4 / 13
第一章
④初めての嫉妬、そして……
しおりを挟む
バルガンスとヒナシスはヒナシスの希望通りに大学部に入学、そして就職へと進んだ。
二人は王立図書館に就職することが出来た。王立図書館は欠員が出た時しか募集をしないのでいつも競争が激しくなる。今回は欠員が2名だけだったが見事バルガンスとヒナシスが合格した。
新人のヒナシスとバルガンスの仕事は、まずは簡単なものだった。
ヒナシスは閲覧請求の受付を任されていた。バルガンスは本棚の整理である。
ある日、先輩のアクリバスがバルガンスに声をかけてきた。
「バルガンス、ちょっといいか?」
「はい。何でしょうか?」
「バルガンスはヒナシスと付き合っているのか?」
なぜそんな事を聞くのかと少しびっくりしたが、はっきりと答えた。
「僕はそのつもりですけど?」
「おかしいなあ。ヒナシスに付き合っている人はいるの?って聞いたら、いませんって言っていたぞ?」
「そんなはずは……」
バルガンスは言葉をつまらせた。
ヒナに好きな男のタイプを聞いて『バルガンスに決まっているじゃない』と言われたのは高等部へ入学して間もない頃だったし、その後、今まで一度もそんな話はしていなかった。
アクリバスが「付き合っていると思っているのは勝手な思い込みかもしれんぞ」と言ってさらに言葉を続ける。
「今度、確かめた方がいいかも知れない。いらぬおせっかいだとは思ったがヒナシスを狙っている男はかなりの数でいるから。それだけだ。じゃあな」
アクリバス先輩はバルガンスの肩をポンと軽く叩いて立ち去っていった。
ヒナが男性職員の間で恋愛の標的になっているのは知ってはいたが……もう油断出来ない状況になっていたと言うことか……
右手を胸のところにあて、服を掴むようにそっと握って名前を口にするバルガンス。
「ヒナシス……」
王立図書館の門のところでヒナシスが出て来るのを待っているバルガンス。
「あ、ヒナ……」
ヒナシスが見えたので、声をかけようとしたができなかった。
ヒナシスが先輩のビッグスと一緒に出てきたからだ。
思わず隠れてしまったバルガンスは、どうしようか迷ったが二人の後をつけることにした。
二人は楽しそうに話しながら歩いていた。
「なんだか、いい雰囲気だな」
少しバルガンスの胸がざわつく。
二人は王立図書館を出ると繁華街の方へ歩いていく。
大衆酒場の店の前で立ち止まる二人。店に入って行くときのビッグスの顔を見るとニヤついていた。
あのニヤついた顔を見て、いつの間にかバルガンスは唇を噛んでいた。
バルガンスは結局二人の後をつけるのはそこまでにして家に帰った。
あの後、二人がどうなったのか気にはなるが、いずれ機会があればビッグスに聞いてみようと思った。
翌日、仕事の合間に休憩室でコーヒーを飲んでいたバルガンス。そこへ、ビッグス先輩もコーヒーを飲みに現れた。バルガンスに気がつき、コーヒーを入れたあと、コーヒーカップを手にして隣の席に座る。
「やあ、バルガンス、仕事は捗ってるか?本棚の整理も大変だろう?古文書も置いてあるし」
「ええ、まあ……」
「なになに?なんだか冴えない顔してるね」
先輩のせいだと言いたいのをぐっと我慢して、昨日の事をさり気なく聞いてみた。
「あ、そう言えば昨日、先輩、ヒナシスさんと一緒に歩いてましたけど、食事にでも行かれたのですか?」
「あ、見てたのか、お前。ふふ、でも俺たちに声をかけなかったんだな、ありがとう」
「え」動揺するバルガンス。
「俺、もうすぐ結婚を申し込むつもりなんだ」
思わず椅子ごとのけぞるバルガンス。その様子を見て慌てて訂正するビッグス先輩。
「あ、違うぞ。ヒナシスじゃない。俺の相手は……ルイスだ」
(あー、ヒナシスの隣の席の……)
「ヒナシスにご飯を奢ってルイスの情報を色々教えてもらおうと思ったんだ」
「そうだったんですか」とホッとするバルガンス。
「でも食事を奢り損になった」
「え?どうして……」
「ヒナシス、なーんにも教えてくれなかった」
「……」
「そんなに好きなら本人に直接聞いてくださいだってさ」
「あはは」(ヒナシスらしい)
先輩は立ち上がって、「さてと、仕事に戻るか、お前も早く戻れよ、館長に見つかるとどやされるぞ」
そう言って休憩室から出ていった。
バルガンスも立ち上がってそのまま休憩室を出た。
バルガンスはもう一つ気になることがあった。あのビッグスのニヤついた顔を見た時の自分の感情は何だったのか。
胸がざわつき締め付けられるような感覚……これは、嫉妬か?
「ふふふ、この僕が人間に嫉妬をしたのか……」
昼休み、ヒナシスが近くにいるときに先輩のシュリーに声をかけられた。
「ねえ、バルガンス。今日、仕事が終わったら、一緒に食事に行かない?」
バルガンスは全神経をヒナシスに向けて返事をした。
「いいですよ」
「ありがとう。じゃあ、仕事が終わったら一緒に帰りましょ」
「はい」
バルガンスはヒナシスを見たが普通に隣の女性職員ルイスと話しをしていた。
今のシュリーとの会話は聞こえていたはずなのに……ヒナシスは振り返りもしなかった。
終業時間が近づいてきてバルガンスが帰り支度を始めようとしたとき、目の前にヒナシスが立っていた。
「ねえ、バル」
「何?」
「シュリー先輩と食事に行くの?」
「ああ」
「ふーん」
「彼女の事どう思っているの?」
「えー?」
「ねえ」
ヒナシスがヤキモチを焼いてくれていると感じたバルガンスだったが、でも食事の約束を今更断ることもできない。
「そうだ、ヒナも一緒に行かないか?」
「え?」
「行こうよ、ヒナ」
「うん……でもさすがにそれはお邪魔虫でしょ、私?」
「そんなことないよ。一緒に行こうよ」
「うーん、わかった。でもシュリー先輩が嫌そうにしたらやめるからね?」
そういってヒナシスが自分の荷物を取りに戻っている間に、バルガンスは天使の力を、仕方なく使うことにした。
バルガンスは主任のニコラスに思念を送る。
今日中に閲覧室の本棚の整理をするように……シュリーといっしょにやりなさいと。
しばらくしてシュリー先輩がやってきた。
「ごめーん、バルガンス。私、残業しないといけなくなって。ごめんね、食事行けなくなっちゃった」
「いえ、気にしないで下さい」
ヒナシスが近寄ってくる。
「どうかしたの?」
「彼女、急な残業だってさ」
「じゃあ、食事、どうする?」
「行こうよ。僕、ヒナと行きたい」
「バル」
「ね?行こう」
「うん」
その日、バルガンスはヒナシスと食事をして自宅まで送り届けた。
「バル、上がって行く?」
「いいの?」
「もちろん」
「じゃあ少しだけね」
バルガンスが部屋に上がるのは、引っ越しの手伝いをしたとき以来だった。
ソファで寛いでいるとヒナシスが普段着に着替えてソファに座る。
「ねえヒナ……ヒナは結婚はしないの?」
と、ヒナシスの気持ちを確かめずにはいられないバルガンスが質問した。
「え?」
「あの、ヒナは好きな人はいるの?」
「いるよ」
追求するバルガンス。
「それは誰?」
「バルはいるの?」
「え?」
逆質問にバルガンスは少し焦る。
「ねえ、バルはいるの?」
重ねて質問するヒナシスに、この展開はチャンスだと思ったバルガンスは、はっきりと答える。
「いるよ」
「ふーん、誰?」
「昨日、ビッグス先輩と食事に行ったでしょ?」
「え?それが何?」
「ヒナ、僕、駄目なんだ」
「なにが?」
「ヒナが他の男と一緒にいるだけで胸が苦しくなるんだ」
「……」
「もう、この際だから言わせてもらうよ」
ヒナシスは黙ったままバルガンスの顔を見つめる。バルガンスは目を逸らさずにヒナシスを見て、
「僕はヒナが好きだ!愛してる!結婚したいと思っている」
一気に告白するとバルガンスはヒナシスに向き直り、
「必ず幸せにすると誓う。だから僕と……結婚してほしい」
ヒナシスは顔を赤らめ返事をした。
「バル、ありがとう」
「ヒナ……僕の気持ちを受け入れてくれるんだね?」
「もちろん。だって私の好きな人はバルだもの」
そして二人は一夜を共にし、結ばれた。
二人は王立図書館に就職することが出来た。王立図書館は欠員が出た時しか募集をしないのでいつも競争が激しくなる。今回は欠員が2名だけだったが見事バルガンスとヒナシスが合格した。
新人のヒナシスとバルガンスの仕事は、まずは簡単なものだった。
ヒナシスは閲覧請求の受付を任されていた。バルガンスは本棚の整理である。
ある日、先輩のアクリバスがバルガンスに声をかけてきた。
「バルガンス、ちょっといいか?」
「はい。何でしょうか?」
「バルガンスはヒナシスと付き合っているのか?」
なぜそんな事を聞くのかと少しびっくりしたが、はっきりと答えた。
「僕はそのつもりですけど?」
「おかしいなあ。ヒナシスに付き合っている人はいるの?って聞いたら、いませんって言っていたぞ?」
「そんなはずは……」
バルガンスは言葉をつまらせた。
ヒナに好きな男のタイプを聞いて『バルガンスに決まっているじゃない』と言われたのは高等部へ入学して間もない頃だったし、その後、今まで一度もそんな話はしていなかった。
アクリバスが「付き合っていると思っているのは勝手な思い込みかもしれんぞ」と言ってさらに言葉を続ける。
「今度、確かめた方がいいかも知れない。いらぬおせっかいだとは思ったがヒナシスを狙っている男はかなりの数でいるから。それだけだ。じゃあな」
アクリバス先輩はバルガンスの肩をポンと軽く叩いて立ち去っていった。
ヒナが男性職員の間で恋愛の標的になっているのは知ってはいたが……もう油断出来ない状況になっていたと言うことか……
右手を胸のところにあて、服を掴むようにそっと握って名前を口にするバルガンス。
「ヒナシス……」
王立図書館の門のところでヒナシスが出て来るのを待っているバルガンス。
「あ、ヒナ……」
ヒナシスが見えたので、声をかけようとしたができなかった。
ヒナシスが先輩のビッグスと一緒に出てきたからだ。
思わず隠れてしまったバルガンスは、どうしようか迷ったが二人の後をつけることにした。
二人は楽しそうに話しながら歩いていた。
「なんだか、いい雰囲気だな」
少しバルガンスの胸がざわつく。
二人は王立図書館を出ると繁華街の方へ歩いていく。
大衆酒場の店の前で立ち止まる二人。店に入って行くときのビッグスの顔を見るとニヤついていた。
あのニヤついた顔を見て、いつの間にかバルガンスは唇を噛んでいた。
バルガンスは結局二人の後をつけるのはそこまでにして家に帰った。
あの後、二人がどうなったのか気にはなるが、いずれ機会があればビッグスに聞いてみようと思った。
翌日、仕事の合間に休憩室でコーヒーを飲んでいたバルガンス。そこへ、ビッグス先輩もコーヒーを飲みに現れた。バルガンスに気がつき、コーヒーを入れたあと、コーヒーカップを手にして隣の席に座る。
「やあ、バルガンス、仕事は捗ってるか?本棚の整理も大変だろう?古文書も置いてあるし」
「ええ、まあ……」
「なになに?なんだか冴えない顔してるね」
先輩のせいだと言いたいのをぐっと我慢して、昨日の事をさり気なく聞いてみた。
「あ、そう言えば昨日、先輩、ヒナシスさんと一緒に歩いてましたけど、食事にでも行かれたのですか?」
「あ、見てたのか、お前。ふふ、でも俺たちに声をかけなかったんだな、ありがとう」
「え」動揺するバルガンス。
「俺、もうすぐ結婚を申し込むつもりなんだ」
思わず椅子ごとのけぞるバルガンス。その様子を見て慌てて訂正するビッグス先輩。
「あ、違うぞ。ヒナシスじゃない。俺の相手は……ルイスだ」
(あー、ヒナシスの隣の席の……)
「ヒナシスにご飯を奢ってルイスの情報を色々教えてもらおうと思ったんだ」
「そうだったんですか」とホッとするバルガンス。
「でも食事を奢り損になった」
「え?どうして……」
「ヒナシス、なーんにも教えてくれなかった」
「……」
「そんなに好きなら本人に直接聞いてくださいだってさ」
「あはは」(ヒナシスらしい)
先輩は立ち上がって、「さてと、仕事に戻るか、お前も早く戻れよ、館長に見つかるとどやされるぞ」
そう言って休憩室から出ていった。
バルガンスも立ち上がってそのまま休憩室を出た。
バルガンスはもう一つ気になることがあった。あのビッグスのニヤついた顔を見た時の自分の感情は何だったのか。
胸がざわつき締め付けられるような感覚……これは、嫉妬か?
「ふふふ、この僕が人間に嫉妬をしたのか……」
昼休み、ヒナシスが近くにいるときに先輩のシュリーに声をかけられた。
「ねえ、バルガンス。今日、仕事が終わったら、一緒に食事に行かない?」
バルガンスは全神経をヒナシスに向けて返事をした。
「いいですよ」
「ありがとう。じゃあ、仕事が終わったら一緒に帰りましょ」
「はい」
バルガンスはヒナシスを見たが普通に隣の女性職員ルイスと話しをしていた。
今のシュリーとの会話は聞こえていたはずなのに……ヒナシスは振り返りもしなかった。
終業時間が近づいてきてバルガンスが帰り支度を始めようとしたとき、目の前にヒナシスが立っていた。
「ねえ、バル」
「何?」
「シュリー先輩と食事に行くの?」
「ああ」
「ふーん」
「彼女の事どう思っているの?」
「えー?」
「ねえ」
ヒナシスがヤキモチを焼いてくれていると感じたバルガンスだったが、でも食事の約束を今更断ることもできない。
「そうだ、ヒナも一緒に行かないか?」
「え?」
「行こうよ、ヒナ」
「うん……でもさすがにそれはお邪魔虫でしょ、私?」
「そんなことないよ。一緒に行こうよ」
「うーん、わかった。でもシュリー先輩が嫌そうにしたらやめるからね?」
そういってヒナシスが自分の荷物を取りに戻っている間に、バルガンスは天使の力を、仕方なく使うことにした。
バルガンスは主任のニコラスに思念を送る。
今日中に閲覧室の本棚の整理をするように……シュリーといっしょにやりなさいと。
しばらくしてシュリー先輩がやってきた。
「ごめーん、バルガンス。私、残業しないといけなくなって。ごめんね、食事行けなくなっちゃった」
「いえ、気にしないで下さい」
ヒナシスが近寄ってくる。
「どうかしたの?」
「彼女、急な残業だってさ」
「じゃあ、食事、どうする?」
「行こうよ。僕、ヒナと行きたい」
「バル」
「ね?行こう」
「うん」
その日、バルガンスはヒナシスと食事をして自宅まで送り届けた。
「バル、上がって行く?」
「いいの?」
「もちろん」
「じゃあ少しだけね」
バルガンスが部屋に上がるのは、引っ越しの手伝いをしたとき以来だった。
ソファで寛いでいるとヒナシスが普段着に着替えてソファに座る。
「ねえヒナ……ヒナは結婚はしないの?」
と、ヒナシスの気持ちを確かめずにはいられないバルガンスが質問した。
「え?」
「あの、ヒナは好きな人はいるの?」
「いるよ」
追求するバルガンス。
「それは誰?」
「バルはいるの?」
「え?」
逆質問にバルガンスは少し焦る。
「ねえ、バルはいるの?」
重ねて質問するヒナシスに、この展開はチャンスだと思ったバルガンスは、はっきりと答える。
「いるよ」
「ふーん、誰?」
「昨日、ビッグス先輩と食事に行ったでしょ?」
「え?それが何?」
「ヒナ、僕、駄目なんだ」
「なにが?」
「ヒナが他の男と一緒にいるだけで胸が苦しくなるんだ」
「……」
「もう、この際だから言わせてもらうよ」
ヒナシスは黙ったままバルガンスの顔を見つめる。バルガンスは目を逸らさずにヒナシスを見て、
「僕はヒナが好きだ!愛してる!結婚したいと思っている」
一気に告白するとバルガンスはヒナシスに向き直り、
「必ず幸せにすると誓う。だから僕と……結婚してほしい」
ヒナシスは顔を赤らめ返事をした。
「バル、ありがとう」
「ヒナ……僕の気持ちを受け入れてくれるんだね?」
「もちろん。だって私の好きな人はバルだもの」
そして二人は一夜を共にし、結ばれた。
10
あなたにおすすめの小説
幼い頃に、大きくなったら結婚しようと約束した人は、英雄になりました。きっと彼はもう、わたしとの約束なんて覚えていない
ラム猫
恋愛
幼い頃に、セレフィアはシルヴァードと出会った。お互いがまだ世間を知らない中、二人は王城のパーティーで時折顔を合わせ、交流を深める。そしてある日、シルヴァードから「大きくなったら結婚しよう」と言われ、セレフィアはそれを喜んで受け入れた。
その後、十年以上彼と再会することはなかった。
三年間続いていた戦争が終わり、シルヴァードが王国を勝利に導いた英雄として帰ってきた。彼の隣には、聖女の姿が。彼は自分との約束をとっくに忘れているだろうと、セレフィアはその場を離れた。
しかし治療師として働いているセレフィアは、彼の後遺症治療のために彼と対面することになる。余計なことは言わず、ただ彼の治療をすることだけを考えていた。が、やけに彼との距離が近い。
それどころか、シルヴァードはセレフィアに甘く迫ってくる。これは治療者に対する依存に違いないのだが……。
「シルフィード様。全てをおひとりで抱え込もうとなさらないでください。わたしが、傍にいます」
「お願い、セレフィア。……君が傍にいてくれたら、僕はまともでいられる」
※糖度高め、勘違いが激しめ、主人公は鈍感です。ヒーローがとにかく拗れています。苦手な方はご注意ください。
※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
【書籍化】番の身代わり婚約者を辞めることにしたら、冷酷な龍神王太子の様子がおかしくなりました
降魔 鬼灯
恋愛
コミカライズ化決定しました。
ユリアンナは王太子ルードヴィッヒの婚約者。
幼い頃は仲良しの2人だったのに、最近では全く会話がない。
月一度の砂時計で時間を計られた義務の様なお茶会もルードヴィッヒはこちらを睨みつけるだけで、なんの会話もない。
お茶会が終わったあとに義務的に届く手紙や花束。義務的に届くドレスやアクセサリー。
しまいには「ずっと番と一緒にいたい」なんて言葉も聞いてしまって。
よし分かった、もう無理、婚約破棄しよう!
誤解から婚約破棄を申し出て自制していた番を怒らせ、執着溺愛のブーメランを食らうユリアンナの運命は?
全十話。一日2回更新 完結済
コミカライズ化に伴いタイトルを『憂鬱なお茶会〜殿下、お茶会を止めて番探しをされては?え?義務?彼女は自分が殿下の番であることを知らない。溺愛まであと半年〜』から『番の身代わり婚約者を辞めることにしたら、冷酷な龍神王太子の様子がおかしくなりました』に変更しています。
侯爵家の婚約者
やまだごんた
恋愛
侯爵家の嫡男カインは、自分を見向きもしない母に、なんとか認められようと努力を続ける。
7歳の誕生日を王宮で祝ってもらっていたが、自分以外の子供を可愛がる母の姿をみて、魔力を暴走させる。
その場の全員が死を覚悟したその時、1人の少女ジルダがカインの魔力を吸収して救ってくれた。
カインが魔力を暴走させないよう、王はカインとジルダを婚約させ、定期的な魔力吸収を命じる。
家族から冷たくされていたジルダに、カインは母から愛されない自分の寂しさを重ね、よき婚約者になろうと努力する。
だが、母が死に際に枕元にジルダを呼んだのを知り、ジルダもまた自分を裏切ったのだと絶望する。
17歳になった2人は、翌年の結婚を控えていたが、関係は歪なままだった。
そんな中、カインは仕事中に魔獣に攻撃され、死にかけていたところを救ってくれたイレリアという美しい少女と出会い、心を通わせていく。
全86話+番外編の予定
うっかり結婚を承諾したら……。
翠月るるな
恋愛
「結婚しようよ」
なんて軽い言葉で誘われて、承諾することに。
相手は女避けにちょうどいいみたいだし、私は煩わしいことからの解放される。
白い結婚になるなら、思う存分魔導の勉強ができると喜んだものの……。
実際は思った感じではなくて──?
【完結】お察し令嬢は今日も婚約者の心を勝手にお察しする
キムラましゅろう
恋愛
ロッテンフィールド公爵令嬢オフィーリアは幼い頃に祖母に教えられた“察する”という処世術を忠実に守ってきた。
そんなオフィーリアの婚約者はこの国の王太子、エルリック。
オフィーリアはずっと、エルリックの心を慮り察することで彼の婚約者として研鑽してきた。
そんなある日、オフィーリアは王宮の庭園でエルリックと伯爵令嬢バネッサの仲睦まじい姿を目の当たりにしてしまう。
そこでオフィーリアは察したのだった。エルリックが真に妃として望むのはバネッサなのだと。
それを察したオフィーリアはエルリックのために婚約解消を決意するが……?
mixi2異世界恋愛作家部、氷雨そら先生主催の『愛が重いヒーロー企画』参加作品です。
完全ご都合主義。誤字脱字、ごめんあそばせ。
\_(・ω・`)ココ重要!テストデルヨ!
華麗なる表紙は、
作家のあさぎかな先生のコラージュ作品です✨
❤︎.*(ノ ˘͈ 。˘͈)ノᵕᵕ)╮アリガタヤー✨
老伯爵へ嫁ぐことが決まりました。白い結婚ですが。
ルーシャオ
恋愛
グリフィン伯爵家令嬢アルビナは実家の困窮のせいで援助金目当ての結婚に同意させられ、ラポール伯爵へ嫁ぐこととなる。しかし祖父の戦友だったというラポール伯爵とは五十歳も歳が離れ、名目だけの『白い結婚』とはいえ初婚で後妻という微妙な立場に置かれることに。
ぎこちなく暮らす中、アルビナはフィーという女騎士と出会い、友人になったつもりだったが——。
完結 女性に興味が無い侯爵様、私は自由に生きます
ヴァンドール
恋愛
私は絵を描いて暮らせるならそれだけで幸せ!
そんな私に好都合な相手が。
女性に興味が無く仕事一筋で冷徹と噂の侯爵様との縁談が。 ただ面倒くさい従妹という令嬢がもれなく付いてきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる