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しおりを挟むシルキーもやる時はやる、って思ってたけど本人はいつも楽しそうにしてるだけ
準備は俺や他のメンバーがしていれば、
彼女がやるのはくじ引きで決まった教室に、射的の屋台をセットするのと、お父さんが派遣した女性と共に更衣室を作る作業へとまっていた
もう少しで学園祭は始まる
その為の仕上げは行われていた
『 試着室は3人分は作ったし、外の窓から見えないことも確認したから大丈夫だな 』
「 ええっ、当日は4人が交代して見張るので万引きも防止します 」
『 流石ー! 』
いや、そこはそんな人は居ないよーなんて言えばいいのに
やっぱり高級メーカーだけあって万引きとかする人いるんだね
下着を万引きしたところでたいしたこと無さそうなんだけどな
「 シルキー、箱を作らない? 」
『 あ、やる! 』
屋台は完成した為に、後は箱をつくってそれに撮影した下着の写真を貼り付けていくだけ
サイズ記入はなく、種類とカラーが其々あり、どれか落としてから、後で試着室の方に行き裏でサイズを貰うという流れになるらしい
裏でもなく、表でサイズを言っても貰える
そこはお客さん次第らしい
同じく男性物は、そこまで女性よりサイズのバリエーションは無いためにカラーと種類は同じで、サイズも言えばそのまま手渡しだ
まぁ、男性のパンツは多少小さくても大きくても履けないことはないからね....
キツいかボカボカのだけだ
『 写真上手く撮れてるね 』
「 殆どはパーケージの写真らしいけどね 」
『 まぁな 』
種類は新しいのから、古いが人気だった商品、後は在庫が余ってるのを此方へと回してきた
渡された紙には、価値の差が書かれてる為にそれに合わせて箱の中にビー玉を入れていく
ほんの2つだけど、それだけでも動きが悪い
『 結局、6発で300円か 』
「 学園の方が100円は安すぎるって....その変わりに輪投げは100円だよね? 」
「 ふぁ、うん....とりあえず玩具持ってきた 」
「「 えっ!? 」」
こいつ何時いた!?何気無く作業に入ってるけど、立ち上がってから大きな箱を寄せて開いた事に俺達は立ち上がって中を覗いた
「「 これは!? 」」
『 なになに?? 』
「 シルキーは見てはいけめません! 」
箱の中はそれは高校生には早いような物が入っていた
やって来たシルキーの目を片手で塞ぎ、体を固定すれば女子は顔を背け、他の男子は興味津々だ
「 蒼井の実家って大人の玩具売ってんのか!? 」
「 パンツを売るなら、隣はこれがいいだろ? 」
「 よくねぇよ!子供用じゃなくて、子作り用の玩具じゃないか! 」
「「 鬼嶽、誰が上手いことを言えと 」」
「 言ってないよ! 」
なんで、そのバイブの種類
絶対にマッサージ用では無いような物ばかり入ってる
「 男性用もあるぞ 」
「「 ホモ用か!! 」」
寝てるばかりだが、もう少しマシだと思ってた
赤点回避してるのに、玩具がこっちなんて予想外すぎる
丸が多くて繋がったのとか、男性の陰茎に挟むようなお尻の形やら色々有ることに眉は寄る
「 なんだ、お望みの品では無かったか。フィギュアもある 」
「 せめて服を着せてるのにして.... 」
「 二次元と子作りしよう 」
「「 黙れ 」」
俺はシルキーを止めてた為に参加できなかったが、他の奴と女子が蒼井を物理的にボコした
いやー、蒼井は不良っぽいと思ってたが人は見た目じゃないな
こんなぽわぽわした天然なんて....
深い青色をした目で黒髪に顔はいいのに残念だ
『 なになにー?見たい! 』
「 シルキーは見なくていいの! 」
「 てか、玩具どうする? 」
「 やっぱりかき集めようか 」
『 私、使ってないオモチャやゲームソフトとかある! 』
「「 それだ!! 」」
もう青井を宛にするのを止めて俺達はそれなりの子供が楽しめるために
自分達の家から古いけど綺麗な玩具を探っては、消毒液でアルコール消毒して袋詰する事にした
伊藤さんは、押し入れにしまったぬいぐるみをクリーニングに出してから掘り出してくれたこともいる
『 この犬のぬいぐるみ欲しい!輝夜みたい! 』
「 ハスキーだけどね、あげるよー 」
『 やった!! 』
「「 シルキーさんのオモチャが本格的.... 」」
後日にシルキーは箱一杯に持ってきた玩具は、普通に売れるようなソフトまである
流石金持ちの一人っ子、使わなくなったゲームソフトと言うか色々買うだけ買ったんだね
『 2DS系はデータ消すのに時間かかった.... 』
「「( ちゃんと起動できるか確認したんだ )」」
そりゃ手に入って使えないなんてないだろ
良かったと安心しては俺達の準備は無事に終わった
青井は、作業だけ役に立った
裕一は様子だけ見て自分達の方を優先したから、彼奴には期待するのを止めた
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