17 / 240
9
9-5
しおりを挟む
父親はその様子に気付き、正嘉の傍へと近寄った。
「どうした、正嘉? 何を見ている? 」
「あれが……」
「『あれ』? 」
その視線の先を追い、父親も奏の姿を確認した。
奏は、門の前でずぶ濡れのまま、立ち尽くした状態でそこに居た。
「チッ! 帰れと言ったのに、あのオメガ――」
忌々しそうに呟くと、父親は宮内に命じた。
「あいつを、今すぐ門の前から追い払え」
「は、はいっ! 」
しかし、直ぐに飛び出して行こうとする宮内に、義母がストップを掛ける。
「お待ちなさい、宮内」
「え? 」
「それに、ねぇ――あなたも。私の言う事を聞いて下さいな」
彼女はそう言うと、ニッコリと笑いながら、夫の肩へと手を置いた。
「あの青年は、以前もここを訪れた――――例の、結城の子息でしょう? ここで追い払っても、またしつこく来るのではないかしら? 」
「ううむ……」
奏が、何度もここへ手紙を投函しに来ている事は、既に周知の事実だ。
全て、正嘉の元へ渡る前にその手紙は握り潰しているが、いつか監視の目をすり抜けてしまう可能性はある。
正嘉は、アルファだ。
そして、奏はオメガである。
万が一、発情した状態のオメガに出会ってしまったら――――不本意な事故が起こるかもしれない。
全ては、フェロモンを垂れ流して誘惑してくる向こうが悪いのに、衝動を制御できずに襲ってしまったこちらが悪いとされて、刑事事件にまでなった例も後が絶たない。
民事にしても、多額の損害賠償を請求される場合も多く、決して気は抜けない。
そんな事にでもなったら、一大事だ。
家名に傷がつくような事は、断じて御免である。
「――では、あの小僧を――どうしたらいいと、お前は考えるんだ? 」
夫の問い掛けに、彼女は含み笑いをしながら、正嘉を見遣った。
「正嘉さん」
「――」
「正嘉さん! 」
「っ! 」
「何をぼうっとしているのです? あの青年はオメガですよ。お分かりですね? 」
「ああ。あいつ、何年か前にここに来たあいつだろう? ええと……確か、奏っていう名前だよな? 」
「あらあら」
ホホホと笑うと、彼女は再び口を開いた。
「――――でも、分かっていますね? 」
「何がだよ」
「正嘉さん、あなたは、この家の跡取りです。オメガの男など醜悪な色情狂のバケモノだと、勿論理解している筈――――そうですわよね、あなた? 」
くるりと首だけ向けて、そう夫へ同意を求める。
妻の念押しに近い問い掛けに、夫は不思議に思いながらも力強く頷いた。
「ああ! 当たり前だ」
「――――では、あの青年を、ここの窓辺へ呼びましょうよ」
彼女は愉快そうに言うと、窓辺へ寄って、ガラス戸をコンコンと叩いた。
その意を汲み取り、宮内は素早く門を開けるよう指示を出す。
「お前――? 」
訝し気に見下ろす夫に、彼女は残酷な提案をした。
「ここで、ハッキリと言うのです。正嘉さん御本人がキッパリと拒絶したら、さすがにあのオメガも、二度と正嘉さんにイタズラをしようとは思わないでしょう? 」
「ふむ……」
「オメガの男体など不快な欠陥品。迷惑だから今後一切関わるなと、正嘉さんがこの場で直接言い渡せばいいのですわ――――あの青年は、家には入れないでこのまま庭から周らせましょう」
……魂の番を目の前にして、それを拒絶する――――。
それは、生皮を剥がされる程の苦痛だ。
だが、青柳の跡取りとして成長した正嘉は、それを受け入れるしか道はない。
それしか、彼には許されていない。
唯一無二の番である相手を前にしても、それを断固拒否しなければ、青柳の跡取りとしての正嘉のアイデンティティーは崩壊する。
(オレは――)
インターフォンで、奏は何か言われたらしい。
門が開き、奏はずぶ濡れのまま、庭へと入ってきた。
そのまま、まっしぐらに、正嘉の居る部屋の窓辺へと歩いてくる。
激しくなってきた雨に打たれながら、それでも、奏は花がこぼれたように笑った。
『正嘉さま――逢いたかった……』
「……」
ガラス越しの声に、正嘉は打たれたように立ち竦んだ。
長く雨に当たっていたのか、奏の顔色は悪い。
しかし奏は、内側から湧き上がってくる喜びで胸が一杯になっていて、もはや寒さは感じていなかった。
――――だって、ようやく正嘉に逢えたのだから!
正嘉を目の当たりにした事により、奏の身体に変化が起きる。
それは、発情によるオメガフェロモンの放出だった。
――――平凡で特徴の無い筈の奏が、最上級のオンナへと変貌する。
瞳は潤み、声は甘く、肌は光り輝く。抱いてくれと誘う妖婦のように変化する。
または、初夜に恥じらう乙女のように……。
奏にとっては苦痛を伴う発情が、この時ばかりは、甘美なものと変わった。
(ああ、きっと……正嘉さまがいるからだ)
運命を前にしているから、身体が幸せになる準備をしているのか?
『嬉しい、です――僕はずっと、あなたにお逢いしたかった』
「……」
『5年前は――ゴメンなさい。僕、変な事ばかり言って……でも、これからたくさんお話しましょうね。ああ、正嘉さまは随分と背が伸びて――大人におなりですね。僕は……』
「……け」
『はい? 』
「ここから出て行け! 」
正嘉は、背後からのプレッシャーをヒシヒシと感じながら、口を開いた。
「ここは、お前のようなオメガが来る所じゃない! 早く出て行けっ!! 」
『し、正嘉さま……? 』
予期していなかった拒絶に、奏は不安そうな表情を浮かべる。
『どうしたのですか? 僕はまた……何か失礼な事を言ってしまったのでしょうか? 』
だって、運命の番の相手が、こんな事を意味も無く言う訳がない。
きっとまた、自分は何か失敗をしてしまったのだろう。
『ごめんなさい――ああ、あの……お屋敷を伺う際は、もっとちゃんとした盛装にするつもりだったんですが……色々手違いがあって……見すぼらしいですよね……こんな、ずぶ濡れになってしまったし――』
汚いから、屋敷には上げてもらえないのだ。
奏はそう思い、悲しくなってしまった。
でも、ガラス窓越しに、夢にまで見た正嘉がいる。
奏は嬉しくなって、ガラスの向こうにむかって声を掛けた。
『正嘉さま――――あの、少しだけでいいですから……この窓を開けて、もっとよく声を聞かせてくださいませんか? 』
どんどん強くなる雨のせいで、正嘉の声がよく聞こえない。
耳にも容赦なく雨水が入って来るので、せっかくの正嘉の声が濁って聴こえてしまう。
『正嘉さま……』
天使のように、妖婦のように、微笑む奏。
――――だが、
「出て行けって言ってるんだよ! この変態野郎! 」
その怒鳴り声は、庭に立っている奏の耳にも、ハッキリと響き渡った。
「どうした、正嘉? 何を見ている? 」
「あれが……」
「『あれ』? 」
その視線の先を追い、父親も奏の姿を確認した。
奏は、門の前でずぶ濡れのまま、立ち尽くした状態でそこに居た。
「チッ! 帰れと言ったのに、あのオメガ――」
忌々しそうに呟くと、父親は宮内に命じた。
「あいつを、今すぐ門の前から追い払え」
「は、はいっ! 」
しかし、直ぐに飛び出して行こうとする宮内に、義母がストップを掛ける。
「お待ちなさい、宮内」
「え? 」
「それに、ねぇ――あなたも。私の言う事を聞いて下さいな」
彼女はそう言うと、ニッコリと笑いながら、夫の肩へと手を置いた。
「あの青年は、以前もここを訪れた――――例の、結城の子息でしょう? ここで追い払っても、またしつこく来るのではないかしら? 」
「ううむ……」
奏が、何度もここへ手紙を投函しに来ている事は、既に周知の事実だ。
全て、正嘉の元へ渡る前にその手紙は握り潰しているが、いつか監視の目をすり抜けてしまう可能性はある。
正嘉は、アルファだ。
そして、奏はオメガである。
万が一、発情した状態のオメガに出会ってしまったら――――不本意な事故が起こるかもしれない。
全ては、フェロモンを垂れ流して誘惑してくる向こうが悪いのに、衝動を制御できずに襲ってしまったこちらが悪いとされて、刑事事件にまでなった例も後が絶たない。
民事にしても、多額の損害賠償を請求される場合も多く、決して気は抜けない。
そんな事にでもなったら、一大事だ。
家名に傷がつくような事は、断じて御免である。
「――では、あの小僧を――どうしたらいいと、お前は考えるんだ? 」
夫の問い掛けに、彼女は含み笑いをしながら、正嘉を見遣った。
「正嘉さん」
「――」
「正嘉さん! 」
「っ! 」
「何をぼうっとしているのです? あの青年はオメガですよ。お分かりですね? 」
「ああ。あいつ、何年か前にここに来たあいつだろう? ええと……確か、奏っていう名前だよな? 」
「あらあら」
ホホホと笑うと、彼女は再び口を開いた。
「――――でも、分かっていますね? 」
「何がだよ」
「正嘉さん、あなたは、この家の跡取りです。オメガの男など醜悪な色情狂のバケモノだと、勿論理解している筈――――そうですわよね、あなた? 」
くるりと首だけ向けて、そう夫へ同意を求める。
妻の念押しに近い問い掛けに、夫は不思議に思いながらも力強く頷いた。
「ああ! 当たり前だ」
「――――では、あの青年を、ここの窓辺へ呼びましょうよ」
彼女は愉快そうに言うと、窓辺へ寄って、ガラス戸をコンコンと叩いた。
その意を汲み取り、宮内は素早く門を開けるよう指示を出す。
「お前――? 」
訝し気に見下ろす夫に、彼女は残酷な提案をした。
「ここで、ハッキリと言うのです。正嘉さん御本人がキッパリと拒絶したら、さすがにあのオメガも、二度と正嘉さんにイタズラをしようとは思わないでしょう? 」
「ふむ……」
「オメガの男体など不快な欠陥品。迷惑だから今後一切関わるなと、正嘉さんがこの場で直接言い渡せばいいのですわ――――あの青年は、家には入れないでこのまま庭から周らせましょう」
……魂の番を目の前にして、それを拒絶する――――。
それは、生皮を剥がされる程の苦痛だ。
だが、青柳の跡取りとして成長した正嘉は、それを受け入れるしか道はない。
それしか、彼には許されていない。
唯一無二の番である相手を前にしても、それを断固拒否しなければ、青柳の跡取りとしての正嘉のアイデンティティーは崩壊する。
(オレは――)
インターフォンで、奏は何か言われたらしい。
門が開き、奏はずぶ濡れのまま、庭へと入ってきた。
そのまま、まっしぐらに、正嘉の居る部屋の窓辺へと歩いてくる。
激しくなってきた雨に打たれながら、それでも、奏は花がこぼれたように笑った。
『正嘉さま――逢いたかった……』
「……」
ガラス越しの声に、正嘉は打たれたように立ち竦んだ。
長く雨に当たっていたのか、奏の顔色は悪い。
しかし奏は、内側から湧き上がってくる喜びで胸が一杯になっていて、もはや寒さは感じていなかった。
――――だって、ようやく正嘉に逢えたのだから!
正嘉を目の当たりにした事により、奏の身体に変化が起きる。
それは、発情によるオメガフェロモンの放出だった。
――――平凡で特徴の無い筈の奏が、最上級のオンナへと変貌する。
瞳は潤み、声は甘く、肌は光り輝く。抱いてくれと誘う妖婦のように変化する。
または、初夜に恥じらう乙女のように……。
奏にとっては苦痛を伴う発情が、この時ばかりは、甘美なものと変わった。
(ああ、きっと……正嘉さまがいるからだ)
運命を前にしているから、身体が幸せになる準備をしているのか?
『嬉しい、です――僕はずっと、あなたにお逢いしたかった』
「……」
『5年前は――ゴメンなさい。僕、変な事ばかり言って……でも、これからたくさんお話しましょうね。ああ、正嘉さまは随分と背が伸びて――大人におなりですね。僕は……』
「……け」
『はい? 』
「ここから出て行け! 」
正嘉は、背後からのプレッシャーをヒシヒシと感じながら、口を開いた。
「ここは、お前のようなオメガが来る所じゃない! 早く出て行けっ!! 」
『し、正嘉さま……? 』
予期していなかった拒絶に、奏は不安そうな表情を浮かべる。
『どうしたのですか? 僕はまた……何か失礼な事を言ってしまったのでしょうか? 』
だって、運命の番の相手が、こんな事を意味も無く言う訳がない。
きっとまた、自分は何か失敗をしてしまったのだろう。
『ごめんなさい――ああ、あの……お屋敷を伺う際は、もっとちゃんとした盛装にするつもりだったんですが……色々手違いがあって……見すぼらしいですよね……こんな、ずぶ濡れになってしまったし――』
汚いから、屋敷には上げてもらえないのだ。
奏はそう思い、悲しくなってしまった。
でも、ガラス窓越しに、夢にまで見た正嘉がいる。
奏は嬉しくなって、ガラスの向こうにむかって声を掛けた。
『正嘉さま――――あの、少しだけでいいですから……この窓を開けて、もっとよく声を聞かせてくださいませんか? 』
どんどん強くなる雨のせいで、正嘉の声がよく聞こえない。
耳にも容赦なく雨水が入って来るので、せっかくの正嘉の声が濁って聴こえてしまう。
『正嘉さま……』
天使のように、妖婦のように、微笑む奏。
――――だが、
「出て行けって言ってるんだよ! この変態野郎! 」
その怒鳴り声は、庭に立っている奏の耳にも、ハッキリと響き渡った。
0
あなたにおすすめの小説
最強βの俺が偽装Ωになったら、フェロモン無効なのに狂犬王子に求愛されました~前世武道家なので物理で分からせます~
水凪しおん
BL
前世は日本の武道家、今世は平民β(ベータ)のルッツ。
「Ωだって強い」ことを証明するため、性別を偽り「Ω」として騎士団へ入団した彼は、その卓越した身体能力と前世の武術で周囲を圧倒する。
しかし、その強さと堂々とした態度が仇となり、最強のα(アルファ)である第一王子・イグニスの目に止まってしまった!
「お前こそ俺の運命の番だ」
βだからフェロモンなんて効かないのに、なぜかイグニスの熱烈な求愛(物理)攻撃を受ける日々に突入!?
勘違いから始まる、武闘派β×最強王子のドタバタ王宮BLファンタジー!
オメガの僕が、最後に恋をした騎士は冷酷すぎる
虹湖🌈
BL
死にたかった僕を、生かしたのは――あなたの声だった。
滅びかけた未来。
最後のオメガとして、僕=アキは研究施設に閉じ込められていた。
「資源」「道具」――そんな呼び方しかされず、生きる意味なんてないと思っていた。
けれど。
血にまみれたアルファ騎士・レオンが、僕の名前を呼んだ瞬間――世界が変わった。
冷酷すぎる彼に守られて、逃げて、傷ついて。
それでも、彼と一緒なら「生きたい」と思える。
終末世界で芽生える、究極のバディ愛×オメガバース。
命を懸けた恋が、絶望の世界に希望を灯す。
【完結・BL】胃袋と掴まれただけでなく、心も身体も掴まれそうなんだが!?【弁当屋×サラリーマン】
彩華
BL
俺の名前は水野圭。年は25。
自慢じゃないが、年齢=彼女いない歴。まだ魔法使いになるまでには、余裕がある年。人並の人生を歩んでいるが、これといった楽しみが無い。ただ食べることは好きなので、せめて夕食くらいは……と美味しい弁当を買ったりしているつもりだが!(結局弁当なのかというのは、お愛嬌ということで)
だがそんなある日。いつものスーパーで弁当を買えなかった俺はワンチャンいつもと違う店に寄ってみたが……────。
凄い! 美味そうな弁当が並んでいる!
凄い! 店員もイケメン!
と、実は穴場? な店を見つけたわけで。
(今度からこの店で弁当を買おう)
浮かれていた俺は、夕飯は美味い弁当を食べれてハッピ~! な日々。店員さんにも顔を覚えられ、名前を聞かれ……?
「胃袋掴みたいなぁ」
その一言が、どんな意味があったなんて、俺は知る由もなかった。
******
そんな感じの健全なBLを緩く、短く出来ればいいなと思っています
お気軽にコメント頂けると嬉しいです
■表紙お借りしました
消えない思い
樹木緑
BL
オメガバース:僕には忘れられない夏がある。彼が好きだった。ただ、ただ、彼が好きだった。
高校3年生 矢野浩二 α
高校3年生 佐々木裕也 α
高校1年生 赤城要 Ω
赤城要は運命の番である両親に憧れ、両親が出会った高校に入学します。
自分も両親の様に運命の番が欲しいと思っています。
そして高校の入学式で出会った矢野浩二に、淡い感情を抱き始めるようになります。
でもあるきっかけを基に、佐々木裕也と出会います。
彼こそが要の探し続けた運命の番だったのです。
そして3人の運命が絡み合って、それぞれが、それぞれの選択をしていくと言うお話です。
今からレンタルアルファシステムを利用します
夜鳥すぱり
BL
大学2年の鳴水《なるみ》は、ずっと自分がオメガであることを隠して生きてきた。でも、年々つらくなる発情期にもう一人は耐えられない。恋愛対象は男性だし、男のアルファに会ってみたい。誰でも良いから、定期的に安全に話し相手をしてくれる人が欲しい。でもそんな都合のいい人いなくて、考えあぐねた結果たどり着いた、アプリ、レンタルアルファシステム。安全……だと思う、評価も星5で良いし。うん、じゃ、お問い合わせをしてみるか。なるみは、恐る恐るボタンを押すが───。
◆完結済みです。ありがとうございました。
◆表紙絵を花々緒さんが描いてくださりました。カッコいい雪夜君と、おどおど鳴水くんです。可愛すぎますね!
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】
紫紺
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※番外編を公開しました(2024.10.21)
生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる