伝説のレジェンドサーガ

フセ オオゾラ

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第4話

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 なかなかに大変だった、引っ越し初日から数日後、ガイは再び職員室を訪れていた。

 引っ越しも中々に大変だと思っていた、あの後、ガイのルームシェア生活は中々に乱れていた。

「おい、共同スペースを占拠すんな!」
「むぅ~……? 好きにすればいい」
 
 テレビ前のソファーにぐでーっと横になっていたサトミを注意するリン。そのあとサトミが私は好きにするから好きにすればいい、ということを言葉少なに伝えた結果、苛立ったリンとサトミが一触即発状態になり、ガイが慌てて仲裁したり……

「なんだよこの惨状は……!」
「その、料理に挑戦しようとしてまして……」

 アカリが動画を頼りに料理をしようとして、こぼしたサラダ油でベタついてしまったキッチン、焦げついて使用不能状態の鍋やフライパンなどの調理器具を一時間程かけてリンとガイで掃除(アカリに手伝わせると被害が拡大した)したり……

「トイレの蓋があがりっぱなしだったんだが!?」

 と、ガイの私生活のだらしなさを指摘されたりと、色々と、個々人の微妙な生活態度の差が、数日の共同生活で浮き彫りになり、衝突していた。

 振り返ると、大体リンが悲鳴をあげていた気がする。大雑把で細かいことを気にしないサトミと、明らかに家事の類に慣れていないアカリが、意外としっかりと身の回りのことができるリンと相性が悪いらしく、ここ数日、リンの機嫌は急下降中だ。
 ガイも問題が起こる度に仲裁に入ってみたり、共有スペースが荒れると喧嘩になるからと、あらかじめ片付けしようと、人の荷物まで整理してみたり、私物に触るな、と怒られたりもした。
 そんなこともあり、割とギクシャクした私生活になり、疲弊してきていたので、再びチームを見直してくれないかをクラスの担任である本道先生に相談しにきていたのだが……

「ふぅむ……やはり難しいですか?」

 相談相手の本道先生は難色を示していた。

「はい……チームとしてやっていけないんじゃないかと思いまして」
「言いたいことはわかります」

 本道先生は、ガイの言葉に同意を示しつつ、少し考えてからこういった。

「ですが…このチーム制はね、ダンジョンで起こるであろう問題……つまり人間関係をあらかじめ経験させることにあるんです」
「……!」
「ダンジョン内では、何が起ころうと助けられるとは限りませんから」

 その通りだ、とガイは思った。それでもまだ何か議論の余地があるのではないかと、あたふたと思いついたことを口にする。

「いや、それでも、男女の問題とか……」
「それもね、込みでのチーム制です」
「えっ!?」
「ルームシェアくらいで問題を起こすような者たちは、ダンジョンでも問題を起こします」

 その声は平坦で、しかしナイフのような鋭さを、ガイに感じさせた。

「チーム制での授業は、そういった者たちを見出す篩でもあり、実際に問題に遭遇した際に、どう立ち回るのかを鍛える訓練の場でもあるんです」
「そんな、実際に問題が起こったら……」
「起こったら、などと。ダンジョン内では、そんな悠長なことを言っている間に、死ぬでしょうね」

 死……つい先日まで、遠い現実のような気がしていたが、ダンジョンというものを仮にも経験した今、本道先生の言葉は、ガイの胸の内に重く残った。

「そうならないために、常日ごろから立ち回りを考えなさい、という意図があります」
「た、立ち回りですか」

 ガイは少し身じろぎして、本道先生の言葉に耳を傾ける。

「君がこうして私のところに相談に来るのもまた、立ち回りの一つ。あまり力になれていませんが」
「いえ、そんなことはない……です」
「正直でよろしい」

 いややっぱ役には立ってないかも、と思ったせいで言い淀んだガイの表情などを正確に読み取り、本道先生は頷く。

「まぁ、せっかく相談されたのですから。少しは教師らしいこともしましょう……君は彼女らとチームであるために、どんな努力をしましたか? どんな立ち回りをしましたか?」
「う……それは……」
「今は難しいかもしれませんが、君は自分が思うチームとしての在り方について、話すことはできましたか?」

 先日のやり取りを思い出しても、自分がこうしたいだとか、あまり言えていない気がする。というより、チームとしてどうありたいか、など考えたこともなかった。

(チームの在り方ってなんだ……? でも、何か考えないと、改善しようがない……?)

 今のチームが、将来どうなるのだろうか、と漠然と思い浮かべてみた。

『狼は社会性動物』

 妄想の中で、紐を持ったサトミが言った。紐は、ガイの首に着けられた首輪に繋がっている。

『マジ使えねぇ。お使いもできないのか?』

 やっぱり紐を持ったリンが、苛立ちを隠さず腕組している。紐は当然のように自分の首輪に繋がっていた。

『ふふ、よくお似合いですよ』

 おっとりと頬に片手を当て、しかし、何か一物抱えているような笑顔を浮かべるアカリが、やはり自分に繋がった紐を空いた手に持ちながらそう言っていた。
 とまぁ、そんな感じで貧相な彼の想像力は、3人の女王(?)に跪く、首輪と紐が付いた犬(自分)の姿を描いた。

(いや、そんなことならないよね? 現実としておかしいよね? チームじゃないじゃん。なんか自分の扱いが使用人よりランクダウンしてる!)

 と思ったが、チームとして上手くいっている状態はどうにも想像ができなかった。今のままだと、漠然と彼女らとチームでいるのは難しいかも、という感覚しかない。そのことに焦りを覚える。
 本道先生はガイのそんな様子を見抜き、言葉を重ねる。
 
「できていなさそうですね。では、まだ打てる手があるのかもしれません」

 本道先生の言葉に、妄想にふけっていたガイの思考は現実に戻ってきた。

「はい……」
「それらの結果次第で決めてもいいでしょう。月並みですが、コミュニケーションは大事ですよ」
「そう、ですかね」

 漠然としすぎる。コミュニケーションが大事、というのはよく聞くし、もっとマシな助言か、チーム移動の許可とかが欲しい、と内心でガイは思った。
 本道先生はそれも見透かしているのか、疲労で濁った眼でガイから目を逸らすことなく、話を続けた。

「ええ。ここでのコミュニケーションとは、雑談を交わすということではなく、自分の意見を尊重しつつ、相手と自分が納得する妥協点を探る、という作業のことです。一生付きまとう問題です」

 一生付きまとう、という部分にやけに実感がこもった言葉のように感じるガイであった。
 そして、昨日のアカリとのやり取りを思い出す。彼女の要望に対して、嫌です、と断わりはしたが、もっと他に言い方がなかったか、とか、彼女からの要望をもっと聞くべきだったろうか、とかまったく気にならない訳ではない。
 それに、嫌だとは言ったが、じゃあチームとしてこうしたい、という話題は、当然のように切り出さなかった。自分の中に無いのだから、話題に出しようがない。
 今、自分の中には「円滑なコミュニケーション」とは何なのか、想像もついていない状態だった。

「大変じゃないですか……」
「当然です。ですが、ダンジョンで、生死を賭けてぶっつけ本番するより、きっと楽ですよ」
「それは、そうかもしれませんけど」

 失敗したら死ぬ、という状況と学園の中では比べるまでもないが、本道先生に先ほど言われたように、そういったことを安全に経験させる、ということなのであれば、納得がいくような気がした。

「当然、何らかの理由でチームが解散した、というよりも今あるチームで実績を積めていた方が、成績にもいい影響がありますし、成績は当然、就職先に影響します」

 ガイにとって、聞き捨てならない言葉だった。就職先……! やはり、安定した生活を目指すなら、いい就職先に越したことはない。そうガイは思った。

「なるほど……! わかりました、頑張ってみます!」
「ええ。頑張ってください。私も君のチームの男女比が偏っているのはわかっているし、難しいと感じたら、また相談に来るといいでしょう」
「はい……失礼します!」

 ガイは少しの光明を得て、頭を下げる。

(まずはコミュニケーション……! どんなチームにしたいか、意見を言えるようになろう!)

 来た時よりも少しだけ気楽になれたガイは、職員室を後にした。
 
「ふぅ……」

 ガイの退出後、本道先生は大きなため息を一つ吐く。

「青少年を言いくるめるのは、あまり慣れたくありませんね。さて、次に来た時、どう答えるか……」

 本道先生は目の間を揉みつつ、頭の痛い問題を先送りにするかのように、中断していた事務作業を再開した。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 その日の授業は、出席を取ったあと、早々に荷物を持って、制服のまま学園外に移動になった。
 目的地は富士山の麓。日本唯一のダンジョンである。


 富士ダンジョン。そう呼ばれる、世界でも有数のダンジョンは、昭和60年代頃に発生・・したと言われている。

 当初は、新種の生物が存在するかもしれない洞窟がある、程度の認識であった。その認識を覆したのは、たった一匹の魔物である。
 現れた猪の魔物は巨大で、魔力障壁の存在により銃弾を完全に弾き、その突進で家屋を破壊するなど、暴れまわった。事態収束のために警察、自衛隊が動員され、最終的には自衛隊二個小隊が出動するほどの事態となったが、猪を討伐することはできなかった。
 兵器の使用が議論されるまでになり、現場が停滞してしまった時、現れた一人の異世界人──後の「賢者」と呼ばれる人物が、魔法を使い仕留めたことで、事件は終息。
 この一件で、魔物の脅威と、ダンジョン、そして異世界と魔法など、世界を驚かすものが多数現れた。異世界からきた「賢者」はダンジョンについて警鐘を鳴らし、日本はダンジョンの管理を試み始める。

 管理はすぐには上手くいかず、ダンジョン災害まで発生してしまった年、日本は冒険者を増やし、ダンジョンを管理を強化する方針を打ち立てた。
 その年、年号は「平政」に改められた。2022年──平政34年現在、ダンジョンは自衛隊によって管理されており、国家資格ライセンスを持つ者が入ることができる。


 学生たちが富士ダンジョン最寄り駅まで到着すると、自衛隊の一団が存在していた。駅構内で生徒たちは整列し、自衛隊の一団に合流する。

「こちらが仮ライセンスになります」

 ライセンスはあるが、試験や実習は実際のダンジョンで行われることも多い。そのため、迷彩服に身を包んだ自衛隊員が、実習参加者に一時的にダンジョン侵入を許可する仮ライセンスを発行し、手渡ししていた。

「仮ライセンスは今回実習のみ有効となるもので、ダンジョン実習終了後、回収いたします」

 次にスーツのような制服に身を包み、ダンジョン科の徽章を付けた女性が、ライセンスを受け取った生徒たちに声をかけていた。

「また、こちらの隊員が皆さんの監督官になります。ダンジョン内では皆さんの後をついて移動し、特に助言等は行いません」

 整列している迷彩服の隊員たちが、生徒たちに向かって一斉に敬礼した。制服を着たガイを含む冒険者学園の生徒たちは、敬礼こそしなかったが、ぴしりと背筋を伸ばし、チームごとに整列して話を聞いている。

「しかし、ダンジョン内ではどのような事態が起こるか予想できません。皆さんの身に危険が及ぶと監督官が判断した場合は、速やかに実習の終了を宣言し、ダンジョンからの脱出を図ることになります」

 スーツのような制服の隊員は、生徒を見回しつつ、続ける。

「その際、皆さんは監督官の指揮下に入り、必ず隊員の指示を仰いでください。以上、人命最優先で実習にあたってください」

 話を終えたダンジョン徽章をつけた女性が、敬礼をした後きびきびとした歩きでさがる。代わりに本道先生がプリントを持って生徒たちの前に出てきた。

「えー、ではチームごとに学園が用意した課題をこれから配ります。チーム代表者は私のところへ」
「……」

 ガイはチームメンバーから無言の視線を感じ、先生の近くに並んでいたこともあって、前にでて先生からプリントを受け取る。
 プリントには、「クエスト」と呼ばれる、実際の冒険者がこなす依頼内容が記載されていた。

「今回の課題……納品クエストみたいだ」

 サトミ、リン、アカリがプリントを持つガイの元に集まってくる。

「ダンジョン内植生調査……指定地点の植物納品?」

 紙に書いてある納品対象をサトミが読み上げた。

「結構あるな……」

 とリンがぼやき、アカリは内容を読み上げた。

「2階層A~D地区にある指定の植物を、3種類ずつ納品。その際の植生に関するレポートも同様に納品すること」

 学生不人気クエスト第二位のクエストだ。面倒だが、冒険者の基礎が詰まったクエストともいえる。ちなみに第一位は地形詳細調査。地図作製である。

 一瞬、前回の実習を中止に追いやったボスのことを思い出す……が、該当の箇所は数十キロは離れている。気にしすぎか、とガイは思い直した。

 皆が確認できるよう、クエストの紙を適当な石の上に置く。飛ばされないように小石を重りにしたあと、制服のベルト左腰に着けられた、ポーチの蓋をぱちりと開けて、そこから地図を取り出す。
 大型のスマホが余裕を持って取り出せるくらいのサイズしかなかった口から、A4サイズを超える地図がでてくる。このポーチは、「アイテムポーチ」と呼ばれるダンジョンの技術で作られたポーチで、見た目は小さいポーチだが、40ℓ程の容量がある。冒険者の必需品といえるアイテムだった。

「どこどこ?」
「えっと……」

 ガイの地図を覗き込もうとしたサトミに、いつもの癖で答えようとしたところで、ガイは本道先生の言葉を思い出していた。

『君は彼女らとチームであるために、どんな努力をしましたか?』

 そして、今日までのチーム内でのやり取りも思い出す……今のままだと、チームとしてはダメだろう。ガイは良いチームとして何ができるか、その努力をしてみることにした。

「ダメだよ、サトミ。自分でも確認しないと」
「えー……」
「そうだ、みんなにその……提案があるんだけど、いいかな?」
「ん? なんだよ」
「何でしょう?」

 声をかけた2人も、自分のポーチから地図を取り出して、クエストで向かう先を確認中だった。アカリは地図を横に持っているような気がしたが、いったん気にせず話を続ける。

「その、ダンジョン内ではなるべく「自分のことは自分でやる」を方針にしたいなって」
「えー……!」

 ぶーたれるサトミの反応は予想が出来ていた。サトミは付き合いが長いせいで、ガイが割と何でも手伝って貰えると思っている節がある。荷物の用意からキャンプ地の設営まで、あるいは歩くのが面倒になったら背負わせるとか、何かしら手伝わせたかったのかもしれない。が、ダンジョン内では手が空いているとも限らないので無視した。

「ふーん……いいんじゃね。あたしら、連携取ろうにもちゃんと打ち合わせできてねーし」
「わ、私も……いいと思いますよ」

 ちょっとアカリだけ歯切れが悪い答えだったが、ガイは概ね賛同が得られたことに満足した。

(先生、さっそく助言が役立ってます……! コミュニケーションって大事ですね……!)

 と、ひっそり感動していると、リンが声をあげた。

「あ、リーダーはどうする? あたしは大上を推しとく」
「えっ!?」

 予想だにしない提案にガイは驚く。当然面倒そうなリーダーなど、ガイとしては遠慮願いたいものだったが、

「指示とか無理。ガイでいい」
「はぁっ!?」

 とサトミの賛同の声まで上がってしまう。

「問題ないかと」
「ちょっ!?」

 その流れを読んだのか、アカリまであっさりと賛同してしまった。そして、

『じゃあ、満場一致で』
「はい……」

 断る暇もなく多数決となってしまい、ガイは了承するしかなかった。

(こ、コミュニケーション……!)

 それを取る暇すら与えられないような場合は、いったいどうすればいいんだと悲しみを覚えるガイであった。

「じゃあ、大上はあたしと日野をちゃんと名前かあだ名で呼べよ」
「えっ……」
「とっさの時に一々苗字とかだ面倒だろ。あたしも2人を名前で呼ぶ」

 気恥ずかしい感じがして断ろうかとも思ったガイであったが、理由を聞いて思い直す。

「それもそうか……改めてよろしく、リン、アカリ」
「おう、頼むわ。ガイ」
「そういうことでしたら、私も2人を名前でお呼びしますね」

 そのやり取りを横で聞いていたサトミは、一人不服そうだった。

「むぅ……じゃあ、私はガーくんって呼ぶ」
「なんでだよ。長くなってんじゃん。いつものでいいじゃん」
「無理。ガーくんって呼ぶ」
「はぁ?」

 よくわからないが、これはサトミが拗ねた時の反応だ、と察するガイ。しかし、彼には何故彼女が拗ねるに至ったのか、わからなかった。特に、いつも一緒のサトミが突然拗ねるのはよくわからない。コミュニケーションの難しさを感じていると、声をかけられたのでこの件は追及するのはやめた。

「おい。いちゃついてんなよ」
「いや、いちゃついてはないけど……」
「しっかりしてくださいね? リーダー」
「それ、からかってるだけでしょ?」

 ガイはクエストの紙を自分のポーチにしまい、3人に移動を促した。
 ダンジョン入り口前まで移動しながら、役割について話し合う。

「殿は俺で。戦闘はアカリにお願いしたい。二番手がサトミ、そのすぐ後ろをリンで。サトミは魔法中心だから、彼女を守れる前衛で挟む形の隊列にしたい」
「ガイの近くがよかった……」
「教科書通りって感じだな」
「基礎は大事ですよ? いいと思います」

 歩きつつ、3人はガイの提案通りの隊列に並びを変える。

「声は聞こえる!?」
「はい、大丈夫ですよ!」

 先頭を行くアカリに少し大きな声で話かけると、同じように声を張ったアカリの返事が聞こえる。

「OK! ついでに短距離通信デバイスをチェックしようか」

 ガイはポケットから、デバイスを取り出す。効き耳に着けるタイプの通信用デバイスだ。ダンジョン内では電波が通じないため、魔力を用いて通話するデバイスがないと連絡が取れない。最大通信距離は500m~1000mくらいで、周辺の魔力状況ではもっと短くなったりもする。

『全員、聞こえてる? 聞こえたら右手あげて』

 列の後ろから、全員がデバイスを付けるのを確認した後、ガイはわざと声量を落として声をかけると、全員右手をあげた。デバイスの感度は問題内容だ。
 声量を普通の会話程度に戻しつつ、ガイは次の議題を口にした。

『隊列をはぐれた時の行動を決めよう』
『合流場所、決めとく』
『だな。近くに利用できそうな駐屯所ってあったか?』
『確か、駐屯所はありますね。案外そういったことに気を配ってクエスト設定されているんでしょうか』

 肉声とデバイス越しの声が、ほとんどラグなしで聞こえてくる。駐屯所とは、ダンジョン内で活動する冒険者のために用意されたキャンプのことで、有志の冒険者や自衛隊が定期的に魔物狩りや、哨戒を行っている。そのため危険なダンジョン内でも随分と安全であり、休憩や補給することができる。

 その後も簡単な打ち合わせを行っていると、自衛隊が管理する、富士ダンジョンの入口が見えてきた。
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