〜筋肉令嬢〜 女に生まれたから鍛えるな???笑止千万!!!!!!!理不尽はすべて私の筋肉で粉砕する!!!!!

日比谷ナオキ

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第八話 奥義、アルティメットフォーム

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「アルティメットフォーム!!」

「くぅっ!」

輝かしい光と共に、変態仮面の姿が見えなくなっていく!これは一体どういう事だ!まるで姿が見えないぞ!これから変身でもするのかと思ったが、実際は違った!

「はっはっはっは!!これぞ究極形態!R15の壁だ!恐れおののいたか!」

「くうっ!?あんたこの光の向こう側でどんな姿してんのよ!」

「それを言ったらR18になっちまうだろうがァァァァァ!!!!!!!!!!」

「くっ!なんて卑怯なやつ…!R15の壁を利用して私を追い詰めようなんて…!」

「この眩しさゆえに貴様は私を直視できない。覚悟しろぉぉぉォ!!!筋肉魔法!変態ビイィィーーーム!!!」

そして、変態パンティー仮面の股間あたりから発射される白い光のビーム。もはや何をどうしたらそんな筋肉の使い方になるのか謎だが、筋肉魔法である。

「いやあああああああああ!あんなものに触れたら私の人生終わっちゃうううっ!」

あんなものに追いかけられ、絶体絶命のソフィ。しかし、そんなピンチの彼女に助け舟を出すかのように、過去の特訓の日々の記憶がよみがえってくる。

『良い?変態仮面は多分、股間から変なものを出してくるわ。変態仮面と戦うなら、この魔法を使うのを忘れないで?』

『どうして、そんなことがわかるんです?』

『ああいうタイプの敵と、何回も戦ったことあるからよ』

『へぇー…』

…こんなのが何体もいてたまるか。

「……そうだ、あの魔法なら!」

くるりと、ソフィはその場に留まり、ビームの方をむく。エネルギーを集め、腕をX字に交差させる。そして、腕の中の筋肉という筋肉をハサミのように拡散させる。

「筋肉魔法…枝切り鋏!!!!!」


────バッチィィィィン!


「………」


「………」


「………」


「……ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんのぉぉおおおおおおおおおおおおおおうごおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」


というわけで、大きなイチモツをぶった斬られた変態パンティー仮面は、その凄まじい苦痛からその場に倒れる。R15の光も変態パンティー仮面が倒れるのと同時に姿を消し、股間を抑えて死にそうになっている変態パンティー仮面だけがそこに残った。

「ォ、オレ…負けたのか……」

「…ええ、貴方の負けよ」

「くそっ……よく考えたら…ここって鍛えられねえもんな……」

「鍛えても強くならないもんね……」

というワケで、パンティー仮面はついに撃沈。四天王をあと一人まで追い詰めたという事になる。果たして、残る1人とはどんな男なのか。今までの四天王のように勝つことが出来るのか。ソフィの戦いは、いよいよ最終局面に向かう!
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