃光の中で長い髪が揺れているのが分かった。
ビリビリと布地が裂ける音が耳に届いた。
フォルトゥーナの肩に回されていたルーカスの腕がぐんぐんと伸びて、背中を覆った。それは力強くおおきな手に変わった。
「ルーカス?」
煙と光が収まったそこにいたのは……。
白に近い淡い金髪が長く伸び表情を覆い隠している。
ちらりと見える口元と顎のラインがうつくしいが、まちがいなく男性のそれ。
太く長い首とのどぼとけ。
はっきりとわかる肩甲骨から続く逞しい肩と、そこからほどよい筋肉をつけた腕が伸びフォルトゥーナを抱え込んでいる。
肩甲骨から下の胸元も鍛えられた逞しい男のそれで。
閃光の中でもフォルトゥーナは、ずっとルーカスの頬に手を添えていた。そうでなければ信じられなかっただろう。
彼女の目の前にいる人物がすっかりおとなの男に変化したルーカスだという事実に。
震える手でその長い前髪を寄せてみると、眉目秀麗な偉丈夫が現れた。
見慣れない、初めてみる男の人。
けれど、あの愛らしい少年だったルーカスの面影がたしかにそこここにある。
淡い色の金髪も。
その瞳は見慣れた紅玉色。フォルトゥーナが見間違いようのない、ルーカスの瞳!
「ルーカス……よね?」
「はい」
律儀に応える声まで初めて聞くそれだった。
ルーカス自身もそれに驚いたように自身の喉に触れる。その自分の手を不思議そうな顔で見つめる。
「ぼく……まさか、おとなに、なってる?」
「えぇ、なってるわ。二十歳くらい? に見えるわ」
ルーカスが不思議そうな顔のまま、自分の長い髪や頬にペタペタと触れる。そして
「ぼく、髭が生えないひとなのかな」
と途方に暮れたように言うからフォルトゥーナは可笑しく思った。
「髭、気になるの?」
フォルトゥーナが問うと、ルーカスはこっくりと頷いた。
「父は気にしていました。老けて見えるから髭は生やしたくないって」
「あら」
そういえば、ラミレス公爵を始め壮年の男性はたいがい髭を生やしていたなぁと思い出すフォルトゥーナである。この辺境でも、執事長が白い立派な口ひげを蓄えていた。
伯はその執事長殿と同じ年だと聞いていたが、老けて見られたくなかったとは驚きであった。
「フォルトゥーナはどっちが好き? 髭がないと子どもっぽいと思う?」
小首を傾げながら尋ねるルーカスがなんだか愛らしく見えてしまい、フォルトゥーナの顔に笑みが浮かぶ。
「ルーカスならどっちでもいいわ」
「ぼく、なら?」
「えぇ、ルーカスなら。髭があってもなくても。おとなでもこどもでも。ルーカスなら、いいの」
フォルトゥーナがそう答えたとたん、ルーカスがホッとしたように微笑んだ。
紅玉の瞳がやわらかく光り、なんだか潤んでいるようにも見える。
(そう。ルーカスなら……どっちでもいい)
ルーカスの穏やかな表情を見ていると、なんとも言えず胸がいっぱいになってしまう。
フォルトゥーナが初めて見たときから心惹かれたこの瞳。
ずっと、ひとりじめしたかった。
この思いが……気持ちが、あとからあとから溢れてきて息苦しいほどになる。
どうしたらいいのか分からなくなったフォルトゥーナが笑いながら視線を下に向け、はっと気がつき慌ててそっぼを向いた。
とてもまずいことになっている!
どうすればいいのか。
「フォルトゥーナ?」
焦って視線を逸らせたのが間違いだったのか、ルーカスが不審そうな声で彼女を呼んだ。
「どうしたの?」
「動いてはだめよ!」
「どうして?」
「だってルーカス、は、はは裸だからっ!」
さきほど煙と閃光が辺りを支配していたとき、たしかに布地が裂けるような音がした。
どうやらルーカスの着ていた衣服が、突然の成長に耐えきれず破れてしまったらしい。
へたり込んでいたフォルトゥーナを抱きしめたルーカス(子どもVer.)は立っていたけれど、現在の手足の伸びたルーカス(おとなVer.)は両膝をついてしゃがんでいる。
真っ裸でしゃがんだ姿勢のルーカスがとっても近くに……彼女はその両膝の間に、抱きしめられる距離に、いるのだ。
淑女が見てはイケナイ姿の青年が。
わざわざ視線を向けなければ見ずに済む。でも近い。近すぎるのが問題である。
「え? あ」
自分の状況に気がついたらしいルーカスが失礼、と言って後ろを向いた。
離れてしまった彼の体温に寂しさを感じる……と思ったフォルトゥーナはすぐに自分のその考えを振り払った。
(やだわ。目のやり場に困るってこのことなのね)
フォルトゥーナの視線から逃れるように背中を向けてくれたが、それでも裸は裸なのだ。
背中を向け立ち上がったルーカスの逞しい僧帽筋、広背筋、細く締まった腰、形のよい大殿筋……
それはまるで、腕の良い彫刻家が丹精込めて作りあげた青年像のような……
(だめよっ! こっそり盗み見るなんて、はしたなくてよ! フォルトゥーナ!)
男のひとのはだかをこっそり見て頬を赤らめているなんて痴女か! 自分は痴女なのかとひとり煩悶する。
見てはいけない。
どんなにあの姿が魅力的であろうとも心惹かれようとも、見てはいけないのだ。
これはあれよ、人として越えてはいけないだいじな矜持なのよと両手で顔を隠していると、聞き慣れない声がクスクスと笑っている。
「なに笑ってるの?」
「ん? だって裸なのはぼくなのに、なんでフォルトゥーナが恥ずかしがっているのかなって思って」
それが美声なのでドキリとした。
耳に新しいおとなのルーカスの声は、高からず低からず心地良い穏やかな声だった。
しかもその美声がフォルトゥーナを敬称なしで呼ぶから、またよけいに胸が高鳴った。
※作者の内緒のひとりごと※
このイチャイチャ回、ちゃんと甘い?
あと、王子さまのキスで呪いが解けるのは定番。
ですよね?
21
あなたにおすすめの小説
ソウシソウアイ?
野草こたつ/ロクヨミノ
恋愛
政略結婚をすることになったオデット。
その相手は初恋の人であり、同時にオデットの姉アンネリースに想いを寄せる騎士団の上司、ランヴァルド・アーノルト伯爵。
拒否に拒否を重ねたが強制的に結婚が決まり、
諦めにも似た気持ちで嫁いだオデットだが……。
白い結婚で結構ですわ。殿下より、私の自由のほうが大事ですので
鍛高譚
恋愛
「第二王子との婚約? でも殿下には平民の恋人がいるらしいんですけど?
――なら、私たち“白い結婚”で結構ですわ。お好きになさってくださいな、殿下」
自由気ままに読書とお茶を楽しむのがモットーの侯爵令嬢・ルージュ。
ある日、突然“第二王子リオネルとの政略結婚”を押しつけられてしまう。
ところが当の殿下は平民の恋人に夢中で、
「形式上の夫婦だから干渉しないでほしい」などと言い出す始末。
むしろ好都合とばかりに、ルージュは優雅な“独身気分”を満喫するはずが……
いつしか、リナという愛人と妙に仲良くなり、
彼女を巡る宮廷スキャンダルに巻き込まれ、
しまいには婚約が白紙になってしまって――!?
けれどこれは、ルージュが本当の幸せを掴む始まりにすぎなかった。
自分を心から大切にしてくれる“新しい旦那様”候補が現れて、
さあ、思い切り自由に愛されましょう!
……そして、かの王子様の結末は“ざまぁ”なのか“自業自得”なのか?
自由気ままな侯爵令嬢が切り開く、
“白い結婚破談”からの痛快ざまぁ&本当の恋愛譚、はじまります。
冷徹侯爵の契約妻ですが、ざまぁの準備はできています
鍛高譚
恋愛
政略結婚――それは逃れられぬ宿命。
伯爵令嬢ルシアーナは、冷徹と名高いクロウフォード侯爵ヴィクトルのもとへ“白い結婚”として嫁ぐことになる。
愛のない契約、形式だけの夫婦生活。
それで十分だと、彼女は思っていた。
しかし、侯爵家には裏社会〈黒狼〉との因縁という深い闇が潜んでいた。
襲撃、脅迫、謀略――次々と迫る危機の中で、
ルシアーナは自分がただの“飾り”で終わることを拒む。
「この結婚をわたしの“負け”で終わらせませんわ」
財務の才と冷静な洞察を武器に、彼女は黒狼との攻防に踏み込み、
やがて侯爵をも驚かせる一手を放つ。
契約から始まった関係は、いつしか互いの未来を揺るがすものへ――。
白い結婚の裏で繰り広げられる、
“ざまぁ”と逆転のラブストーリー、いま開幕。
この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
嘘つきな唇〜もう貴方のことは必要ありません〜
みおな
恋愛
伯爵令嬢のジュエルは、王太子であるシリウスから求婚され、王太子妃になるべく日々努力していた。
そんなある日、ジュエルはシリウスが一人の女性と抱き合っているのを見てしまう。
その日以来、何度も何度も彼女との逢瀬を重ねるシリウス。
そんなに彼女が好きなのなら、彼女を王太子妃にすれば良い。
ジュエルが何度そう言っても、シリウスは「彼女は友人だよ」と繰り返すばかり。
堂々と嘘をつくシリウスにジュエルは・・・
いつも隣にいる
はなおくら
恋愛
心の感情を出すのが苦手なリチアには、婚約者がいた。婚約者には幼馴染がおり常にリチアの婚約者の後を追う幼馴染の姿を見ても羨ましいとは思えなかった。しかし次第に婚約者の気持ちを聞くうちに変わる自分がいたのだった。
恋は、母をやめてから始まる――正体を隠したまま、仮の婚約者になりました
あい
恋愛
両親を失ったあの日、
赤子の弟を抱いて家を出た少女がいた。
それが、アリア。
世間からは「若い母」と呼ばれながらも、
彼女は否定しなかった。
十六年間、弟を守るためだけに生きてきたから。
恋も未来も、すべて後回し。
けれど弟は成長し、ついに巣立つ。
「今度は、自分の人生を生きて」
その一言が、
止まっていた時間を動かした。
役目を終えた夜。
アリアは初めて、自分のために扉を開く。
向かった先は、婚姻仲介所。
愛を求めたわけではない。
ただ、このまま立ち止まりたくなかった。
――けれどその名前は、
結婚を急かされていた若き当主のもとへと届く。
これは、
十六年“母”だった女性が、
もう一度“ひとりの女”として歩き出す物語。
自滅王子はやり直しでも自滅するようです(完)
みかん畑
恋愛
侯爵令嬢リリナ・カフテルには、道具のようにリリナを利用しながら身体ばかり求めてくる婚約者がいた。
貞操を守りつつ常々別れたいと思っていたリリナだが、両親の反対もあり、婚約破棄のチャンスもなく卒業記念パーティの日を迎える。
しかし、運命の日、パーティの場で突然リリナへの不満をぶちまけた婚約者の王子は、あろうことか一方的な婚約破棄を告げてきた。
王子の予想に反してあっさりと婚約破棄を了承したリリナは、自分を庇ってくれた辺境伯と共に、新天地で領地の運営に関わっていく。
そうして辺境の開発が進み、リリナの名声が高まって幸福な暮らしが続いていた矢先、今度は別れたはずの王子がリリナを求めて実力行使に訴えてきた。
けれど、それは彼にとって破滅の序曲に過ぎず――
※8/11完結しました。
読んでくださった方に感謝。
ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる