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生真面目騎士様の懊悩(1)
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世の中には往々にして「聞かない方が良かった」ことが沢山ある。
25年も生きていれば、ヒューバートにだってそういう経験は何度となくあった。しかし、経験があれば事前に察知できるかと言われれば――まあ、それは難しいことだろう。
自室のベッドに転がりながら、ヒューバートは何度目になるかわからないため息をついた。
――ああ、本当に聞かなければよかった。
訓練を終え、ヒューバートはいつものようにリズベスを魔術師棟へ送るべく、訓練場を後にした。第一小隊の騎士たちから魔術の改良を絶賛されたリズベスは、今にも踊りだしそうなほど上機嫌だ。
行きの様子から断られるのでは、と不安に思いながら差し出した腕を、なんのためらいもなくとったリズベスは、自分から花の小道の方へと歩いていく。ともすれば、ヒューバートを引っ張っていきそうな勢いである。
「ご機嫌だね」
「そりゃあもう!」
ヒューバートの言葉に、うっとりとした表情をうかべてリズベスは答えた。
「データを解析しないとどれほどかは判りませんけど、手応えはばっちりでしたもの……」
負荷の軽減だけでなく、魔法陣の方も良い結果が出そうなのだと話すリズベスの嬉しそうな顔を見るだけで、ヒューバートも自然と笑顔になる。
(まあ、できれば俺がリズを喜ばせてあげたいんだけど)
リズベスのこの表情を引き出したのが、自分でないことが少しだけ悔しいが、それは仕方のないことでもある。これは子供の頃のような、本人だけの楽しみではない。れっきとした任務の一環なのだ。
「あ、そうだ」
任務、と言う言葉から連想して、ヒューバートは隣を歩くリズベスの方へこころもち顔を寄せ、小声で尋ねる。
「リズ、そういえばドレスは決めてきたんでしょう?どんなのにしたの?」
「え?あ……あの……」
一瞬きょとんとしたリズベスだが、その次の瞬間には顔を真っ赤に染めた。思わず、といった様子でヒューバートの腕を離そうとするのを軽く制して、その顔を覗き込む。
視線を合わせようとしないリズベスの様子に、ヒューバートは首を傾げた。
「……リズ?」
「その……ええ、どうせ見られるんですから、ええ……」
目を閉じて、ぶつぶつと呟くリスベスの足は止まってしまっている。どうしたのか、と尋ねるよりも先に、何事か決心をつけたらしい彼女の手で、ヒューバートは脇道へと引っ張り込まれた。
「お、おい……?」
「いいですか、ヒューバート様!先に言っておきますけど、選んだのは兄さまなんです」
面食らったようなヒューバートの疑問の声を完全に無視して、リズベスはそう言った。目つきが完全に据わっている。これは完全に、聞かれたくないことを聞いてしまった――地雷を踏んだ、というやつらしい。
言いたくないなら無理に言わなくてもいいのだが、どうせ任務の時には着用した姿を見ることになる。どう声をかけていいかわからなくなって、ヒューバートは結局黙ってリズベスの言葉の続きを待った。
「私にだって、こういうのは似合わないって判っているんです。なのに兄さまは、仮面をつけてしまえば顔など判らないと言って……あれは絶対に面白がってるんですわ」
思い出して興奮してきたのか、リズベスの話はドレスではなく兄の愚痴になってきている。
「だいたい、どこからあんなドレスを出してきたかと思えば、知り合いの店で仕立ててもらった――ですって!じゃあ最初から出して来たら良いんですよ……!ほんとにアーヴィン兄さまときたら……最初に出したら私が嫌がるってわかってらしたんだわ……!」
段々喋り方も素に戻ってきているリズベスの声は、興奮の度合いを示すように大きくなっていく。ヒューバートは慌てて辺りを見回した。
脇道の入り口付近には、やはり同じように連れ立った若い男女の姿がちらりと見える。しかし、花の小道では珍しくもないことだし、相手もこちらの姿に気付いて立ち去ってくれるところだったようだ。脇道の先、行き止まりになっている辺りには幸いにして先客の姿はない。
「リズ、こっちへ」
先程とは変わって、今度はヒューバートが更に道の奥へとリズベスを引っ張っていく。行き止まりにある白塗りのベンチに彼女を座らせると、自分もそこへ並んで座った。こうすると、女性の姿は隠れて、入り口からは見えないらしい。
「あ、あの……」
「悪い、あそこで話していると、ちょっと目立ってしまうと思って」
再び顔を真っ赤にしたリズベスに、ヒューバートは慌てて釈明した。別にいかがわしいことをしたくて連れてきたわけではないが、そう取られても仕方がない。
なにせ、花の小道の脇道の奥――といえば、言わずと知れた有名な「恋人同士のための場所」だ。閉め切られた密室ではない、を言い訳に、逢引きに使われているというのは王宮勤めのものなら誰でも知っている。
ヒューバートも、興味があったわけではなかったが、その程度のことは騎士団の先輩方から耳にしたことがあった。お前もこれくらいは知っておかないと、と何故か得意げだった先輩の顔をついでに思い出す。
「あ……ありがとうございます」
「ここなら、他に人はそうそう来ないから――まあ、あんまり大声を出したら聞こえてしまうかもしれないけど」
にやりと笑ってそう言うと、リズベスは口元を押さえた。んもう、と睨みつけてくるが、頬がまだ赤いこともあって、まったく迫力はない。
「――ドレスの話でしたね」
はあ、とひとつ息を吐きだすと、リズベスはどこか諦めたような面持ちで口を開いた。
「別に、どうしても――」
「いえ、今のうちに話しておいた方が、恥ずかしくないかもしれないし……」
「恥ずかしい……?」
ドレスの話に、恥ずかしいとか恥ずかしくないとか、そういった要素は絡むものだっただろうか。ヒューバートの怪訝な面持ちに、リズベスは苦笑した。
「いいですか、もう一度言いますけど――選んだ、というか、注文を付けたのは兄さまですからね?」
念を押すように、リズベスはひたりとヒューバートの目を見据えて言う。
「ああ、わかった、わかったから」
妙な迫力に押されて、ヒューバートは慌てて頷いた。アーヴィンは一体、リズベスにどんなドレスを用意したというのだろう。リズベスに「恥ずかしい」とまで言わせるとは。
(とんでもなく古臭い、とかか……?)
女性のドレスに全くと言って良いほど詳しくないヒューバートには、リズベスの言う「恥ずかしい」が一体どんなものなのか想像もつかない。
「そ、その……いいですか、笑わないで聞いてくださいね?」
相変わらずリズベスは、真っ赤になって口ごもりながら念を押してくる。俯き加減でもじもじとしている様子は、あまり見たことがなくて新鮮だ。こうしてみると、案外しおらしい一面もあるんだな、とヒューバートは恐らく彼女に知れたら怒られそうなことを考える。
「兄さまいわく……その、セクシーなドレスを、と……」
「セクシー」
予想もしていなかった単語が飛んできて、ヒューバートは馬鹿みたいにそれを鸚鵡返しした。途端に赤かったリズベスの顔が、ますます真っ赤になって、目が潤んでくる。
「はい……」
言葉はわかるが、何故だか全く理解できない。リズベスの顔から視線をそらさず、ヒューバートはもう一度その単語を繰り返した。
「……セクシー……?」
「……そ、そうです!胸元とかばーんと開いてて!なんか生地も妙にツヤツヤで触り心地が良くて!どう見ても高級品なのに微妙にその……けばけばしい、感じの……」
自棄になったようにまくしたてたリズベスも、最後の方には何かを諦めたように段々と言葉が尻すぼみになっていく。
「胸元が……あいて……」
もう一度、ヒューバートは聞いたままを繰り返す。なんだろう、わかるはずなのにわからない。想像、してはいけないような気がする。想像しては――。
25年も生きていれば、ヒューバートにだってそういう経験は何度となくあった。しかし、経験があれば事前に察知できるかと言われれば――まあ、それは難しいことだろう。
自室のベッドに転がりながら、ヒューバートは何度目になるかわからないため息をついた。
――ああ、本当に聞かなければよかった。
訓練を終え、ヒューバートはいつものようにリズベスを魔術師棟へ送るべく、訓練場を後にした。第一小隊の騎士たちから魔術の改良を絶賛されたリズベスは、今にも踊りだしそうなほど上機嫌だ。
行きの様子から断られるのでは、と不安に思いながら差し出した腕を、なんのためらいもなくとったリズベスは、自分から花の小道の方へと歩いていく。ともすれば、ヒューバートを引っ張っていきそうな勢いである。
「ご機嫌だね」
「そりゃあもう!」
ヒューバートの言葉に、うっとりとした表情をうかべてリズベスは答えた。
「データを解析しないとどれほどかは判りませんけど、手応えはばっちりでしたもの……」
負荷の軽減だけでなく、魔法陣の方も良い結果が出そうなのだと話すリズベスの嬉しそうな顔を見るだけで、ヒューバートも自然と笑顔になる。
(まあ、できれば俺がリズを喜ばせてあげたいんだけど)
リズベスのこの表情を引き出したのが、自分でないことが少しだけ悔しいが、それは仕方のないことでもある。これは子供の頃のような、本人だけの楽しみではない。れっきとした任務の一環なのだ。
「あ、そうだ」
任務、と言う言葉から連想して、ヒューバートは隣を歩くリズベスの方へこころもち顔を寄せ、小声で尋ねる。
「リズ、そういえばドレスは決めてきたんでしょう?どんなのにしたの?」
「え?あ……あの……」
一瞬きょとんとしたリズベスだが、その次の瞬間には顔を真っ赤に染めた。思わず、といった様子でヒューバートの腕を離そうとするのを軽く制して、その顔を覗き込む。
視線を合わせようとしないリズベスの様子に、ヒューバートは首を傾げた。
「……リズ?」
「その……ええ、どうせ見られるんですから、ええ……」
目を閉じて、ぶつぶつと呟くリスベスの足は止まってしまっている。どうしたのか、と尋ねるよりも先に、何事か決心をつけたらしい彼女の手で、ヒューバートは脇道へと引っ張り込まれた。
「お、おい……?」
「いいですか、ヒューバート様!先に言っておきますけど、選んだのは兄さまなんです」
面食らったようなヒューバートの疑問の声を完全に無視して、リズベスはそう言った。目つきが完全に据わっている。これは完全に、聞かれたくないことを聞いてしまった――地雷を踏んだ、というやつらしい。
言いたくないなら無理に言わなくてもいいのだが、どうせ任務の時には着用した姿を見ることになる。どう声をかけていいかわからなくなって、ヒューバートは結局黙ってリズベスの言葉の続きを待った。
「私にだって、こういうのは似合わないって判っているんです。なのに兄さまは、仮面をつけてしまえば顔など判らないと言って……あれは絶対に面白がってるんですわ」
思い出して興奮してきたのか、リズベスの話はドレスではなく兄の愚痴になってきている。
「だいたい、どこからあんなドレスを出してきたかと思えば、知り合いの店で仕立ててもらった――ですって!じゃあ最初から出して来たら良いんですよ……!ほんとにアーヴィン兄さまときたら……最初に出したら私が嫌がるってわかってらしたんだわ……!」
段々喋り方も素に戻ってきているリズベスの声は、興奮の度合いを示すように大きくなっていく。ヒューバートは慌てて辺りを見回した。
脇道の入り口付近には、やはり同じように連れ立った若い男女の姿がちらりと見える。しかし、花の小道では珍しくもないことだし、相手もこちらの姿に気付いて立ち去ってくれるところだったようだ。脇道の先、行き止まりになっている辺りには幸いにして先客の姿はない。
「リズ、こっちへ」
先程とは変わって、今度はヒューバートが更に道の奥へとリズベスを引っ張っていく。行き止まりにある白塗りのベンチに彼女を座らせると、自分もそこへ並んで座った。こうすると、女性の姿は隠れて、入り口からは見えないらしい。
「あ、あの……」
「悪い、あそこで話していると、ちょっと目立ってしまうと思って」
再び顔を真っ赤にしたリズベスに、ヒューバートは慌てて釈明した。別にいかがわしいことをしたくて連れてきたわけではないが、そう取られても仕方がない。
なにせ、花の小道の脇道の奥――といえば、言わずと知れた有名な「恋人同士のための場所」だ。閉め切られた密室ではない、を言い訳に、逢引きに使われているというのは王宮勤めのものなら誰でも知っている。
ヒューバートも、興味があったわけではなかったが、その程度のことは騎士団の先輩方から耳にしたことがあった。お前もこれくらいは知っておかないと、と何故か得意げだった先輩の顔をついでに思い出す。
「あ……ありがとうございます」
「ここなら、他に人はそうそう来ないから――まあ、あんまり大声を出したら聞こえてしまうかもしれないけど」
にやりと笑ってそう言うと、リズベスは口元を押さえた。んもう、と睨みつけてくるが、頬がまだ赤いこともあって、まったく迫力はない。
「――ドレスの話でしたね」
はあ、とひとつ息を吐きだすと、リズベスはどこか諦めたような面持ちで口を開いた。
「別に、どうしても――」
「いえ、今のうちに話しておいた方が、恥ずかしくないかもしれないし……」
「恥ずかしい……?」
ドレスの話に、恥ずかしいとか恥ずかしくないとか、そういった要素は絡むものだっただろうか。ヒューバートの怪訝な面持ちに、リズベスは苦笑した。
「いいですか、もう一度言いますけど――選んだ、というか、注文を付けたのは兄さまですからね?」
念を押すように、リズベスはひたりとヒューバートの目を見据えて言う。
「ああ、わかった、わかったから」
妙な迫力に押されて、ヒューバートは慌てて頷いた。アーヴィンは一体、リズベスにどんなドレスを用意したというのだろう。リズベスに「恥ずかしい」とまで言わせるとは。
(とんでもなく古臭い、とかか……?)
女性のドレスに全くと言って良いほど詳しくないヒューバートには、リズベスの言う「恥ずかしい」が一体どんなものなのか想像もつかない。
「そ、その……いいですか、笑わないで聞いてくださいね?」
相変わらずリズベスは、真っ赤になって口ごもりながら念を押してくる。俯き加減でもじもじとしている様子は、あまり見たことがなくて新鮮だ。こうしてみると、案外しおらしい一面もあるんだな、とヒューバートは恐らく彼女に知れたら怒られそうなことを考える。
「兄さまいわく……その、セクシーなドレスを、と……」
「セクシー」
予想もしていなかった単語が飛んできて、ヒューバートは馬鹿みたいにそれを鸚鵡返しした。途端に赤かったリズベスの顔が、ますます真っ赤になって、目が潤んでくる。
「はい……」
言葉はわかるが、何故だか全く理解できない。リズベスの顔から視線をそらさず、ヒューバートはもう一度その単語を繰り返した。
「……セクシー……?」
「……そ、そうです!胸元とかばーんと開いてて!なんか生地も妙にツヤツヤで触り心地が良くて!どう見ても高級品なのに微妙にその……けばけばしい、感じの……」
自棄になったようにまくしたてたリズベスも、最後の方には何かを諦めたように段々と言葉が尻すぼみになっていく。
「胸元が……あいて……」
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