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しおりを挟む俺ですら、ボーとなる授業
同じ科学の実験であり名前の順番で2人一組のペアになってる、彼女は既に動くことすらしてない
うつ伏せのまま動かなくなった様子に、俺は疑問になって視線を向ける
「 おい、寝てる奴を起こせ。こんな暑い中で寝ると熱中症になるぞ 」
教師は此方を見て言ったところをみると、オリビアの事を言ってるのだろ
俺も流石に気になってた為に、片手を伸ばし肩へと触れ揺する
「 ねぇ、起きなって。そっち太陽側だから暑い....!? 」
「「 !!!? 」」
揺らいだ身体は、彼女が起き上がろうとしたのかそのまま横へと滑り落ちた
椅子の倒れる音と共に、クラスメートはざわついた
「 オリビアさん!!? 」
「 俺が班なので、運びます!授業続けて下さい 」
「 あ、あぁ.... 」
俺のせいだ....
ジャージじゃなくてもっと別のカッターシャツでも保健室の先生に言えば貰えたかもしれない
体操着とか、あったかも知れない
それなのに暑苦しいジャージを着せてしまった
倒れた彼女を抱き上げて、急いで保健室へと向かった
身体は思っていた以上に熱かった
名前順だからって太陽の当たる窓際にしなきゃよかった....
「 チッ....後悔しても遅いか 」
早くなんで気付いてやれなかったんだろ
少し考えれば分かる事なのに....
「 先生!オリビアさんが、倒れて 」
「 !?早く、そこに寝かせて。何があったの? 」
「 .... 」
保健室は流石にエアコンはついていた
俺の身体が一気に冷えるような気がするほど涼しい
保健室の先生に何があったか説明すれば熱中症だろうと言うことで冷やすことを優先にしていった
4時限目のチャイムが終わったあとに、クラスメートの女子が彼女と俺の分の鞄を持った来た
昼飯の時間だから中に弁当や飲み物でも入ってたり、すると思ったのだろ
御丁寧にさっきの教科書も入れてくれていた....
「 様子次第で早退していいって、鬼嶽はどうするか分かんないけど。帰るなら伝えとく 」
「 ....早退はさせる気、悪いね 」
「 んや、いいよ....じゃ、2人とも早退って言っとく 」
それだけ伝えてから立ち去ったクラスメートの子が離れてから、俺は何度か氷水をやり変えてるためにその場から動くことなく、起きない彼女を見ていた
温くなったタオルを取って保健室の先生が準備した氷水へといれ、絞ったからまた額へと当て、何気無く汗が見えれば首筋へと拭く
“ オリビアさんは、きっと熱を外に出せない体質なんだろうね。発汗作用が少ないタイプ “
“ 汗をかかないから....ですか? “
“ そう。見ても分からないから、熱中症で倒れてから気付くことが多いのよ “
俺は馬鹿みたいに、汗かかなくて超人かと思っていたが実際はそんな事はない
かかないからこそ人より辛いなんて....
「 本当....ごめん.... 」
“ 朝から行っていました、エアコンの点検が終わりました。通常通り起動します “
放送に、昼頃に終わると言ってたが
もう少し早く終わって欲しかったなんて思う....
「 はぁ.... 」
俺のした事でこんなことになるとは....
溜め息を吐いても仕方ないのに、吐いてしまう
落ち着かせるように深呼吸して、体温を確認するために頬へと触れれば長い睫毛は動き、うっすらと瞼は開いた
「 !!起きた? 」
『 っ....さむっ.... 』
「 あ!冷やしすぎたかな.... 」
起きたことが嬉しくて、直ぐに布団を被せれば、彼女はむっとした後に布団を引き上げた
『 頭痛い....喉乾いた.... 』
「 あっ、さっきのスポドリあるよ。冷たくしてて 」
保健室にある冷蔵庫にいれていた、スポドリを持ってくれば彼女は俺とその手元を見てから手を伸ばしてきた
『 のむ.... 』
「 起き上がらせようか?手伝う 」
起きようとした為に背中に腕を起き、座らせるよう手伝えば俺へと目の座った視線を向けてくる
『 ....なんで、そんなペコペコしてんの?きもちわるいよ.... 』
「 ひどっ....あ、いや....まぁそうだね。俺のせいで熱中症にさせちゃったから、償い?後から色々言われたくないし 」
俺だって媚売ってるみたいで嫌だ、でも実際にそうなんだと思ってごめんね?と謝れば彼女の手は俺のズボンのベルトへと触れた
『 それより、身体で....つぐなって.... 』
「 え? 」
熱に犯されて、頭まで壊れたの?
いや、我儘は聞こうと思ったけどそれは流石に....
『 私も見せた、パンツ見せろ 』
「 そっちかい!!! 」
そうじゃないかと思ってたよ!!
ペットボトルがバキッと減し曲がった瞬間だった
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