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㉙武闘会のその後
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武闘会が終わった翌日の朝、全員が宿泊施設のロビーに集合した。
「えー、残念ながら私がお連れした参加者の中から、決勝まで残れた人はいませんでしたが、武闘会に参加をしてくれたことに感謝をします。どうもありがとう」
フウが皆の前で挨拶をした。
「ザード、バコ、ユタカ、本当にありがとう」
3人とも希望が叶わなかったので元気がなかったが、ザードがフウに尋ねた。
「次はいつあるんだ?」
「それはわからないわ。前回あったのは100年以上前だから。戦争が起こればまたあるでしょうけど」
バコが呻くように呟いた。
「それではフウと結婚出来ないな、俺は」
ザードが続いて話した。
「長寿の魔族の俺でもそんなに待てないな。やはりセンフーがあの世に行くまで、カオリンを待つ方がいいのかもしれんな……」
ゴン
「痛い!何するんだ!センフー」
センフーが知らん顔していた。
「ユタカ、あなたに紹介したい人がいるんだけど」
フウが皆の後ろにいた女性を呼び寄せた。
「彼女の名前はケーラ」
ケーラの後ろから両肩に手をかけて右の肩越しから顔を出してフウがユタカの前に押し出した。
「好きになったんだって。ユタカのことが」
「え?」
びっくりするユタカはケーラの顔を見た。
「あれ?うーん……」
思い出せないユタカにケーラが
話しかける。
「昨日はカッコ良かったです」
「え?僕が格好いい?ほんとに?」
「はい。とっても」
ユタカは自分が武闘会に出場したときの姿が格好良かったのだろうと早合点した。
「や、やっぱり、あれですか?スキルを使った時のポーズとかですか?」
女性はユタカの真似をした。
左手中指を眉間に当てて「呪縛!変化!なんてやってましたよね?」
「……」
「私と付き合って下さい。ユタカ」
ユタカはケーラがやった自分の物真似で気がついた。
「お前は昨日の」首吊り女!と続けて言いかけたが言わなかった。
ケーラがユタカに頭を下げた。
「昨日は私を助けてくれてありがとうございました」
「い、いや、もう大丈夫なのか?」
「はい。私、生きることにしました」
「そうか。それは良かったな」
「ユタカと一緒に」
「そうか。それは良か……へ?」
「私、ユタカについて行きます」
そう言うとユタカの腕にしがみついた。
ユタカの腕には、いまだかつて経験したことのない女性の胸の柔らかさが伝わった。
「あ!」
ユタカが鼻血を出して気を失った。
ザードが気絶をしたユタカを見下ろしながら「俺はこんなウブな男に負けたのか……」と呟いた。
「それでは皆さん、そろそろ出発しましょうか」
フウがゴロウに頼んだ。
「ゴロウ、お願い。巾着袋を出してくれる?」
「うん、わかった」
ゴロウが巾着袋を出すと順番に袋の中に入って行った。意外にもザードが気を失ったユタカを背負って袋の中へ入って行った。
最期の順番になったバコがフウに話しかけた。
「フウ、俺は武闘会で勝てなかったけど。でも一生懸命闘ったんだ。フウと付き合いたくて、フウと結婚したくて」
「うん、わかってる」
「お、俺は長生きをして次の武闘会に出てやる。次こそ絶対に勝つから」
「バコ、そんなおじいさんに求婚されてもキモいだけよ」
「そ、そう……だよな」
そう言って巾着袋に入ろうとしたとき、フウが言った。
「私、一度エルフの里に帰ったらまた戻って来るよ」
「え?」
「私、おじいさんのバコも可愛いと思うけど、やっぱり新婚生活は今のバコの方がいいもんね」
「……」
「ありがとう、バコ。私のことをそんなに思ってくれて」
フウがそっと無言のバコにハグをした。
「じゃあ早く中に入ってバコ」
「ああ、わかった」
バコが巾着袋に入ると皆が拍手で迎えてくれた。
袋の外からフウの声が聞こえて来た。
「それでは転移魔法を始めます」
暫くして袋の外からフウの声がした。
「着いたわよ。皆、出て来て」
真っ先にバコが飛び出して行った。後に続いて、適当にゴロウたちも袋の外へ出て行った。
ゴロウが外に出てがっかりした表情になった。フウが謝って来た。
「ごめんねゴロウ。出発と違ってゴロウの家じゃなくて」
到着したのはセンフーの店だった。
「こっちの方がイメージしやすくて」
「別にいいですよ」
センフーが皆に声をかけた。
「どうだい、今から飲み会をやらねえか?」
「お、いいね。やろうやろう」
バコが機嫌良く返事をした。
トウケイが「センコちゃんはどうする?」
「私は帰るわ。センケイもいるし。トウケイちゃんは?」
「帰るに決まっているだろ。センコちゃんのいない飲み会なんてつまらないよ」
「ヨリコはどうするの?」
「私も帰る。サヨリもいるし」
ゴロウがヨリコに謝る。
「ごめんヨリコちゃん。俺ちょっと用事があるからそれが終わったら帰るよ」
「うん。わかった」
トウケイ家族3人とヨリコとサヨリは帰って行った。
フウがバコに声を掛けた。
「バコ。それじゃあ私もエルフの里に戻るから」
「ああ、次また会えるのを楽しみに待っている」
「ええ」
フウの姿が消えた。
バコが今フウがいた場所の匂いを嗅いでいた。
「すーーーはーーー」
ゴロウが「バコさんキモいですよ。」と言ったがゴロウも匂いを嗅いでみた。
「あれ?ほんとだ。いい匂いがする」
「だろう?」
バコが自慢そうに言った。
そこへケーラが解説を入れた。
「多分フェロモンです。それ、フウさんの」
バコが聞き返す。
「フェロモン?」
「エルフの女性は好きな人が出来ると、フェロモンが出て来る場合があるんです。稀にですけど。それがフウさんにも起こっているとなると、本気でバコさんのことが気にいってる証拠ですね」
センフーがバコに声をかける。
「良かったな、バコ。想いが叶って」
「うん」
飲み会が始まって暫くしてゴロウがユタカの前に立った。
「ねえ、ユタカ。ちょっと聞きたい事があるんだ」
ゴロウは一緒にいたケーラに向かって
「悪いんだけどちょっとだけ席を外してもらえないかな。」と声をかけた。
「あ、はい」
ケーラは席を外すとセンフーとカオリンの席へ移って行った。
「君、日本人だろ?」
目を大きく見開いてゴロウを見た。
「やっぱりゴロウさんも?」
「ああ」
「じゃあ、ゴロウさんも持っているんですね?スキルを?」
「うん。持ってる。って言うかもらった」
「そうですか……」
「俺のスキルは大したものじゃないんだ。君のスキルのように攻撃が出来る訳じゃなくてね」
「……僕とゴロウさんにスキルを与えてくれた人物は……」
「恐らく同じだと思う」
「……」
「その人物の名前はあえて言わないけど…そのお方が俺たちにスキルを与えてくれた理由は、人を殺めるためじゃなくて、俺と君が幸せになれるように授けてくれたんだと思う」
「……」
「だからやむを得ない場合は仕方ないけど、できるだけ人を、殺めないでほしいんだ」
「……ええ、わかりました」
「ありがとう。ごめんね、俺、弱いくせに偉そうなこと言って」
「いいえ、ゴロウさんに言ってもらって良かったです。僕もこのスキルを楽しみ始めていたから。歯止めが効かなくなる前に言ってもらえて良かったですよ」
「そう?それなら良かった。ねえ、ユタカはこれからどうするの?」
「僕はこの世界をもっと見て回りたいと思っています。気に入った場所を見つけたら、そこで暮らして行くつもりです。まずはこの王国を出て隣国の帝国へ行こうと思っています」
「そうか。なんだかちょっとだけ君が羨ましいよ」
「何を言っているんですか。あんなに可愛らしい奥さんとお子さんがいるのに」
「あはは、そうだよね。あ、ごめん。俺も、そろそろ帰るよ」
そう言ってセンフーたちに挨拶をしてゴロウは帰って行った。
ゴロウが帰ったのを見て、ケーラが席に戻って来た。
「なんの話だったの?」
「うん。簡単に人を訳もなく殺さないでよって言う感じの話かな」
「そう」
「ところで君はどうして昨日死のうとしていたんだ?」
「つまらなくて。生きて行くのが。エルフ族はただでさえ長寿なのに、このつまらない生活がまだまだこの先も続くのかと思ったらもうたまらなくなるほど嫌になって。そんなこと考えながら森のなかを歩いていたら、木の枝にロープがぶらさがってて……気づいたら無意識のうちに首を吊っていたの」
「なんかその気持わかる気がする」
「ほんと?」
「ああ、僕も毎日毎日、単調な日々を送っていたからね」
「ねえ、ユタカはどこに住んでるの?」
「僕は今、ミナト屋っていう宿に泊まっている」
「へえ、ホームレスかあ」
ユタカが少し笑った。
「そうだな。僕はホームレスだ」
「これからどうするの?ずっと宿屋暮らしをするの?」
「王国を出て世界中を回って旅をしようと思っている」
「お金はどうするの?」
「お金がなくなったら運送業でもするよ」
「運送業?」
「ああ。運び屋。ゴロウさんが面白い使い方をしていたからね」
ユタカが何かをテーブルの上に置いた。
ケーラが尋ねた。
「これってゴロウさんが持っていたのと同じなの?」
「ああ。でもちょっとだけ違うけどね」
テーブルの上には巾着袋が置いてあった……
「えー、残念ながら私がお連れした参加者の中から、決勝まで残れた人はいませんでしたが、武闘会に参加をしてくれたことに感謝をします。どうもありがとう」
フウが皆の前で挨拶をした。
「ザード、バコ、ユタカ、本当にありがとう」
3人とも希望が叶わなかったので元気がなかったが、ザードがフウに尋ねた。
「次はいつあるんだ?」
「それはわからないわ。前回あったのは100年以上前だから。戦争が起こればまたあるでしょうけど」
バコが呻くように呟いた。
「それではフウと結婚出来ないな、俺は」
ザードが続いて話した。
「長寿の魔族の俺でもそんなに待てないな。やはりセンフーがあの世に行くまで、カオリンを待つ方がいいのかもしれんな……」
ゴン
「痛い!何するんだ!センフー」
センフーが知らん顔していた。
「ユタカ、あなたに紹介したい人がいるんだけど」
フウが皆の後ろにいた女性を呼び寄せた。
「彼女の名前はケーラ」
ケーラの後ろから両肩に手をかけて右の肩越しから顔を出してフウがユタカの前に押し出した。
「好きになったんだって。ユタカのことが」
「え?」
びっくりするユタカはケーラの顔を見た。
「あれ?うーん……」
思い出せないユタカにケーラが
話しかける。
「昨日はカッコ良かったです」
「え?僕が格好いい?ほんとに?」
「はい。とっても」
ユタカは自分が武闘会に出場したときの姿が格好良かったのだろうと早合点した。
「や、やっぱり、あれですか?スキルを使った時のポーズとかですか?」
女性はユタカの真似をした。
左手中指を眉間に当てて「呪縛!変化!なんてやってましたよね?」
「……」
「私と付き合って下さい。ユタカ」
ユタカはケーラがやった自分の物真似で気がついた。
「お前は昨日の」首吊り女!と続けて言いかけたが言わなかった。
ケーラがユタカに頭を下げた。
「昨日は私を助けてくれてありがとうございました」
「い、いや、もう大丈夫なのか?」
「はい。私、生きることにしました」
「そうか。それは良かったな」
「ユタカと一緒に」
「そうか。それは良か……へ?」
「私、ユタカについて行きます」
そう言うとユタカの腕にしがみついた。
ユタカの腕には、いまだかつて経験したことのない女性の胸の柔らかさが伝わった。
「あ!」
ユタカが鼻血を出して気を失った。
ザードが気絶をしたユタカを見下ろしながら「俺はこんなウブな男に負けたのか……」と呟いた。
「それでは皆さん、そろそろ出発しましょうか」
フウがゴロウに頼んだ。
「ゴロウ、お願い。巾着袋を出してくれる?」
「うん、わかった」
ゴロウが巾着袋を出すと順番に袋の中に入って行った。意外にもザードが気を失ったユタカを背負って袋の中へ入って行った。
最期の順番になったバコがフウに話しかけた。
「フウ、俺は武闘会で勝てなかったけど。でも一生懸命闘ったんだ。フウと付き合いたくて、フウと結婚したくて」
「うん、わかってる」
「お、俺は長生きをして次の武闘会に出てやる。次こそ絶対に勝つから」
「バコ、そんなおじいさんに求婚されてもキモいだけよ」
「そ、そう……だよな」
そう言って巾着袋に入ろうとしたとき、フウが言った。
「私、一度エルフの里に帰ったらまた戻って来るよ」
「え?」
「私、おじいさんのバコも可愛いと思うけど、やっぱり新婚生活は今のバコの方がいいもんね」
「……」
「ありがとう、バコ。私のことをそんなに思ってくれて」
フウがそっと無言のバコにハグをした。
「じゃあ早く中に入ってバコ」
「ああ、わかった」
バコが巾着袋に入ると皆が拍手で迎えてくれた。
袋の外からフウの声が聞こえて来た。
「それでは転移魔法を始めます」
暫くして袋の外からフウの声がした。
「着いたわよ。皆、出て来て」
真っ先にバコが飛び出して行った。後に続いて、適当にゴロウたちも袋の外へ出て行った。
ゴロウが外に出てがっかりした表情になった。フウが謝って来た。
「ごめんねゴロウ。出発と違ってゴロウの家じゃなくて」
到着したのはセンフーの店だった。
「こっちの方がイメージしやすくて」
「別にいいですよ」
センフーが皆に声をかけた。
「どうだい、今から飲み会をやらねえか?」
「お、いいね。やろうやろう」
バコが機嫌良く返事をした。
トウケイが「センコちゃんはどうする?」
「私は帰るわ。センケイもいるし。トウケイちゃんは?」
「帰るに決まっているだろ。センコちゃんのいない飲み会なんてつまらないよ」
「ヨリコはどうするの?」
「私も帰る。サヨリもいるし」
ゴロウがヨリコに謝る。
「ごめんヨリコちゃん。俺ちょっと用事があるからそれが終わったら帰るよ」
「うん。わかった」
トウケイ家族3人とヨリコとサヨリは帰って行った。
フウがバコに声を掛けた。
「バコ。それじゃあ私もエルフの里に戻るから」
「ああ、次また会えるのを楽しみに待っている」
「ええ」
フウの姿が消えた。
バコが今フウがいた場所の匂いを嗅いでいた。
「すーーーはーーー」
ゴロウが「バコさんキモいですよ。」と言ったがゴロウも匂いを嗅いでみた。
「あれ?ほんとだ。いい匂いがする」
「だろう?」
バコが自慢そうに言った。
そこへケーラが解説を入れた。
「多分フェロモンです。それ、フウさんの」
バコが聞き返す。
「フェロモン?」
「エルフの女性は好きな人が出来ると、フェロモンが出て来る場合があるんです。稀にですけど。それがフウさんにも起こっているとなると、本気でバコさんのことが気にいってる証拠ですね」
センフーがバコに声をかける。
「良かったな、バコ。想いが叶って」
「うん」
飲み会が始まって暫くしてゴロウがユタカの前に立った。
「ねえ、ユタカ。ちょっと聞きたい事があるんだ」
ゴロウは一緒にいたケーラに向かって
「悪いんだけどちょっとだけ席を外してもらえないかな。」と声をかけた。
「あ、はい」
ケーラは席を外すとセンフーとカオリンの席へ移って行った。
「君、日本人だろ?」
目を大きく見開いてゴロウを見た。
「やっぱりゴロウさんも?」
「ああ」
「じゃあ、ゴロウさんも持っているんですね?スキルを?」
「うん。持ってる。って言うかもらった」
「そうですか……」
「俺のスキルは大したものじゃないんだ。君のスキルのように攻撃が出来る訳じゃなくてね」
「……僕とゴロウさんにスキルを与えてくれた人物は……」
「恐らく同じだと思う」
「……」
「その人物の名前はあえて言わないけど…そのお方が俺たちにスキルを与えてくれた理由は、人を殺めるためじゃなくて、俺と君が幸せになれるように授けてくれたんだと思う」
「……」
「だからやむを得ない場合は仕方ないけど、できるだけ人を、殺めないでほしいんだ」
「……ええ、わかりました」
「ありがとう。ごめんね、俺、弱いくせに偉そうなこと言って」
「いいえ、ゴロウさんに言ってもらって良かったです。僕もこのスキルを楽しみ始めていたから。歯止めが効かなくなる前に言ってもらえて良かったですよ」
「そう?それなら良かった。ねえ、ユタカはこれからどうするの?」
「僕はこの世界をもっと見て回りたいと思っています。気に入った場所を見つけたら、そこで暮らして行くつもりです。まずはこの王国を出て隣国の帝国へ行こうと思っています」
「そうか。なんだかちょっとだけ君が羨ましいよ」
「何を言っているんですか。あんなに可愛らしい奥さんとお子さんがいるのに」
「あはは、そうだよね。あ、ごめん。俺も、そろそろ帰るよ」
そう言ってセンフーたちに挨拶をしてゴロウは帰って行った。
ゴロウが帰ったのを見て、ケーラが席に戻って来た。
「なんの話だったの?」
「うん。簡単に人を訳もなく殺さないでよって言う感じの話かな」
「そう」
「ところで君はどうして昨日死のうとしていたんだ?」
「つまらなくて。生きて行くのが。エルフ族はただでさえ長寿なのに、このつまらない生活がまだまだこの先も続くのかと思ったらもうたまらなくなるほど嫌になって。そんなこと考えながら森のなかを歩いていたら、木の枝にロープがぶらさがってて……気づいたら無意識のうちに首を吊っていたの」
「なんかその気持わかる気がする」
「ほんと?」
「ああ、僕も毎日毎日、単調な日々を送っていたからね」
「ねえ、ユタカはどこに住んでるの?」
「僕は今、ミナト屋っていう宿に泊まっている」
「へえ、ホームレスかあ」
ユタカが少し笑った。
「そうだな。僕はホームレスだ」
「これからどうするの?ずっと宿屋暮らしをするの?」
「王国を出て世界中を回って旅をしようと思っている」
「お金はどうするの?」
「お金がなくなったら運送業でもするよ」
「運送業?」
「ああ。運び屋。ゴロウさんが面白い使い方をしていたからね」
ユタカが何かをテーブルの上に置いた。
ケーラが尋ねた。
「これってゴロウさんが持っていたのと同じなの?」
「ああ。でもちょっとだけ違うけどね」
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