77 / 77
09
しおりを挟む真っ白なシーツに身を落として
沢山の祝福を受けた彼女は俺の愛しくて可愛い人
「 結婚式に1年経ってしまった....待ってくれてありがとう 」
『 半分出したいって言うんだもん....許す 』
「 ありがとう....愛してるよ、シルキー 」
盛大に開かれた結婚式
沢山の人が来て、君のお父さんと俺の兄貴は誰よりも泣いて
本人の俺達は泣きそうでも笑ってたよね
特に君はメイクが崩れるとかで我慢してたっけ....
それでも頬に痕が残ってるぐらい泣いたもんね、嬉しくて....
『 私も、大好き....愛してる、将汰.... 』
昼のベールを外して柔らかなシルクのような髪についた飾りを取りながら、長い髪の紐を程いて優しげな口付けを落とす
触れたくて堪らなかった唇に、何度も口付けを落として行けば熱い吐息がかかり俺の腰は酷く重みが来る
「 シルキー....本当に今日するの?疲れてない? 」
『 するの....したい 』
「 っ....ハァー、そう.... 」
深く息を吐いて理性を止めるように彼女の額へと口付けを落とせば、シルキーは嬉しそうに目を閉じてから俺の白いスーツに触れる
「 今日、いい下着履いてないのに.... 」
『 今日のパンツは何色ですか? 』
「 ....黒のボクサーだよ 」
『 フッ、しょーたらしい 』
「 笑わないで....だから嫌なの.... 」
初めて聞かれた日と同じ色
少しだけ出逢った頃が懐かしくて
同じ色にした....君は覚えてるかは分からないけどね
「 シルキーは?何色? 」
『 私は....白のシルクだよ。ブラはしてない....あの日と同じ 』
青い瞳は此れからの事を理解してる様で少し潤んで、熱を含む
ちゃんと理解してる事に嬉しくて、頬へと口付けを落とし耳元へと唇を当てる
「 見ていい? 」
『 ん.... 』
オレンジ色に染まる彼女の頬に俺の心拍は高まり、ウェディングドレスを捲ってから視線を落とす
真っ白な肌に良く似合う、シルクの白い薔薇の刺繍があるパンツ
可愛いの履いてるねって思いながら太股に触れてから背中へと腕を回す
「 お父さんがくれたウェディングドレスだから、脱がすね? 」
『 ....分かった 』
背中のファスナーを下げてからゆっくりと脱がしていき、シワになる前にベッドの下へと降ろせば胸元を隠してベールを着けたシルキーの姿に胸は高鳴る
「 綺麗だよ、シルキー.... 」
『 なんか恥ずかしい....水着の撮影の時は平気なのに.... 』
「 隠しちゃ、やだ....観念して? 」
両手を掴んでから顔の横へと押し当てて、顔を染めるシルキーを見れば俺の心拍数は上がる
『 ふぅ....見ないで.... 』
「 見るよ。隅々までね.... 」
『 私だけ狡い、しょーたも脱げ.... 』
「 俺も脱ぐの?もっと恥ずかしくなるよ? 」
いいって、告げたシルキーに唇へと口付けを落としてから身体を起き上がらせ、一旦ベットから降りてからスーツを脱ぎ、ズボンを降ろし、カッターシャツとネクタイを取る
パンツへと手をかけたところで止めてから、シルキーへと向き合えば彼女はまた胸元を隠して丸まっていた
「 脱いだよ 」
『 っ....なんか、昔より筋肉質 』
「 そりゃ大人になったからね、バスケ続けてるし 」
遊ぶ程度のバスケは続けてると笑ってから、シルキーの髪に触れ、長い髪の先へと口付けを落としてから目線を向ける
「 おいで、イチャイチャしよう 」
『 ....ん 』
ベットに座ってから手を引き、膝の上に乗せ腕を首へと誘ってから口付けを交わす
挨拶や少しする程度とは違った、濃厚で深い口付けを交わしていく
『 はぁ....ん.... 』
「( 可愛い.... )」
戸惑ってるようで、でも受け入れようと必死の様子にぞわっとした心地のいい感覚を感じてはそっと舌を絡ませる
小さな舌先を探って、触れて舐めればシルキーの赤くなった頬を撫でて
呼吸に合わせて引き抜けば銀の糸は繋がる
『 はぁ、しょーた.... 』
「 大丈夫、ゆっくりやるから.... 」
寧ろ俺が落ち着かないと色々爆発しそうなぐらいドキドキしてる
『 しょーたもドキドキしてる.... 』
「 いつもしてるよ。会った時から俺の心臓は駆け足で動いてる 』
胸元へと手を置くシルキーの手を掴み指先へと口付けを落とし、舌先で舐めれば彼女は手を引っ込めた
『 なんか、しょーた....えっちだ 』
「 もっとえっちなことするんだよ....許して 」
『 ん.... 』
君に触れたくて仕方なかった
何度も想像した、けれど実際に触れてみて分かる
壊したい気持ちと優しくしたい気持ちで
落ち着くまで時間がかかりそうだと思った
「 はぁ....本当に今日ヤるの?色々限界突破しそうなんだけど.... 」
『 ん?ヤるの.... 』
「 ....そう、泣いても知らないよ。我慢できそうにない.... 」
『 私よりしょーたが泣きそう.... 』
「 それは否定できない 」
軽く笑ってからもう一度口付けを落とし
柔らかなシーツへと身を沈め
シルキーの腕は俺の背中へと廻る
何度も口付けを落として、
ゆっくりと時間を掛けて緊張を取り覗いては愛してると囁く
『 はぁっ、しょーた.... 』
「 ごめん、色々感激過ぎて泣けてきた.... 」
『 よしよし、しょーた....大丈夫? 』
俺の嫁は最高に愛しくて可愛かった
~ 今日のパンツは何色ですか? 完結 ~
0
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる