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Darkening
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「……勘違いするな。ソイツは退屈しのぎに遊んでいただけのガキさ。でもセックスが下手くそでな――――そろそろお役御免にしようと思ってたんだよ」
冷たい聖の声に、男は胡乱気な眼差しを向けるが……次に、その視線を誉へ向けた。
「――だ、そうだ。こいつはこれから用があって忙しい。ガキはさっさと家に帰れ」
「な、なんだと――」
誉は、反論しようとした。
自分は聖を愛している。こんなことで、あっさりと諦めたくはない。
だが――目の前に立ちはだかる男から受けるプレッシャーは、並大抵なものではない。
男から視線を逸らさず睨み返すだけで、冷や汗が流れて来る。
(くそっ!)
獰猛な肉食獣のような男と対峙するだけで、激しく神経を消耗する。
しかし、負けたくない!
「あんたこそ、出て行け!」
「ん?」
「あ、あんたのようなヤツこそ、その人の傍に居ちゃあダメな人種だろう! 警察呼ぶぞ!ここを出て行けよ、オッサン!!」
「警察だぁ?」
男は愉快そうに笑うと、聖から手を離し、グイッと身体を前進させた。
それだけで、誉は無意識に後退する。
大声で「出て行け」と言いたいのに、舌が凍り付いたように動かなくなる。
「あ、あ……」
「呼びたきゃよべ。でも、お前は二度と表が歩けないようなツラになるだろうがな」
これに、男は洒落のつもりなのか一言付け加える。
「それとも、別の場所を潰した方がいいか? あれだ、二度と浮気が出来ないようにな」
目に見えて青ざめる誉に、男は笑顔を引っ込めると、牙をむいた獣のように低く言い放つ。
「こいつは、オレのモノだ」
「う……」
今すぐに、逃げ出したい。だが誉は、聖への執着から何とか踏み止まろうと頑張る。
「い――いやだ。オレは、オレは……」
だが、男はそんな誉の懊悩を無視するかのように、ソファーから動けずにいた聖へと覆い被さった。
そうして、背中越しに視線を投げて誉を嘲笑する。
「おい、ガキ――――お前じゃあ力不足だとよ」
「なっ!」
「こいつは、こうやるんだよ」
言うが否や、男は乱暴に聖のバスローブを剥ぎ取った。
眩しいくらいの白い肌が露わになると、男は間髪入れずに、その両脚の間へと腰を潜り込ませる。
聖の、くぐもった声が漏れた。
「うぅっ……!」
「――ん? おいおい、トロトロじゃねーか。自分で準備してたってのか?」
「あん、た・に……合わせたんだ、よ……」
苦し気に顔を歪ませながらも、ようよう言葉を繋ぐ聖に、男は満足したように笑む。
「可愛いこと言ってくれるな」
同時に、一気に腰を突き上げる!
「――!」
聖の喉が仰け反り、汗が宙に舞った。
白い脚が跳ね上がり、ビクビクと激しく痙攣する。
「あ――あっ!」
「……相変わらず、孔は最高だな。気を抜くと一気に持ってかれるぜ」
「――ゆ、ゆっくり……し・ろ……」
途切れとぎれの言葉を無視して、男は聖の両脚を抱えたまま立ち上がった。
「――!」
声にならない聖の悲鳴が上がる。
爪を立てて己の首に縋り付く、その芳しい身体を前後に揺さぶりながら、男は誉を振り向いた。
「ガキ! よく見ておけ!」
「っ!?」
「お前じゃあ、こいつを満足させるなんざ百年経っても無理だってな! どうだ!? こいつのイイ顔が見えるか?」
冷たい聖の声に、男は胡乱気な眼差しを向けるが……次に、その視線を誉へ向けた。
「――だ、そうだ。こいつはこれから用があって忙しい。ガキはさっさと家に帰れ」
「な、なんだと――」
誉は、反論しようとした。
自分は聖を愛している。こんなことで、あっさりと諦めたくはない。
だが――目の前に立ちはだかる男から受けるプレッシャーは、並大抵なものではない。
男から視線を逸らさず睨み返すだけで、冷や汗が流れて来る。
(くそっ!)
獰猛な肉食獣のような男と対峙するだけで、激しく神経を消耗する。
しかし、負けたくない!
「あんたこそ、出て行け!」
「ん?」
「あ、あんたのようなヤツこそ、その人の傍に居ちゃあダメな人種だろう! 警察呼ぶぞ!ここを出て行けよ、オッサン!!」
「警察だぁ?」
男は愉快そうに笑うと、聖から手を離し、グイッと身体を前進させた。
それだけで、誉は無意識に後退する。
大声で「出て行け」と言いたいのに、舌が凍り付いたように動かなくなる。
「あ、あ……」
「呼びたきゃよべ。でも、お前は二度と表が歩けないようなツラになるだろうがな」
これに、男は洒落のつもりなのか一言付け加える。
「それとも、別の場所を潰した方がいいか? あれだ、二度と浮気が出来ないようにな」
目に見えて青ざめる誉に、男は笑顔を引っ込めると、牙をむいた獣のように低く言い放つ。
「こいつは、オレのモノだ」
「う……」
今すぐに、逃げ出したい。だが誉は、聖への執着から何とか踏み止まろうと頑張る。
「い――いやだ。オレは、オレは……」
だが、男はそんな誉の懊悩を無視するかのように、ソファーから動けずにいた聖へと覆い被さった。
そうして、背中越しに視線を投げて誉を嘲笑する。
「おい、ガキ――――お前じゃあ力不足だとよ」
「なっ!」
「こいつは、こうやるんだよ」
言うが否や、男は乱暴に聖のバスローブを剥ぎ取った。
眩しいくらいの白い肌が露わになると、男は間髪入れずに、その両脚の間へと腰を潜り込ませる。
聖の、くぐもった声が漏れた。
「うぅっ……!」
「――ん? おいおい、トロトロじゃねーか。自分で準備してたってのか?」
「あん、た・に……合わせたんだ、よ……」
苦し気に顔を歪ませながらも、ようよう言葉を繋ぐ聖に、男は満足したように笑む。
「可愛いこと言ってくれるな」
同時に、一気に腰を突き上げる!
「――!」
聖の喉が仰け反り、汗が宙に舞った。
白い脚が跳ね上がり、ビクビクと激しく痙攣する。
「あ――あっ!」
「……相変わらず、孔は最高だな。気を抜くと一気に持ってかれるぜ」
「――ゆ、ゆっくり……し・ろ……」
途切れとぎれの言葉を無視して、男は聖の両脚を抱えたまま立ち上がった。
「――!」
声にならない聖の悲鳴が上がる。
爪を立てて己の首に縋り付く、その芳しい身体を前後に揺さぶりながら、男は誉を振り向いた。
「ガキ! よく見ておけ!」
「っ!?」
「お前じゃあ、こいつを満足させるなんざ百年経っても無理だってな! どうだ!? こいつのイイ顔が見えるか?」
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