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第一章
②進学
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ヒナシスとバルガンスは仲良くなり、特にヒナシスはバルガンスの影響か授業もサボらなくなって、先生に逆らうこともしなくなった。
「ねえ、バル。バルは高等部へ進学するの?」
「え?うん。ヒナは?」
「私は就職しようかと思っているの」
王立学園は初等部1年から中等部3年までは自動的に進級出来るが、中等部から高等部へは進学試験に合格しないと高等部へはいけない仕組みになっていた。不合格になったものは中等部で卒業となり合格した者だけが高等部の生徒になれる。
「働きたいの?」
「まさか、父上にお金の面倒をかけたくないだけよ。それに私、全然勉強をしていないから、進学試験を受けても合格なんてしないと思うの」
「僕は、ヒナと一緒に高等部へ行きたい」
「……バル」
「君の父上はまだ若い。まだまだ働けると思うからお金の心配はしなくていいんじゃないかな?」
「うーん、そうだけど……でも進学試験に合格する自信がないの」
「僕が教えるよ。一緒に勉強しよう」
「本当に……教えてくれる?」
「ああ」
「わかった。私、進学試験受けてみる」
バルガンスはそんなヒナシスを見つめながら話しかける。
「大丈夫、ヒナなら必ず合格できるよ」
その日から二人は毎日バルガンスの家で一緒に勉強をするようになり、ついに明日が進学試験日となった。
「ヒナ、今日はこれくらいにして、明日の試験のために今夜は早く寝た方がいいよ」
「うん、わかった」
ヒナシスが帰ったあと、いつものようにヒナシスの残り香を嗅いでいたらドアがノックされた。
「どなたですか?」
ドアの向こうから野太い声がした。
「私はヴェンリブ・グディンネだ」
〘え?ヒナのお父上?〙
バルガンスが慌ててドアを開けると背の高い、がっしりとした体格の男が立っていた。
「これはグディンネ男爵」
男爵は笑いながら
「ヒナシスが世話になり感謝しています。ゴッド伯爵」
「立ち話もなんですから中へどうぞお入り下さい」
「いや、構わんでくれ。君にお礼を言いたかっただけだから」
「お礼……?」
「ああ、ヒナシスに勉強を教えてくれてありがとう」
「いえ、そんな」
「あいつがあんなに真面目になるとは思わなかった。全て君のお陰だ」
「……」
「ではこれで失礼する」
部屋を出て行くグディンネ男爵に声をかけるバルガンス。
「グディンネ男爵、ヒナシスは絶対に合格しますから」
グディンネ男爵はニッコリと笑って、
「そう願う」
そう言って帰って行った。
3日後、3年1組の教室で担任のドンス先生が試験の結果を持って教卓の前に立っていた。
先生はしんみりとした雰囲気で話し出す。
「進学試験の結果をこれより発表します」
「我がクラスからは……全員合格です」
教室中が拍手と歓声で騒がしくなる。
バルガンスが涙ぐむヒナシスに声をかける。
「おめでとうヒナ」
「ありがとう、バルのお陰だよ」
「そんなことないよ、ヒナが努力したからさ。この調子で高等部でも頑張ろうね」
「うん」
バルガンスとヒナシスは、高等部に行けることが決まった学校からの帰り道。
新学期から始まる高等部での学校生活を楽しそうに想像しながら話して歩いていると、後ろから声をかけられた。
「よお、ヒナシス待っていたぞ」
二人が振り向くと柄の悪そうな男が3人立っていた。
「クレバ先輩」
「ヒナシスに頼まれて俺が紹介した就職先、蹴ったんだって?俺に断りもなく」
「お店の方にはちゃんと断りに行きました。先輩とは中々連絡が取れなくて、すみませんでした」
「すみませんでしたじゃねーよ。お前のせいで紹介料返せって催促されてんだ。責任取ってもらうぜ」
「そんなこと言われても……私、困ります」
「困っているのは俺の方なんだぜ?まあ悪いようにはしねえから、この馬車に乗りな」
クレバ先輩とガラの悪い男二人がヒナシスを連れて行こうと近づいて来る。
ヒナシスはバルガンスを見て
「助けてバル!」
その言葉を聞いて、バルガンスの心が震えた。大好きなヒナシスが僕に助けを求めている。
バルガンスがヒナシスの前に出るとクレバ先輩が、
「誰だ?お前。ボコっちゃうぞ?」
バルガンスはヒナシスに優しく話しかける。
「ちょっと後ろ向いていてくれる?僕が呼ぶまでこっちを見ないでね?」
頷くヒナシス。
バルガンスは念の為、ヒナシスに結界を張る。
バルガンスはゆっくりと男たちへ振り返る。
「僕のヒナを……怖がらせたな……」
バルガンスの心の奥底からふつふつと怒りが湧き上がる。
クレバ先輩が二人の男に命令する。
「このガキを痛めつけてやれ!」
男たちはバルガンスに詰め寄ろうと近づいて来る。
迫ってきた男たちを見てバルガンスの怒りが表に出てしまう。
突然、バルガンスの体が大きくなり、皮膚に鱗のような模様が浮き上がり、顔が悪魔のように変化した。
思わず立ち止まる男たち。何が目の前で起こっているのか、わからなかった。
バルガンスは冷たい息を吐きながら、
「なぜ立ち止まる?かかって来い」
だが、男たちは動かない。いや、動けなかった……現実?夢?
「ハーーーーーーッ」
男たちの顔に冷たい息を吹きかけた。
そのヒヤリとする冷たさにこれが現実と知る。
バルガンスは、その固まって動かない二人の男の頭を、鷲掴みにすると高く持ち上げて、
「今日は見逃してやる。だが次はないと思え」
そういうと、バルガンスは、鷲掴みにしていた二人を放り投げ、クレバ先輩の足元に投げつけた。
「ヒナシス・グディンネには俺がついている。今度やったらその頭を握り潰すぞ」
さらに口止めをする。まだ、冷静さが残っていたバルガンス。
「今日の出来事は誰にも話すんじゃないぞ。話せばどうなるか……わかるな?」
クレバ先輩も二人の男も動きは完全に止まり、必死で首を縦に振っていた。
「絶対に誰にもいいません」と。
ヒナシスにはこの声は聞こえていない。
バルガンスは元の姿に戻ると優しく男たちに声をかける。
「普通にしてください。そしてヒナシスにもう済んだからと言ってください」
「わかった…」クレバが返事をした。
バルガンスは後ろを向いているヒナシスに結界を解いて話しかける。
「ヒナ、話はついた。もう、大丈夫だからね」
クレバはヒナシスの顔を見るとすぐに声をかける。
「ヒ、ヒナシス、悪かったな。さっきのは冗談だから…あはは…気に、しないでくれ」
バルガンスはヒナシスの背中を押した。
「さ、もう行こう」
ヒナシスを前にして歩かせ、後ろを歩くバルガンス。
バルガンスは顔だけをぐるりと回し、3人を見ながら悪魔のような顔で笑ってヒナシスとともに立ち去って行った。
「ねえ、バル。バルは高等部へ進学するの?」
「え?うん。ヒナは?」
「私は就職しようかと思っているの」
王立学園は初等部1年から中等部3年までは自動的に進級出来るが、中等部から高等部へは進学試験に合格しないと高等部へはいけない仕組みになっていた。不合格になったものは中等部で卒業となり合格した者だけが高等部の生徒になれる。
「働きたいの?」
「まさか、父上にお金の面倒をかけたくないだけよ。それに私、全然勉強をしていないから、進学試験を受けても合格なんてしないと思うの」
「僕は、ヒナと一緒に高等部へ行きたい」
「……バル」
「君の父上はまだ若い。まだまだ働けると思うからお金の心配はしなくていいんじゃないかな?」
「うーん、そうだけど……でも進学試験に合格する自信がないの」
「僕が教えるよ。一緒に勉強しよう」
「本当に……教えてくれる?」
「ああ」
「わかった。私、進学試験受けてみる」
バルガンスはそんなヒナシスを見つめながら話しかける。
「大丈夫、ヒナなら必ず合格できるよ」
その日から二人は毎日バルガンスの家で一緒に勉強をするようになり、ついに明日が進学試験日となった。
「ヒナ、今日はこれくらいにして、明日の試験のために今夜は早く寝た方がいいよ」
「うん、わかった」
ヒナシスが帰ったあと、いつものようにヒナシスの残り香を嗅いでいたらドアがノックされた。
「どなたですか?」
ドアの向こうから野太い声がした。
「私はヴェンリブ・グディンネだ」
〘え?ヒナのお父上?〙
バルガンスが慌ててドアを開けると背の高い、がっしりとした体格の男が立っていた。
「これはグディンネ男爵」
男爵は笑いながら
「ヒナシスが世話になり感謝しています。ゴッド伯爵」
「立ち話もなんですから中へどうぞお入り下さい」
「いや、構わんでくれ。君にお礼を言いたかっただけだから」
「お礼……?」
「ああ、ヒナシスに勉強を教えてくれてありがとう」
「いえ、そんな」
「あいつがあんなに真面目になるとは思わなかった。全て君のお陰だ」
「……」
「ではこれで失礼する」
部屋を出て行くグディンネ男爵に声をかけるバルガンス。
「グディンネ男爵、ヒナシスは絶対に合格しますから」
グディンネ男爵はニッコリと笑って、
「そう願う」
そう言って帰って行った。
3日後、3年1組の教室で担任のドンス先生が試験の結果を持って教卓の前に立っていた。
先生はしんみりとした雰囲気で話し出す。
「進学試験の結果をこれより発表します」
「我がクラスからは……全員合格です」
教室中が拍手と歓声で騒がしくなる。
バルガンスが涙ぐむヒナシスに声をかける。
「おめでとうヒナ」
「ありがとう、バルのお陰だよ」
「そんなことないよ、ヒナが努力したからさ。この調子で高等部でも頑張ろうね」
「うん」
バルガンスとヒナシスは、高等部に行けることが決まった学校からの帰り道。
新学期から始まる高等部での学校生活を楽しそうに想像しながら話して歩いていると、後ろから声をかけられた。
「よお、ヒナシス待っていたぞ」
二人が振り向くと柄の悪そうな男が3人立っていた。
「クレバ先輩」
「ヒナシスに頼まれて俺が紹介した就職先、蹴ったんだって?俺に断りもなく」
「お店の方にはちゃんと断りに行きました。先輩とは中々連絡が取れなくて、すみませんでした」
「すみませんでしたじゃねーよ。お前のせいで紹介料返せって催促されてんだ。責任取ってもらうぜ」
「そんなこと言われても……私、困ります」
「困っているのは俺の方なんだぜ?まあ悪いようにはしねえから、この馬車に乗りな」
クレバ先輩とガラの悪い男二人がヒナシスを連れて行こうと近づいて来る。
ヒナシスはバルガンスを見て
「助けてバル!」
その言葉を聞いて、バルガンスの心が震えた。大好きなヒナシスが僕に助けを求めている。
バルガンスがヒナシスの前に出るとクレバ先輩が、
「誰だ?お前。ボコっちゃうぞ?」
バルガンスはヒナシスに優しく話しかける。
「ちょっと後ろ向いていてくれる?僕が呼ぶまでこっちを見ないでね?」
頷くヒナシス。
バルガンスは念の為、ヒナシスに結界を張る。
バルガンスはゆっくりと男たちへ振り返る。
「僕のヒナを……怖がらせたな……」
バルガンスの心の奥底からふつふつと怒りが湧き上がる。
クレバ先輩が二人の男に命令する。
「このガキを痛めつけてやれ!」
男たちはバルガンスに詰め寄ろうと近づいて来る。
迫ってきた男たちを見てバルガンスの怒りが表に出てしまう。
突然、バルガンスの体が大きくなり、皮膚に鱗のような模様が浮き上がり、顔が悪魔のように変化した。
思わず立ち止まる男たち。何が目の前で起こっているのか、わからなかった。
バルガンスは冷たい息を吐きながら、
「なぜ立ち止まる?かかって来い」
だが、男たちは動かない。いや、動けなかった……現実?夢?
「ハーーーーーーッ」
男たちの顔に冷たい息を吹きかけた。
そのヒヤリとする冷たさにこれが現実と知る。
バルガンスは、その固まって動かない二人の男の頭を、鷲掴みにすると高く持ち上げて、
「今日は見逃してやる。だが次はないと思え」
そういうと、バルガンスは、鷲掴みにしていた二人を放り投げ、クレバ先輩の足元に投げつけた。
「ヒナシス・グディンネには俺がついている。今度やったらその頭を握り潰すぞ」
さらに口止めをする。まだ、冷静さが残っていたバルガンス。
「今日の出来事は誰にも話すんじゃないぞ。話せばどうなるか……わかるな?」
クレバ先輩も二人の男も動きは完全に止まり、必死で首を縦に振っていた。
「絶対に誰にもいいません」と。
ヒナシスにはこの声は聞こえていない。
バルガンスは元の姿に戻ると優しく男たちに声をかける。
「普通にしてください。そしてヒナシスにもう済んだからと言ってください」
「わかった…」クレバが返事をした。
バルガンスは後ろを向いているヒナシスに結界を解いて話しかける。
「ヒナ、話はついた。もう、大丈夫だからね」
クレバはヒナシスの顔を見るとすぐに声をかける。
「ヒ、ヒナシス、悪かったな。さっきのは冗談だから…あはは…気に、しないでくれ」
バルガンスはヒナシスの背中を押した。
「さ、もう行こう」
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