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二章 宝物捜索 編
08
しおりを挟むシロは俺と出逢ってから、幾度と無く最高神になるチャンスやら機会があったらしい
だが、最高神になれば天界に行くことを知ってる為にならないよう魔力を制限して解除するのを止めてたのだが、つい……こう、出来心で解除してしまったらしく
彼の姿は" 最高神 "になったことで神々しくなったらしい
なるほど、髪の毛が一気に伸びたのも納得できるが……
わーおめでとう、なんて呑気に手を叩いてるファルにはなんかツッコンで欲しかった
『 い、良いじゃん!?勝てれば! 』
「 そうだな……後の事は後で考えよう 」
あの五層魔法陣はシロが止めていた鍵の数だとしたら相当前から、魔力溜めまくっていたんだな……
まぁ、シロらしいと思い最高神昇格おめでとう!!と内心祝った後に俺もまた片手を動かし姿を変える
『 全てを氷らせる氷河の力。我に与えよ、この身に宿る魔力を糧に……氷結の牙狼 』
人の姿を得たまま、六角形の複合板状結晶であり、羊歯六華の模様を額から目元の下まで現れ、銀色のミディアムヘアーの髪を揺らし、尻尾は二本は凍り付いていく
全身にある鎧の系統が変わり、重量感はあるが俺には気にならない程だ
人の姿だと、此のぐらいか……と納得すればジョセフは笑った
「 へぇ……少しは" うつくしく "成長したんだぁ……面白いなぁ~
……君達を奪いたいよ 」
フェンリルを身に纏ったような俺は長剣を引き抜き、赤熊であるアンドリューから貰ったものは溜まった魔力と共に変形され、姿が変わり自分だけの剣へと生まれ変わっていた
軽く動かし、構えればシロ……ソレイユの手の動きと共に走り出す
「 援護する…… 」
『 はいよ!! 』
「 喰らえ、食人木! 」
最高神昇格したソレイユには、もう魔法を唱える必要が無いんだ
神と同じ地位である彼にとっては、持ってる属性の全てが扱える
片手を動かすだけで雷は降り注ぎ、目の前に現れた食人木を撃ち落とし一瞬で焦がせば、俺は剣を振り本体を狙う
「 チッ……流石、最高神に昇格しただけある……。樹海!! 」
『 氷破! 』
「 っ!! 」
現れる植物や木々が向かってきたそれ等を氷によって凍らせ、言葉と共に砕いていき、剣を振り上げ斬りかかる
ジョセフは自分を守るように、大木を現せれば、剣は大木へと埋まる
僅かに眉を寄せ、凍り付かせて割り剣を引き抜けば、背後のソレイユは片手を横へと振る
「 ルーナ、そのまま突っ込め。御前に怪我をさせる気はない 」
「 どうかな?キマイラ召喚、猫鎌、九狐、毒蛇 」
『 っ!? 』
召喚魔法と共に三体のキマイラが現れた
瞬時に後ろへと飛び空中で一回転してから、着地して距離を取れば、目の前にはまた覚えのある聖獣が二頭いた
その姿に鳥肌を立てる俺は、剣を持つ力が緩む
『 ……ミュー……ルナール…… 』
鎌を持つ猫娘の姿をし、尻尾が三本生え、瞳の色が無く、身丈に合わない大きな鎌と背中にあるコウモリの羽、けれどその魔力は初めて会ったときに俺に笑いかけてくれた、猫のミューが混じっていた
そして、九本の尾が生えた青年の姿をし、ボロボロの天女の羽衣みたいなものを身に付け靡かせ、黒狐の仮面を付けた彼は、同じく一緒にしたルナールだ
「 三体か……面倒だな 」
「 しゃーない。鎌同士、俺は猫娘を相手するよ。二人は残りを頼むぜ? 」
「 嗚呼、毒蛇は俺が相手をしよう。御前は九尾をやれ……いいな? 」
『 分かった…… 』
あの毒蛇はきっと、泉に行った時に俺が食われそう!と思った聖獣が入ってるだろう
実際には助けてくれるほど優しい方だった
泳ぎを覚えろと笑ってくれた顔を思い出し、
少しの間でも俺に聖獣と接する楽しさを教えてくれた彼等を……
故郷である神の庭に帰したくなった
『 っ……俺の友達を帰して貰う!! 』
「 アハハハッ!!意識のない物が友達?うつくしいねぇ……
死なないもの同士…殺し合いなよ 」
頬に流れる涙は直ぐに凍り付き、霰のような粒を落とし、軽く目元を拭いてから剣を構えた
友に刃を向ける……それは、ルークの時と似て心が痛い
けれど、合成された人と引き離せば彼等は此方へと戻ってこれるんだ
「 弟子のダチなら、さっさと帰して貰わなきゃな 」
「 嗚呼、痛みより先に終わらせる 」
「 さぁ、可愛いオモチャ達……殺れ 」
俺が、ジョセフに呪いをかけなければきっとこんな歴史にならなかった
だから、終わらせよう……" 我が主 "
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