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本編
17.妹・イザベラとの内緒話
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「ジークさま。王都で今評判のお菓子を持参いたしましたわ。是非、学生会のみなさまで召し上がってくださいませ」
良い笑顔でイザベラが言う。
「うん。ありがとう、ベラ。ブリュンヒルデ君も、済まないね」
婚約者が来て上機嫌のジークフリートが答える。
「恐れ入ります。お茶のお支度をいたしましょう」
ブリュンヒルデが率先してお茶の支度をしようとする。
この学生会室には簡易キッチンも併設されている。その昔、初代学生会会長がこの部屋の改造に私財を投げうって、いかに快適にこの部屋で過ごせるかに拘ったのだとか。トイレやシャワーブース、仮眠スペースも勿論あるし、簡易キッチンなど、真っ先に付けたと。なんと、この部屋から直接外に脱出できる避難口まであるんだぜ?
学生会室にいるひとりひとりにお茶を配っていたブリュンヒルデが、俺にもカップを手渡してくれた。
「どうぞ」
「……うん、ありがとう。いつも手際がいいね、助かるよ」
そう言って、労ったつもりだったんだけど。
俺がそう言った一瞬、ブリュンヒルデの笑顔が消えた。さっと表情が消え、昔の無表情な“鉄仮面の黒姫”が現れた。
そして、瞬きをした次の瞬間には、あの、ヒルデガルドさまのような優雅な微笑みが現れた。
「……恐れ入ります」
多分、傍目には笑顔でカップの受け渡しをしている図に見えるんだろうなぁ。誰も何も言わないから。
ねぇ、ブリュンヒルデ。
きみ、何があったの?
俺とは頻繁に会わなかった初等部三年生のあいだに、なにかあったの?
“笑えない”なんて言ってたけど、充分笑っているよ?
無理をしてない? 大丈夫なの?
彼女はちゃんと笑っているのに。その微笑みを浮かべているのなら、社交界でも間違いなく通用するだろうと太鼓判を押せるのに。
なのに、無表情だった頃より、俺は一層心配で仕方がなかった。
いや、いいことだ、と思う。
貴族令嬢に笑顔は必須。特に上流階級になればなるほど、笑顔でその他の感情を覆い隠す。女の子はみんな大変だなぁって思うけど、そういうものだってヒルデガルドさまも仰っていた。そんな女の子たちが、俺を見ると一時でも素の感情を晒してくれるのが嬉しかったりするんだけど。
ブリュンヒルデは俺にだけ、一瞬の無表情を見せる。
俺にはそれが、彼女が泣いているように感じるのだ。
◇
現状、どんな様子なのか聞き出したくて、自宅で夕食後のお茶を楽しんでいる妹に、さりげなく水を向けてみる。
「なぁ、イザベラ。最近、学生会室に差し入れに来てくれるけど……その、」
「一応、わたくしの荷物持ちとして、ブリューは付き合ってくれているの。兄さまに会う為に自発的に来てるわけではなくてよ?」
うん、わかっていたよ正直な妹よ。その点ではなくだね、
「あと……ハイジさまとは既に和解済よ。何度かハイジさまが開くお茶会に呼ばれているわ」
「え? 本当か? 城に呼ばれているのか?」
アーデルハイド王女殿下と仲良くなっているのか? 凄いな!
「馬鹿ね、学園で開くサロンに、よ。お城でのお茶会なんて、事を大きくしてしまうじゃない。ハイジさまも学園内で起きたことだから公にする気はないの!」
おぉ! ラインハルトさまの仰っていたとおりじゃないか! やっぱりラインハルトさまは素晴らしいな! 流石、未来の君主だ!
「それに……兄さまがマメにファンクラブに顔を出してブリューだけに構うような状況を避け続けたのも、要因のひとつかしら? ブリューを敵視するファンクラブ会員の子が減ったわ。あぁ、そうそう、この間なんて、会長のエルフリーデさまとブリューが、何やら仲良くお話ししていたわ」
「仲良く?」
「えぇ、本当に仲良く。あんなに頬を染めて嬉しそうなエルフリーデさま、わたくし初めて見たわ」
「そうか……良かった」
エルフリーデ先輩にした相談、功を奏したようだ。
酷なお願いをしたのは理解しているけど、背に腹は代えられない。
「……兄さま。あなた、エルフリーデさまに、何かなさったの?」
ぎくっ
双子の妹の顔を伺えば、俺の真意を読もうとする眼で見詰められる。
なんというか、これを無視したら、今後この妹は二度と俺に心を開いてくれなくなるだろうな、と思う表情だ。仕方ないので白状することにした。
「エルフリーデ先輩には、お願いを、一つ、していたんだ」
「お願い?」
「うん。お願いっていうか、相談、だな。“俺の幸せを願ってはくれないか”って」
「……どういうこと?」
訝し気な顔をするイザベラ。まぁ、当然だよな。
「イザベラ、前に言っただろ?“みんなのモノであるアイドル自身に、特別な存在なんて不要”って。それはそれで正しいと思うよ。でもさ、俺だって人間なわけよ。いずれ、好きな娘を見つけて結婚したい。その時、俺のファンクラブだった子たちはどうする? 自分たちだって婚約者がいたりするんだぜ? 時がくれば結婚するんだろ? 俺だけ永遠に独り身でいろと? アイドルだからって理由で結婚する権利もないの? それって変じゃね? って。だから、俺の好きな娘に苛立ちをぶつけないで欲しい、見守って欲しい、俺のファンだというなら俺の幸せを願ってくれないかって相談した」
「エルフリーデさまに、ファンクラブの会長さまに、そんな無神経なこと言ったの?」
「俺、性格悪いって自覚があるからね」
俺がそう言うと、イザベラは大きなため息をついた。こめかみを細い指先で押している。どうやら納得してくれたようだ。
……“俺の性格が悪いこと”に納得されるのも、それなりに思うところはあるが。
「エルフリーデさまは……受け入れてくださったのね」
仕方のない人ね、という顔をするイザベラ。……思えば彼女も我慢強くなったものだ。
「すぐに納得しなくてもいい。でも俺、その娘を手に入れる為に変わるから。剣術大会にも出るから、そんな俺の態度で判断してくれって重ねてお願いした。そうしたら、去年度の終わり間際に、了承してくれた」
「あの剣術大会は、男子学生たちへのアピールの為だけじゃなかったのね……ブリューのため、だったのね」
なんとか納得してくれたようなイザベラだったが。
俺、妹に自分の意中の相手がブリュンヒルデだって、言ったことあったかなぁ……? 無いよなぁ? なんで当たり前のように納得されているんだろう……?
不思議に思って訊けば
「なんでバレていないと思ったの?」
と、それこそ不思議そうに訊かれた。流石は双子というべきだろうか。
◇
エルフリーデ先輩とは、俺から相談を持ち掛けて、それに応じて貰ったときにひとつの条件を提示されている。それは、俺が意中の相手と婚約関係になれたとしても、エルフリーデ先輩が在学中には公にしないで欲しい、というものだった。無情なお願いをしているのは俺なのだから、これには納得して了承した。
その約束が、今俺の首を絞めている。
ジークに指摘されたように、ブリュンヒルデのデビュタントパートナーに名乗りを上げたいのだ、俺は!
でも派手な真似は出来ないのだ、さすがに!
以前のように学生食堂なんかで申し込んだら、すぐに噂されてしまう。せっかく女子学生の敵意の目が沈静化したっていうのに、ふりだしに戻ってしまうではないか! エルフリーデ先輩の耳に入ってしまう!
人の目がない場所で申し込むか、あるいは逆に……アーデルハイド王女殿下が開いているお茶会とやらで、殿下公認のもと、パートナーになれたらどうだ? そう後ろ指さされる結果にはならないんじゃないか?
ダメか?
ハイジ殿下の気持ちを逆撫ですることになるか?
正解がわからん。あぁ、昔の俺! なぜ、あぁまで考えなしに突き進むことが出来たんだ!!
成長する、ということは、周囲の柵やらなんやらを考慮するようになる、ということなんだなぁ……。
良い笑顔でイザベラが言う。
「うん。ありがとう、ベラ。ブリュンヒルデ君も、済まないね」
婚約者が来て上機嫌のジークフリートが答える。
「恐れ入ります。お茶のお支度をいたしましょう」
ブリュンヒルデが率先してお茶の支度をしようとする。
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「どうぞ」
「……うん、ありがとう。いつも手際がいいね、助かるよ」
そう言って、労ったつもりだったんだけど。
俺がそう言った一瞬、ブリュンヒルデの笑顔が消えた。さっと表情が消え、昔の無表情な“鉄仮面の黒姫”が現れた。
そして、瞬きをした次の瞬間には、あの、ヒルデガルドさまのような優雅な微笑みが現れた。
「……恐れ入ります」
多分、傍目には笑顔でカップの受け渡しをしている図に見えるんだろうなぁ。誰も何も言わないから。
ねぇ、ブリュンヒルデ。
きみ、何があったの?
俺とは頻繁に会わなかった初等部三年生のあいだに、なにかあったの?
“笑えない”なんて言ってたけど、充分笑っているよ?
無理をしてない? 大丈夫なの?
彼女はちゃんと笑っているのに。その微笑みを浮かべているのなら、社交界でも間違いなく通用するだろうと太鼓判を押せるのに。
なのに、無表情だった頃より、俺は一層心配で仕方がなかった。
いや、いいことだ、と思う。
貴族令嬢に笑顔は必須。特に上流階級になればなるほど、笑顔でその他の感情を覆い隠す。女の子はみんな大変だなぁって思うけど、そういうものだってヒルデガルドさまも仰っていた。そんな女の子たちが、俺を見ると一時でも素の感情を晒してくれるのが嬉しかったりするんだけど。
ブリュンヒルデは俺にだけ、一瞬の無表情を見せる。
俺にはそれが、彼女が泣いているように感じるのだ。
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現状、どんな様子なのか聞き出したくて、自宅で夕食後のお茶を楽しんでいる妹に、さりげなく水を向けてみる。
「なぁ、イザベラ。最近、学生会室に差し入れに来てくれるけど……その、」
「一応、わたくしの荷物持ちとして、ブリューは付き合ってくれているの。兄さまに会う為に自発的に来てるわけではなくてよ?」
うん、わかっていたよ正直な妹よ。その点ではなくだね、
「あと……ハイジさまとは既に和解済よ。何度かハイジさまが開くお茶会に呼ばれているわ」
「え? 本当か? 城に呼ばれているのか?」
アーデルハイド王女殿下と仲良くなっているのか? 凄いな!
「馬鹿ね、学園で開くサロンに、よ。お城でのお茶会なんて、事を大きくしてしまうじゃない。ハイジさまも学園内で起きたことだから公にする気はないの!」
おぉ! ラインハルトさまの仰っていたとおりじゃないか! やっぱりラインハルトさまは素晴らしいな! 流石、未来の君主だ!
「それに……兄さまがマメにファンクラブに顔を出してブリューだけに構うような状況を避け続けたのも、要因のひとつかしら? ブリューを敵視するファンクラブ会員の子が減ったわ。あぁ、そうそう、この間なんて、会長のエルフリーデさまとブリューが、何やら仲良くお話ししていたわ」
「仲良く?」
「えぇ、本当に仲良く。あんなに頬を染めて嬉しそうなエルフリーデさま、わたくし初めて見たわ」
「そうか……良かった」
エルフリーデ先輩にした相談、功を奏したようだ。
酷なお願いをしたのは理解しているけど、背に腹は代えられない。
「……兄さま。あなた、エルフリーデさまに、何かなさったの?」
ぎくっ
双子の妹の顔を伺えば、俺の真意を読もうとする眼で見詰められる。
なんというか、これを無視したら、今後この妹は二度と俺に心を開いてくれなくなるだろうな、と思う表情だ。仕方ないので白状することにした。
「エルフリーデ先輩には、お願いを、一つ、していたんだ」
「お願い?」
「うん。お願いっていうか、相談、だな。“俺の幸せを願ってはくれないか”って」
「……どういうこと?」
訝し気な顔をするイザベラ。まぁ、当然だよな。
「イザベラ、前に言っただろ?“みんなのモノであるアイドル自身に、特別な存在なんて不要”って。それはそれで正しいと思うよ。でもさ、俺だって人間なわけよ。いずれ、好きな娘を見つけて結婚したい。その時、俺のファンクラブだった子たちはどうする? 自分たちだって婚約者がいたりするんだぜ? 時がくれば結婚するんだろ? 俺だけ永遠に独り身でいろと? アイドルだからって理由で結婚する権利もないの? それって変じゃね? って。だから、俺の好きな娘に苛立ちをぶつけないで欲しい、見守って欲しい、俺のファンだというなら俺の幸せを願ってくれないかって相談した」
「エルフリーデさまに、ファンクラブの会長さまに、そんな無神経なこと言ったの?」
「俺、性格悪いって自覚があるからね」
俺がそう言うと、イザベラは大きなため息をついた。こめかみを細い指先で押している。どうやら納得してくれたようだ。
……“俺の性格が悪いこと”に納得されるのも、それなりに思うところはあるが。
「エルフリーデさまは……受け入れてくださったのね」
仕方のない人ね、という顔をするイザベラ。……思えば彼女も我慢強くなったものだ。
「すぐに納得しなくてもいい。でも俺、その娘を手に入れる為に変わるから。剣術大会にも出るから、そんな俺の態度で判断してくれって重ねてお願いした。そうしたら、去年度の終わり間際に、了承してくれた」
「あの剣術大会は、男子学生たちへのアピールの為だけじゃなかったのね……ブリューのため、だったのね」
なんとか納得してくれたようなイザベラだったが。
俺、妹に自分の意中の相手がブリュンヒルデだって、言ったことあったかなぁ……? 無いよなぁ? なんで当たり前のように納得されているんだろう……?
不思議に思って訊けば
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◇
エルフリーデ先輩とは、俺から相談を持ち掛けて、それに応じて貰ったときにひとつの条件を提示されている。それは、俺が意中の相手と婚約関係になれたとしても、エルフリーデ先輩が在学中には公にしないで欲しい、というものだった。無情なお願いをしているのは俺なのだから、これには納得して了承した。
その約束が、今俺の首を絞めている。
ジークに指摘されたように、ブリュンヒルデのデビュタントパートナーに名乗りを上げたいのだ、俺は!
でも派手な真似は出来ないのだ、さすがに!
以前のように学生食堂なんかで申し込んだら、すぐに噂されてしまう。せっかく女子学生の敵意の目が沈静化したっていうのに、ふりだしに戻ってしまうではないか! エルフリーデ先輩の耳に入ってしまう!
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ダメか?
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