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第一章
③ヒナシスの思い描く未来
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バルガンスとヒナシスは今日から高等部1年生となる。
バルガンスはヒナシスが前よりも明るくなって、言葉遣いも女の子らしくなってきていることに気づいていた。
バルガンスとヒナシスは胸を高鳴らせて校門をくぐり、靴を履き替えるために下駄箱へ向かった。
ガラの悪い上級生の男子生徒が二人、獲物を狙うように、下駄箱にやってくる生徒を物色していた。
「おい、あのヒョロっとした奴なら、簡単にお金を巻き上げられそうだぜ?」
「いいね、女子生徒も中々可愛いじゃないか」
バルガンスとヒナシスが下駄箱で靴を履き替えて教室へ向かおうとしたその時、目の前に二人の先輩が前を塞いだ。
パチパチパチと手を叩く先輩二人。
「はーい、新1年生の君たち、進級おめでとう」
バルガンスとヒナシスがお辞儀をして先輩たちの前を通り過ぎる。
「待てよ。下駄箱使用料払って行かないと駄目だようー?」
「1ヶ月銅貨1枚。安いだろう?さ、二人で銅貨2枚。払って?」
バルガンスがヒナシスの顔を見ると困惑の表情をしていた。
「ヒナ、先に教室へ行っててくれる?僕はあとから行くから、ね?」
「でも……」
「大丈夫だから」
バルガンスが二人の先輩の横で笑う。
「先輩たちとっても優しそうな人だから心配ないよ?」
バルガンスの言葉に先輩も呼応する。
「そうそう、すぐに済むから君は先に行ったほうが良いよ?」
「そうそう」
「ヒナ、ほんとに大丈夫だから」
ヒナシスはバルガンスに声をかけてその場を離れることにした。
「早く来てね、バル」
ヒナシスが姿を消し3人になった。
先輩がすぐに声をかけてくる。
「彼女にお金を払うところを見られたくなかったんだろう?」
もう一人も口を開く。
「わかるよ、その気持、うんうん」
「先輩」
バルガンスが二人に右手の人差し指を見せる。
「おい、お前、爪ちゃんと切れよ?伸びて……え?」
バルガンスの爪がニョキニョキと伸びて指の長さと同じになった。
呆気の取られる先輩を横目に、バルガンスがその爪で空間をひっかくように動かした。
すると空間に切れ目が入り異空間が現れた。バルガンスはその中に先輩二人を軽々と放り投げ、中へ入った。そして空間の裂け目を閉じた。
薄暗い空間の中に閉じ込められた先輩二人が青ざめる。
「お前!何をしたんだ?ここはどこだ?」
「うるさい、黙れ」
バルガンスの言葉にいきりたつ先輩たち。
「なんだとう?このやろう!」
だがもう一人の先輩が止めた。
「やめろ!」
「なんでだよ」
「おい、俺達あいつにこの空間に投げ入れられたんだぞ?軽々と」
「あ」
そのことに気づいて黙る先輩。
そしてバルガンスの体は、段々大きくなり、顔に鱗状の模様が浮き上がり眼光鋭い悪魔のような大男になっていた。
思わず見上げてそのまま尻もちをつく二人。
「お前たち、いつもこんなことをしているのか?」
返事ができない二人。
「図星のようだな」
バルガンスは二人の襟首を摘んで持ち上げ、
「お前たちが今まで巻き上げたお金を全員に返してこい」
真っ青になる先輩二人。
「もし返さなかったらそのときはこの空間に永遠に閉じ込めてやるぞ?わかったか?」
二人は蚊の泣くような小さな声で返事をした。
「……はい」
バルガンスが二人の襟首を離した。
ドシン!
「うわあ!」「痛い!」
床に尻もちをついて呆然とする。
下駄箱の前で不思議そうな顔をして顔を見合わせ、
「あ、あれ?俺たち……こんなところで何をしてるんだ?」
「なあ、俺たち、しないといけないことがあるんじゃなかったっけ?」
すぐに立ち上がると、
「そうだよ、お金を返さなくちゃ」
「ああ、そうしないとやばい目に合う気がする」
二人はとりあえず自分たちの教室へと向かった。
空間に隙間が現れバルガンスが出てきた。
「これであの二人も真面目になるといいがな…」
「バル」
下駄箱の入口にところでヒナシスの声がした。
「バル!いる?」
慌ててヒナシスの前に出るバルガンス。
「大丈夫だったの?」
「うん、全然平気」
「お金払ったの?」
「まさか、あれはね、あの人たちの冗談だってさ、笑って謝って行っちゃったよ」
「なんだ、私心配で戻ってきたのに」
「心配してくれたの?嬉しいな」
バルガンスとヒナシスは教室へ向かって歩いていった。
高等部でもバルガンスとヒナシスは同じクラスになった。
席は離れ離れになったが、同じクラスになれてバルガンスは嬉しかった。
高等部は3年間同じクラスになるからだ。
バルガンスとヒナシスはいつもベッタリ一緒というわけではなく、登校と下校だけ一緒だった。
ある日ヒナシスが
「ねえバルは何か部活するの?」
「ヒナは?どうするの?」
「私は入らない」
「どうして?」
「勉強がしたい」
「え?」
「あ、バルが驚いてる」
「あはは、でもなんで?」
「私ね、大学部へ行きたいの」
「へえ」
バルは嬉しかった。ヒナが今、目先のことだけでなく、先の未来を見ていることに。
「バカにしないの?」
「バカにするわけないじゃないか。だったら、僕も大学部へ行くよ」
「そういうと思った」
「私ね、大学部を出てどこか大きな組織で働いてみたいの」
「ふーん」
「それでね職場結婚するの」
「職場結婚?」
愕然とするバルガンス。
やはりヒナシスは僕を選んではくれないのか。
「そう、職場結婚」
「ち……ちなみになんだけど、ヒナの好みの男ってどんな奴?」
そんなこと私に聞く?みたいな顔で、
「バルに決まっているじゃない」
ヒナシスからの嬉しい言葉に胸が詰まるバルガンス。
ヒナシスが心配そうにバルガンスの顔を見て、
「どうして……そこで無言になるの?……バル、泣いてるの?」
「いや、目にゴミが入って」
「なーんだ、嬉しくて泣いてくれてるのかと思ったのに」
「え?いやヒナ、これ、ゴミじゃないんだ。感動して涙が出たんだよ」
ヒナシスはそんなバルガンスの隣を少し笑いながら歩いていた。
バルガンスはヒナシスが前よりも明るくなって、言葉遣いも女の子らしくなってきていることに気づいていた。
バルガンスとヒナシスは胸を高鳴らせて校門をくぐり、靴を履き替えるために下駄箱へ向かった。
ガラの悪い上級生の男子生徒が二人、獲物を狙うように、下駄箱にやってくる生徒を物色していた。
「おい、あのヒョロっとした奴なら、簡単にお金を巻き上げられそうだぜ?」
「いいね、女子生徒も中々可愛いじゃないか」
バルガンスとヒナシスが下駄箱で靴を履き替えて教室へ向かおうとしたその時、目の前に二人の先輩が前を塞いだ。
パチパチパチと手を叩く先輩二人。
「はーい、新1年生の君たち、進級おめでとう」
バルガンスとヒナシスがお辞儀をして先輩たちの前を通り過ぎる。
「待てよ。下駄箱使用料払って行かないと駄目だようー?」
「1ヶ月銅貨1枚。安いだろう?さ、二人で銅貨2枚。払って?」
バルガンスがヒナシスの顔を見ると困惑の表情をしていた。
「ヒナ、先に教室へ行っててくれる?僕はあとから行くから、ね?」
「でも……」
「大丈夫だから」
バルガンスが二人の先輩の横で笑う。
「先輩たちとっても優しそうな人だから心配ないよ?」
バルガンスの言葉に先輩も呼応する。
「そうそう、すぐに済むから君は先に行ったほうが良いよ?」
「そうそう」
「ヒナ、ほんとに大丈夫だから」
ヒナシスはバルガンスに声をかけてその場を離れることにした。
「早く来てね、バル」
ヒナシスが姿を消し3人になった。
先輩がすぐに声をかけてくる。
「彼女にお金を払うところを見られたくなかったんだろう?」
もう一人も口を開く。
「わかるよ、その気持、うんうん」
「先輩」
バルガンスが二人に右手の人差し指を見せる。
「おい、お前、爪ちゃんと切れよ?伸びて……え?」
バルガンスの爪がニョキニョキと伸びて指の長さと同じになった。
呆気の取られる先輩を横目に、バルガンスがその爪で空間をひっかくように動かした。
すると空間に切れ目が入り異空間が現れた。バルガンスはその中に先輩二人を軽々と放り投げ、中へ入った。そして空間の裂け目を閉じた。
薄暗い空間の中に閉じ込められた先輩二人が青ざめる。
「お前!何をしたんだ?ここはどこだ?」
「うるさい、黙れ」
バルガンスの言葉にいきりたつ先輩たち。
「なんだとう?このやろう!」
だがもう一人の先輩が止めた。
「やめろ!」
「なんでだよ」
「おい、俺達あいつにこの空間に投げ入れられたんだぞ?軽々と」
「あ」
そのことに気づいて黙る先輩。
そしてバルガンスの体は、段々大きくなり、顔に鱗状の模様が浮き上がり眼光鋭い悪魔のような大男になっていた。
思わず見上げてそのまま尻もちをつく二人。
「お前たち、いつもこんなことをしているのか?」
返事ができない二人。
「図星のようだな」
バルガンスは二人の襟首を摘んで持ち上げ、
「お前たちが今まで巻き上げたお金を全員に返してこい」
真っ青になる先輩二人。
「もし返さなかったらそのときはこの空間に永遠に閉じ込めてやるぞ?わかったか?」
二人は蚊の泣くような小さな声で返事をした。
「……はい」
バルガンスが二人の襟首を離した。
ドシン!
「うわあ!」「痛い!」
床に尻もちをついて呆然とする。
下駄箱の前で不思議そうな顔をして顔を見合わせ、
「あ、あれ?俺たち……こんなところで何をしてるんだ?」
「なあ、俺たち、しないといけないことがあるんじゃなかったっけ?」
すぐに立ち上がると、
「そうだよ、お金を返さなくちゃ」
「ああ、そうしないとやばい目に合う気がする」
二人はとりあえず自分たちの教室へと向かった。
空間に隙間が現れバルガンスが出てきた。
「これであの二人も真面目になるといいがな…」
「バル」
下駄箱の入口にところでヒナシスの声がした。
「バル!いる?」
慌ててヒナシスの前に出るバルガンス。
「大丈夫だったの?」
「うん、全然平気」
「お金払ったの?」
「まさか、あれはね、あの人たちの冗談だってさ、笑って謝って行っちゃったよ」
「なんだ、私心配で戻ってきたのに」
「心配してくれたの?嬉しいな」
バルガンスとヒナシスは教室へ向かって歩いていった。
高等部でもバルガンスとヒナシスは同じクラスになった。
席は離れ離れになったが、同じクラスになれてバルガンスは嬉しかった。
高等部は3年間同じクラスになるからだ。
バルガンスとヒナシスはいつもベッタリ一緒というわけではなく、登校と下校だけ一緒だった。
ある日ヒナシスが
「ねえバルは何か部活するの?」
「ヒナは?どうするの?」
「私は入らない」
「どうして?」
「勉強がしたい」
「え?」
「あ、バルが驚いてる」
「あはは、でもなんで?」
「私ね、大学部へ行きたいの」
「へえ」
バルは嬉しかった。ヒナが今、目先のことだけでなく、先の未来を見ていることに。
「バカにしないの?」
「バカにするわけないじゃないか。だったら、僕も大学部へ行くよ」
「そういうと思った」
「私ね、大学部を出てどこか大きな組織で働いてみたいの」
「ふーん」
「それでね職場結婚するの」
「職場結婚?」
愕然とするバルガンス。
やはりヒナシスは僕を選んではくれないのか。
「そう、職場結婚」
「ち……ちなみになんだけど、ヒナの好みの男ってどんな奴?」
そんなこと私に聞く?みたいな顔で、
「バルに決まっているじゃない」
ヒナシスからの嬉しい言葉に胸が詰まるバルガンス。
ヒナシスが心配そうにバルガンスの顔を見て、
「どうして……そこで無言になるの?……バル、泣いてるの?」
「いや、目にゴミが入って」
「なーんだ、嬉しくて泣いてくれてるのかと思ったのに」
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ヒナシスはそんなバルガンスの隣を少し笑いながら歩いていた。
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