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Episode2
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マジでマジで!?
夢にまで見た異世界!?
まさか現実に起きるなんて!
興奮し過ぎて顔に出てしまっていたのだろう。
気づけば美男子2人は信じられないといった顔をしていた。
コホン。
1度咳をして仕切り直す。
「あの、それで…私は何故自殺を図ったのでしょうか?」
「え、ええ。それが……」
聞いた事を簡単にまとめると、この国の王様に溺愛され、次期王妃の最有力候補である私は、それが嫌で自殺したらしい。
それで実際ルナお嬢様は亡くなり、私が代わりに転生したと。
「ですが、どうして王妃になるのが嫌だったのでしょうか?」
「それは…」
何だか言いづらそうだ。
「えっと…?」
「実は、王様はその…小さな娘が好きでして…」
ん?
「色んな街や村から小さな娘ばかりを連れて来ては王妃候補として傍に置いているのです」
あれ?それって…
「その中でも、ルナお嬢様は特に気に入られておりまして…その…ついに王様がご自分のお部屋へとお呼びになったのですが…その日に、その…自殺を…」
なるほど。
王様はロリコンか。
それは嫌だろ。
「しかし、王様はルナお嬢様の自殺の原因を自分が違う娘達ばかり可愛がったからと思っておりまして…」
何っ!?
「更には来年のルナお嬢様の誕生月には王妃にされると仰って、少しずつですが準備も進めているようです」
はぁぁ!?
「私も少し早すぎるのではと抗議はしてみたのですが、同じく小さな娘が好きなゴルアス公爵や側近達に押し切られまして…申し訳ありません。伯爵の私では力が及ばず」
これは…非常にまずい!
「それで…早速なのですが、王様がルナお嬢様に会いたいと仰っております」
えっ!?
「…今すぐですか?」
「いえ。目を覚まされたと知り、すぐにでも会いたい、動けないようなら自分から会いに来ると仰ってはいましたが、今日中に終わらせなければならない仕事がありましたので、私達だけ先に伺ったのです」
「…そうですか」
仕方ない。今は体を治さないと何も出来そうにないし、変に思われても嫌だからそれっぽく接するしかない。
せっかく生き返ったんだから絶対に王妃だけは回避しなくては!
王妃の座に私の幸せは無い!
国王とその側近がロリコンとか絶対お断りだし!
あ、そういえば…
「あの…鏡はありますか?」
「鏡なら、そちらにございます。起き上がれますか?」
「はい。…った!」
動こうとすると、体中が痛む。
ルナお嬢様は一体何をしたのか。多少気にはなるが考えるのはやめておこう。
「大丈夫ですか?」
美男子2人から手を差し伸べられ、幸せを噛み締める。
ああ、異世界最高!
こんな状況じゃなきゃもっと最高なのに。
美男子2人に支えられ、鏡の前まで来た私は驚いた。
目の前には銀髪に綺麗な顔立ちの美少女がいたのだ。
しかし、骨が少し浮き出た腕や足に目の下にはクマ。顔も青白く、お世辞にも健康とは言えない。
それに、綺麗な翡翠の目には光がない。
何か色々もったいないなぁ。
これは栄養のあるものを沢山食べなきゃ!…てことはカロリーとか考えずに好きな物食べ放題じゃん!最高!
細い腕で軽くガッツポーズする。
夢にまで見た異世界!?
まさか現実に起きるなんて!
興奮し過ぎて顔に出てしまっていたのだろう。
気づけば美男子2人は信じられないといった顔をしていた。
コホン。
1度咳をして仕切り直す。
「あの、それで…私は何故自殺を図ったのでしょうか?」
「え、ええ。それが……」
聞いた事を簡単にまとめると、この国の王様に溺愛され、次期王妃の最有力候補である私は、それが嫌で自殺したらしい。
それで実際ルナお嬢様は亡くなり、私が代わりに転生したと。
「ですが、どうして王妃になるのが嫌だったのでしょうか?」
「それは…」
何だか言いづらそうだ。
「えっと…?」
「実は、王様はその…小さな娘が好きでして…」
ん?
「色んな街や村から小さな娘ばかりを連れて来ては王妃候補として傍に置いているのです」
あれ?それって…
「その中でも、ルナお嬢様は特に気に入られておりまして…その…ついに王様がご自分のお部屋へとお呼びになったのですが…その日に、その…自殺を…」
なるほど。
王様はロリコンか。
それは嫌だろ。
「しかし、王様はルナお嬢様の自殺の原因を自分が違う娘達ばかり可愛がったからと思っておりまして…」
何っ!?
「更には来年のルナお嬢様の誕生月には王妃にされると仰って、少しずつですが準備も進めているようです」
はぁぁ!?
「私も少し早すぎるのではと抗議はしてみたのですが、同じく小さな娘が好きなゴルアス公爵や側近達に押し切られまして…申し訳ありません。伯爵の私では力が及ばず」
これは…非常にまずい!
「それで…早速なのですが、王様がルナお嬢様に会いたいと仰っております」
えっ!?
「…今すぐですか?」
「いえ。目を覚まされたと知り、すぐにでも会いたい、動けないようなら自分から会いに来ると仰ってはいましたが、今日中に終わらせなければならない仕事がありましたので、私達だけ先に伺ったのです」
「…そうですか」
仕方ない。今は体を治さないと何も出来そうにないし、変に思われても嫌だからそれっぽく接するしかない。
せっかく生き返ったんだから絶対に王妃だけは回避しなくては!
王妃の座に私の幸せは無い!
国王とその側近がロリコンとか絶対お断りだし!
あ、そういえば…
「あの…鏡はありますか?」
「鏡なら、そちらにございます。起き上がれますか?」
「はい。…った!」
動こうとすると、体中が痛む。
ルナお嬢様は一体何をしたのか。多少気にはなるが考えるのはやめておこう。
「大丈夫ですか?」
美男子2人から手を差し伸べられ、幸せを噛み締める。
ああ、異世界最高!
こんな状況じゃなきゃもっと最高なのに。
美男子2人に支えられ、鏡の前まで来た私は驚いた。
目の前には銀髪に綺麗な顔立ちの美少女がいたのだ。
しかし、骨が少し浮き出た腕や足に目の下にはクマ。顔も青白く、お世辞にも健康とは言えない。
それに、綺麗な翡翠の目には光がない。
何か色々もったいないなぁ。
これは栄養のあるものを沢山食べなきゃ!…てことはカロリーとか考えずに好きな物食べ放題じゃん!最高!
細い腕で軽くガッツポーズする。
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