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ダンジョン傍の街作り、からの嵐の予感。
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それから数日後……ダンジョン内の我が家は森の大きなダンジョンエリアの隠れスポット、世界樹の辺の湖の中の小島のツリーハウスに。家具や飾り付けはエルザに一任、とても清潔感のある自然美との調和がなんとも居心地が良い感じになった。
「今日は買い物しに街に行くけど二人はどうする?」
エルザとハクが揃って声を上げた。
「ショータと一緒に買い物したい~!」
「ワシも行くニャー!」
ということで三人で出掛けることになったのだが……
「ショータ?なんでそんなに楽しそうなの~?」
エルザの疑問は尤もだったかもしれない。俺の顔はニヤけていたらしい。
「いやぁ~……初めてのお買い物だからさぁ……」と答えると「そう言うものなの~?」と納得したようなしないような微妙な反応をされてしまう事になったりもしたが最終的には納得してくれたみたいだったので良かったと思っている。それから暫く歩くと目的の店へ辿り着いた。店内に入ると様々な商品が陳列されておりどれも興味深いものばかりだと思った。
特に気になったのが武器に関してである。剣に槍、弓矢など多種多様な品々が並んでいたのだ。それらの武器は全て魔鉄鋼という金属を使って作られていたようで非常に軽量且つ丈夫だったのを覚えている。他にも防具類やアクセサリー類などもあり値段はピンからキリまであるようだった。
ダンジョンの街、となればそこはやはり武具防具のお店が欲しいし、ね。視察目的もあり~。
「エルザは何か欲しい物ある?」
「私は特には無いかなぁ……?強いて言うなら弓矢くらいかな?」と言われたので探して購入してあげることにした。続いてハクの番となり、
「ワシはこの鎧が欲しいのニャ~!」と羽の着いた白猫の毛色と模様のテイム獣向け甲冑を希望して来たので買ってあげた。最後に自分用に壊れたり汚れたりしている安売りコーナにて…鑑定…したところ
「欠けた青龍の短刀」+S
「薄汚れたエンシェントエルフの衣」+SS
「魔力枯渇した魔王の剣」+SSS
「すす汚れてボロボロの女神セレスティアルの神光の弓」レベル鑑定超越不可
なる、何ともを曰く付きな、でも修理次第では国宝級のものを購入したところで店員さんがやってきたのでお金を支払うことにした。
「金貨68枚になります」と言われて俺はポケットの中を探ったのだが小銭しかないことに気づき慌ててアイテムボックスを探して金貨を取り出すことにした。そして会計を済ませた後で外に出ると既に太陽が真上に来ておりお昼時になっていたことに気づいて急いで食事処を探す事になった。
「ショータ?どこにする~?」
と聞かれても困るので適当な飲食店に入ることにしたのだがここで問題が。
……なんというか……お洒落なカフェみたいな雰囲気の店が多くて入りにくいというかなんというか…
「うぅ~ん……」
とうなっている時に突如として現れた救世主によって窮地を脱することができたのであった。
その人物とはなんとギルドの受付嬢ミラさんではないか!彼女はこちらに向かって歩いてくる途中で立ち止まって目を丸くしていたがすぐに笑顔になると駆け寄ってきた。そして、
「こんにちわ!今日はどうされたのですか?」
と挨拶を交わすことになったがその後彼女が案内してくれた店は以前訪れたことがあるところであり懐かしさと共に嬉しくもなったものだった。席について特製丸ごとドカンとスパイシー焼肉と前菜盛り合わせの注文を済ませて料理を待つ間に早速本題に入った。
「実は……」
そこで俺は今までの経緯を説明することにした。その内容というのはもちろんダンジョンの街のことに関するものもだ。
「なるほど……そういう事情がおありだったんですね」
ひとしきり話し終える頃にはちょうど料理が運ばれてきたタイミングでもあり話題を変えることにしたのだが
「ところでショータさん、そのダンジョン傍には冒険者が集う独特の体制の町が形成される事になるかと、その際に各種ギルドなどは設置をお考えですか?街の形成はどのようにお考えですか?」と尋ねられる展開となってしまった。
全く考えていなかった(笑)
その事については頭になかったものの考えてみると確かにそういったことも必要になるだろうなぁと思い始めていたのも事実なのである。だからこそ早急に解決策を考えなければいけなかったのだけれど……結局何も思い浮かばなかった為思考を停止していたのがミラさんにはお見通しだったようだ(笑)
「私は以前からより良い街づくりに興味があって、ショータさん、エルザさん、ハクさんが宜しかったら…」
とミラさんは言い
「ダンジョンの街の街長にして下さい!お願いします!」
とお願いされた。
ミラさんの目は真剣そのもので冗談を言っているようには見えなかったし、冒険者ギルドに入ってからずっとお世話になっているし、何よりこの人の人となり、素晴らしはここに居る2人+1匹はよくわかっている。
即採用!
……後日談だか、その結果生まれた街は冒険者にはまさに夢のような都市になったと言っても過言ではなかった。
少なくとも俺達にとっては最高の場所になっていた。
…それにしてもあんなことが起きるとは予想もしていなかったよ。
その日の夜のことだった。
ベッドの上で寛いでいると突然エルザが入ってきてこんなことを言ってきたのである。
「ショータ!起きてるよね?」
……俺はいつだって起きるよ……君のその声を聞いたら…
しかしエルザはその事などお構いなしに話を続ける。
「実はね?さっきまでお母さんと通信していたんだけど……」
……唐突に始まった親子間のやり取りを聞き逃さないようにしながら続きを促した。
「今度遊びに行くからよろしく~って伝えといてだって~!」
「……」
しばしの沈黙が流れる。
「……えぇっ!?」
我ながら情けない叫び声を上げてしまったものだと思うが心の準備が整っていない。なにせエルザの母親自ら乗り込んでくるなんて思ってもみなかったのだから。
「今日は買い物しに街に行くけど二人はどうする?」
エルザとハクが揃って声を上げた。
「ショータと一緒に買い物したい~!」
「ワシも行くニャー!」
ということで三人で出掛けることになったのだが……
「ショータ?なんでそんなに楽しそうなの~?」
エルザの疑問は尤もだったかもしれない。俺の顔はニヤけていたらしい。
「いやぁ~……初めてのお買い物だからさぁ……」と答えると「そう言うものなの~?」と納得したようなしないような微妙な反応をされてしまう事になったりもしたが最終的には納得してくれたみたいだったので良かったと思っている。それから暫く歩くと目的の店へ辿り着いた。店内に入ると様々な商品が陳列されておりどれも興味深いものばかりだと思った。
特に気になったのが武器に関してである。剣に槍、弓矢など多種多様な品々が並んでいたのだ。それらの武器は全て魔鉄鋼という金属を使って作られていたようで非常に軽量且つ丈夫だったのを覚えている。他にも防具類やアクセサリー類などもあり値段はピンからキリまであるようだった。
ダンジョンの街、となればそこはやはり武具防具のお店が欲しいし、ね。視察目的もあり~。
「エルザは何か欲しい物ある?」
「私は特には無いかなぁ……?強いて言うなら弓矢くらいかな?」と言われたので探して購入してあげることにした。続いてハクの番となり、
「ワシはこの鎧が欲しいのニャ~!」と羽の着いた白猫の毛色と模様のテイム獣向け甲冑を希望して来たので買ってあげた。最後に自分用に壊れたり汚れたりしている安売りコーナにて…鑑定…したところ
「欠けた青龍の短刀」+S
「薄汚れたエンシェントエルフの衣」+SS
「魔力枯渇した魔王の剣」+SSS
「すす汚れてボロボロの女神セレスティアルの神光の弓」レベル鑑定超越不可
なる、何ともを曰く付きな、でも修理次第では国宝級のものを購入したところで店員さんがやってきたのでお金を支払うことにした。
「金貨68枚になります」と言われて俺はポケットの中を探ったのだが小銭しかないことに気づき慌ててアイテムボックスを探して金貨を取り出すことにした。そして会計を済ませた後で外に出ると既に太陽が真上に来ておりお昼時になっていたことに気づいて急いで食事処を探す事になった。
「ショータ?どこにする~?」
と聞かれても困るので適当な飲食店に入ることにしたのだがここで問題が。
……なんというか……お洒落なカフェみたいな雰囲気の店が多くて入りにくいというかなんというか…
「うぅ~ん……」
とうなっている時に突如として現れた救世主によって窮地を脱することができたのであった。
その人物とはなんとギルドの受付嬢ミラさんではないか!彼女はこちらに向かって歩いてくる途中で立ち止まって目を丸くしていたがすぐに笑顔になると駆け寄ってきた。そして、
「こんにちわ!今日はどうされたのですか?」
と挨拶を交わすことになったがその後彼女が案内してくれた店は以前訪れたことがあるところであり懐かしさと共に嬉しくもなったものだった。席について特製丸ごとドカンとスパイシー焼肉と前菜盛り合わせの注文を済ませて料理を待つ間に早速本題に入った。
「実は……」
そこで俺は今までの経緯を説明することにした。その内容というのはもちろんダンジョンの街のことに関するものもだ。
「なるほど……そういう事情がおありだったんですね」
ひとしきり話し終える頃にはちょうど料理が運ばれてきたタイミングでもあり話題を変えることにしたのだが
「ところでショータさん、そのダンジョン傍には冒険者が集う独特の体制の町が形成される事になるかと、その際に各種ギルドなどは設置をお考えですか?街の形成はどのようにお考えですか?」と尋ねられる展開となってしまった。
全く考えていなかった(笑)
その事については頭になかったものの考えてみると確かにそういったことも必要になるだろうなぁと思い始めていたのも事実なのである。だからこそ早急に解決策を考えなければいけなかったのだけれど……結局何も思い浮かばなかった為思考を停止していたのがミラさんにはお見通しだったようだ(笑)
「私は以前からより良い街づくりに興味があって、ショータさん、エルザさん、ハクさんが宜しかったら…」
とミラさんは言い
「ダンジョンの街の街長にして下さい!お願いします!」
とお願いされた。
ミラさんの目は真剣そのもので冗談を言っているようには見えなかったし、冒険者ギルドに入ってからずっとお世話になっているし、何よりこの人の人となり、素晴らしはここに居る2人+1匹はよくわかっている。
即採用!
……後日談だか、その結果生まれた街は冒険者にはまさに夢のような都市になったと言っても過言ではなかった。
少なくとも俺達にとっては最高の場所になっていた。
…それにしてもあんなことが起きるとは予想もしていなかったよ。
その日の夜のことだった。
ベッドの上で寛いでいると突然エルザが入ってきてこんなことを言ってきたのである。
「ショータ!起きてるよね?」
……俺はいつだって起きるよ……君のその声を聞いたら…
しかしエルザはその事などお構いなしに話を続ける。
「実はね?さっきまでお母さんと通信していたんだけど……」
……唐突に始まった親子間のやり取りを聞き逃さないようにしながら続きを促した。
「今度遊びに行くからよろしく~って伝えといてだって~!」
「……」
しばしの沈黙が流れる。
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