転生したら召喚獣になったらしい

獅月@体調不良

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一章 聖獣への道のり編

03

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ロッサの体型がぽっちゃりお相撲さん体型、だと思ってたからてっきりふくよかな青年でも現れるのかと思ったが
目の前に立つのは、赤髪に上半身裸であり、首には鱗のようなネックレスを付け、ズボンはハーレムパンツを履いていた
スリムな体型をした10歳前後の垂れ目をした顔立ちのいい少年はニコッと笑った

「 どぉ~?二百人ぐらい主が変われば運よくなれるよぉ~ 」

『 にひゃく、……二百人!? 』

「 そぅ、もうその後にどれだけ変わったか数えてないけどぉ~ 」

のんびりとした口調は相変わらずで、見た目の容姿と似合わない事に違和感は覚えるが
二百人ぐらい主が変わらなければ人になれないのか、それも変わるってことは主が死んでるってことになる

ロッサは、気にならないのだろうか

『 気に…ならないのか? 』

「 ん~ 」

『 その、主が死んだら…… 』

不謹慎な質問だと知っても、聞きたかった事に問えば
ロッサは金色の目を細めて俺の身体に触れ、両手で抱き上げた
この身体になってからよく抱かれる……

ぽんっと頭に手を置かれれば彼は背中から羽を生やし、空へと飛び上がる

『( あぁ、少年の姿ならあの羽でも十分な大きさだな…… )』

身体に似合わない羽だったが、少年の姿なら大きいほど
その羽を広げ飛んでいくロッサは地上を見ながら答えた

「 寂しいよぉ~?時々酷い人もいるけどぉ。年寄りになって、ヨボヨボになるまで可愛がってくれた人とかは、亡くなるのはねぇ~ 」

『 …… 』

「 聖獣は死なない。それは何百年、何千年経ってもねぇ……だから人の瞬きほどの寿命は一瞬だけど、思い出は消えないよぉ 」

『 そうだよな…… 』

「 だからその分、強くなっていくんだよぉ~ 」

人の死を経験して、また強くなり
次の人間に呼ばれるまで見届け、いつか大気にまで影響を与える聖獣になるのだろ

視線の先に見えた、雪山に住むブリザードはいったいどのぐらい人を見てるのだろうか……

「 あ、ごめんねぇ 」

『 どうした? 』

「 本当はこのまま、俺の寝床に連れていこうと思ったんだけどぉ…… 」

寝床に連れていかれるのも、飯にされそうで恐ろしいんだが顔を上げた俺は
ロッサの上にある魔方陣に気付き青ざめた

『 まてまて!!こんなところで落とすなよ!!? 』

「 ごめんねぇ~またねぇ、コウガ~ 」

『 ロッサァァァァア!!!! 』

魔方陣へと入ったロッサが手が外れたと同時に
俺は上空数百メートルの場所から落下した

彼の名前を叫ぶ俺は、本日2度目となる落下を体験する事になった

『 流石に粉砕するだろぉぉお!!誰か助けくれぇぇええ!! 』

プライドとかなにもなく
只、子犬の粉砕した姿なんて見たくないだろって喚けば
地上までどんどん近付いてるのが分かる

グシャッ、て変な音は聞きたくないと首を振っていれば視線の端で見えた羽は揺らいだ

「 いつ召喚されるか分からない、者に身体を委ねるのは間違ってるぞ 」

『 キャンッ…… 』

おっと、この聖獣も人形になれるようで
落下してる俺を先に下へと回り込み両手で受け止めた
この歳、と言うか身体になってやっぱり抱かれる回数は増えた

そして、かなりのイケメンに男性の俺でも胸は高鳴った

此が吊り橋効果ってやつなのか……

「 ん?小僧、大丈夫か? 」

『( イケメンだ…… )』

小僧、と呼ばれるのは気に入らないが
人間だった俺より年上にも見えるほどの青年は
瞳が紫色をした、長髪の黒髪の堀が深くイケメン風の男性だ

こんな上司が仕事場にいたら、女性がキャーキャー言ってそうな程の雰囲気の男性は
黒い羽を動かし、俺を抱えて飛んでいく

「 地上まで降ろしてやる。寝床はどこだ? 」

『 まだ決まってない…… 』

「 そうか、なら俺の寝床に来るか?俺は滅多に呼ばれないからな……話し相手が欲しいと思ってたところだ 」

『 ……是非 』

男相手なのに、なんだろ
平然とお持ち帰りされてる気がするのに嫌な感じはない
あ、自称 神様が言ってたが聖獣は兄弟といってたからお兄ちゃんに出会いました!って言う感覚と思っていよう

「 俺はレイヴン…人の世界では漆黒のペガサスと呼ばれてる 」

『 馬…? 』

「 馬って言うな、人に乗られてる生き物と同じで気に入らないんだ 」

それに必ず召喚主は乗ろうとする、と呟いたレイヴンの言葉を聞き
俺は彼を馬扱いする事を止める事にした

人の姿で飛んでいたのも馬だと思われるのが嫌だからだろう

「 着いた、俺の寝床だ 」

『 ……まぁ、生き物だもんな 』

「 なんか言ったか? 」

『 なんでもない 』

降ろされた場所は山に穴を掘ったような洞穴で
高さは馬の頭でも当たらないほど高さはある
広さは寝るほどで、此処なら羽のある彼が飛んで移動することは可能だが

降ろされてから下を見た俺はプチ監禁になりそうな程に降りれそうじゃない

「 安心しろ、降りたいときは降ろしてやる。俺も水浴びは好きだ 」

『 見てたのか? 』

「 空にいたら見える……フッ 」

『 うわ、つら…… 』

あの情けない姿を見られてたのかと思うと
辛くて仕方無かった
ぐすんと啜り泣く俺に彼は寝床なような場所に座り只見ていた

そう言えば、服装がロッサと違って
漢服みたいだったな……

ペガサスって、どこの国だ?
この世界には関係無いか
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